Updated: August 16, 2004

とあるガスサポの旅の記録

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第1日目 2004/7/29 (木)
東京〜ローマ〜マドリー

Go west! ······ Life is peaceful there
Go west! ······ In the open air
Go west! ······ Where the skies are blue
Go west! ······ This is what we're gonna do

Pet Shop Boys / Go West

午前8時半過ぎに自宅を出発。成田エクスプレスで空港へ。
航空券を手配したときは、アリタリア航空なので第1ターミナルかと思っていたのだが、旅行代理店から届いた案内メールには第2ターミナルに集合となっていて、問い合わせてみたらJALとのコードシェア便でJAL機材なので第2ターミナルからの出発になるとのこと。
案内メールをちゃんと見てなけりゃ第1ターミナルに行ってたところだ。あぶねえ。

空港は、夏休みなので混雑を予想していたのだが、それほどでもなかった。
スペインのガイドブックを未購入のままで、空港の本屋でロンリープラネットのスペイン編を見て、ガリシアについての情報量次第で地球の歩き方とどちらかを購入しようと思っていただのが、結局ロンプラは置いていなかったので、歩き方を購入。
両替所に行くと、1ユーロは139円とのこと。高いなあ。手持ちの現金は500ユーロ程度がよかろうと、万札7枚がユーロに化ける。

搭乗ゲートに向かうと、JALの機体にJALのスタッフ。
アリタリアは過去に1度利用しただけで、某巨大掲示板のアリタリアスレなぞ読むと恐ろしいハナシが満載だったので、正直ビビってたのだけど、チケットに印刷された便名を除けば完璧にJALの模様。ラッキー♪
調子こいてスタッフにJALのマイレージは加算されるか訊いてみる。
「んなわけねえだろゴルァ(#゚Д゚)」という旨を、丁寧な言い回しでお答えいただく。さすがJAL。

ケータイから掲示板に雑文を書き殴って時間を潰し、いよいよシュパーツ。ローマ行きのJAL/アリタリアコードシェア便は、ほぼ定刻通りに成田を飛び立ったのであった。


席は2階で、前から2列目の通路側。結構いいポジション。
お隣りはあまり旅慣れてないご様子のカップルさん。周りの席は、このカップルさんを初めとした団体ツアーの皆さまに占拠されてるようで、ツアコンらしきやり手ババアが現れて、なんやかやとウンチクを垂れてる。
やり手ババアによると、この便、かなり空いているらしい。なるほど、通路を挟んだ反対側の一列には乗客がいない。てなことで、シートベルト着用のサインが消えると同時に、カップルさんに「ごゆっくり♪」と声をかけ、一目散にそちらに移動。一列まるまるひとり占め。超ラッキー♪

マドリー到着が夜中のため、時差ぼけ防止には機内ではあまり眠らない方がいいだろうと、機内上映の映画を見倒すことにする (どうせ日頃から不規則な生活をやっちゃってるおかげで、あまり時差ぼけしないんだけど)。

結局映画は3本見るのだが、それぞれの合間に大爆睡 (ダメじゃん)。
最初に見たのは 50 First Dates という、ドリュー・バリモアが記憶が1日しか持たない女性を演じるロマンチックなコメディ。随所で号泣。名作。音楽もいい。
次いで Welcome To Mooseport という、ジーン・ハックマンが隠居先の田舎町の市長選挙に立候補する羽目になった元大統領を演じるコメディ。ストーリー展開が強引。クライマックスに向けての盛り上げに乏しい。
最後は 女はみんな生きている というフランス製品。おちゃらけた邦題とは裏腹の、暗いトーンのサスペンス。ハナシがどんどんわき道に逸れ、そのたびにテンポを失う、見ていて疲れるヨーロッパ映画の典型。これ書くのに、日本公開用のプロモーションサイトのリンクを探したのだけど、そこに書かれてる謳い文句を鵜呑みにすると、騙された気になるんじゃなかろうか。
なお、いずれも機内上映用に編集されたものなので、ここに書いた評価は本来の作品についてのものではないことをご了解あそばせ。


イタリア半島 やがて、地表を覆い隠していた雲が晴れ、クロアチア方面からアドリア海を越えると、イタリア半島が見えてくる。
ほどなくローマのフィウミチーノ空港に、定刻よりわずかばかり早めに到着。ここでの乗り換えは2時間の予定で、アリタリアなので到着が遅れてメンドーなことになるのではと恐れていたのだけど、さすがJAL。
( ゚∋゚)b グッジョブ!!

