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神奈川県の山

南山


MAP予定192*136
南山の最後は遊覧船で駐車場へ
日程 2005年09月18日(日)
山名 南山
山域 神奈川県
入/下山地 鳥居原
メンバー 単独行


横浜=鳥居原(8:10)−(8:57)権現平(9:03)−(9:20)南山(9:26)−(9:53)服部牧場−(10:02)あいかわ公園−(10:12)宮ヶ瀬ダム=(10:45)鳥居原

 山渓から出ている『新・分県登山ガイド13 神奈川県の山』に、新しく南山(みなみやま)が載るようになった。宮ヶ瀬ダムの完成に合わせて登山道が整備されたのだろうか、古いエリアマップにもこの山にはルートが付いていなかった。半日コースで気軽に行かれそうなので、ちょっと行ってみた。
 日曜の朝は土曜の朝ほど道は混んでいない。7時過ぎの246号線は順調に走ることができた。登山口の鳥居原には8時に到着。無料駐車場の入口の看板には、利用時間は9時からとなっていたが空いてい運が良かった。しかし駐車場は早朝から暴走族のたまり場となっていた。町中で騒音をまき散らすよりは、郊外の湖畔で騒ぎ立てる方がましかも知れないが、レジャーで来ているものには迷惑な話である。
 エリアマップは役に立たないので、駐車場の案内板で南山のコースを確認する。いつも出発時間を記録するため、写真を撮っている。この日はこの案内板を撮ろうとしたら、カメラの調子が悪い。モニターの映像が映らないのである。前々からその兆候はあったのだが、遂に逝ってしまった。SONYのDSC-U30、気に入っていたのに残念である。2年弱のあまりにも短い生涯であった。
 さて、コンパクトカメラ亡き後は、一眼レフのCanon EOS 10Dを取り出す。いつもはザックの中で、特別な風景のときしか出て来ないカメラであるが、この重たいカメラを引っさげての山歩きとなる。

【南山入口】

 集落を歩いているうちに、鳥居原駐車場から見て尾根の反対側まで歩いてしまった。


 鳥居原の駐車場から道に出て右手に行けば良かったのだが、車の行き交う道を避けるため、その奥の道を右に進んだ。住宅地なのでこちらの方が静かだ。しかしなかなか山への取り付き口が見つからない。地元の人に聞いて確認しながら行くと、ずいぶん先に林道の入口があった。ゲートを越えて、アスファルトの道を少し歩くと、左カーブのところで、そのまま真っ直ぐに伸びる、かすかな登山道を見つけてそちらの方に歩いていく。樹林帯の中にはいると、辺りは急に暗くなる。
 道はあるような無いような、とにかく尾根に向かって登っていくと、やがてちゃんとした登山道に出た。そして指導標もあり、権現平(南山園地)0.7km、あいかわ公園3.9kmとある。道は間違いなさそうだ。この日は快晴で太陽が照りつけていたが、道は樹林に覆われ直射日光を防いでくれる。汗は出るが、耐えられない暑さではないので、快適といえるだろう。
 長い階段を登り、目の前に真新しい小屋が見えてきた。こんなところに避難小屋かと思ったら、トイレだった。今日はこの山を歩く人を見かけていないが、普段は多いのだろうか。そのトイレの先にはアズマ屋があり、一面樹林が伐採されて広場のようになっている。権現平(南山園地)というところのようだ。

【権現平】

 草木が刈り取られ、広場となっている。ダムを見下ろす展望台もステージ席のように立派な木の長椅子が設置されている。


 権現平は南山遊歩道の最高地点(568.5m)で、山の神である権現様を祀っていたそうだ。隅の方に祠もあった。権現平からは、道が二手に分かれている。北面の東南林道に降りるコースと、南山に向かうコースである。真っ直ぐ歩くと前者なのでぼけっと歩いていたら間違うことになる。
 南山が近づくと、再び道は階段状になる。登り切ると山頂で、宮ヶ瀬ダムが一望できる。山頂は広くはないが、椅子のないテーブルが2つある。いずれも半ば草に覆われている。


