農林物資規格調査会委員に協力を要請

〜5月20日に続き、2度目の陳情書を送りました。

■5月20日に農林物資規格調査会委員宛てに陳述書を送りましたが、23日に行なわれた規格調査会部会では、残念ながら誰も発言しなかったようです。6月に開かれる調査会総会の議題はベーコンですが、各委員は出席するようなので、この総会で何らかの発言をしてもらうよう、委員全員に以下の手紙を送りました。部会に出席する委員の名簿は公開されていないので、総会に参加する委員から「こういう問題があるが、部会を開催したほうがいいのではないか」と呼びかけてもらうのが狙いです。なお、HPの「みんなの声」を抜粋したものと掲載メディア一覧も同封してあります。(03/06/09 新井up)

農林物資規格調査会委員
     ○○ ○○ 様

 「松田のマヨネーズ」への農水省の勧告や、松田さんを支援する運動については、ご存知のことと思います。

 私たちは、昨年以来の松田さんの苦境及びマヨネーズを巡る表示の混乱を知り、何とかできないものかと模索し、多くの方々の協力を得て、「『松田のマヨネーズ』はマヨネーズだ!の会」を結成、運動して来ました。消費者として、地域でがんばっている良心的な生産者が、現実と適合していない基準によって市場から排除され、安心して食べられる手づくりの食品が手に入りにくくなることを恐れたからです。

 私たちは、5月8日に、マヨネーズの規格の見直しを要請する3270名の署名をJAS法第二十一条に則って、農林水産大臣に提出しました。「松田のマヨネーズ」に課せられた措置によって、「一般消費者の利害が害されている」という判断のもとに行った、法律の基づく正式の申出です。
 この後、新聞、テレビ、ラジオなどで様々なメディアがこの問題を取り上げ(別紙)、一般常識から見て、この措置がいかに不合理なものであるかをきびしく批判しています。

 私たちの三千数百人余の署名を添えた法に基づく申出を受け、農水省としても、何らかの対応をしなければならないとの言葉を、5月8日の申出の場でいただいています。同時に農水省は、去年の総会で決定された(ハチミツをマヨネーズの規格の原材料に含めるのは、時期尚早)ばかりであり、規格調査会の委員の方々のご意見がいまの段階では何より重要になるとも言われました。

 つきましては、この問題解決のために、委員の皆さまの積極的なリーダーシップを切にお願いする次第です。「この問題を検討するドレッシングの部会を早期に再開する」ように、委員会の席上でご提起していただきますよう、心から切望しております。

 JAS法そのものに照らしても(第一条 目的 農林物資の品質に関する適正な表示を行なわせることによつて一般消費者の選択に資し、もつて公共の福祉の増進に寄与することを目的とする)、また、平成13年11月の「JAS規格の制定・見直しの基準」についての内規の、2(2)(1) アの、「消費者に良質な製品を提供する観点」から言っても、私たちの主張は、考慮されてしかるべきものだと考えます。

 この問題について、「マヨネーズタイプ」で販売できるのだから、それでよいではないかというご意見もあろうかと思います。しかしこれは、ものつくりの良心にかけて、よいものを作りたいとこだわり、がんばっている生産者の誇りや心情を理解しない意見だと私たちは考えています。食への不安が社会問題、政治問題にまでなっている背景には、こうした良心的な生産者の誇り、心情を無視してきた社会的、経済的、さらには制度的な問題があったのだと思います。それは、いま食品行政で課題になっているトレーサビリティーやハサップ以前の問題なのです。

 政府の調査会や審議会の委員になられるということは、国民の代弁者として、現状の追認ではなく、一歩でも改善の方向に時代を引っ張っていく義務があるのだと私たち一般国民、消費者は考えます。委員をお引き受けになった以上は、そうした委員の国民に対する義務と誇りにかけて、この問題に取り組んでいただきたいのです。大切な食べ物を守るJAS農林物資規格調査会委員という重要なお仕事を、私たちの代表として務めておられる皆様方の、この問題に対する積極的なお取り組みを、国民の一員として心から期待しております。

 以下に、この問題についての私たちの支援サイトを紹介させていただきます。ここには、詳しく資料などそろえておりますので、ご覧いただけると幸いです。

「松田のマヨネーズはマヨネーズだ!」のHP
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/4936/


2003年6月9日
               「松田のマヨネーズはマヨネーズだ!」の会
                 共同代表  伊藤 晃
                        埼玉県大里郡寄居町鷹巣378
                         tel/fax:048-582-3645
                       大野和興
                        埼玉県秩父市大宮5734-4
                         tel/fax:0494-25-4781



 平成15年度「農林物質規格調査会」委員

  有 馬 孝 禮  東京大学大学院農学生命科学研究科教授
  池 田 高 明 (社)全国中央市場水産卸協会常任理事

 会長代理
  岩 崎 充 利 (財)食品産業センター理事長
  大 木 美智子  消費科学連合会会長
  沖 谷 明 紘  日本獣医畜産大学獣医畜産学部教授
  垣 添 直 也 (社)日本経済団体連合会常任理事
  加 藤 信 子  関西生活者連合会理事
  近 藤 栄一郎  全国青果物商業協同組合連合会青年連合会会長
  斉 藤 俊 子  主婦(食品表示ウォッチャー)
  塩 越 康 晴  全国消費者協会連合会食品安全対策委員長
  田 中 隆 行 (社)全国木材組合連合会副会長
  谷   美代子  日本生活協同組合連合会理事
  寺 内 正 光 (社)日本食肉市場卸売協会会長
  並 木 利 昭  日本スーパーマーケット協会事務局長
  畑 江 敬 子  お茶の水女子大学大学院人間文化研究科教授
  原 田 典 正  全国農業協同組合連合会大消費地販売推進部長
  藤 井 良 隆 (社)住宅生産団体連合会木質複合建築開発委員会委員長

 会長
  本 間 清 一  お茶の水女子大学生活科学部長
  保 田   茂  兵庫農漁村社会研究所
  山 中 博 子  全国地域婦人団体連絡協議会理事

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