Updated: July 2, 2004

素人ツアーガイドと行くラコルーニャの旅

こちらのページは、デポルティーボサポーターの kazuさん からお寄せいただいた現地ガイドです。実際に現地に赴かれた方ならではの臨場感溢れる内容で、大変参考になると思います。こちらの内容について、ご意見・ご感想などございましたら kazuさん までお寄せください (以上、管理人)。

  1. 成田出発〜いざスペイン!〜ラコルーニャへ!
  2. 晩御飯を食べよう!〜朝の散歩&朝食〜お次はランチ(食べてばかりだな〜)&街なか散策
  3. いよいよキックオフ〜ここでちょっとデポルのサッカーを紹介
  4. ラコルーニャ観光&サンチャゴ・デ・コンポステラ 1
  5. さよならラコルーニャ〜最後に

ラコルーニャ観光&サンチャゴ・デ・コンポステラ 1

エルクレスの塔 サッカーとおいしい食事ときれいな海。それだけあれば十分のような気もしますが、せっかくなので、観光のひとつもしてみましょうか。
ただラコルーニャは小さな街ですのでそれほど観光できるようなところは多くありませんが・・・
数少ない観光スポットの一つがエルクレスの塔。スタジアム前の道を海岸沿いに歩いていくと、美しい大西洋の景観が開けてきます。さらに足をすすめると小高い丘の上に歴史をかんじさせる塔が姿をあらわします。

雨上がり 余談ですが私が行った時は思いっきり雨に降られたのですが、塔が近づいてくると雨があがり、代わりに雲の間から太陽がぱーっと顔を出してきて、あたり一面がきらきらと輝きなんとも美しい瞬間と出会うことができました(写真参照)。
この建物は2世紀に建てられたローマ時代の灯台で、塔の中を階段で上がることもできます。運動不足のの人にはちょっときついかもしれないけど、塔の上から眺める大西洋はなんとも言えないものがあるのでおっくうがらず登ってみてください。
街からここまでは歩いて30分くらい。バスでも行けますし、本数は少ないようですが路面電車も走っています。
エルクレスの塔に来る途中にドーム型の不思議な形をした博物館があるのですが、そのかわった形の建物は日本の建築家の作品だそうです。
私が知ってるラコルーニャの観光スポットは以上!(少ないねえ)

時間に余裕がある人はラコルーニャから1時間ほどのところにあるサンチャゴ・デ・コンポステラまでぜひ足をのばしてみてください。
サンチャゴ・デ・コンポステラはエルサレム、ローマとならぶキリスト教3大聖地の一つ。9世紀に聖ヤコブ(サンチャゴ)の墓が発見されて以来ヨーロッパ中の人々が目指す聖なる巡礼地となったそうです。ラコルーニャも静かな街ですが、サンチャゴはそれ以上に雰囲気のある街です。
イルレタ監督はACミランに勝った後歩いていったそうですが、私達は公共の交通機関を使いましょう。いろんな経験をするために行きはバス、帰りは国鉄を使ってみましょうか。
サンチャゴ行きのバスが出ているターミナルまでは歩いて行くこともできますが、タクシーを使うと便利です。バスターミナルについたら窓口でサンチャゴ方面行きのチケットを買ってバスに乗り込みましょう。ターミナルで地元の新聞を買って開いてみたらFC東京サポーターのインタビューが写真入りでのってたりするかもしれません。バスは1時間おきくらいに出ていたと思います。のどかな道を走り続けると1時間くらいでサンチャゴのバスターミナルに到着。バスターミナルから大聖堂のある街の中心まではちょっと距離があります。市バスも走っているのですが、私はどれがどこにむかっているのかわからずタクシーを使っていきました。
カテドラル 中心街についたらカテドラル(大聖堂)を目指しましょう。ふるーい街並みの石畳のせまい路地を歩いていると、杖を持った巡礼の人達ともすれ違います。静かにあいさつをかわすとこちらもなんとなく敬虔な気持ちになるから不思議です。10分ほど歩くと広場に抜けて、そこでいよいよロマネスク建築の荘厳なカテドラルが姿をあらわします。巡礼の人たちは長い長い旅を終えてこの巨大な建物を目にしたときにどれほど感動したのでしょうか?巡礼の人達の思いを受け止めてきた重みが建物にもしみこんでいるような気がします。建物の中に入ると、巡礼者が旅の達成を感謝し手をついて祈りをささげる支柱があるのですが、その柱は長い年月で手の形にすりへっています。

