独り言

ここでは、私が日々考えてることや感じていることをなどを農業にこだわらないで書いていくつもりです。
農業のニュースで個人的に注目したものも取り上げていきたいと思ってます。
まあ、日記代わりということで・・・(ただし不定期更新^^;)

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2003年01月24日

メディアで病死牛について報じてる内容を見てて、少々、誤解してるんではないか、と思う点がある。
EUでは死亡牛について感染が見つかる確率は、健康牛の20〜30倍に上るらしいんです。
で、問題はこれを「食肉処理される牛で見つかる数の20〜30倍の感染牛が?」と考え違いしてる気が・・・
当然、違いますよ。
EUでの検査は健康牛と言っても30か月齢以上のものです。
んで、日本でそれに該当する数値は全頭検査結果にも出ています。
1/18日現在で見ますと30ヵ月齢では641,019頭中感染牛3頭、0.0005%です。
で、この20倍は0.01%ですね。病死牛を年間10万頭とすると感染牛10頭となります。1%で1,000頭ですから。
もちろん、この10頭は食肉には最初から廻らないんですが、莫大なコストをかけ、10万頭から10頭を見つけないと駄目!
・・・これが最近の論調なわけで、ちょっと心配過剰じゃないの?というのが私の本音。
ちなみに、この計算は英国も含むEUの統計を使ってるので英国を除いた数値を使うと、もっと確率は低くなります。
よって、上限として最大でも10頭未満が未検査で焼却された、というのが実際のところだと思います。
さらに、“症状を呈する牛”は農場段階でも農水省が調べています。
牛海綿状脳症(BSE)サーベイランスの結果について(第57報)によると2001年の10/18〜2002年の12/20で3,361頭が検査されています。
ここには疑似患畜も含まれます。同居牛も検査しているわけです。
ですから、ある程度は“リスクの高い牛”も調査しているんです。
私は食肉牛検査(30か月齢以上)で高い汚染度を示したのなら、ともかく、そうでないならサンプル検査で十分じゃないか?と思ってます。
まあ、4月からは24ヵ月齢以上の病死牛も全頭検査されるようですが、より大きな網を張るわけです。
もちろん、食肉になる牛は検査され、見つかった感染牛は焼却されます。
感染牛は一切市場に出回らないわけで、消費者の方は冷静な行動をして欲しいですね。
パニック的行動や発言に百害あって一利なし。
たまたま2頭が続けて発見されたからといってオタオタするのは正直言って勉強不足。


2003年01月23日

7頭目のBSE感染牛が発見されました。
繰り返します。
これは当然ながら全頭検査で発見されたもので、これまでの感染牛同様に焼却処分されます。
食肉にはななりません。

それにしても北海道新聞の今日の夕刊の報道は酷いな、と思った。
なぜかは、ここに書きません。これを読んだ方は、なぜか考えてみて欲しいからです。


2003年01月20日

6頭目のBSE感染牛が発見されました。
これは当然ながら全頭検査で発見されたもので、これまでの感染牛同様に焼却処分されます。
食肉にはならないわけです。
個人的に注目しているのは今回はトレーサビリティのシステムが稼動しているので、これがどの程度の効力を持つか?

ちなみに、この焼却処分についてマスコミ報道をチェックしてみると・・・
毎日新聞はしっかりと“この牛の肉は焼却処分され、市場に出回ることはない。”と明言してます。
日経新聞・産経新聞は共同通信の配信記事かな?“この牛の肉や内臓は市場に出回らず、確定診断されたあと焼却される。”てな感じ。3紙は“合格”。
朝日は“01年10月18日から始まった全頭検査では、陰性が確定するまで食肉は流通に回らない。感染牛の食肉は焼却され、食肉処
理場は消毒される。”とボカした感じ。この牛がどうなるか、は記事では曖昧な表記。
読売は“感染牛の肉は、市場に出回らず、同じ牧場で飼育されていた約50頭の牛も出荷が停止される。 ”と焼却処分に触れず。
しかも、記事の最後に付け足し程度でいちばん弱い表現。不合格。
この処分についてを軽い表記にして「感染源未解明!」と記事を続ければ、十分に煽り記事になるんではないか?
朝日の北海道版ではもっと酷く、“北海道生まれの牛でBSEが確認されたのはこれで4頭目になる。道酪農畜産課は「全頭検査
により感染牛が見つかることで食肉の安全は確保されている。感染経路の解明に全力を尽くすので、生産者、業者、消費者らには
冷静に対応してほしい」と話している。”他人事かい(--;

