皮革素材

 牛革
 世界の飼育頭数が、約14億頭と多い事に加え採れる面積も成牛1頭につき
2畳分と広い。牛は概して厚く丈夫なのが持ち味で年齢・性別で更に細かく分類さ
れている。生後6ヶ月以内の(カーフ)、生後6ヶ月〜2年までを(キップ)、生後2年
以上の雌成牛で出産経験有りを(ステア)、去勢せずに生後3年以上経つ雄成
牛を(ブル)と呼ぶ。
 ディアスキン
 鹿革は古くから日本の武具に使用されている、最も馴染みのある素材。
湿気を吸い取る性質があり、アイテムによっては洗濯も可能。しっとりとした
しなやかな質感で、高級手袋やメディスンバッグに使われる事が多い。
 バッファロー  水牛の革は強靭で利用し易く、ボリュームの有る皺が迫力。
角は印鑑、三味線の駒や、置物等の角細工に使われる。
アジア、南米、北米、ヨーロッパ等広い地域で生息。巨大な角を持ち、
怒らせると極めて危険な動物な為、野生では虎も滅多に襲いかからない。
 コードバン 馬革は通常、外側へ伸びていく性質であるのに対し、臀部のみは
内側へ収縮する。そのため、この革の部分だけは切り離して使われる。
それがコードバンと呼ばれる部位。表面は艶々で強度は牛革の3倍。
臀部ゆえ1頭から2枚しか採取することができない、強靭な繊維をもつ、
特別な存在。
 リザード トカゲの革を総称してリザードと呼ぶ。細やかな斑紋が規則正しく並ぶ
オオトカゲや、リング状の斑紋を持つリングマークトカゲがポピュラー。
最も高価なのは左の写真のような輪状の斑紋が並ぶリングマーク
トカゲ。美しい斑紋の配列は豪華で、爬虫類革の中では強度もあり
実用性も高い。
 パイソン パイソンは大蛇を指し、スネークは小さいヘビ類を意味する。革としては
パイソンの方が人気で、中でもダイヤ柄の華やかな連続模様を持つ
ダイヤモンドパイソンがダントツ。ヌメヌメとした光沢感で、小物は
勿論のこと、ブーツやバック、果てはジャケットにまで幅広く採用される
エキゾチックレザーの代表的存在。
 エイ革 アカエイを中心としたサメの近縁種の革で、表面を切り除いた
リン酸カルシウムによる粒状の硬いウロコが非常に特徴的。この
ウロコは「石」と呼ばれ、背面中央にはやや大型の石が並んだ
「連石又はスティングレイハート」と呼ばれる部位があり、珍重されている。
妖しい輝きを放つ、海の宝石。
 カイマンワニ アリゲーター科に属するカイマンで、クラウンと呼ばれる後頭部の
突起が6つあるクロコダイルに対し、カイマンは4つ。また、クロコダイル
の腹部はツルツルしているのに対し、カイマンは梅干の種のように
シワシワ。価格的にはクロコダイルの約半分だが、品質的な差はない。
 クロコダイル クロコダイル科に属するクロコダイルでワニ革の中でも最高級とされて
いる。頑丈なウロコに覆われ、クラウンと呼ばれる頂部の突起が迫力の
背ワニや比較的規則正しく、細かいウロコが並び柔らかな質感の腹ワニ革
など、部位によって表情を変えるウロコの造形が最大の魅力。
一般に流通している動物の革の中では最も高額(毛皮を除く)で、
希少性も合わさる為に、革の宝石と呼ばれる。