アゴについて 


スポーツの基本、アゴの位置

皆さんは、いろいろなスポーツを経験した人もいるやろし、
日常生活の中で、学んできたこともあるやろ。

そこで今日は、人間が活動する中で、アゴの重要性について、ちょこっとボヤくか。

さて皆さんは、アゴが上がっている人いうの、どういう人を想像する?

ガラの悪いにぃちゃんが威嚇している姿か、目上の人が、あなたを操ろうとしているか。

自分より目下の相手に、そういう態度の人というのは、アゴで人を使う、いうもんで、
客観的に見て、そんな人に心から、ついていく人というのは、どれだけいるんや。
ワシから見れば「人を命令して、その通り動かしたい」いう人が、
ムリをして、人を動かそうとしているような姿に見えるワケや。
つまり、アゴが上がる、いうのは、その人がムリをしてる状態で
分かりやすく言えば、実力以上を発揮しようとしてる状態や。

アゴで人を使うような人間に、心から従うヒトいうのは、どれぐらいやと思いまっか?
皆さんは、そんなヤツになるなよ。

アゴが上がってるヒト=自分の実力以上を出そうとしてるヒト


さて、ムリをした状態でも、 ダメ元いう「背水の陣」「当たって砕けろ」形式で、
死にものぐるいになってる状態というのは、 「自分のできることを、精一杯やろう」
いう意識で、開き直ったときと言うのは、自分自身の中に謙虚さがあるから、
自然とアゴが下がってるもんや。コレが好結果を導くのやな。

野球の場合、アゴが上がると、打者はアッパースイングになりやすいし、
投手は、ボールが指から離れるのが、早くなる。リキみ=アゴで無駄にチカラが入ってる。
少年野球やアマチュアを見てたら分かる、思うんやが、
ムリして、実力以上を発揮しよう、いう時に、アゴが上がるんやな。
自分のチカラ以上にボールを飛ばそうとすると、自然とアゴが上がってるもんや。

アゴをしっかり引くと、打者はボールを最後まで見られるし、
投手は最後までキャッチャーミットめがけて、投げられる。

とにかく、自分で決めてやろう、とか、意識がスタンド方向になると、
打つ瞬間アゴが上がって、 ボールを見ずに、アッパースイング。

アゴの上がった選手に対して、指導者としての対処方法は
「オマエら今まで何のために、練習をしてきたんや」
「練習で確実に掴んだことを、精一杯やれ」
これは、「焦るな」とか「ボールを良く見ろ」いう当たり前の言葉より、
はるかに有効や。
選手が当たり前やと思ってることは、アドバイスしても無視される。


アゴが上がっている人いうのは、自分で決めてやろう、いうもんで、
味方を信頼してない証拠やから、 そこら辺を考えた指導方法を、
これから考えていかないといかんな。

他人を信頼できない人というんは、他人からも信頼されない不幸な人になるからや。
よっぽどの才能が無ければ、人がついてこないワケやから、
ワシは、 そういう人が増えて欲しくないんやな


閑話休題、スポーツの話にもどるで。

スタミナの切れた、長距離ランナーのアゴが上がるように、
やはり、ムリをしている状態、というのはアゴが上がっている。
ここで、好結果を得るためには、スタミナ勝負のマラソンでは、
強い精神力・勝ちたい意識、いうのがあれば、何とかなるかもしれんが、
集団スポーツや・球技において、 自分の実力を発揮できない、いう状態や。
精神力だけでは、何ともならない世界やからな。

アゴを引くことの重要さ

このことを知っているだけでも、スポーツを見る観客として、
バランスのおかしい選手を見極めることができる。

自分の今までやってきたことを100%出して、後ろにつなげよう、
いうのは、つなぎの意識で、 好結果も生まれやすい。


もし、スポーツでスランプにおちいって悩んでいたら、
とりあえず意識して、アゴを引いてみなはれ。

スキーやスノボでジャンプするみたいな、恐怖を感じる瞬間に、
アゴを引こうとしても、体が怖がってアゴが上がる・・・
(アゴが上がって重心が後方で、バランスを崩して、こける)
いうのは、頭で分かっていても、なかなか克服できへんけどな・・・

ただし、アゴが引けていれば、後ろにこけても、後頭部を打たないから、
ケガ、いう面でも、かなり防げるハズや。

柔道の受け身を研究してみよう・・・




2005.04.02