肝心の部分を他人のコメントで誤魔化すことなく、全頭検査がどのようなもので、この感染牛がどのように処分されるか?
を明確に報道しなくては事実報道とはいえまい。まして、憶測の部分の方が多かったりすれば客観報道ではないと思いますが、如何?
事実を曖昧表現、憶測・責任追及のみ強い表現では無責任。
読者の感情を煽るだけで、自紙の報道責任は果たしていないわけだから、ね。
まず、事実を客観的に報道するのが本筋でしょう。

ただし、ここでは読売は悪く、毎日は誉めましたが、普段のBSE報道では逆の印象が強いです。
毎日の方が煽り度数高し(あくまで個人的印象)

あ、北海道新聞は今回は実に他人事っぽい書き方してるね。もう関心ないのかもね。

しかし、どこも代用乳が感染源との予断があるのか、決め付けて書いてるような気がするが大丈夫なのかねぇ・・・
もし、違ったら、この決め付けは、ヤバいという気がしてならないのだが。


2003年01月16日

21日に旭川グランドホテルでBSE講習会が開かれます。

また、29日にセンチュリーロイヤルホテルで食品の表示に関するシンポジウムが開かれます。


2003年01月15日

さて、どうなるものか?
北海道、「農村再生特区」構想を再提案(朝日新聞)


2003年01月14日

昨日のTVタックルでは食品の安全性がテーマでしたが・・・
正直、俗悪な煽り番組って気がしました。
しかし「食の安全は国が保証するもの」ってのは正論なんですか?
ぶっちゃけた話、本気でやるんであれば役人の数は倍にしても、予算10倍にしても足りないでしょうな。
「より安全な方が良いに決まってるじゃない!」と気分の問題にされては堪らない。
それを言うなら消費者のコスト負担、および、自ら「安全(安心?)」を得るための努力するのが最重要では?
ハッキリ言って、スーパーに安くて安全なものばかり並べてもらおう、なんて虫が好すぎる。
牛肉を避けるという行為が自己責任という言葉で美化されつつ、安全は国任せ?
ちょっと何か違うんじゃないか?
ダイオキシンなんて物を燃やせば出るんだから、昔より排出量は減ってるでしょう。
農薬だって使用量自体は減ってますよ。増やそうなんて酔狂な生産者なんていません。逆はいるけど。
「安全性が保証できない」を「危険」と短絡的に結び付けられるのはおかしい。
んなこと言えば、本当に安全なものはこの世に存在しない!


2003年01月13日

本屋に行くと拉致問題のためか北朝鮮に関した本が多い。
雑誌どころか新書・文庫まで出版されている。
私は安易な国交正常化には反対の立場ですが、これはちょっと・・・
マスメディアの連中が、これまで北朝鮮の現状や拉致問題を知らなかったわけがない。
急に掌を返して、これまで事実を報道してこなかった反省もせず、報じ始めるというのは厚顔無恥じゃあないの?
マスコミにとって、結局は、金儲けのネタなのか?
一方で、拉致問題に拘るべきではない、と言っちゃう「知識人」が未だにいる。これもまた信じられない。

もともと、マスコミには懐疑的だったのが、BSE以来、ますます信用出来んと思う、今日この頃。
こんな姿勢で利益優先主義で偽装事件を起こした企業を批判しちゃマズいだろ。
やってること一緒なんだから。


2003年01月11日

食の安全論議へひとこと。

様々な研究で新発見があると、「危険では!?」と右往左往したり、煽ったりし始める者がいる。
しかし、よく考えて欲しいのはそのリスクは既にあったもの、であること。
つまり、新発見でリスクが増えるわけではないということです。
(ちょっと考えれば分かることなんですが)
これまで未知だったものが解明された、というだけで、そのリスクの中、人は生活してたんです。
すなわち既存のリスクの一要因でしかないのです。
例えば発ガン物質などでも“避ける”という行為が妥当であるかは微妙な問題で、自然界にも発ガン物質はあるわけです。
むしろ、偏りを正し、色々な食べ物を食べる、という行為の方がリスク低減には効果的だと思います。
もちろん、ことさらリスクを高める必要も無く、いかにも危ないものまで食べる必要もないですが。
現在、存在するリスクを恐れる必要は無いのでは?ということです。

今、騒ぎになっているようなことも「いかにリスクを減らすか?」でありリスクが増大している、というわけではありません。
また、完全なゼロリスクは有り得ない。
おそらく、社会的リスクも考えると、リスクを減らしたと思っても増えていた、なんてことも有り得ます。
あとは気分の問題。私は「食の安全・安心」の「安心」という言葉は好きじゃない。
正直言って、情緒的にあれこれとやるのはどうも・・・
これを裏返すとBSEパニックになる気がしてならないんです。


