サイトマップ
トップページ / 中学国文法講座 / 中学古典講座 / 現代文読解講座 / 文法用語集 / 古文重要単語
ミニトーク / 塾講師徒然草/ 変換ミス / 合格応援 / 足跡帳 / 足跡者名簿

 トップページ > 現代文読解講座 > 読解、解答のコツ

PR


小学生から高校生まで。Z会の資料請求受付中!


読解、解答のコツ


◆目次

読解するときのコツ
(1)重要な部分に印を入れる
(2)とりあえず読み進める
(3)主語と述語を抑える
(4)○○の後に注意する
 ★逆接の後に注意する (AしかしB、確かにAと言えるがB)
 ★否定の後に注意する (AでなくB。AよりもBのほう。AというよりB)、
 ★まとめの言葉の後に注意する (AすなわちB、AつまりB、A要するにB)
 ★さりげなく挙げられた例の後に注意する (AといったB、AのようなB、AなどのB)
(5)読んだ内容を頭の中に留める
(6)分からない部分はいったん飛ばし、分かる部分からその内容を推測する
 ★逆接(AしかしB、確かにAと言えるがB)を利用する
 ★イコールの関係を利用する
  (a)まとめの言葉から推測する
  (b)「〜といった」のように、さりげなく挙げられている例から推測する
  (c)“繰り返し”を利用する
(7)文をある程度の固まりで把握する
(8)分からない部分に見切りを付ける

解答するときのコツ
(1)重要な部分に印を入れる
(2)主語と述語を抑える
(3)指示語を抑える
(4)説明問題の解き方

その他、小ネタ
 正解の選択肢を選ぶテク(論説文系)
 正解の選択肢を選ぶテク(物語文系)
 正解の選択肢を選ぶテク(ちょっと邪道)


●読解するときのコツ

(1)重要な部分に印を入れる

印の入れ方については、すでに別ページで詳しく説明しているので省略します。


(2)とりあえず読み進める

後にある文を読んで初めて、前に書かれてあった文の意味(役割)が分かるということが読解ではよくあります
なので、とりあえず読み進めることが大事です。

論説文の「説明」の方法の1つに“客観的事実を示す”というのがありましたが、それが筆者の見解について述べている客観的事実なのか筆者の見解ではないもの(筆者の見解と無関係のもの)について述べている客観的事実なのかは、そこだけを読んでいても分かりません。
どちらなのかは後のほうの文を読んで初めて分かることです。

読み始めてすぐに書かれてある文の意味(役割)が分かるような場合も確かにありますが、場合によっては数段落ほど読んでやっと話の流れが見えてくるような場合もあるので、とりあえず読み進めるというのは大事なんですね。言い方を換えれば、分かる部分から文章を理解して行こう、ということです。
分からない部分があるとそこで止まってしまい、そこだけを何度も読み返しているうちに分かっていた部分までがアイマイになってしまうということが論説文の読解ではよくあるので注意が必要です。

だし物語文の場合、むやみに読み進めると逆に文章が分からなくなるおそれがあります。
物語文の読解では、誰が何をしたか(思ったか)を把握していることが大前提。
特に登場人物が多い場合はこれをアイマイにしたままとりあえず読み進めてしまうと物語の内容が頭に入ってきません。
「とりあえず読み進める」のは確かに読解のコツですが、物語文に関しては、誰の心情または行動なのか、主語を確実に把握することをまず優先してください。
それが出来れば書かれてある文の意味が分からないといったことはあまり起こらないはずです。

主語をアイマイなままにすると文章の意味が分からなくなるという意味では、論説文も物語文と同じと言えます。
文章を読んでいて分からない部分に出くわしたときは、主語を把握した上でとりあえず読み進めるようにしましょう。


(3)主語と述語を抑える

一文が長かったりすると、特に論説文の読解では、難しい単語は無いのに読んでもイマイチその文の意味が分からないと感じたりすることが時々あると思います。
そういうときはその文の主語述語をまず把握してから改めて読み直すと分かりやすくなります
物語文の読解でも、誰が何を思ったのか、誰が何をしたのかが分かれば大抵の場合は分かるようになるはずです。
人物が複数登場しているときなどは、落ち着いて主語が誰なのかを把握しましょう。

