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史的唯幻論の仮説
最初の被差別民族としてのヨーロッパ民族
ヨーロッパ民族のアジア到達と日本の反応
アジア解放史観
アメリカと中国
大日本帝国の成立と靖国神社
正義の味方
現代中国と大日本帝国
論文掲載雑誌紹介
− 大 航 海 −
■『ものぐさ精神分析』『官僚病の起源』『靖国問題の精神分析』等、珠玉の岸田秀著作の編集者でもある三浦雅士編集主幹。
■『古代エジプト人を「白人」にしたがる近代欧米人の企ては崩れた。』史的唯幻論で欺瞞に満ちた欧米史観を覆す岸田秀「新説世界史」を連載中。
新書館「大航海」サイト
季刊誌/歴史・文学・思想
− お 願 い −
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屈辱の連鎖としての歴史
 ■ 史的唯幻論の仮説
   わたしは、旧約聖書の『出エジプト記』を参考に古代エジプト帝国からの逃亡奴隷の宗教としてユダヤ教の成立を説明するフロイド理論と、古代ギリシアは古代エジプトの植民地であったとするバナール理論とを念頭におきながら、史的唯幻論に基づいて歴史を説明しようとしている。史的唯幻論とは、簡単に言えば、史的唯物論のように経済的要因とかで歴史が決定されるとするのではなく、民族や国家などの集団的自我のぶつかり合い――集団的自我を支えるプライドやアイデンティティ、プライドが傷つけられた屈辱、その屈辱を雪ぐ試み、アイデンティティが揺るがされた不安、その不安からの回復など――が歴史の動きを左右する重要な要因であると見なす史観である。民族や国家を動かす最強の動機は屈辱の克服である。

   人類はアフリカにおいて黒人として誕生し、黒人の一部がアルビノ(白子)となって白人が発生し、少数派の白人が多数派の黒人に差別されて肥沃なアフリカから痩せた寒冷地のヨーロッパへと追われ、ここに白人種がヨーロッパにおいて人類最初の被差別人種として成立したというのが史的唯幻諭の仮説である。これが人類の歴史の出発点で、要するに、差別された屈辱に反発し、屈辱を克服するために別の誰かを差別し、今度はまた、その新たに差別された者が差別された屈辱に反発し、さらに別の者を差別するという、差別と屈辱、それへの反発の連鎖が歴史を形成するという仮説である。近代にこの差別と屈辱と反発の連鎖がアジアの果ての日本にまで及び、それに対する反応が大日本帝国の成立であるが、靖国神社は大日本帝国がどういう帝国であったかを示す重要な徴候の一つであり、靖国神社をどう見るかは史的唯幻論の世界理解と密接に絡んでいるので、今回は横道に逸れて(どっちが横道かは知らないが)、歴史の始まりから靖国神社に至る流れをおおざっぱに辿ってみよう。

   歴史時代からごくおおまかに話を始めると、古代エジプト帝国において差別され、虐待された奴隷が逃亡してユダヤ民族を形成し、そのユダヤ民族の中で差別された階層がキリスト教徒となり、そのキリスト教がローマ帝国の差別された下層階級に浸透し、ついにローマ帝国を乗っ取り、キリスト教に支配されたローマ帝国がヨーロッパ民族を支配し、差別してキリスト教を押しつけ、キリスト教徒となったヨーロッパ民族の中の差別され、疎外された階層がキリスト教(カトリック)に反抗してプロテスタント(文句言い)となり、その一部のピューリタンがヨーロッパから追い出されてアメリカに渡り、先住民を差別し、虐殺してアメリカ帝国を建設し、今や世界征服に乗り出している。
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