Updated: August 19, 2004

とあるガスサポの旅の記録

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第2日目 2004/7/30 (金) その1
マドリー〜ラ・コルーニャ

ラ・コルーニャの市街地図

朝すっきり目が覚める。時差ぼけの気配など微塵もなし。
ラ・コルーニャ行きの飛行機は正午前の発なのだが、さっさと空港へ向かうことに。
この日はガスサポに遭遇するかもしれないので、目印にと東京のシャツ (青赤はさすがに目立ち過ぎるので紺色だが) と味スタストラップを身にまとう。
ホテルのカウンターでチェックアウトを済ませ、シャトルバスはどこから乗るのか訊ねると、玄関前からまもなく出発だからさっさと乗るようにと促される。荷物を抱えて乗り込むと、バスはほどなく発車。社内には、ラジオだろうか、U2のWith Or Without Youが流れている。
すこぶる快晴。やたらとさわやかな朝だ。

昨夜は、最悪ホテルまで歩くことも考えていたのだが、こうして明るい日差しの中、バスから道中を眺めてみると、ちょっと歩くような道のりじゃあない。歩けないことはないだろうけど、ターミナルからだと、人気のない道を、たぶん30分は歩くことになるんじゃなかろうか。

やたらとさわやかな朝のバラハス空港 さて、空港に着いたはいいがフライトまでまだかなりの時間があり、チェックインカウンターも開いていないので、ターミナルの探索にでかける。
ハポルーニャのささきパブロ氏をして なんとなくうさんくさい と形容されたバラハス空港だが、今朝のバラハスはやたらとさわやかな雰囲気に満ち溢れている。この雰囲気にダマされてはいけないと、主に国際線が利用するターミナル1に遠征してみると、こちらは白や黄色や赤や茶色や、あらゆるひとびとでごった返していて、朝っぱらからしっかりうさんくてひと安心。

この日の三大スポーツ紙 まだまだヒマなので、新聞を買って、カフェで朝食と洒落こんでみる。
写真はこの日の三大スポーツ紙を並べてみた図。
マルカは、バルサシャツに身を包んだ韓国人とベッカムシャツに身を包んだニッポンのバカカップルの写真を添え、市原戦でのマドリーの勝利と、水原三星戦でのバルサの敗北を対照的に報じている。アスがラウルの活躍を大々的に賞賛している一方で、バルサ贔屓のムンド・デポルティーボの一面は「アジア遠征?なにそれ?」といった感じw
カフェテリアでスポーツ紙を広げながら、カフェ・コンレチェとクロワッサンという、スペイン的お約束メニュー。

ようやくチェックインの案内が出たのでイベリア航空のカウンターへ。
今回は イベリア航空のサイト で予約したのだが、予約番号を記載したメールと身分証明書 (パスポート) を提示するだけで、実にスムーズに発券される。インターネットって便利だなあ。
初めての土地なので機内からの眺めを楽しみたいと、「窓側か通路側か」という質問にはすかさず窓側と答える。


さて、まだまだヒマなので、セキュリティチェックを済ませて、今度は搭乗ゲートの見物に向かう。
ターミナル2の、これから搭乗するラ・コルーニャ行きのゲート付近で東アジアなひとたちをハケーン。ガスサポか?しかしさきほどターミナル1で大量の韓国人を見ていたので、いまいち自信が持てない。とりあえずナンパはパスして、先にターミナル2からターミナル3までぐるりと一周。

とことんさわやかなバラハス空港 新しいのであろうターミナル3は、天井が高く、他の空港でもあまりお目にかかれないくらいのさわやかさ。決してこの雰囲気にダマされてはいけないと思いつつ、あまりのさわやかさに、カフェテリアにあった搾りたてっぽいスモ・デ・ナランハ (オレンジジュース) を、ついついたのんでしまう。
ここで小さなCD屋をハケーンしたので、さっそくCDチェック。
フリオ・イグレシアス様が新譜を出されたようで、大きくスペースを割いて展示がされている。つか、このオサーンがいまだに結構な人気を誇っているというのは、この国の七不思議のひとつだと思うのだが。
今回、音楽面で最大の注目であるラ・コルーニャのバンド、ルアル・ナ・ルブレは、こんな小さな店なのに、意外にも殆どのアルバムが揃っている。人気があるのか、ワーナーミュージック・スペインの営業力か、はたまた不良在庫なのか。もちろん空港なので値段が高い。新譜だろうが旧譜だろうが、すべて20ユーロを超える値が付けられている。