本文でも問いの文でも、一文が長くてよく分からない場合主語述語をまず把握すること。
大抵の場合はこれで文を理解できるはずです。

地味に役に立つコツなので是非知っておきましょう。


(4)○○の後に注意する

主に論説文の読解で役に立つコツです。
論説文の『説明』では、結果的に2つで1セットみたいな形になっている説明が多いのが特徴ですが、このとき、のほうに注意して読むのがコツです。

逆接に注意する (AしかしB、確かにAと言えるがB)
否定に注意する (AでなくB。AよりもBのほう。AというよりB)、
まとめの言葉のに注意する (AすなわちB、AつまりB、A要するにB)
さりげなく挙げられたに注意する (AといったB、AのようなB、AなどのB)

どれものほう(のほう)に注意して読みます。
こうすることで文が簡潔になり、理解がしやすくなるので、これも知っておくと便利です。
文を出来るだけ簡潔にするという意味では、上の「主語と述語を抑える」と発想は同じです。


(5)読んだ内容を頭の中に留める

突然ですが次の文を読んでみてください。

「昔々あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。お婆さんが川で洗濯をしていると、川の上から大きな桃が流れてきました。」

さて、この文の、『お婆さんが川で洗濯をしていると〜』の部分を読んだとき、「え?この婆さん誰?どこから来たの?」と思ったでしょうか。
おそらく思わなかったと思います。
なぜそう思わないかというと、それまでに読んだ内容(前の文の内容)が頭の中に残っているからです。

このように、文章が理解できているときは、前に読んだことが頭の中にちゃんと留まっているものですが、大抵の場合、これは無意識のうちに行われます。
簡単な文章のときは無意識でも頭の中に留まるので別にそれでも良いのですが、難しい文章を読むときは無意識だとなかなか頭の中にちゃんと留まってくれなかったりします
特に論説文の読解は学年が上がるにつれ頭の中に留まりにくくなってくる傾向があるので、無意識ではなく意識してそれまでに読んだ文の内容を頭の中に留めるようにする必要があります。

何だか国語の読解が苦手になってきた、点が取れなくなってきたという人は、今までは読んだ内容を頭に留めることが無意識で出来ていたのが、徐々に出来なくなってきていることが原因の1つとして考えられます。
文章のレベルが上がれば上がるほど、読んだ内容を無意識で留めるのは難しくなりますからね。
これは見方を変えると、留めることさえできれば難しい文章でも理解できるようになるわけなので、読んだ内容を頭の中に留めることが無意識で出来ないのなら意識してやってしまえばよいわけです。
読んだ内容を頭の中に留めることを意識して文章を読むようにしましょう。

では具体的にどういう感じで文章を読むことになるかというと、
A。B。C。・・・と続く文があったとして、Bの文を読むときはAの文の内容を頭にとどめた上で読み、C の文を読むときはBの文の内容を頭にとどめた上で読みます。
AとBで1つの固まりだとしたら、それを簡単に頭の中でまとめるなどしてA+Bの文の内容を頭にとどめ、その上でC の文を読みます。
これについて詳しくは『(7)文をある程度の固まりで把握する』でも説明しているので確認するとよいでしょう。

なお留めるときのコツとしては、主語述語を抑えること。
上(「(3)主語と述語を抑える」)で説明した通り、主語と述語を把握すると文の意味が分かりやすくなります。分かりやすくなるほど読んだ内容を頭の中に留めやすくなるので、主語と述語を抑えるのは有効な手段です。

話をまとめると、主語述語を抑えつつ、読んだ内容を頭の中に意識して留めようとすること。これが読解のコツの1つです。


(6)分からない部分はいったん飛ばし、分かる部分からその内容を推測する

上で説明した『(2)とりあえず読み進める』と『(4)○○の後に注意する』、この2つを同時に使うという感じのコツがこれです。
文章を読んでいてよく分からない文に出会ったとき、そこはいったん飛ばし、分かる部分からその内容を推測します。

