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助詞


- 助詞とは
特徴 付属語
活用しない
語と語の関係を示したりする。

◆目次

はじめに
助詞の種類
 (1)格助詞
   格助詞の『の』
   格助詞の『で』
 (2)接続助詞
   接続助詞の『ながら』
 (3)副助詞
   副助詞の『さえ』
   副助詞の『ばかり』
 (4)終助詞
   終助詞の『か』
助詞同士の識別の仕方
結局何を知ればよい?


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●はじめに

助詞ですが、助詞が単独で問われることは少ないようです。
他に文法的に重要なものがあるから、というのがその理由だと思います。
ただし、学校のテストではガッツリ出る可能性があるので注意しましょう。

助動詞のように用法名を覚える必要は特に無く、意味(用法)の区別さえできればOKです。
また、助詞には格助詞接続助詞副助詞終助詞の4つがあり、これらを識別できるようになる必要があります。

(おことわり)
この単元では、塾のテキスト(主として講習会)で出題されたものを中心に、助詞の一部だけを説明しています。
あらかじめ、ご了承願います。


●助詞の種類

助詞には格助詞接続助詞副助詞終助詞の、4つの種類があります。

以下、簡単にそれぞれを説明しておきます。

格助詞 活用のない語(主に体言)につく。語と語の関係を示す。
接続助詞 活用のある語(用言や助動詞)につく。
語と語、文と文をつなぐ(接続する)働きがある。
副助詞 さまざまな語について意味を添える。
終助詞 たいがい文の最後につき、話し手の態度や気持ちを示す。
基本的に省略可能。

(1)格助詞

助詞とは、活用のない語(主に体言)につき、語と語の関係を示すもの。
助詞の中でも格助詞は最も重要です。

とはいえ、これだけでは何のことだか分からないでしょうから、実際にどういうものが格助詞か、格助詞の中でも比較的問題によく出てくるものを例に説明しておきます。

格助詞の『の』

格助詞の『の』は助詞の中でも最もよく問われるものです。

格助詞の『の』
例文 用法
(1)太郎家。 連体修飾語
(2)太郎来る日。 主語 」に置き換えられる
(3)太郎だ。 準体言 のものこと」に置き換えられる

まず確認しておいて欲しいのが、

格助詞非活用語(主として体言)につく

ということです。
例の「太郎」は名詞、すなわち体言ですね。

さて例文(1)の、連体修飾語とは、体言を修飾する語のこと。
つまり、名詞を説明する語のことです。

ここでは「太郎の」が「家(名詞)」を修飾しています。
よってこの場合の『の』は連体修飾語を作る格助詞ということになります。

格助詞は『語と語の関係を示すもの』と上で言いましたが、ここでは「太郎」と「家」が修飾語・被修飾語の関係になっていることを示しています。

例文(2)の場合、「太郎来る日」は「太郎来る日」とする事が出来ます。
つまり「太郎の」は主語である、ということです。
よってこの場合の用法は「主語」。そのまんまです。

例文3では、「太郎だ」を「太郎のものだ」とする事が出来ます。
つまり、名詞と同じ働きをしている『の』です。
「同じ働きをすること」を“準ずる”と言い、体言(名詞)と同じ働きをしているので「準体言」と呼びます。

格助詞の『で』

格助詞の『で』
例文 用法 意味説明
(1)校庭遊ぶ。 場所 校庭という場所で遊ぶ
(2)3秒アフロ。 時間 3秒という時間でアフロ
(3)帰る。 手段 車という手段で帰る
(4)作る。 材料 紙という材料で作る
(5)大食い評判の男。 原因・理由 大食いという理由で評判の男

ここでもやはり格助詞非活用語(主に体言)に付いていますね。
見ての通り、用法の意味もそのまんまです。

ちなみに格助詞の『で』については、品詞の識別(『で』の識別)で問われることがあります。(『品詞の識別2』参照)
『で』格助詞ということをしっかり覚えておきましょう。


これらを含め、格助詞10個(下参照)ありますが、全部覚えておいて下さい
助詞同士の識別(特に副助詞との区別)をする上で重要です。

後で説明する「副助詞」ですが、この副助詞も体言につく場合があります。
そこで、10個の格助詞を知っておけば、「体言についてるけどこれは格助詞じゃないな」といった感じで識別できます。

格助詞の語呂合わせを3バージョン載せておきましたので参考にしてみてください。

格助詞全10種類
『を』 『に』 『より』 『と』 『の』 『が』 『へ』 『や』 『から』 『で』
より 殿 から

ゴロ合わせ別バージョン(aikoさんよりご提供)
『を』 『に』 『が』 『と』 『より』 『で』、 『から』 『の』 『へ』 『や』
より 出、

ゴロ合わせ別バージョン(nanaさんよりご提供)
『を』 『に』 『が』 『へ』 『や』 『の』 『と』 『から』 『で』 『より』
から より

(どのゴロ合わせでも、覚える格助詞は当然同じです)


あくまでゴロ合わせは覚えるための手段の1つ。自分が最も覚えやすい方法で覚えるのが一番です。
他に覚えやすい方法があればそちらを採用しましょう。

(2)接続助詞

続助詞とは、活用のある語(用言や助動詞)につき、
語と語、文と文をつなぐ(接続する)働きがあるモノです。

接続助詞の『ながら』

接続助詞の『で』
例文 用法
テレビをながら勉強する。 動作の平行 「〜しつつ」
先生でありながらモヒカンだ。 逆接  「〜のに」
「〜けれども」

まず、『ながら』が活用語についているのを確認して下さい。青字が活用語です。

たま〜に出てくる接続助詞の問題がこの『ながら』です。

例文(1)の「動作の並行」とは、同時に二つ以上のことをすることです。
よって例文の1は

テレビを見ながら勉強する

テレビを見つつ勉強する

となります。

例文(2)の『逆接』とは、前の文から予想される内容とは異なるような文が後に来る場合の接続です。
内容が反対(逆)の文をつなげるのが逆接だ、という認識でもまぁイイでしょう。
例文(2)は

