こんなイカレたものでも作るのは結構大変なんですよ。
これ書いてて初めて都合の良い理論を並べ立ててうまいこと記事を書くことの難しさを知りました 。

弱小テレビ局のバカ番組という設定で・・・。



なんだよ「にさんかたんそさん」て


「説明するまでもないですけど、温室効果ガスである主に二酸化炭素、あとメタンやフロンですね。
これが化石燃料の燃焼によってどんどん増えてきて」
「そのせいで地球の気温が上昇していて、これからもどんどん上昇するという予測が出ていて」
「そうなると異常気象が多発して、極地の氷が融けて海面が上昇して、海抜の低いところが海に沈んで、
気候の急変動に耐えられない生物が絶滅して、暖かい地方特有だった伝染病が蔓延して、砂漠が広がって、食料が摂れなくなる」
「で、その対策として各国に二酸化炭素の削減義務を課して、省エネ技術を広めたり、クリーンエネルギーや原発を増やしたり、
二酸化炭素を地中に埋めたりして減らす。できなければ途上国から排出権を買ったりして減らしたことにする。
目標が達成できない国は罰金を払わされる(らしい?)、とまあ大体こんな感じですね」

ちょっと信じがたいことですがオゾン層破壊のせいで温暖化すると思ってる、なんか勘違いしている人が結構多いらしいので、

温暖化の原因は?オゾン層破壊かCO2か…正解は1割
 「オゾン層が破壊されると太陽光が強く照らすようになり地球が温暖化する」。地球温暖化の仕組みをそのように誤ってとらえている人が、二酸化炭素(CO2)が原因と正しく理解している人よりも多いことが、国立環境研究所の青柳みどり主任研究員らの調査でわかった。
 CO2と答えた正解者は1割にも達しなかった。欧米でも温暖化とオゾン層破壊の混同が認められるという。
 青柳さんらは先月、環境問題にある程度の関心を持つ首都圏の20歳代〜50歳代の男女39人を6グループにわけ聞き取り調査した。
 すべてのグループから温暖化の原因をオゾン層の破壊とする意見が出され、最も支持を集めた。大気中のCO2濃度の上昇という正解は3人だけだった。
 また、青柳さんらが2004年に行ったアンケート調査で、地球温暖化の影響を複数回答で聞いたところ「オゾン層の破壊」を挙げた人が最も多く、75%を占めた。アンケートは東京都内で、地球温暖化にかかわる映画の試写会に併せて行い、384人が回答。ドイツでの調査でも、60〜70%が温暖化の影響に「オゾン層の破壊」を挙げた。温暖化の原因だけでなく影響面でも誤解が広がっている。
 青柳さんは「異常気象などで危機感を伝えるだけでなく、温暖化の仕組みを理解したうえで対策が取られるような啓もうが必要だ」と話している。
(2006年3月15日14時34分 読売新聞)

私の先程の説明で分かんないようであれば、下記のJCCAのHPで、セイウチおじいさんの企画でいいので
「一般的な温暖化論」をざっと見ておくことをオススメします。ウチの企画の「一般的でない温暖化論」を見る前に。
こんな写真持ってきて全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCA)ホームページより(http://www.jccca.org/ JCCCA温暖化用語集)


こんなキャプションつければもう完璧



「ただの棚氷・蚊・乾燥地の写真にしか見えませんけどね」





「でも温暖化することを前提として話を進めるっておかしいですよね。逆ですよこれは本来。
なぜ温暖化するのか?ってならなきゃいけないと思うんですけどね」

「とりあえずさっきのセリフの順で見ていきましょう。」
「まず温室効果ガスである主に二酸化炭素、あとメタンやフロン。大抵温室効果ガスっていうとこういうのが出てきますが、


水蒸気が抜けています。この水蒸気が温室効果の8〜9割を占めています
地球の平均気温が15度、地球に温室効果が全くなかったとするとマイナス18度。
大体温室効果のうちの32度が水蒸気、あと1度がそれ以外の温室効果ガスとなってます。何でこんなことになってるのかというと」