論説文での『説明』は、結果的に2つで1セットという形で説明されることが多く、それを利用して推測をします。
必然的に主に論説文で役に立つコツと言えます。


逆接(AしかしB、確かにAと言えるがB)を利用する
『逆接』とは、前の文から予想される内容とは異なるような文が後に来る場合の接続です。

「彼は酒癖が悪い。しかし普段の人柄は良い。」という文で、仮に前の文(酒癖が悪い)の意味が分からなかったとします。
そういう場合は、そこはいったん飛ばして、次に読み進みます。
後の文(普段の人柄は良い)を見ると、プラスイメージの文になっていることが分かります。
その文が「逆接」で前の文と繋がっているわけですから、前の文はプラスイメージの逆、つまりマイナスイメージの意味合いを持つ文に違いない、と推測することが出来ます。
「酒癖が悪い」の正確な意味は分からなくても、大体どんな感じの意味なのかがこれで分かります。

AしかしBという文の場合、Aが分からなければBを根拠に、Bが分からなければAを根拠に推測できます。
文と文の関係(つながり)が逆接だと分かれば、そこから片方を推測することが出来るというわけです。


イコールの関係を利用する
(a)まとめの言葉から推測する
「AすなわちB」、「AつまりB」、「A要するにB」などの“まとめ”の言葉は、文字通り、それまでの内容を簡潔にまとめるものなので、内容的にはAもBも同じで、数式で表すとA=Bです。

ということは、仮にAの文の内容がよく理解できなかったとしてもBの文が理解できたのなら、内容的にA=Bなので、間接的ですがAのほうも理解できたことになります。その逆も同じ。
つまり、片方が理解できたのなら間接的にもう片方のほうも理解できたことになります


(b)「〜といった」のように、さりげなく挙げられている例から推測する
「AといったB」や「AのようなB」、「AなどのB」は、
例えば「リンゴや桃、スイカ、バナナ、マンゴーといった果物は〜」という文からも分かるとおり、
「リンゴや桃、スイカ、バナナ、マンゴー」=「果物」です。つまり上と同じくA=Bの関係です。

これも上と同じく、片方が理解できたのなら間接的にもう片方のほうも理解できたことになります


(c)“繰り返し”を利用する
論説文では重要なことを説明する際、言葉を変えて繰り返し説明する(重要なことを別の表現にして繰り返す)ことがよくあります。
A。B。C。・・・と文があって、それが、表現が変わっただけで内容的には同じであるような場合、A=B=C なので、どれか1つが分かれば他の文も間接的に理解できたことになります
繰り返しの解説は別ページで詳しく行っているのでそちらを見てください)

このように、文と文の関係(つながり)イコールだと分かれば、どれか1つ分かることで、分からない部分も推測することが出来ます


とまぁこんな感じで、分からない部分はいったん飛ばし、分かる部分からその内容を推測するというのは、非常に役に立つテクニックです。是非身につけてください。


(7)文をある程度の固まりで把握する

これも論説文で役に立つコツですが、これまでに説明した様々なコツを使うことになります。
慣れないうちはちょっと難しいかもしれません。

「文をある程度の固まりで把握する」とはどういうことかというと、複数の文を1つのまとまりとして捉えること、簡単に言うと「文を短くまとめること」です。
では、文をある程度の大きな固まりで把握する(複数の文を1つとしてとらえる)にはどのようにすればよいか
次の例文(論説文)を使って説明していきます。

 私が今こうして書いている文章には、句読点がある。それは当然のこととして、私にも他のほとんどすべての人にも容認されている。けれども、日本語の文章にテンやマル、カッコ、カギカッコ、ダッシュ、疑問符、感嘆符その他、実にたくさんの文章記号が入ってきたのは、明治になってからのことであって、それ以前には、これらの記号は使われなかった。もちろん例外は多少あるとしても、日本人がいっせいにテンやマルを文章につけだしたのは明治初年代からのことである。明治六年に『小学国語読本』がこれを採用したときから、文章表記における革命的変化への道も開かれたらしい。

(大岡信「『忙即閑』を生きる」より引用)

全部で5つの文で出来ていますが、まず1文目。

『私が今こうして書いている文章には、句読点がある。』

まぁ、読んだところで「ふ〜ん」で片付けるところでしょうが、一応説明しておくと、このサイトで言う「“客観的事実”を示す」という説明方法から文章がスタートしている、ということがこの文からは分かります。
逆に言うとそれ以外のことは一切分からないとも言えますが。