ラ・コルーニャ行きの搭乗ゲートに戻ると、青赤ストラップを身に付けたカップルさんハケーンで、さっそくナンパ。てっきり自分と同じ個人旅行だと思っていたら、なんと団体ツアーのご一行様とのこと。後で発表されたツアーの、「弾丸」ではない方のツアーで、6人だったっけ?7人だったっけ?の少人数だとのこと。
やはり、ミラノ経由のアリタリアで昨夜遅くにバラハス空港に到着し、マドリー市内で一泊して再びバラハスまで戻ってきたそうで。わざわざ市内まで行ったか(´ー`;)
今朝はかなり早かったようで、ヒマを持て余しているご様子。おいらのような空港フェチには、バラハスはヒマをつぶすところが結構あるからいいんだけど、フツーはつらいわな。

いったんカップルさんと別れ、ふたたび土産物屋を漁ってからゲートに戻ると搭乗が始まっていた。先ほどのカップルさんは既に乗り込んだ模様なので、おいらも搭乗客の列に並ぶ。まもなく順番というところで、それまでスムーズに進んでいた列がなにやら止まり、しばらく待っても一向に進む気配がない。
後方に並んでいたおじさまが係員のところまで行って、「What's happening?」とか言ってる。お、英語じゃん♪呆れ顔で戻ってきたおじさまを捕まえて事情を訊ねると、ゲート変更だとのこと。なにかのトラブルが見つかり、別の機体を準備しているらしい。既に搭乗しているひとたちは、これから降りてくるという。
他の乗客にも今ごろ情報が伝わったようで、皆ぞろぞろと別のゲートを目指して移動を始めている。

だったらここでツアーの皆さんが降りてくるのを待ってようとゲートを観察してると、後ろの方から「あれえ?!」と素っ頓狂なハポネスの響き。
振り返ると、青赤シャツに身を包んだ見紛うことなきガスサポが、新しいゲートに移動するひとたちをかき分けて登場。
さきほどおじさまから仕入れたネタを伝えると、「マジかよ〜!」と困惑しきった表情。う〜ん、なかなかリアクションの濃いひとだ(´ー`;)

この単なるサカオタにしか見えないおにいさま、なんと添乗員さんとのこと。さすがガスツアーだ。ありえねえ。しかしその立場なら、確かに困るわなw
ラ・コルーニャ到着後に東京のスタッフに会うので、東京らしい格好なのだということなのだけど、結局添乗員さん、オシゴト!という格好はついぞお目にかからなかった気が…w

添乗員さんと一緒にツアーの皆さんを出迎え、新しいゲートに向かう御一行様の後を、金魚の糞と化してついて行く。
搭乗を待つ間に伺ったハナシでは、明日到着予定の「弾丸」組には東京ゴール裏のド真ん中方面の方も含まれてるそうで。これはどーやらそういうツアーらすいヽ(´ー`)ノ


イベリア航空、遅れますた 結局当初の予定から30分ばかり遅れて、ラ・コルーニャ行きのイベリア航空便はシュパーツ。
初めて空から見下ろすマドリーの地は、乾燥した黄色い地表が延々と続いている。もともとある緑を切り拓いたのではなく、集落に合わせて道を作り、緑を植えてきた土地。カリフォルニアの南部からネバダやアリゾナ辺りにかけて見られるのと同じ、大陸の西南端の、内陸部の風景。
やがて地表が瞬く間に緑に覆われたかと思ったら、彼方に輝く海が見えてくる。そして、ガイドブックやウェッブで何度も確認した、入り組んだ海岸線に沿った緑豊かな街。
ラ・コルーニャだ!