 【南山頂上からの眺め】

 かすんでいてあまり遠くまで写らない。
 仏果山、高取山、大山、三ノ塔、蛭ヶ岳、黍殻山、焼山など丹沢の主峰が一望できる。

【南山頂上】

 標高544.4m
 山頂からダムに向かって直滑降に道ができていた。数十b下に何かのアンテナと、建物があるようだが、ダムの施設だろうか。

 南山頂上を後にして歩いていくと、分岐が現れる。右手が「長竹・韮尾根」左手が「青山・大堀」となっている。さっぱり分からない地名である。ダム湖に沿って歩いているはずなので、右手に行くことにする。道は下り坂になり、ひたすら下る。アズマ屋の休憩所があり、そこには一本のモミの木が立っていた。そこにだけ案内のプレートがあった。昔、モミの木は平地にも普通に生えていたそうで、都市化とともに無くなっていったそうである。公害の度合いを調べる木として利用されているようだ。
 次の分岐は、「長竹・韮尾根」と「服部牧場」。迷わず右手の服部牧場へ向かった。下っていくと羊の鳴き声と、子供の声が聞こえてきた。まさに牧場が近いことが分かる。しかし、もう少しで車道に出ると言うところで、急に藪になる。藪こぎで車道に出ると、体中、植物の種子が張り付いていた。もうすっかり秋なんだと、季節を感じる。
 車道の向こう側が服部牧場になっていた。見学はせずにそのまま車道沿いの歩道を歩いていく。車用の案内板で、この先があいかわ公園であることが分かる。直射日光の照りつける中、10分ほど歩くとあいかわ公園の駐車場に着く。
 公園内の地図に従って、宮ヶ瀬ダムを目指して歩く。公園内は汽車の姿をしたロードトレインが走っていて、ダム下まで周遊しているようだ。子供は喜ぶが、登山者は乗るわけにはいかないだろう。
【宮ヶ瀬ダム】

 当然だがダムはコンクリートの固まりだ。この壁の向こう側は満々と水が蓄えられている。定期的に観光放水も行われているようだが、この日は行っていないようだ。

 ダム下からは、ダムの上に上がらなければならない。方法は3つある。歩いて登る。インクラインを利用(\300)。展望塔エレベーターを利用(無料)。ダム下まで来てしまうと歩いて登るには遠回りになってしまう。当初から無料のエレベータを使うことにしていた。しかし、ここまで来る人は、インクラインを使う人がほとんどである。エレベーターの存在を知らないのだろうか。エレベータ乗り場はコンクリートの固まりの奥にある。通路はひんやりと冷たく、気持ちが良い。乗り場は地下三階となっていて、標高170.25m。1階のダムの上は標高290mとなっている。標高差120mというと横浜のマリンタワーよりも高く、東京タワーの展望室よりも低い。
 エレベーターでダム上に出ると、けっこう広い。車は通れないので、余計に殺風景である。ダムの下流の方をのぞくと、緑色の液体が川となって渓谷に沿って続いている。  ダムの南側に「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館」がある。そしてその右手に小さな小屋があり、そこで遊覧船のチケットを売っていた。まずはチケットを購入。予定していた10:30出航には間に合った。15分ほど時間があったので、「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館」に入った。

【宮ヶ瀬湖遊覧船】

 ダムサイトの船着き場。鳥居原まで14分\380。
月曜日と祝日の翌日が運休。一日6本。
10:30,11:40,12:50,14:00,15:10,16:20


 遊覧船の乗客は20人ほどで、親子連れが中心だった。乗り込むとすぐに出航した。意外と速いスピードで、風を切って進み気持ちが良い。鳥居原で降りたのは、自分一人だけであった。降りてから駐車場までかなり登らなければならず、長い階段を登っているうちにいったん引いていた汗が再び噴き出した。
 駐車場は満車になっていた。いつもなら清川村の別所温泉に立ち寄るのだが、この日はまっすぐ帰ることにした。

Camera:Canon EOS 10D

NOYAMA
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