お手軽!3Dデータからの立体出力

「盛るより削った方が早い」ってのが自分のスタイル
素材が切削性の高いサクサクしたものなら尚のことです。

で、こんなもの造ってみました。
(本文内のソフトや材質の詳細についてはググってください)

1:「メタセコイア」で拾ったCGデータを吟味
※メタセコイア:3DCG加工のフリーウェア、驚く事に無料!
拾ったCG:ソフトの普及と共に、作品も今は豊富なようです。しかも加工可能な素材データまで・・・凄い時代です
2:「Wizaray-R」で横幅38cmに拡大
3:1cm厚でスライス
4:各断面図をA3サイズでプリント出力
 ※ウィザード:シェアウェア(二万円)
元は「モデラ」とかの3D出力機へのMC加工のデータ抽出のソフトウェアではないかと。    
シンプルで扱いやすく、これを手にした時の夢の広がりようといったら・・・
5:板厚1cmのスチレンボードにプリントを重ねて、デザインナイフで紙ごと切削し、センターを合わせて「スチロールのり」で接着    
もっと薄い板があればより精密に出力できるのだが、メンドクサイので10mmで。
6:カッターで段差をカット、プリントからの切り出しも結構いいかげんなので、カッターの切削もかなり大雑把
7:¥100均のスポンジペーパーでガショガショヤスリがけ・完成
 粉が出るので近所の公園にて作業、夜中に蚊取り線香を焚きながら・・・ パジャマセイバーさんと比較して、サイズを察して下さい。

接着で暫く寝かせたのを除けば3時間程度の作業でしょうか?自分でも驚異の手軽さです。

油土や紙粘土を乗せる土台としてもヨシ、直接装着するもヨシ、
スチレンを溶かさない樹脂でコーティングしてパテ盛りするもヨシ、
型取って軟質ウレタンに転化して「ニセ乳」にするもヨシ、

この技術でパーツごとに出力すれば等身大フィギュアどころか
『キグルミロボ』や『実物大スコープドッグ』だって『楽勝』です。


ただ、こんなハイテクを導入して製作したのは今回が初めてで、「面」の製作については今後も従来と同じ「100%手作業」です。柔らかなキャラの輪郭や唇はCGなんぞにゃ表現できませんからね(根拠なき自信!)

実際に仕上げるには「ハイテクがなくても作れるだけの技術力」が必要で、ハイテクはこれを大幅に楽させてくれる道具に過ぎません。
工程の「6」「7」には、それなりの経験と度胸がないと厳しいでしょう。
仮に「巨大3D出力機」でもあれば「7」までは出来ても、材質の転化や表面処理には更に盛大な手間暇が必要です。

「フォトショップ」が使えても、漫画やイラストが描けるのではないように、結局は「道具」なのです。
とはいえ、この道具は使えますヨ〜

今回の「胸パーツ」についで、「骨盤」や「大腿」のパーツも作ったら、理想的なアニメ体型の「シルエットスーツ」が出来るかもしれません。
(スチレンボードなら安価で軽く、しかも作業が早いと)


体型的に自分には不向きですが、「全身義体」みたいな究極のコスプレができる日も近い?
夢は広がるばかりです。  ああ、時間と作業場が欲しい・・・