ロナウジーニョが破壊したガラス そんなカテドラルでバルサのロナウジーニョくんがちょっとした事件を起こしました。私がここを訪れた日(今年の3月)の数時間前にCMの撮影をこのカテドラルで行っていたようで、ホテルに帰ってニュースをみていたらリフティングをしながらカテドラルの階段を登っていくロナウジーニョの姿が映っていました。そこまでは良かったのですが階段の一番上で彼がボールを思いっ切り蹴り上げると、ボールはカテドラルの窓を直撃!無残にも窓ガラスが割れてしまいました。さすがのロナウジーニョも笑顔がひきつっていましたよ。なんといってもキリスト教の3大聖地の一つですからねえ。カテドラルの関係者の人は「ブラジルのやんちゃ坊主めしょうがねえなあ」なんてかんじでにこやかにインタビューをうけていたので大した問題にはならなかったのかもしれませんが・・・その後のロナウジーニョの活躍を見ると聖ヤコブはかなり寛大な方のようです。帰ってきて写真をチェックしていたら偶然ロナウジーニョが破壊した窓ガラスも写っていたのですが、なぜ こんな写真 を撮っていたのかは謎です。

おみやげに巡礼のシンボルホタテの貝殻なども売ってます。ただおみやげ屋で売っているものはホタテの貝殻にマジックで“Santiago”って殴り書きされていて、それに2ユーロくらいの値段がついてるのですが、知らない人がみたら子供が落書きしたただの貝です。友達に買っていってもわけがわからないかもしれません。下手すると貝殻のはじっこで手を切ってしまい文句を言われます。
私は個人的にお守りとしてホタテの貝殻がほしいなあと思っていたのですが、ラコルーニャのBarで飲んでいたら何も言ってないのに店のおやじさんが「これ持ってけ」とホタテの貝殻を厨房から持ってきてくれました。素敵なプレゼントでした。今でも大事にとってあります。
サンチャゴではタルタ・デ・サンチャゴというカステラケーキも売られており粉砂糖で十字架が描かれています。ホテルの夜のおやつに。

サンチャゴ駅 中心地を出て坂を降りると国鉄の駅があります。電車の旅はなんとなく旅情をかき立てられますね。
ラコルーニャと反対方向の電車に乗るとデポルのライバルチーム、セルタの本拠地ビーゴの街へ行くことができます。2時間くらいで行けるんじゃないでしょうか。残念ながら2部に降格してしまいましたが(涙)。
電車には喫煙車両と禁煙車両があるので注意しましょう。切符に区別は無いので好きなほうに乗れます。喫煙車両に乗り込むとまわりの人達は当然のことながらぶかぶか吸いまくります。吸わない人が間違って喫煙車にどっかり腰をおろしてしまうとかなり悲惨です。

世界の車窓から 電車に揺られて田園風景を抜けると終点ラコルーニャ駅です。
ホテルまでは市バスを使って帰ってみましょう。案内に何番のバスがどのルートを通るか書いてあるのですぐにわかると思います。思ったところに行かなくても、この頃には多少土地カンがついてるので大丈夫でしょう。万一ぜんぜん知らない場所に行ってしまってもタクシーを拾えばいい話です。
ここはスペイン、おまけに治安のいい街です。あせらずさわがずのんびりいきましょう。


さよならラコルーニャ〜最後に に続く…。