「まず量が違います。大気中の二酸化炭素濃度が産業革命前で280ppm、現代が375ppm。2〜3割くらいの増加で大騒ぎしていますが、
水蒸気は数千〜数万ppmとなっています。そしてこのように濃度が安定しないため、水蒸気は温室効果ガスに含まれないということに、
なってるみたいですね。一応。8〜9割もあるのに。どうしてでしょう?」
*1ppm=0.0001%


「そして今回はサービス!赤外線の吸収波長の問題を取り上げましょう。どこの番組もこんなの出してくれませんよ。」





「温室効果は太陽放射が地表に吸収されて、地球放射が温室効果ガスに吸収され、地表に放射されるわけです。」



「ここで太陽放射と地球放射の放射強度を見ると、太陽放射と地球放射では波長域がぜんぜん違いますね。
放射強度はいわゆるエネルギーの高さです。太陽放射では0.6マイクロメートル付近、ちょうど可視光線のあたりがエネルギーが高いです。
地球放射では15マイクロメートル付近。ではこの放射を温室効果ガスががどのように吸収しているか。
そうです。温室効果ガスはそれぞれ吸収できる波長域というのがあってそれ以外は吸収できません。
またその波長域の放射を吸収しきってしまえば、温室効果ガス自体がどんなに増えようとも温度は上がらなくなります。
温室効果ガスがどんどん増えればのべつ幕なし気温が上昇するというのは間違いです。テストには出なくても重要ですよここ。」
「そういうわけで吸収波長域と吸収率が下のグラフのようになってます。」


「環境問題を考える」 より


*光の波長とか分からなかったり忘れちゃったりした人は物理・科学の教科書を引っ張り出そう


「8μmから12μmの間は俗に大気の窓と呼ばれている波長域です。
衛星で宇宙から地球放射を調べるとこの波長域の赤外線ははほとんど温室効果ガスに吸収されずに宇宙へ出て行くことが分かります。
地球放射のうち水蒸気が12マイクロメートル以上の広範囲で吸収しているのに対して、
二酸化炭素は15マイクロメートル付近だけなんですね」  
*資料によってどのガスがどの波長を吸収しやすいか、書かれ方が微妙に違います
吸収波長のことを書いてくれてる資料自体少ないですが
いざ書いてくれてる場合はどれも二酸化炭素による影響は少ない、となってるようです




「では次に二酸化炭素が増えてきているとして、それは化石燃料のせいなんでしょうか?

「見てのとおり18世紀ごろから大気中の二酸化炭素濃度は上昇してきて、20世紀には増加率が跳ね上がります。


南極およびグリーンランドの氷床コア、万年雪から推定された過去1000年間の大気中二酸化炭素濃度の変動。
実線は最近数十年の間に大気を直接測定して得られたデータ

実際化石燃料を燃焼させているわけですから当然その分による増加はあるでしょう。
では地球上の二酸化炭素、そしてそのうちの化石燃料による分はどのくらいでしょうか?」

注:二酸化炭素の量を見る場合炭素換算の場合と二酸化炭素換算の場合があります。ここでは前者です

はれほれワールド 炭素循環の概略図

*1ギガトン=10億トン
*この図は概略であって実際の炭素循環は解っていない部分が多いです。数字通りというわけにはいかず変動はあるでしょう。
人為起源の二酸化炭素が大気中割合の多くを占めるというようなデータははなっから無いようですが


「見てのとおり、化石燃料によるCO2というのは地球全体から見ればはっきり言ってわずかです。
化石燃料の燃焼によって大気に排出されてしまう困った二酸化炭素が全部で6ギガトン/年。
大体その半分くらいが大気に残ってそれ以外の750ギガトンの二酸化炭素と一緒になって
(1〜2割の)温室効果を引き起こします。残った半分、1ギガトン/年が光合成に使われ、2ギガトン/年が海に溶け込む。
その横で200ギガトン/年のやり取りが行われているんですね。もうスケールが違います。
炭素循環システムに何らかの変化が生じればこの値も変わってくるでしょう。
海水温の1,2度くらいの変化でもかなり数値が変わるんじゃないでしょうか?