さて入国審査かと、他の乗客の後について歩いていると、ニッポン人のおばちゃん係員に「乗り換えはあっち」と指示され、言われた方向に行くとセキュリティチェックがあって、それを越えるといきなり、土産物屋やら「グッバイ・ローマ」という洒落た名前のカフェやらが並ぶ搭乗ゲートに出る。
なんだ、ついにEUは入国審査も無くなったのかと思い (んなわきゃない)、マドリー行きの便の搭乗ゲートに向かうと、途中、通路が狭くなったところに、警備員のにいちゃんがヒマそうにしている窓口があり、「通り過ぎていいですか?」と訊くと、パスポート見せろやゴルァ(#゚Д゚) と怒られる。
あ、ここがパスポートコントロールなのね。わかんねえよ(´ー`;)

ニッポン人の特権であっさりハンコを押され、いよいよ搭乗ゲートへ。
しかし早々に到着したおかげでかなりヒマ。マドリーに着いたらホテルに電話しなきゃならないので、小銭を作るのも兼ね、イタリアのお約束でカフェをたのむが、それでもまだまだヒマなので、通路を逆走して空港内を探索。

素敵なTシャツのにいちゃんw フィウミチーノ空港は結構広い。色々な店があって時間を潰すにはいいところだ。
素敵なTシャツを着たにいちゃんもいるw
途中、タダでネットが使えるADSL屋の宣伝ブースをハケーン。この端末、ブースにつくりつけになっていて、デザインはかっちょいいのだが、キーが激しく重く、1文字をタイプするのが重労働。なんとか自分のサイトに辿り着き、またしても掲示板にくだらないカキコ。しかし日本語表示が不可なのでローマ字打ち。

待合ロビーの片隅でこっそりタバコを吸っていたカップルと目が合っちゃって、ガン飛ばされる。
どうやらこの空港、いったんセキュリティチェックを越えちゃうと完全に禁煙らしい。喫煙者の皆さまは、他に選択肢がある限り、決してフィウミチーノ空港で乗り換えてはいけない。


マドリー行きの便は、今度こそ正真正銘リアルなアリタリアだったが、こちらもほぼ定刻に出発で、期待を裏切られる。
しかし軽食に、クソマズイと噂のサンドが登場。これが噂通りの代物で、遂にアリタリアの本領発揮キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! と思ったら、ところがどっこい、マドリーのバラハス空港に到着したのは、これまた定刻よりわずかばかり早め。
残されたハプニングの可能性はロストバゲッジだったが、これまたあっさりと荷物登場。
アリタリアということで、あれこれ妄想してはドキドキしていたのだが、ハプニングどころか、とことん予定通りで期待外れであるw

結局22時半頃には荷物のピックアップも含めて全て完了してしまう。
予定ではマドリー着が22:20で、遅れる可能性も踏まえると、零時前にマドリーを出発するラ・コルーニャ行きの夜行バスにはヤバかろうと、端からホテルを予約してしまっていたのだが、これなら余裕で間に合ったんじゃん(´・ω・`)

なお、バラハス空港はフィウミチーノ空港と正反対の喫煙者天国。
喫煙コーナーがそこらじゅうにあるだけじゃなく、禁煙の表示が出ているところでも「関係ねーよ」とばかりにタバコ吸いまくり。それがやんちゃなガキンチョとかだけじゃなく、老若男女を問わずにプッカプッカやらかしてて、すぐ傍にいる空港スタッフもなーんにも言わない。今のご時世、バゲッジクレームでタバコが吸える (一応は禁煙なんだけど) 空港というのは、世界遺産に指定されてもおかしくないほど貴重なわけで。
ここはどーやらそういう国らすいヽ(´ー`)ノ


さて、夜のバラハス空港である。今回の旅の最初の難関なり。

マドリーに一泊するにしても、マドリー市内の治安についてはあちこちでさんざん脅されていたので、空港に近い Tryp Diana というホテルに泊まって、翌日ラ・コルーニャには飛行機で移動することにしていたのだが、このことを ハポルーニャ の掲示板にカキコしたところ、以下の教えを頂戴していた (あらためてありがとうございます)。

今年の5月、同様の理由でTryp Dianaに1泊した者です。
夜のバラハス空港はなんとなく雰囲気が怖い(ささきパブロの指摘もある通り)。
無料の送迎バス(たまたまTryp Dianaのバスが居れば乗れるのですがそうでなければ電話で呼ぶことになります)に乗るか、タクシーになります。
ただ、タクシーだと空港利用税?とかいろいろで20ユーロ近くかかってしまうのでバスに乗れと運転手に言われてしまいます。
(近くてもったいないから?それとも近すぎるから乗車拒否?)
私はホテルに電話しましたが、さんざん待たされたので、タクシーのって20ユーロでホテルまで行ってもらいました。
運転手はすっごく喜んでました。10ユーロでも十分高く、喜んでいただけたかもしれませんが?ぼったくりです。
次の日の朝はバスで空港まで行きました。
バラハス空港、夜は両替所やって無かった様な気がします。
ユーロ現金、ケータイなければ電話用のコイン要ります。

