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北京から西安へ 2


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〜牛街礼拝寺から北京西駅へ〜

【11月21日(月)】
 今回、まだ両替していなかったので、日本円を人民元に替える必要があった。いつもは成田空港で両替していたのだが、どうもレートが中国国内と比べて悪いと言うことが分かったので、中国に入ってから替えることにしたのである。昨日までは、前回のあまりの人民元でしのいできたのだが、遂に無くなってきた。中国建設銀行に飛び込んで、両替してもらった。必要なのは、パスポートと日本円だけである。\30,000が\1,961.79RMBになった。紙幣の数で言うと3枚が数十枚になったので、金持ちになった気分である。
 この日は夜の西安行き列車に乗るくらいで、特に予定は立てておらず、気ままに北京市内を探検する事にした。朝食は昨日と同じく「吐魯番餐庁」で包子を食べた。時間が遅かったので残り物しかなかったようだ。食後は牛街礼拝寺の中を見学することにした。
 礼拝寺は通りに面したところにあるので、すぐ分かるのだが、入口が分からない。入口らしいところはあるものの、赤い扉が固く閉ざされている。また工事でもしているのだろうか。結局外からの見学に終わった。
【礼拝寺の照壁】

 正面入口の道を挟んだ対面にあり、寺の中に邪気が入るのを防ぐ(?)目隠しの壁。
 広い道のど真ん中にあり、ちょうど写真左側が車道で、右手が自転車&歩道となっている。

【牛街礼拝寺】

 北京で最も古いイスラム教寺院のひとつ。北宋の996年に中国を訪れたアラビア人僧の息子の指揮によって建てられた。
 再開発中だった牛街は2003年に工事が完了し、近くにはイスラム教徒向けスーパーもオープンし、7千種類余りの食品が揃っている。そのスーパーは今回滞在中に何度か利用させてもらった。


 午後は西単へ服を買いに行くことにした。今回日本から来るときに、北京は寒いだろうと、ダウンのジャケットを着てきたのだが、思ったより寒くなく、しかも天気予報によると西安は北京より5度ほど暖かくなっている。もう少し身軽なジャケットを買う必要があった。
 西単はデパートや衣料品の店が多く、若者の街となっている。自分にとっては以前来たときに吉野家で鳥丼を食べた思い出の街だ。大型書店もあり退屈しない場所だ。西単から西四にかけての歩道は人が多く歩くのに苦労する。店の呼び込みもアメ横ほど独特ではないが元気が良い。服にはあまり頓着しないのだが、日本でも着られそうなものを選んで買った。バーゲン品ではないものだったので175RMBしたが、日本で買うよりは若干安いだろう。

 列車で食べるための夜食をパン屋で購入し、タクシーで北京西駅へ向かった。タクシーを降りて、歩道橋を渡るとときに立派で巨大な駅舎が見えた。人の流れに付いていくと、駅の中へ入っていく。
 中国の駅はチケットがないと中に入れないと聞いていたが、どうやら勘違いだったようだ。X線の検査機に荷物を通すと、チケットの提示無しに中にはいることができた。また、行き先別に待合室があるのだが、その待合室へ入るのすらチケットの提示を必要としない。Z19次の待合室の中はとても混雑している。出稼ぎの帰りか、巨大な荷物をかかえている人が多く、ホームレスだかスリのような挙動不審な男もうろうろしている。
 西安行きの列車はZ19次という全軟臥席の寝台列車だ。料金は417RMB、1,200kmを11時間半かけて走る。日本で言えば、「サンライズゆめ」が東京・広島間を894.2km、11時間50分で結んでいるので、それより長く、速く走ることになる。西安へ行く寝台列車は毎日何本か出ているが、終着駅が西安より先のものも多い。今回Z19次を選んだのは西安が終着駅だからで、もし寝過ごしでもして未知の地で降りることになったら面倒なことになるからだ。
 列車の出発は20:28だが、19:18には待合室に到着。改札が始まったのは、19:50くらいだった。全席指定なので早く来る必要はなかったのだが、何が起こるか分からないのが中国だ。今回は何もおこらなかったが。
【北京西駅のプラットフォーム】

 待合室の奥の扉が開き、人々がホームへ移動する。待合室の出口が改札となる。Z19次列車は静かに乗客を待っていた。二両ごとに入口があり、乗り込むとき再びチケットを提示する。


 【軟臥】
 【通路】
 列車に乗り込み、自分の部屋を探す。チケットには「07車007号下舗」と書かれている。07車は7号車でそれに乗り込んだのだが、車両の各部屋の扉には、部屋番号とベット番号が書かれていた。1番の部屋は1から4のベット番号、2番の部屋には5〜9のベット番号という具合に。チケットの007号下舗というのは、いったい部屋番号なのかベット番号なのかどちらか悩んだ。他の乗客に聞いてみると、やはりベット番号の方のようだ。2番の部屋の7番ベットに落ち着くことができた。
 ベットはなかなか清潔で、液晶テレビやライトがベット毎に付属している。ベットの間には小さなテーブルがあり、人民鉄道という新聞が置かれていた。ついでにトイレも偵察すると、洋式で綺麗であった。洗面所も別にあった。
 列車は定刻に動き出し、西安へ向かった。食堂車も探検するべきだったが、横になっているうちに寝てしまった。

Camera:SONY DSC-U30,CANON EOS 10D

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