「少なくともこれがほとんど化石燃料のせいというのはちょっと無理があるんじゃないですか?
海水や生物圏で6ギガトン中の3ギガトン吸収できると言うことは、
現在の半分くらいの二酸化炭素排出(1960年頃が3ギガトン/年)ならほとんど吸収し切ってしまいますよ。」


「あ、そうそう例の京都議定書では温暖化に歯止めを掛けるべく
数十兆円を注ぎ込んでこの(1〜2割の温室効果を引き起こす)750ギガトンのうちの5%を削減するんでしたよね…。ご苦労様です」


「排出権取引にしてもねー…私がもう少し早く言っていればスポンサーさん振り込め詐欺に遭わずに済んだのに…ホント申し訳ありません」





「では、何はともあれ二酸化炭素濃度は上昇していて、気温も上昇してきているようです。
この気温上昇は人為的な二酸化炭素排出のせいなのでしょうか?」

「まず二酸化炭素が増えて気温が上がるのか、気温が上がると二酸化炭素が増えるのか??因果関係ってやつですね」

「IPCCはじめ温暖化研究者の方々に言わせるとこの因果関係は分からないそうです。
これが分からなくてなぜ二酸化炭素で温暖化という予測を立てられるのかがとっても不思議なんですけど。
この話をするときによく出てくるのがこのグラフ。


「環境問題を考える」 より


これを見てCO2が先だという人も温暖化が先だという人もいるけど、まあ、分からないですよね」

「分からなかったら調べましょう。これは二酸化炭素濃度の観測値です。ハワイと日本。どちらも1992年・1993年と、
二酸化炭素濃度の上昇が止まっています。産業活動・化石燃料の使用が止まったわけでもないのにどうしたことでしょう?
                  「環境問題を考える」 より                       「環境問題を考える」 より

1991年にフィリピン・ピナツボ火山の噴火がありました。そのときの大量の火山灰によって太陽光が遮られ、
海洋表層水温が低下して二酸化炭素が海水に溶け込んで、大気中濃度が減ったと考えられるのです。
あとで出ますがそういう当番組に都合のいい科学法則があるんです。

「続いてハワイマウナロア観測所、キーリング氏らのデータです。これはただの観測データではありません。
これは外的要因を除いて短期的な二酸化炭素と温度の二者関係だけを見てみよう、二酸化炭素が先なのか、
気温上昇が先なのかを見てみようというものです。観測データそのままではたとえば上昇していてもそれは
季節変動のせいかもしれないし工業活動のせいかもしれない、因果関係が分からないわけです。で、まあそうして調べたのがこちら


「環境問題を考える」 より


「気温上昇が先です。もう一度言います。気温上昇が先なんです。エルニーニョ現象の半年から1年後に
二酸化炭素が増える、あと、弱い11年周期が見られます。これは太陽黒点の11年周期に対応するものです」
「気温が上がると二酸化炭素濃度が増えるというのはビールが温かくなると炭酸が抜けてくるのと同じ理屈です。
比較的水に溶けにくい気体は水温が低いほどよく溶ける、これがヘンリーの法則ですね
学校授業だと計算問題でテストに出しやすいボイル・シャルルの法則ばっかり幅を利かせてヘンリーの法則はちょろっとしか出てきません、
とプロデューサーがぼやいておりました。まあそれはともかく観測結果がこれでそういう法則もあるわけです。
そして二酸化炭素の温室効果は1〜2割。普通に考えて気温が先といわれなければおかしいんですけどね。」

このグラフではCO2の長期変動は取り除いてありますが、気温についてはそういう細工はしていません。
長期変動は例によって温暖化説において人為起源による排出であると言われていますが、その長期変動のない
CO2の変動が、長期変動を含めた気温の変動とよく同期しています。この2者が非常に良い変動傾向を示していると言うことは、
CO2濃度から取り除いてある長期的な上昇傾向は、気温の変動に寄与していないと言うことを示しているのです。「二酸化炭素で温暖化する、と言ってる割にはみんな過去1000年や過去100年の気温変動のグラフと
二酸化炭素濃度の変動のグラフを重ねてみるということをしたがりません。それはきっとこのせいですね
炭素循環や因果関係について、この企画ではヘンリーの法則に任せてさらっと流しちゃったけど本当はもっと複雑なので、
できればそこんところを説明しているサイトに目を通してみてください。最後の方で紹介するので。
そこにはCO2の長期変動も含めたグラフがあるんですが、やっぱり気温の方が先でした。

