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日本二百名山

櫛形山


東洋一のアヤメの群落は、もはや過去
日程 2006年07月09日(日)
山名 櫛形山
山域 南アルプス
入/下山地 林道展望台(みはらし平)
天気 曇ときどき雨
メンバー 津田、吉田、福島

櫛形山MAP

カシミール3D使用:県民の森から2km、対地高度2000m、撮影範囲50km、高さ強調1.2、春の野山

コース(タイム)

横浜(4:00)=林道展望台(8:50)−(10:16)アヤメ平−(11:00)裸山−(11:52)櫛形山−(15:18)林道展望台=やまなみの湯=(20:05)横浜

 日本二百名山の櫛形山へ行こうと思い、どうせ行くならアヤメが咲いている時期にしようと計画を立てた。アヤメ祭の日はさすがに人出が多いだろうから、その前の週に行くことにした。仲間に声をかけ、3人で行くことになった。
 当日の集合場所は、境川PAに7時。時間通り三人が三台の車で集合。県民の森駐車場に移動し、ここで1台の車に乗り合わせ、林道を更に上の方へと走らせた。カーナビでは道がないが、ガイドマップの展望台の駐車スペース(みはらし平)を目指した。林道といっても舗装道路で幅こそ狭いが走りやすい。
 到着が遅れたので、駐車スペースが残っているか気になったが、展望台の駐車スペースは思ったより広く、余裕で停めることができた。先客は7台ほど。展望台からは富士山が見え、町並みの夜景が非常に綺麗だそうだ。しかしこの日は、ガスでまっ白、何も見えない。田中澄江の登山碑がある。田中澄江がこの山を登ったのは『花の百名山』を書き終わったあとで、この山こそ載せるべきだと悔やんだそうだ。『新・花の百名山』に書き残している。
 先ほどまでぱらぱらと降っていた雨も止んだので、雨具は着けずに登山開始。登山口にはピンク色の花が咲いている。その横の階段状の北尾根登山道を登っていく。
 登山道脇の雑木林にはときどき名札がかかっているが、明らかに間違いもあり、あまりあてにならない。15分ほどでクリの木の1500m地点を通過。小休止をしながら1時間20分ほど歩いて、アヤメ平らしきところに到着。登山道の左右にはロープが張られ、紫色のアヤメがぽつぽつと咲いている。
 アヤメ平の奥は休憩スペースがあり、数人がベンチで休んでいる。ここのあたりがアヤメが一番咲いている。

photo 192*128 【アヤメ平のアヤメ】

 一番群生しているところを撮った。アヤメ平の奥、「手折られしアヤメの...」の句があるところ。

 裸山へ向かう。"はだかやま"か"らざん"か読み方がわからない山であるが、櫛形山の一画にこぶのように盛り上がった山だ。周回するようにコースが作られている。所要時間は10分ほど。裸山に頂上では多くの人が休んでいた。このあたりもアヤメがよく咲いている。山頂には三角点がある。晴れると白峰三山や鳳凰三山の眺めが良いらしい。裸山から下りてもとの道に戻ると、雨が降り出してきたので雨具をつける。

photo 192*128 【緑の道】

 アヤメ平から裸山へ向かう道。

 裸山から、櫛形山の山頂へ。途中、カラマツの巨木が多い。推定樹齢300年の夫婦カラマツは兜のように二本の角を突き出しているようである。
 カラマツに囲まれて眺望もない櫛形山の山頂はどおってこと無い山頂で、山梨百名山の山頂標識が立っていなければ、通り越してしまうほどである。
 山頂で昼食休憩をしていると、奥から次々と登山者がやってくる。どこから来ているのかと思ったら、池の茶屋林道の駐車スペースがこの山頂のすぐ近くにあることがわかった。ものの30分でこの山頂まで来ることができるようである。我々でさえ、本来県民の森駐車場から歩くところを、多少抵抗がありながらも展望台の駐車スペースまで車で来て、3時間歩いて山頂にたどり着いている。東洋一のアヤメもこれだけ簡単に人を受け入れるとなると、荒廃していくのも明らかである。

photo 192*128 【カラマツの巨木】

 この木には特に名前はついていないようである。推定樹齢300年と書かれている。櫛形山にはこのような巨木が多く残されている。枝から垂れるサルオガセも深山幽谷の趣を引き立てている。

photo 192*128 【櫛形山山頂】

 山頂と書かれた標識はここにあるが、地図上の山頂は奥仙重といい、この10分ほど先にある。そちらは標識はないが、三角点(2052m)がある。櫛形山は他に、裸山(2002.6m)、唐松岳(1856m)と計3つの三角点を持っている。

 地図では、山頂の奥にもうひとつの山頂があるようなので、そこまで行ってみた。そこには山頂の標識こそ無かったが、三角点があった。ここでは、レンジャーの人に声をかけられ、アヤメが年々少なくなっていることを聞き、カードと絵はがきをもらった。
 下山はほこら平の方へ下りた。途中カラマツの巨木が多い。ほこら平には、真新しい立派な避難小屋があった。中尾根登山道を下り、林道に出て駐車場までさらに45分ほど歩く。道路脇にも多くの花が咲いていた。展望台の駐車スペースでは、観光バスやタクシーが何台も待ちかまえていた。
 県民の森のビジターセンターで温泉の場所を尋ね、釜無川沿いのやまなみの湯へ向かった。珍しい自噴温泉で、湯は淡黄緑色。いかにも温泉らしい湯だった。
 (櫛形山の地図はエアリアマップにはないと思っていたが、帰ってから調べてみると『甲斐駒・北岳』の裏に載っていた。)
−櫛形山の花−
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 【キリンソウ】
 【ヒヨドリバナ】
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 【ホタルブクロ】
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 【クサタチバナ】
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 【シモツケソウ】
 【キバナノヤマオダマキ】
 【キンバイソウ】

温泉情報
やまなみの湯 ★★★★
場所:南アルプス市西南湖1299-1(TEL:055-280-3340)
泉質:ナトリウム塩化物炭酸水素塩温泉(湧出口温度45度)
料金:500円、時間:10:00〜22:00
休館:毎週水曜日(祝祭日の場合はその翌日)・12/29-1/1
食堂無、飲食物持込可
Camera:Panasonic DMC-FX9

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