先生である + モヒカンだ

先生なのにモヒカンだ

ということです。

(3)副助詞

助詞とは、さまざまな語について意味を副(そ)えるモノです。

副助詞の『さえ』

副助詞の『さえ』
例文 用法 意味
(1)雷のうえにヒョウさえ降る。 添加(てんか) 「までも」
(2)雨さえ降れば大丈夫。 限定 「せめて〜ば」
(3)彼さえ電話してこない。 類推 「すら」

添加(てんか)とは、付け加えるという意味です。
「添加物」って聞いたことありませんか? これと同じ意味です。

例文1の場合は

雷のうえにヒョウさえ降る

雷のうえにヒョウまでも降る

雪+ヒョウ、ということですね。

例文2では「せめて」が補えます。つまり

さえ降れば大丈夫

せめて雨さえ降れ大丈夫

ということです。

例文3についてですが、
「彼さえ電話してこない」ということは、それ以外の人も電話してこないという風に、類推できますね。
よって用法が『類推』となります。

さえ電話してこない

すら電話してこない

ということです。

副助詞の『ばかり』

副助詞の『ばかり』
例文 用法
(1)千円ばかり借りる。 程度
(2)遊んでばかりいる。 限定
(3)アフロにしたばかり 完了して間もない

程度』と『限定』の違いですが、
程度』はおおよそのことを指しますが、『限定』は文字通り、それだけを指します。

例文(1) 千円ばかり借りる → 千円前後借りる → 程度
例文(2) 遊んでばかりいる → 遊ぶことだけしている → 限定

ということです。
例文(3)の「完了して間もない」はそのままの意味なので説明は省略。

あと副助詞で注意すべきは、名詞について主語を表す『』が副助詞であるということです。
前述の格助詞10個の中に、『は』が入っていないのを確認しておきましょう。
『は』を格助詞と勘違いする人がワリといるので要注意。

一応、なぜ『は』が格助詞ではなく副助詞なのか、説明しておきます。
副助詞とはさまざまな語について意味をそえるモノなわけですが、たとえば「私は無実だ」というとき、「他の誰かが犯人だ」ということを暗に言っているといえます。
つまり「私は無実だ」は「他の誰かが犯人だ」という意味をそえているわけです。
よって『は』は副助詞となります。

(4)終助詞

助詞とは、大抵は文の最後につき、話し手の態度や気持ちを示すモノです。
省略できるものが多いのも終助詞の特徴です。

終助詞の『か』

副助詞の『ばかり』
例文 用法
(1)それって本当です 疑問
(2)これほど嬉しいことがあろう 反語
(3)なんだ、晴れだったの 感動

例文(1)の『疑問』、例文3の『感動』については特に説明する必要は無いでしょう。
そのまんまですから。

例文(2)の『反語』ですが、これはどちらかというと古文でよく出てくるので注意が必要です。(『係助詞・係り結びの法則』参照)

反語とは強い肯定強調表現の方法の1つで、「〜であろうか、いやない」と置き換えることが出来ます。


これほど嬉しいことがあろう

これほど嬉しいことがあろうか、いや無い

要するに、めちゃめちゃ嬉しい!ということです。

他にも終助詞は色々ありますが、この終助詞というのは助詞の中でも出題される可能性が最も低く、そんなに気合入れて勉強するところではありません。


●助詞同士の識別の仕方

格助詞・接続助詞・副助詞・終助詞、それぞれ識別させる問題が出ることがあります。
その際、

助詞の前が非活用語なら格助詞、
助詞の前が活用語なら接続助詞、
文の終わりに意味を沿えるような形なら終助詞、
それ以外は副助詞、

という覚え方で、ある程度の問題は解けるでしょう。ある程度、ですけどね。
ただし、さすがにこれだけでは心もとないので最低でも格助詞(10個)は覚えておくべきです。
格助詞か副助詞かで迷った時、格助詞じゃないからこれは副助詞だ、という感じで識別できますので。

学校のテストなどで助詞がガッツリ出題されることが予想される場合は、格助詞の10個だけでなく、接続助詞と副助詞も全部覚えてしまったほうが良いでしょう。
格助詞、接続助詞、副助詞を全部丸暗記してしまえば、助詞同士の識別はほぼ万全です。


●結局何を知ればよい?

助詞
格助詞 活用のない語(主に体言)につく。
「を」「に」「より」「と」「の」「が」「へ」「や」「から」「で」
接続助詞 活用のある語(用言や助動詞)につく。
副助詞 名詞について主語を表す『は』は副助詞である。
終助詞 文の最後につき、話し手の態度や気持ちを示す。


最低でも格助詞10個は必ず覚えておきましょう。
できれば接続助詞、副助詞も覚えてしまったほうがよいです。
また覚えるに当たっては、必ず問題集などで実際に問題を解くようにしてください。助詞は数が多いだけで1つ1つはわりと簡単なので、最初は答を見ながら問題を解いてみて、よし覚えた!と思ったら今度は答を見ずに問題を解いてみるというやり方で勉強すると、けっこうなスピードで覚えていけると思います。
よければ参考にしてみてください。


以上


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