「次に、温室効果でそんなに気温が上がりうるのか?」
「ここでさっきのこれが出てきます。



さっきも言ったように二酸化炭素など温室効果ガス、そのものが熱源になるのではなく、吸収できる赤外線の波長が決まっているわけですから、
温室効果には限界があります。すでに限界に近いとしたら、いくら二酸化炭素が増えても大して気温は上がりませんよね




これは人工衛星ニンバス4号が温室効果ガスに捉えられずに宇宙へ出てきた地球放射を観測したもの、
を資料を見て写したものです。吸収が全くなかったとすると破線のようなデータになります。実線が実際の観測データ。
赤線で示した各種気体の吸収できる範囲については資料によって少しずつ違っています」
「まあ傾向くらいは分かる、ということにして先に進みましょう」

                 地球温暖化論への挑戦 P262





イメージ

「吸収されずに宇宙へ出ていく分が多ければ、縦軸の放射輝度が高くなるわけですが、
このようにCO2による吸収というのはすでに十分高いんです。
いまさら2倍になろうが5倍になろうが温室効果は大して変わりません。
確かに見ると吸収は100%になっていませんが、地球大気が絶対零度ではないですから温度に応じた熱放射をしているし、
吸収した赤外線はすべてが地表に返されるわけではなく宇宙に向けても放射されています。
宇宙に出て行く赤外線がゼロになるということはありえません」

「あと、メタンやフロン。これも温室効果ガスとして問題になっています。温室効果が二酸化炭素の23倍(メタン)、
10000倍(フロン類)などとこれまたひどい言われようですが、これも別に問題ないと思います。」
「地球放射を吸収する余地がまだあったとして・・・水蒸気以外の温室効果ガス(温室効果の1〜2割)のうち半分は
二酸化炭素によるもの、とされるのでそれよりまだ下です。そもそも弱い。温室効果自体が強くても量がはなから少なすぎます。」
「アテになるのか、上の図からすると、メタンはすでに吸収が多くなっているようです。空気中濃度は増えてはいますが 増加率はどんどん下がってきています。そもそも大部分が定量的にかなり不確実で、気候変動も大きく濃度の予測、
それによる温暖化の予測もまともに立てられないといいます(IPCC)
フロンはモントリオール議定書(1987年)などにより規制され、1995年頃から増加がやむか、減少傾向にあります。
それ以前にたくさん放出されたと思われますが、結局大気の窓は塞がっていません。」

「あと見ていただきたいのが地球の熱収支です。太陽光の入射(全休平均342w/u)が100、
出ていくのも100でバランスしているとして、エネルギーがどう動くか?IPCC報告にも大体同じようなこういう図がありますが、
これを見ると熱放射が113で大気吸収が107。熱放射の95%がすでに大気に吸収されています・・・


「環境問題を考える」 より


熱放射の95%がすでに大気に吸収されています。ということは、よく見かけるこういう絵、ありますね。」

これ・・・模式図とはいえあんまりです。どう考えても温室効果による増分が多すぎるしそれ以前に寒すぎです。
これじゃあもうどっかちがう星です。寒いギャグです
「そんなもんだから、温室効果の仕組みを説明する絵では大体は上のようなぶっとい矢印を用いて温室効果の増大ぶりを示すのですが、
御本家IPCCではいまやそういう描き方をしていないようですね。細い矢印でつつましく光線の向きだけ描いてあります。
”95%がすでに大気に吸収されている”なんていう見解もないようですけど。」
「単純に計算すると温室効果が90%達成していて、ここから2%温室効果が(二酸化炭素が、ではない)増えたとすると、
気温上昇は1.5度くらい、ありえないけどもし100%になったとすると4度くらいの上昇だそうです。」





「ここまで温室効果だけを見てきましたが、地球の気候を決めているのは温室効果だけではありません。
温室効果はむしろついでと言ったほうがいいかもしれません。」
「気候に関係しているといえばやっぱり太陽です。地球気温との相関を示しているデータはたくさんあります。
そうなっていない部分もありますけど、いくらなんでも予測シミュレーションに組み込まないのはどうかと思います。」
(モノにもよるけどよく分からないから、プログラムが複雑になるから、と言ってシミュレーションに入れないらしいんですよ。
・・・複雑だから高性能コンピュータ使ってるんじゃなかったの?)


