Updated: July 2, 2004

素人ツアーガイドと行くラコルーニャの旅

こちらのページは、デポルティーボサポーターの kazuさん からお寄せいただいた現地ガイドです。実際に現地に赴かれた方ならではの臨場感溢れる内容で、大変参考になると思います。こちらの内容について、ご意見・ご感想などございましたら kazuさん までお寄せください (以上、管理人)。

  1. 成田出発〜いざスペイン!〜ラコルーニャへ!
  2. 晩御飯を食べよう!〜朝の散歩&朝食〜お次はランチ(食べてばかりだな〜)&街なか散策
  3. いよいよキックオフ〜ここでちょっとデポルのサッカーを紹介
  4. ラコルーニャ観光&サンチャゴ・デ・コンポステラ 1
  5. さよならラコルーニャ〜最後に

いよいよキックオフ

リアソールスタジアム キックオフが近づいてくるとサポーター達がわらわらとスタジアムにむかって歩き始めます。スタジアムの場所は街の中心部からすぐ近く、そして海からも歩いて1分くらいのところにあります。街なかのホテルからであればあっという間にスタジアム到着です。まわりにはたくさんのCafeやBarがあり、大きい試合の前はどこのお店も人でいっぱいになります。つまみを食べながらビールを飲んで盛り上がったり、ボカディージョ(スペインのサンドイッチ)で小腹を満たしたり、めいめいがキックオフまでうきうきした時間をすごします。
ビールを飲みながらテンションをあげている若者の横で、おじいちゃんおばあちゃんが孫とにこにこ語り合っている光景を見るとこの国のサッカー文化の懐の深さをかんじますね。
キックオフが近づくにつれて次第に街全体が活気付いてきて、ちょっとしたお祭りムードです。

リアソールスタジアム さあいよいよキックオフ!スペインでの観戦ではかかせないひまわりの種をつまみながらサッカーを楽しみましょう。
デポルティボの本拠地リアソールスタジアムはピッチから観客席までの距離が近く、客席も傾斜が強く非常に試合が観やすいつくりになっています。
そんなスタジアムで声援を送るデポルのサポーターはどことなくアットホームな雰囲気でありながら、応援は非常に熱い。いいプレーには惜しみない声援が自然発生的に沸きあがります。パス回しのときの「オレー!」の掛け声も本家のものを聴いてください(FC東京サポーターの方にしてみればそんな掛け声がかからない展開になってもらわないと困るかもしれませんが・・・)。

ここでちょっとデポルのサッカーを紹介

メガネの名将イルレタ監督に率いられたデポルティーボ・ラコルーニャのサッカーはサイドを広く使った攻撃的なもので、はまったときはものすごい破壊力を見せます。チャンピオンズリーグのACミラン戦、ホームで去年のチャンピオンを4対0とたたきのめした試合は、デポルのいいところが余すところなく発揮されたゲームでした。
メンバーも長年やっている選手が多いのでコンビネーションも素晴らしいです。特にサイドバックが攻撃に参加したときに中盤の選手がウィングとからみ、ダイレクトパスでぽんぽんぽんと崩していくシーンはホントにエキサイティングです。
トップ下のバレロンはスペインでも屈指のテクニックを持ったプレイヤー。ユーロ2004でも途中出場で才能の片鱗を見せていましたが、彼の実力はあんなもんじゃありません。するすると相手DFをかわし決定的なパスを通します。見た目は田舎の素朴で人のよさそうなあんちゃんですが(ホントにめちゃめちゃいい人みたいです)、ひとたびボールを持つと華麗なプレーで観客を沸かせます。
左ウィングのルケはユーロ2004のスペイン代表にも選ばれた、スケールの大きいアタッカー。もともとFWの選手でしたがデポルに来て左サイドにコンバートされ大ブレイクしました。スピード、シュート力ともに抜群で、彼の直線的な突破は一見の価値ありです。
中盤を支えるのは94年W杯のときのブラジル代表マウロ・シルバ。スピードは衰えてきましたが、読み、ポジション取り、キープ力、展開力は超一流です。中盤で彼のところにボールが納まると試合がすごく落ち着きます。逆に彼が不在のときに中盤のプレスが厳しい相手とやると、どうも試合があわただしくなり彼の存在の大きさが際立ちます。36歳の大ベテランですがまだまだチームにかかせない選手です。
その他にも右サイドのビクトル、右サイドバックのマヌエル・パブロ、左サイドバックのカブデビジャ、ユーロ2004でポルトガル代表の決勝進出にも大貢献しているアンドラーデ、ウルグアイ代表の点取り屋パンディアーニといったしぶい実力派が揃っています。
またこのチームには、相手チームのいいところを存分に引き出してしまうところがあるようです。チャンピオンズリーグで1対4で負けたACミラン戦の1stレグしかり、モナコに8点とられて負けた試合しかり、リーグ戦でもホームでバルセロナと打ち合い、ロナウジーニョの個人技とバルサ得意のサイドアタックを存分に披露させた上で2対3で敗れたりと、けっして、ひたすら相手のいいところを消しにかかるようなつまらないサッカーはやりません。正面から打ち合って、負けるときは潔く負ける。ときにはあっけなく負けてしまいますがそれもまた良しってかんじです。
今回のFC東京との試合ももお互い打ち合って楽しい試合になることを期待しています。

試合後もスペインの楽しい夜は続きます。よいっぱりのスペインの人達にまじって12時頃から晩御飯、2時くらいから飲み始めて気がついたら朝なんてのも楽しいのでは…ただ翌朝出発が早い人はくれぐれも寝坊しないように!


ラコルーニャ観光&サンチャゴ・デ・コンポステラ 1 に続く…。