2003年01月10日

東京大学社会情報研究所廣井研究室の2001年BSE(狂牛病)の社会的影響と対策というレポートが公開されてます。(PDFファイル)
全133ページのレポートですが、BSE発生後の動きがしっかりまとめられており、今一度、あの騒ぎを振り返るには良い資料です。
もっとも冷静な態度で当時の政府の動きも批判、マスコミの報道のあり方にも言及されています。
私は、このBSEパニックは振り返って何だったのか?を考えておくことは立場を問わず、絶対に必要だと思います。
(でなければ再び同様の大騒ぎが起きるかも!)
ぜひ、興味ある方は読んで見て欲しい。
私は、ざっと目を通した程度ですが、興味深かったのは企業が「国産牛肉不使用」といった商品のPRが逆に消費者の不安を煽ったとの指摘や
2・3頭目が全頭検査で発見されたときのマスコミ報道へのスタンスについて。
最初のBSE発生当初よりもこれらの動きや牛肉偽装事件の際に牛肉消費が大きく減少しているのです。
ただ、私の個人的な感想を言わせてもらうと、消費者へは若干甘口かな?と
何せ、BSE発生前から「知っていた」という人がそんなに多いか?とか「BSEをよく知っている」という人がそんなに多いか?と
疑問に感じた部分もありましたが。
まずは一読を。


2003年01月09日

たまねぎサミット8月に 主産地・北見で(朝日新聞)
道や生産者、NPOなどが集まり道産たまねぎの消費拡大へ向けて8月にたまねぎサミットが開かれるようです。
ここ最近は輸入に押されて価格低迷が続き、産地廃棄されてますから、頑張れ北海道たまねぎ!とエールを送っておきたい。


2003年01月08日

新たな道産の良食味米が登場!!
期待も「ななつぼし」 新道産米がデビューへ 味、収量良し(北海道新聞)
期待したいところですな!

それはそうと、環境問題。毎日新聞の社説なんですが・・・
地球の異変つげる生態系 温暖化の脅威を見据えよう(毎日新聞)
ちょっと読んで見て欲しい内容なのです。


2003年01月07日

北海道でもスローフード協会が設立されますな!
スローフード発祥 伊の副会長が講演 道協会11日発足(北海道新聞)

11日に「北海道スローフード協会」が発足、その日に札幌グランドホテルで設立記念講演会を開くとのこと

そして今日はコラムに“スローフードとは何か”を追加しましたので併せて読んでくれると嬉しいです(^^)


2003年01月06日

[こだわりを生きる]/1 ラルズ副社長から農業へ・干場一正さん(毎日新聞)

北見のNPOと吉本興業、タマネギPR ディナーショー28日開催(朝日新聞)


2003年01月05日

正月を利用して読んだ本を紹介。

環境と健康 誤解・常識・非常識 信じ込んでいませんか?(丸善)
とにかく目からウロコが落ちる本でしたね。
今年は何かと「環境」がキーワードになってくると思います。
京都議定書の関係でね。
そんな意味も込めて読んでみて欲しい本です。

クローズアップ現代 2002(NHK出版)
昨年、巷を騒がせた牛肉偽装事件や中国冷凍野菜についても書いてたので買ったんですが、
私が興味を抱いたのはスローフードやEUの動きについて。
不況から、なかなか抜け出せない日本。
私はアメリカの真似よりもEUの“共生ビジネス”の方が経済を立て直すヒントになるんじゃないかな?
と、感じました。
WTO農業交渉においてのEUの考え方を理解するための入門編としても読めますね、これ。


2003年01月04日

明けまして、おめでとうございます!
今年が素晴らしい年になりますように。。

さて新年にふさわしい前向きな話題を・・・

道産野菜、宇宙で改良−恵庭と中国の研究所 人工衛星で共同実験(北海同新聞)
スケールのデカい話ですね〜。
何でも宇宙空間では、地表より突然変異が起こりやすく、農作物の品種改良や植物の基礎研究に役立てるんだとか。

生ゴミリサイクル 道内ホテル・旅館が実態調査(北海同新聞)
北海道ホテル旅館業連絡協議会が実態調査に乗り出し、将来的には業界が一体となったリサイクル網の構築を目指すとのこと。
生ごみをまとめて飼肥料にし農家に提供、それを使ってできた農産品をホテル・旅館側が食材として使う構想もあるようです。

どちらも「未来」を感じさせてくれる話題です。
いつまでも不況だとか低迷とか、そんな言葉は聞き飽きた!
今年もいろいろあるでしょうが、まず、大人が明るい「未来」を語らなきゃ!


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