「環境問題を考える」 より



「環境問題を考える」 より


手っ取り早く言うと太陽黒点が増えると気温が上がるわけです。黒点そのものは温度は低いですが
その回りに白斑と呼ばれる温度の高い部分が現れるので結果的に放射エネルギーは高くなり温度は上がります。



「環境問題を考える」 より



「環境問題を考える」 より

太陽黒点周期は平均すると11年ですがこれが長くなったり短くなったりします。周期が短い方が太陽活動が活発になります。



「環境問題を考える」 より



「気候の変化に関わるのは太陽活動、生物活動、地殻変動、地球軌道の離心率、歳差運動や黄道面の傾き、
地磁気の変化、火山活動、人為的活動など。これらが突発的に変化したり少しずつ変化したり、10年周期だったり10万年周期だったり、
また単独でなく他の要因と絡み合ったり、します。もしかしたら未知のものもあるかもしれません。
またこういった(外的)要因がなくても気候自体が変動します(内的変動)」




「さっき二酸化炭素濃度上昇と気温上昇は、気温のほうが先といいましたが、これもそうとは言い切れません。もっと長い期間、
1000年位のデ−タで重ねて見れば二酸化炭素が増え始めたのが1800年代。気温上昇が急になってくるのは1900年代。
さっきのグラフとは逆になります。二酸化炭素による温暖化は遅れてやってくるという人もいます」
「でも長い期間になれば逆になるという理由が示されたわけでもないです。
大方の人は「急激な温暖化」「急激な気候変動」を危惧していたはずですし。
二酸化炭素温暖化説でいくと、気温はどんどん上がりそうなもんなのに1940年代辺りからは下がってます。
あと1800年代以前は二酸化炭素濃度はあまり動かないけど気温は結構変動があります。
二酸化炭素濃度の上昇は1750年頃と言われますがそれはまだ産業革命の前です
(上昇し始めるのが1750年頃。ワットの蒸気機関がやっと発明されたのが1782年)。
1940年代からの気温低下はエアロゾル(煤煙や火山活動から来る二酸化硫黄などの微粒子、大気汚染物質)のせいではないか、
とも考えられますが結局これも断定には至りませんでした。さっき並べた太陽活動のデータが合ってそうな気もしますが、
IPCC曰く1960年代以降の気温上昇は太陽活動では説明できないらしいです。」

「また、よく使われるこの気温の観測データ。

地球の平均気温の変化(北半球、過去1000年)IPCC第三次報告書

これがそもそも合ってないことも考えられます。

温度計による気温の観測が始まったのは大体150年前からで、気温の観測所の分布を示したのがこれ。」

「やっぱり偏りはあります。7割を占める海洋のデータが少ないです。思えば上に挙げた平均気温のデータも北半球のみです。
南半球はデータが少ないためか見かけません。でもあえてまとめてみると平均気温がむしろ下がっているらしいんですが…?。
地上では観測所が都市部に集中していますが、都市の気温が上がる(というより熱が逃げない)
いわゆるヒートアイランド現象が影響しているかもしれません。100年以上の記録があるのは10%でヨーロッパとアメリカが中心。
衛星で地球全体を測定するようになったのは1980年くらいから。と思いきやその衛星での観測にも誤差があったりしました。」

「観測データがない昔の気温は代替試料、樹木の年輪、珊瑚、花粉、海底堆積物、地質や氷床のボーリングなどから気温を推定します。
例によって樹木は地上の広い地域から採れるけど年輪は気温以外にも影響されるとか、
珊瑚は海洋の温度が分かるけど川の水が流れ込むと変わってきちゃうとか一長一短です。
そもそもこういうデータは変動傾向は分かっても観測データと直接比較するのは無理があるとも言われます。」


