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中国江南の旅


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黄山のボッカは100kg50元
日程 2005年2月18日〜21日
山名 黄山
観光 杭州・屯渓・黄山
費用 \万
天気 おおむね晴れ


2/18 成田=杭州=屯渓=黄山建国商務大酒店
2/19 屯渓=黄山=西海飯店
2/20 黄山=杭州=杭州西渓海外海賓館
2/21 杭州=成田=横浜
【2月18日(金)】
 春節のこの時期は一年で最も海外旅行が安くなる。大型連休の3分の一ほどになるので、庶民にとってはこの時期に海外旅行へ行かない手はない。ちょうど杭州・屯渓・黄山という、珍しいツアーがあったので、早速仲間を誘った。しかしことごとく断られた。日程が合わなかったり、場所も興味をそそらないようだ。仕方がないので、一人で参加売ることにした。一人で参加すると、割増料金を取られるのだが、相部屋可能と申込用紙に記入すると、相手が見つかり、割増料金は不要になった。
 出発当日の成田空港集合が7時25分。とんでもなく早い。横浜からだと間に合うJRは無い。リムジンバスがかろうじて間に合うようだった。しかしこれに乗るためには、自宅最寄りの駅の始発電車に乗らなければならなかった。
 リムジンバスは順調に走り、予定よりも30分早く、空港に着いた。旅行社のカウンターで受付を済ませたが、搭乗手続きや出国手続きはまだ始まっていなかった。
   中国元は出国手続きを済ませると、両替することができる。前回の残りもいくらか有ったが中国元はいくらもっていたが、念のため両替しておくことにした。両替所の前は行列ができていて、多くの中国人が並んでいた。中国元から日本円にチェンジするのだろうが、日本での買い物はずいぶん高くつくのだろう、なんだか気の毒だ。
 搭乗時間になり、バスに乗って駐機場へ。羽田ではときどきあることだが成田でバス移動となるのは初めてだった。

【JL-635】

 9:25成田発のJALの機内食。日本のビールが飲み放題なのがうれしい。以前、瀋陽行きの中国南方航空で飲んだビールは不味かった。
 座席は窓際で、日本の上空では何も見えなかったが、杭州市では、畑の中に点在するコンクリートの建物がよく見えた。


 使用する航空機はJAL。中国へ行くのに初めて日本の飛行機に乗った。やはり設備が整っていて快適だ。座席のモニター画面では最新映画の「TAXI NY」を見ることができた。これって今劇場で公開中では無かろうか。杭州に着くまで2回目の半分まで見た。

 杭州空港の到着ロビーに出ると、多くの出迎えの人が名前を書いた紙などを持って並んでいる。自分のツアーの出迎えを探したがなかなか見つからなかった。しばらく付近をうろうろしていたら、クラブツーリズムのバッチを付けていた人がいたため、聞くと同じツアーだった。出迎えの現地旅行社が持っていた紙には、近畿日本ツーリストと書かれていたため気にしなかったのだ。それはクラブツーリズムの旧社名だ。
 総勢22名の参加者が集まり、バスに乗る。ここで最初に座った場所が、事実上旅行中の指定席になる。右側やや後ろの窓の広い席を選んだ。
 バスはハイウエイを走って、市内へ向かった。車窓には農村地帯の風景が続く。ガイドのににさんの話によると、このあたりの農民(農家と言わずに農民と言っていた)は暮らしが豊かになり、二階建て以上の家が多い。最上階のサンルームのようなものは、洗濯物を干す部屋のようだ。雨期にはここで洗濯物を干すそうだ。また、麻雀ルームにもなるそうだ。
 杭州入りして最初の訪問地は中国茶葉博物館となった。西湖の近くで龍井村にある。中国茶葉博物館は1991年4月にオープンし、是我国唯一的以茶為主題的国家級博物館と案内板に書いてある。


