★ 天体観測講座 ★
13「夏の大三角」七夕物語の星
改編/2004.12.16./2005.7.7.

星はすべて白で統一しましたが、実際の色とは異なります。
七夕物語の星
毎年8月の中旬ころが、旧暦の「七夕」にあたります。現在、関東以南では七夕を、梅雨の真っ最中にやっているけれど、それって不思議でなりません。お星さまのお祭りなのに、星の見られない時期にやるなんて・・・きっと、頭の硬い役人が決めたことなんでしょ〜ね?
七夕の星たちは、8月に入ってからのほうが、高い空にあって見やすくなります。熱帯夜に外へ出てみましょう! 頭上では毎夜毎夜「織り姫」と「彦星」のラブロマンスが、くりひろげられています☆
「織り姫」と「彦星」を見つけよう
図を見てね。夏の代表的な星座が、3つ描かれています。そして、それぞれの1等星を3個むすぶと「逆さの二等辺三角形」のような形になります。それが「夏の大三角」です。
まず、その「大三角の探しかた」を覚えましょう。
 ★夏の大三角
この図は、8月中旬ころの22時(夜10時)に見られる姿です。でも、その日・その時刻にしか見られないというのではありません。というより、「夏の大三角」は1年中見ることができます^^; ただし、冬期は、夕方だけだったり・夜明け前だけだったり・低い空にあったりで・・・やはり、夏期が見ごろです。夏の夜は、この三角形が主役です。
まず、身体を真南に向けて立ちます(ここがカンジンですよ)。それから「えいっ!!」と真上を見上げてください。・・・ほらっ、そこに大きな二等辺三角形があったでしょ?(すっごく簡単♪)都会でもこの1等星たちは、すぐ見つけられますよ♪ 3個とも1等星ですが、その中でも、ベガは、飛び抜けて明るく輝いています。
南側にぽつんとあるのは・・・アルタイル(わし座α)
北の西側(向かって右手)のは・・・ベガ(こと座α)
北の東側(向かって左手)のは・・・デネブ(白鳥座α)
 ★アルタイル=彦星、ベガ=織り姫
はい、タイトルのとおりです。「なるほどぉ〜〜、やっばり織り姫が1番、光り輝いてますか〜」と関心したトコで、次いきましょ(^^)
 ★はくちょう座=かささぎの橋
古代ギリシア人も、大昔の東洋人も、そこに「翼を広げて飛ぶ鳥」を想像したのは、楽しい偶然です^^ ・・・でも宗像教授なら「偶然ではなく必然だ!!」というんだろ〜けど(←マンガの話ね^^)
 【おまけの話】
★「はくちょう座」は、大神ゼウスが白鳥に化身したときの姿です。浮気相手
の女のところへ「夜這い」するときに、白鳥に化身したのね(^^;;
★ちなみに「わし座」は、絶世の美少年・ガニメデス(水瓶座の永遠の美少
年)を誘拐するときに、鷲に化身したゼウスの姿です(^^;;;;;
・・・気を取り直して、図を見てください。1等星のデネブ(尾という意味)と、2等星のアルビレオ(クチバシという意味)を真っ直ぐつなぎます。そして、その左右の、ほぼ対象形の星のつらなりをすべて結ぶと・・・まさしく「大空を飛翔する白鳥」の姿になります!
都会ではわかりにくいけど、郊外へ行ったときは、ぜひ、眺めてください。大きな翼の、先っぽの小さな星まで、見事に浮かび上がります!
 【おまけの話】
★はくちょう座は「北十字」ともいわれています。明るい星を5個、結んでみ
てください。見事な「十字架」になってます。
★ちなみに、宮沢賢治:作「銀河鉄道の夜」の機関車は、この「北十字」から
出発して、南天の「南十字」まで旅しました^^
「織り姫と彦星の、年に1度の逢瀬の夜、どこからともなくカササギの群れが飛んできて、天の川にかかる、架け橋となってくれたのです」・・・というのが、七夕物語のクライマックスでしたね? かささぎの橋は、はくちょう座の、大きく広げた翼の部分にあたります。
天の川は、どこを流れているの?
うん、それはね、郊外へ行ってもなかなか見るのは難しいのですが、う〜〜〜んと澄み渡った星空にめぐり逢えたときに確認してね。
図でいうと、左上から右下まで、対角線状に、「天の川」は横たわっています。ちょうど、白鳥の全身が、川の中にあります。
物語の通り、織り姫(ベガ)と彦星(アルタイル)は、ちゃんと川の両岸に、別れ別れになっています。

▼ こちらも参考にしてね♪ ▼
【天体観測講座】★ 14 ★「冬の大三角」と「冬のダイヤモンド」


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