上に載せたデータの場合の場合北アメリカの木の年輪が
主に使われています。左に載せたやつの黄色い線がそうです。
よく言うこの千年紀で20世紀が一番暖かく、1990年代が最も暖かく、
1998年が最高、100年で0.4度〜0.6度はこれまでにない急上昇、
という言い回しはここからきていますが、
そうなってないデータもあるのです。

どれも主に年輪のデータを使っています。
試料の採集場所や測定方法で数値が違ってくるようです
紫・・・ブリッファ   黄・・・マン   緑・・・ジョーンズ





 
          

 バージニア大学




「環境問題を考える」 より


日本からはこんなのが出ています。かなり大きく、急な気温変動があるようですね。
このデータからすれば100年で0.5度程度の気温変動はザラにある、と言えてしまいますが?



「そんなようなわけでみんな結局地球の気温変化については分からない、不確定要素が多い、と言います。
少なくともそんなに単純には決まらない。そう分からない。分からないのに」
「どんどん上昇するという予測を出してしまったのです」



「地球温暖化のコンピュータシミュレーションですね。二酸化炭素を減らそう、温暖化を食い止めようという動きは突き詰めればここから来ています。」



「・・・コンピュータの中に大気、海洋、氷雪、陸地、生物圏など、地球全体を数字のデータに置き換えた気候モデルというやつを作ります。
このコンピュータの中の地球、気候モデルを使って、二酸化炭素が増えたら地球は数十年後数百年後にはどうなるのか、
といった実験をするわけです。」
「なんかA1だのB2だのごちゃごちゃ書いてあるのには今回は触れません。(見たい方はこちら
もっと根本的な疑問があるのです」
「仮にコンピュータが高性能でモデルが正確に実際の気候を再現していたとしても・・・これはそもそも出来レースだと思います。
あえて確認すると予測結果では二酸化炭素が増えてそのせいで温暖化した、だからそうならないように二酸化炭素を減らそう、
ということになっています。つまり二酸化炭素の増加で気温が上がるという前提が設けられているわけです。
モノはコンピュータですから、そのように仕込んでおかなかったら、何だか分からないけど気温が上がったってことになっちゃいますよね。
根拠になっていると思われるのがIPCCのこれ」

1750年から250年間でそれぞれの要因がどれだけ影響を及ぼしたか。

IPCC第3次評価報告書


「二酸化炭素含め温室効果ガスの放射強制力がダントツです。何だかよく分からないけど『高い科学的水準の知見として、
温暖化に寄与する正の定量的算定が行われている』らしいです。…ほんとに何だか分からないですね。
うちのスタッフはこれはシミュレーションで使ってるコンピュータで計算したら(望みどおり)
放射強制力が強いという結果が出たためではないか、とぼやいております。さっきずらずらデータを並べた太陽活動については
理解水準が『非常に低い』となっています。あんなに相関があったのに・・・。
広範囲でたくさん地球放射を吸収していた水蒸気も変動が大きいってことで入ってません。
ちなみに二酸化炭素以外のメタンやフロンなどもコンピュータシミュレーションではなぜか二酸化炭素に置き換えられています。」

ちょっと話しそれましたが改めて、
「二酸化炭素が増えると気温が上昇するという前提の下でプログラムを組んで、
コンピュータを走らせれば・・・二酸化炭素で温暖化するという結果が出るのは当たり前です。
二酸化炭素という要因を入れない限り100年で0.5度上昇みたいな急激な気温上昇は不可能、なモデルに
二酸化炭素濃度上昇と入れてやれば、急激な気温上昇は二酸化炭素のせいだという結果が出るに決まってます。
何だか答えが最初に出ていて後からその理由を考える、というようなことをやっている・・・」
「そしてその前提は・・・果たして成り立つと思いますか?」
すでに熱放射の95%を捉えている温室効果の、8〜9割が水蒸気で残り1〜2割が二酸化炭素などの温室効果ガス。
1割ほどの温室効果をもたらす二酸化炭素のうち、化石燃料起源で大気中に残るのが0.004%。大気の二酸化炭素交換量の3%