まずはバス停を確認するかと外に出てみると、Trypチェーンのロゴのあるバスが停まっている。慌てて駆け寄り、運ちゃんに「トゥリップ・ディアーナ?」と声をかけると、すかさず「Diana?No!」と返される。
めげずにしばらくバス停の付近をブラブラしてると、今度は「DIANA」と書かれたバスがやってくる。ふたたび運ちゃんに「トゥリップ・ディアーナ?」と声をかけると、凄まじい勢いで「◎▲#○■※%◆!」と仰って、わき目もふらずにどこかへ歩み去ってしまわれた。
わかんねえよ(´ー`;)

しょうがないのでホテルに電話してみることにする。
上の教えに従い、フィウミチーノ空港で既に幾らかの小銭は作ってある。
建物の外のバス停の近くに電話機があったので、それにコインを投入するのだが、この電話機がなかなかちゃんと動いてくれない。喰ったコインをすぐに吐き出すわ、無事コインを投入できてもさっぱり繋がらないわ。
何回かトライしてようやくコール音が鳴る。

「Tryp Dianaだが、なにかご用?」
「私は今夜あなたのホテルの予約を持っていて、今バラハスに到着した。シャトルバスはまだ有効か?」
「ターミナル1か?ターミナル2か?」
ゲッ!?知らねえよ、そんなの。
「アア…アイドンノウ。私はローマから、アリタリアでここに到着した」
「ターミナル1か?ターミナル2か?」
だからわかんねえつってんじゃん。
「ああ…私はそれをチェックし、再びあなたに電話するだろう」
「オッケー、バイ」(ガチャン)

てなことで建物内へ引き返し、ターミナル2だということを確認して再び電話しようとしたのだが、またしても電話機がちゃんと動かない。
今度は何度やってもウンともスンとも言わないので、建物内で別の電話を探してみるが、手近なところには見当たらない。
そうやって建物の中と外を往復してると、玄関先で何度も声をかけてくるタクシーのポン引きのおっちゃんがいたので、「一応値段だけは確認しとくか」と声をかける。
値段を聞くと、おっちゃん「トゥエンティ・エウロ」と、聞いてた通りの回答なので、そうだよねえ、高いよねえ、と歩み去ろうとする…と、すかさず「フィフティーン!」と声をかけてくる。
お、交渉アリじゃん?と思って、思わず「テン?」と切り替えしてしまう (よい子はマネしちゃいけませんよ(´ー`;)

もちろんおっちゃんは10ユーロでグラシアスなご様子w
一瞬躊躇はしたが、電話機との格闘にも嫌気がさしてたし、ホテルに電話が繋がったとしても、上の教えにあるように、なかなかバスが来ない可能性もある。だったら、相場よりは安いしタクシーに乗っちゃうかと腹を括る (よい子はマネしちゃいけませんよ(´ー`;)

で、おっちゃんに付いていくが、タクシー乗り場ではなく一般の駐車場の方に向かう。
やべえ、これって白タクじゃん!(当たり前)
おっちゃん、駐車場に停まっていたタクシーの方に向かうので、一瞬大丈夫なんじゃん?と思ったのも束の間、その隣に停まっていた、どう見ても自家用なマイカーのドアを開けて、乗れと促している。

う〜ん、まあ、せいぜいボッタくられるくらいで命までとられることはなかろうと、まるっきり根拠のない自信で腹を括り、おっちゃんのマイカーに乗り込む。
おっちゃん、トランクに荷物を入れてくれようとするが、トランク代でボッタくられてはたまらんので丁重にお断りする (無意味)。

やべえ走りだしちゃったよ。
この辺りで売り飛ばされるとしたらどこだろ?モロッコ?チュニジア?
ホテル見えねえなあ…。
あれ?もうフリーウェイ降りるの?
てことは遠方に売り飛ばされるわけじゃない?w
あれ?なんかネオンサインが…。

わずか5分ほど走ったところでクルマは停まり、おっちゃん、振り返って「Tryp Diana!」と、窓外の建物を指さす。
おー、ホントだ!おっちゃん、いいひとだったんじゃん。疑ってゴメンよ〜。
すっかりおっちゃんがいいひとに見えてるおいらは、気前よく10ユーロのピン札1枚に、さらに2ユーロを加えておっちゃんに払いましたとさ (バカ)。

…ええ、くれぐれも、よい子のみんなはマネしないように(´ー`;)


バラハス空港の近くのホテル Tryp Diana の部屋 さて無事ホテルである。
部屋は、まあフツーのビジネスホテル。一応4ッ星なので設備的には揃っていて、どうせ寝るだけだし、プロモ価格で50ユーロ弱だったので不満なし。
部屋のテレビをつけると、こちらでは今日の昼間にやっていた市原とレアル・マドリーの試合のハイライトをやっている。有名クラブの来日ラッシュがいよいよ佳境を迎えようとしているようである。

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