はじめに
 奈良県民俗博物館は、昭和49年開館以来さまざまな活動を行ってきましたが、これらの実績をもとに、さらに県民の皆様との連携を図り、民俗文化財の保存と活用を通した生活文化の向上をめざしています。
 その一環として、昨春に引き続いて田中眞人氏の写真展「郡山の祭と行事2」を開催します。博物館が所在する大和郡山市は、歴史遺産の豊な地域ですが、これまであまり語られることの無かった民俗文化も豊かに伝承されていることが、次第に明らかになってきております。
 こうした祭りや行事は、私達の暮らしに豊かさと潤いをもたらし、地域社会に大きな役割を果たしています。変貌を遂げ続ける現代社会においてこそ、こうした民俗行事の持つ意味を見つめ直す必要があるのではないかと思われます。
 今回の写真展を通じて、大和郡山市域の民俗文化への理解が深まるとともに、本県の豊かな民俗文化と現代社会のありかたを考えるきっかけになれば幸いです。
奈良県立民俗博物館
館長  大窪秀樹
【奈良県民俗博物館 <写真展表紙(横田町 水口祭り>】