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 私を含め地方に住んでる人の多くが頭を悩ませてる問題の一つが、使える柄布の種類が少ない、或いは布の色展開が乏しいという物だと思います。
 応用編では、その課題を克服すべく、私がとっている手段を紹介したいと思います。
 まずは注意点をお読み下さい。−注意点

布を染める1・紅茶染め

 布の色数を増やす手始めとして、失敗が少なく誰もが簡単に行える紅茶染めを紹介しましょう。これでブラウン系は制覇できます。
手順1/下準備
 まず布に付いてる糊を落とします。水で手洗いするだけでも十分落ちるので、やっておきましょう。糊が着いていると十分に染まらないみたいなのでやっておいた方が良さそうです。
  レースなどの糊が付いて無さそうな物も染め液に入れる前に濡らしておいた方が良いです。これは濡れた物を液に入れる方が、良く染まる為です。
手順2/材料の用意−紅茶の準備−
 紅茶にいろんな種類があるように、その茶葉によって染まる色合いは変わります。また同じ液で染めたとしても布の種類によって染まる色も変わります。
 ハーブティー、ブレンドティー等、紅茶葉の含有量が少ない(或いは全く無い)物は、煮出した色は綺麗でも布には染まりにくいので注意しましょう。(右参照。下写真の右端布は違います。布には色はほとんど付きませんでした。茶葉はハイビスカスティーです。新品のティーパックを2個使用)
 でもハーブティを使うと布にほのかに香りが残ってなんだか得した気分ですよ(時間が経つと消えますが)。又、出がらしの場合飲み終わったら十分に乾燥させて使う時まで保存しておきましょう。

上−染め途中
下−染め上がり(布は除く)

手順3/材料の用意2

染めに使う
主な材料

鍋−量が少ないのでミルクパンなどの片手の小鍋で十分。
塩−色止め用に。
紅茶−新品、出がらしどちらでも。因みに分量ですが染め物の本などによると新品の場合染める物の半分、出がらしは染める物と同量用意するとよいそうです。
私の場合、大体ティーパックで2.3個使ってます。
手順4/染める
 では染めてみます。飲む為に入れるんじゃないので、水から煮出して濃い染め液を作ります。
 液の分量は染める物がひたひたに浸かるくらいでいいんじゃないでしょうか。
 沸騰してきた所で塩を入れ、それが溶けたら布などを入れます。
 そのまま冷めるまでほおって置いてもいいですし、適度な色合いになったら取り出してもいいでしょう。(乾くと色が薄くなるのでその辺を頭に置いて浸け置き時間を決めて下さい。長く浸けておけばおく程濃く染まります)
  ナイロン製のレースなどは変形が怖いので多少冷めてから入れます。(化学繊維は凄く染まりやすく、冷えた物にちょっと浸けておいただけでも十分染まります。)
 最後にすすいで余分な液を落とします。すすぎ水が透明になったら干します。
 干す場合、直射日光をさけて陰干しして下さい。
おまけ/染め見本
 実際に染めてみた物を色々と。ホント茶葉によって色はがらりと変わります。
 いかにも紅茶染めしたって感じの色。銘柄不明ですが、おそらくアッサムかアールグレイ。
  左上がナイロン製のレース、下が綿レース、右の布が綿ローンです。同じ液に浸けてますが染め上がりには差が出でます。
 写真だと分かりにくいのですが、ローンは他の布より少し赤みがかって、綿は黄みがかった濃い色に染まりました。
 これも紅茶で染めた物です。ハロッズのNo.14ブレンド。
  青みがかった灰色に染まってます。布の画像は用意できませんでしたがこれをもう少し茶色くした感じの色になりました。
  レースの右と左で微妙に色が違うのは、素材が違っているからです。真ん中の物はリリヤンの白を染めてみました。
注意点
 紅茶染めは、使う茶葉の種類、使ってる水などによって大きく異なってくるのでこの通りやったからといってこの頁の写真と同じ様な色合いには染まりません。
 また、前回と同じようにやったとしても決して前と同じ色には染まらないので、作っている途中で材料が切れてしまわないようにある程度の分量を染める事をお奨めします。(これは前回と同じ茶葉、布を使ったとしても、作業のタイミング、気温、湿度などありとあらゆる物が違っているのためです)
 私は布なら50p、レースは3mが大体一回に染める分量です。
 茶葉の新品と出がらしの使い分けですが、私は賞味期限が切れた物だとか、買ってみたけど味が合わなくてもう飲まない物を新品として使用してます。出がらしとそうでない物にそんなに染め上がりの違いは出ないと思うので、布を染めるのなら出がらしで十分。
 また、染めた布は市販品と違い、わずかではありますが段々と色あせていってしまいます。その点にも注意して染めを楽しんで下さい。