【中国茶葉博物館】

 館内では、中国の茶の歴史、茶の種類や茶の名品、茶器、茶の風俗など茶文化について展示してある。
 龍井路双峰村、入場無料


 龍井茶は、中国十大銘茶のトップに位置する。そして西湖龍井は唐・宋の時代から名を馳せており、清の初期には貢茶(朝廷に貢ぐ茶)に選ばれている。
 館内で一通りの説明を聞き、お茶の試飲をするとのことで、バスに戻る。少し離れたところの浙江友誼商店で移動する。建物の中の会議室のようなところに入り、日本語で龍井茶の説明が始まった。その中で、司馬遼太郎の『街道を行く19 中国・江南のみち』の何頁に紹介していると言っていた。たまたまその本は持っていたが、帰国してから読み返すと141頁あたりから龍井茶の話が出てきた。
 若い女性が茶器を持ってあらわれ、中国茶芸実演が始まった。ゆっくりとした動作で急須に湯を注ぎ、湯飲みに注ぐ。初めは少しだけ注ぎ、香りを楽しむそうだ。以前上海の茶館で見たときは、最初に注いだ茶は捨てていたが、龍井茶は捨てないそうだ。そして、三度、急須を下から持ち上げるようにやや激しく注いでなみなみと注いだ。竜のなんとかの用に注ぐと言っていた。
 お茶の作法を終えたその若い女性は、お盆に茶器をまとめ、しずしずと会場を後にした。そして出口の扉のところまで来ると、両手でお盆を持っていたのだが、どうやって扉を開けるのかと見ていると、少し開いた扉を何と何と足で開けていた。しかも出た後も再び足で閉めようとしているではないか。さすが中国。
 お茶の説明を聞き、試飲をした後は、当然お茶の販売である。この時期、中国では正月なので、特別安くすると言う。ツアーの他の人と共同購入し、結局4缶を4000円で購入した。1缶あたり70RMBくらいなので安いと思う。ただ、最高級の龍井茶とは言え、5月の新茶の時期が一番美味しく、その時期は値段も高くなるそうだ。この2月では、少し品質が劣ると言うことであった。
 中国の土産物屋は、どこの都市でもだいたい同じようなものが売っている。シルクや琥珀、茶器、などである。
 バスに乗り、黄山市の屯渓まで移動する。バスで3時間ほどかかる。昨年10月に高速道路が開通したばかりで、それまではプラス1時間ほどかかっていたそうだ。途中、高速道路のパーキングでトイレ休憩となる。パーキングと言ってもガソリンスタンドとトイレしかない。しかもそのトイレが...。
 女性陣にとってはかなりのショックとなったようだ。だいたい、今回のツアーは「杭州・屯渓・黄山」となっていて、初めて中国に来る人は選びそうにない。中国通が多いはずなので、中国の田舎のトイレは経験済みのはずだ。中国のトイレのレベルは、良い方から、5:紙がある、4:紙がない、3:個室に鍵がない、2:個室に扉がない、1:壁がない、の順になる。レベル2以下は”流れない”を付け加えなければならない。今回は最悪の1だったようだ。いわゆる、ニイハオといれと言われている。慣れた女性は傘を持ち込んでいた。ちなみに男の方は、匂いが強烈で、出るものも出なくなるほどである。下から出ないで、上(口)から出そうになったという人もいた。
 トイレの外には、日本の高速道路でもよく見かける、交通事故の写真が飾ってあった。事故はこんなに恐ろしいから安全運転しましょう、というものである。日本と中国の違いは、中国はノーカット。生々しい被害者の亡骸がそのまま写真に写っていて、あたり一面血の海となっている。中国の交通事故死は、年間13万人で、日本の13倍である。人口比で見るとあまり差はないが、流通量を考えるとかなり多いことになる。
 パーキングを出て、バスは屯渓の町に入る。屯渓は黄山市の中で一番大きな町だそうだ。アーチ型の長い橋が見えるところでバスを降り、屯渓老街を散策する。すでに日が落ちていて、辺りは急速に暗くなる。老街には街灯がないので、真っ暗だ。店先の明かりが、かろうじて通りを照らしている。我々以外に観光客はほとんどいない。ときおり仕事帰りのような中国人とすれ違う程度だ。ゆっくり歩きながら、店先を物色し、とある硯の店へ一行は入っていった。由緒有る硯の店だそうで、様々な硯が置いてある。値段もピンからキリまで有り、あまり興味もないのでその価値も分からない。

【屯渓老街】

 日本時間の19:06(中国時間はマイナス1時間)、だいぶ暗く写真はぶれている。明・宋代の古い街並みが残る通りで、店はほとんどお土産物屋となっている。


 夕食は屯渓老街から歩いてすぐの屯渓郷土料理のレストラン。朝食べた機内食以来、ようやく食事にありつける。出た料理は肉はほとんど使っておらず、山菜が中心であった。量は少なかったがかなりの種類が出た。味は概して淡泊で、あまり旨いとは言えない。
 その夜のホテルは、黄山建国商務大酒店。川の畔にあり、プールもある。夏ならいいが今は真冬である。ホテルの周りにはコンビニもありそうにない。チェックインしてからはホテルの外に出ることはなく、早めに就寝した。

今日のお買い物
・龍井茶4缶 4000円
・西湖真珠 100RMB
・ミニチャイナドレス×3 50RMB

Camera:SONY DSC-U30,CANON EOS 10D

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