ミャーコと地域猫(第13話) 6



野良猫の子育て中にはよくお引っ越しがある。
何か危険を感じたときに場所を変える。
1匹ずつ首の後ろの皮をくわえて移動する。

 
母猫が子猫を運ぶ時に首のうしろをくわえる。
ここをくわえられると子猫はじっとして動かない。
ここは猫の急所と言える。
かなり大きくなってもその記憶が残っているのか、
ここの皮をつかむとおとなしくなる猫が多い。
例外ももちろんあるが。


野良猫も危険を予知する能力がないと生き残っていけない。
カラスは子猫にとって一番の脅威である。
日が暮れてカラスが活動を停止するのを待つ。
夜は昼間よりも安全度が高い。


カラスはかなり大きなヒキガエルをつかんで飛ぶことができる。
生きていくために小動物を捕食するのは本能だ。
母猫は常に子猫のそばにいてカラスから守っている。
捨てられた子猫などはカラスに見つかればひとたまりもない。
誰か良い人が拾ってくれる可能性より、カラスに見つかる可能性の方がはるかに高い。
捨て猫をするということはそういうことだ。


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