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里浦周遊

浜出祭のメインイベント(2009/02/08)

鰤切

□ はじめに

山口県指定無形民俗文化財「浜出祭」は、下関市豊北町で7年に1度、田耕地区の田耕神社(に合祀されてる厳島神社)と神玉地区の神功皇后神社(に合祀されてる夷神社)が合同で行う大規模な祭礼です。花巫子、神輿を中心とした華やかな行列が十数キロを練り歩き、神玉土井ヶ浜の海岸で神事が行われます。その浜出祭のメインイベントが「鰤切」で、神玉側が提供した大きな鰤を、田耕側が勇壮に切って見せます。

2008年6月、神功皇后社の境内に、浜出祭にまつわる様々な品を展示する、浜出祭展示館(麗江美術館)が開館しました。開館にあたり、オープニングセレモニーとして「鰤切」が行われました。浜出祭当日は遠目でしか見られない「鰤切」を、今回は間近で見ることができましたので、こちらで詳しくご紹介します。

浜出祭展示館では、団体者や観覧の予約があれば、説明をしてくださるそうです。浜出祭関係のほか、神社や地元にゆかりの方々の作品などを展示するそうです。問合せは浜出祭展示館・麗江美術館(電話&FAX:083−788−0146)まで。(2009/02/08)

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□ 鰤切(2008年6月浜出祭展示館開館オープニングセレモニー)

鰤切(2008年6月撮影)
開館式の様子浜出祭展示館開館式の様子。少し分かりにくいですが、画面の左手、門から筵が敷かれ、展示館の前に円座が並んでいます。ここが鰤切の会場です。
運ばれる鰤オープニングセレモニーとして、浜出祭のメインイベントのひとつ、「鰤切(ぶりきり)行事」が行われました。神玉側が用意した鰤を、田耕側の代表者が古式に則って手を触れずにさばきます。海の村である神玉と、山の村である田耕の対立あるいは交流を端的に示すものです。
魚据その1神玉側の代表者が俎板に載せた鰤を田耕側の代表者の前に運び、セッティングします。これを魚据(うおすえ)と言います。
魚据その2セッティングして一礼する両者。俎板の上には、神玉側が用意した箸と包丁も置かれています。
セッティング神玉の魚据役が退いた後、鰤の位置を手直しする田耕側の介添役。
箸と包丁鰤切役は神玉側が用意して俎板の上に置いていた箸と包丁をどけて、あらかじめ用意していた大ぶりの箸と包丁を使います。袴の裾に隠すように置かれた包丁が見えます。
裃の片身を脱ぐ鰤切役裃の片身を脱ぐ鰤切役。
箸を突き立てる片手で箸を突き立てます。
もう一本もう一本の箸を少しはなれたところに突き立てます。
X字に突き立てた箸2本をX字に交差させ、片手でつかみます。
これ見たか鰤を片手で持ち上げ、「これ見たか」と叫んで、包丁の背で俎板を叩くと、一斉に拍手が沸き起こりました。
頭を切る鰤を俎板の上に戻し、箸の位置を変えて頭を落とします。そりゃもうザクッと豪快に。
頭を立てる落とした頭を箸と包丁だけで起こします。これがあるので、頭はなるべくまっすぐに落とさねばなりません。
口紙立てた頭の口を包丁で開かせ、介添役が紙を挟みます。
位置を定める位置を見定めて再度箸を突き刺します。
箸を片手で握る箸を片手で握ります。逆V字型というか、コの字型というか。
おろす箸を突き刺したままおろします。箸の刺し方が重要かも。
切れ目を入れる箸を突き立てたあたりを切ります。力が要りそう。
もう一箇所もう一箇所、箸を突き立てたあたりを切ります。
箸を抜く箸を抜きます。
頭を寄せる頭が傾いでいたので、胴体に寄せて安定させます。これで一安心。
使った包丁を隠す使っていた包丁を隠します。それとなく。
よけておいた包丁を戻す先によけておいた、提供された包丁を俎板の上に戻します。
衣を整える脱いでいた裃の片身を整えます。手伝う介添役。
威儀をただす威儀をただすと、神玉側の魚据役が進み出ます。
見届けたぶんきちんと切れているかどうか見届けてます。扇子の位置に注目。
一礼一礼。
受け取り魚据役が俎板ごと鰤を受け取ります。
立ち上がる立ち上がったところ。
披露俎板を掲げて披露。こころなしか、田耕神社の宮司さんが嬉しそう。
見物客にも見物客にも見せてくれます。みごとに切れてます。
退出魚据役が鰤を掲げて退出。実際の浜出祭では、座の脇に作られたカガチという囲いの中に運び込み、そこでさらに小さく切って和え物をつくり、直会に出したり参拝者に配ったりします。これを食べると病気にならないとか、何年たっても腐らないとか言われます。
直会へお疲れ様でした。
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