 

というわけでお送りしました「二酸化炭素さん地球の温暖化を拒否」。もともと…、なんて言うんですかねーこう、
言いたい放題言われてかわいそうな二酸化炭素さんになるはずだったんですけど、向いてないのでやめました。
この変なタイトルはそんな当初予定の名残です。

そんなことより!次回予告!
まず今回紹介し切れなかった「フィードバック機構」について。
二酸化炭素そのものによる温暖化は小さくてもそれによってまた別の温暖化が働く!水蒸気フィードバックやアルベドフィードバック!
これがでかい!という話がるんですが、それは本当に(困るほど)起きているのでしょうか?この先もそうなのでしょうか?

そして気候モデルについてもっと詳しく説明します。メインです。とはいえ先に述べた「出来レース発言」をすんなり受け入れられる人にとっては、
「そんなの当たり前じゃないか」というようなことしか出てきません、基本的に。
コンピュータは人間が解かっていることをやるだけだということ、気候モデル実験は要するに仮想の地球でのお話であること、
気候モデル実験をする前から結果はすでに決まっていること、予測がどうだろうと現実のデータに勝るものはないこと、

こういうことがすでに解かってる人はこの際いいんです。新たな感動はないでしょう。
だけどでも、この企画をやっておかないと現実問題としてせっかくのデータによる反論・言ってみれば「正攻法」が生きてこないのです。
だって現実には大多数の人が気候モデルを信じているのですから。データによる反論を述べて「温暖化説の根拠を出せ」というと
当たり前のように気候モデル実験結果を持ち出してきて反論してくるのですから。
気候モデル実験が温暖化説の根拠として出回っているのです。異常気象やその被害までも予測して脅しまくってくるのです。それが現実です。
確かに素人が一言二言いちゃもんつけて出来レースなどと言ったところで
東大気候システム研究センターだの、NASAゴダード研究所だの、国立環境研究所だのなんかすごそうな機関や肩書きがいっぱい出てきて
「世界最速コンピュータ・地球シミュレータの警告・異常気象の予測」
世界屈指の計算速度を誇る日本のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」は、私たちの未来に横たわる危機を子細に予測している。百年後、世界のCO2濃度は倍増し、気温は最大4.2度上昇する。東京は奄美大島付近の気温になり、真夏日の日数は100日以上に増加。正月は紅葉の真っ盛り・・・。気温の上昇は世界中で熱波による死者の増加という突然の災害をもたらす。byNHKスペシャル気候大異変
なんていわれたら、やっぱりそっちを信じるでしょ?

そんなどうしても気候モデルを信じてしまう人・信じてはいないけどなぜ信じられないのかがイマイチわからないっていう人、そもそも気候モデルがなんだかよく分からない人に捧ぐ、気候モデル実験が信用できないのにはちゃんと理由があるんです。

まあとにかくそんな次回作をすぐ見たい方はこちら!不定期連載 その後の温暖化編

また、赤外吸収が飽和してるとか人為起源のCO2が僅かだとか、温暖化懐疑論をいろいろ紹介しましたが、ここで紹介した程度のネタでは反論されます。だからぜひ細部にも目を通していただきたい。

赤外吸収が飽和したらそれ以上気温が上がらないことについて

太陽活動について

二酸化炭素が先か温暖化が先か、および人為起源の温室効果ガス増が僅かであることについて
↑こっちは環境問題を考える 近藤邦明の真面目なサイトです


ひとまず戻るという方はこちらへどうぞ



出典

環境問題を考える 近藤邦明
全国地球温暖化防止活動推進センター
はれほれワールド はれほれ
IPCC報告
地球温暖化論への挑戦 薬師院仁志 2002
環境危機をあおってはいけない ビョルン・ロンボルグ 2003
地球温暖化埋まってきたジグソーパズル 伊藤公紀 2003
地球温暖化予測がわかる本 近藤洋輝 2003
地球温暖化の真実 住明正 1999