この光景は美しい。もしこれから初めてこの街を訪れるなら、電車やバスではなく飛行機に乗った方がいい。もちろん席は「窓側」で。


ラ・コルーニャ空港 ラ・コルーニャの空港はとっても小さい。ターミナルも搭乗ゲートもひとつだけで、東京オフィシャルの スナップショット と同じ眺めを堪能。
ところで、これまでさんざん「ラ・コルーニャ」と書いてきて、これ以降もこれで統一はするんだけど、実際現地では A Coruña というガリシア語の名前で呼ばれることの方が多い。バラハス空港のフライト案内もこれで統一されていたし、写真にある通り、空港の看板も A Coruña だ (決して「L」の文字が看板から落ちちゃったわけじゃあないです)。

さて、ツアーの皆さんは ALSA の大型バスをチャーターしていて席余りまくり。
添乗員さんに「一緒に乗ってく?」というありがたいお言葉を賜る。「もっと大人数だったら乗せてないよ」と添乗員さん。へい、ごもっともでございます。
いやもう感謝感激ですよ。お世話になりました。

さて、今日の夜はデポルティーボの練習場であるアベゴンドで、デポルBとの練習試合が予定されている。てっきり皆さんそれに合わせての到着だと思っていたのだが、いかんせん公共交通手段が一切無く、タクシーすら捕まらないかもという場所らしいので、たとえ行けたとしても帰ってこれないかも知れず、添乗員さんも勧めていないようなので、皆さん行かれない予定とのこと。
行けばなんとかなるだろうと思っていたのだけど、ツアーの皆さんでさえしりごみしているようなら、さすがにヤバイかと、アベゴンド行きはあきらめる。

バスは、山間のリゾート地のような可愛らしい住宅街を抜け、やがてショッピングセンターやカルフールといった商業施設が見えた辺りから街の中心部へ。
正直「なにもない小さな街」というイメージを勝手に思い込んでいたのだけれど、都市としてのラ・コルーニャは充分デカい。
港に面した賑やかな通りをしばらく走ると、ほどなくラ・コルーニャ随一のホテルである NHアトランティコ に到着。イケイケツアーの皆さんはこちらに宿泊。一方おいらはこれから宿を探さなければならない。添乗員さんに「ここに泊まればいいじゃん」と言われるが、事前の調べでは一泊100ユーロ近かった筈なので丁重に辞す。
一応フォローしとくと、今回に限らず一般的に、旅行会社主催のツアーはどうしてもグレードの低い宿には泊まれないのだそうな。旅行会社としては利用者からクレームが出るのが一番困るのだが、ホテルはその対象に最もなり易いわけで、最低でも3ッ星のホテルを選ばざるを得ないのだとのこと。
てなことで、ツアーの皆さんに別れを告げて宿探しに向かう。


目指すは アルボラーン というオスタル。
海沿いのNHアトランティコから大通りを渡り、商店が立ち並ぶ通りを市庁舎のある広場に向かって進むと、オスタルの看板を発見。
さて、玄関扉が閉ざされてるわけだが、ホントにここでいいのやら?
ええいままよ、と扉を開けるとカウンターの向こうにじいさまとにいちゃんが陣取っている。念のためオスタル?と確認して、機内で 旅の指さし会話帳 で仕込んだスペイン語で部屋は空いてますか?と訊ねる。じいさん、あると答える。今日から3泊したいのだが料金は幾らかと訊くと、今日と明日は37ユーロ、明後日は46ユーロだと言う。
ちょっと待て!めちゃめちゃ高いじゃねえか!このじじい、アコギな商売っ気出してやがる。
激しく躊躇するが、もともとここには必ず一泊はしようと思っていた。端からこの値段だと値切ってもしれてる筈なので交渉もせず (というか、じいさん、スペイン語しか喋らないので、こっちが不利w)、泊まってダメだったら別の宿に移ればいいやと、部屋も見ないで決めちまう。

さて部屋に行ってみると。
激しくカビ臭い…(´ー`;)

テレビはあれどリモコン不良。シャワーのみでバスタブはなし。日当たり最悪、というか当たらない。送風機があるのがせめてもの取り柄か。アライヤーン。
でも荷物を解いちゃったので部屋の変更交渉をするのもメンドー。
明朝にチェックアウトする決意が早くも固まりつつあるw

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