ここを読んだだけではこの文が何のために書かれてあるのか分からないので、とりあえず読み進めます

『それは当然のこととして、私にも他のほとんどすべての人にも容認されている。』

最初の「それは」が指す内容は、1つ目の文のことです。
また話の流れや内容に変化は特に無いので、1文目と2文目を分けて考える必要はなく、この2つの文を大きな固まり、つまり1つとして捉えます
1つにまとめると、『文章に句読点があることはほとんどすべての人にも容認されている』という感じになりますね。
これを頭に入れつつ、次に進みます。

『けれども〜』

3文目の最初に「けれども」とあるので、ここで話の流れや内容が変わるということが分かります。
これにより、3文目以下は1〜2文目と同じ固まりに含まれないことが明らかになり、その結果、1文目から2文目までが1つの固まりであることが接続詞をきっかけに確定することになります。

1〜2文目の1つの固まりと捉え、その内容を頭に入れた上で、「けれども」以下を読み進めます。

『(けれども、)日本語の文章にテンやマル、カッコ、カギカッコ、ダッシュ、疑問符、感嘆符その他、実にたくさんの文章記号が入ってきたのは、明治になってからのことであって、それ以前には、これらの記号は使われなかった。』

1〜2文目の内容とこの3文目を照らし合わせると、「今は句読点があるけど昔は無かったんだ」ということが分かります
これで、「AけれどもB」の関係(1〜2文目と3文目の関係)はとりあえず把握できたことになります。

そして今度は3文目の内容を頭に入れた上でさらに続きを読みます。

『もちろん例外は多少あるとしても、日本人がいっせいにテンやマルを文章につけだしたのは明治初年代からのことである。』

3文目の内容と大して変わっていない、というより言い方を変えただけで、内容(趣旨)は3文目も4文目も一緒です。
論説文の説明方法としてよく使われる「言葉を変えて繰り返す」のパターンが来たな、ということが分かります。

内容に特に変化は無いので3文目と4文目1つの固まりとして捉えます
同じような話がプラスされただけですからね。

さらに読み進めます。

『明治六年に『小学国語読本』がこれを採用したときから、文章表記における革命的変化への道も開かれたらしい。』

これまた言い方を変えただけで、5文目も内容的には3〜4文目と一緒です。
「言葉を変えて繰り返す」のパターンがまだ続いているんだな、ということが分かります。
同じような話がプラスされただけで内容に特に変化は無いので3、4、5文目1つの固まりであると分かります

例文はここで終わっていますが、元の文章でもこの文は段落の最後の文なので、仮に例文がまだ続いていても6文目は次の段落になります。
つまり、話が区切れているので6文目はこの3〜5文目の固まりには含まれません
よって、3〜5文目までが1つの固まりであることがここで確定します。

で、3〜5文目の内容をまとめると、
『日本語の文章に文章記号が入ってきたのは、明治になってから、日本人がいっせいにテンやマルを文章につけだしたのは明治初年代からのことで、文章表記における革命的変化への道も開かれたらしい。』
となり、今度はこれを頭にとどめた上で次の文を読んでいくことになります。


こういう感じで文をある程度の大きな固まりで把握していきます。

話の流れや内容に変化が来たら、そこまでが1つの固まりだと判断するとよいでしょう。
このように言葉で説明するとかなり大変そうに思うかもしれませんが、時間にすると大した作業ではありません。

例文のように、接続詞段落などが、どこまでが1つの固まりなのかを見極める一応の目安になりますが、接続詞でなくても話の流れや内容は変わることがありますし、頻繁に段落分けがされているようなタイプの文章では段落の変わり目はあまり目安にならないので、決して万能な見極め方ではない点に注意してください。

「言葉を変えて繰り返す」という方法で説明をしている部分については、表現が違うだけで内容はイコールなので、繰り返しが続いている限りは基本的にそれを1つの固まりとして捉えるとよいでしょう。
その際、何が繰り返されているのかを把握することが大事です。

『文をある程度の固まりで把握する』ときは、論説文とはそもそもどういう文章なのか、『説明』にはどんなものがあるのか、読解のコツとか、そういった色々な知識やコツを駆使することになるので、『文をある程度の固まりで把握する』ことを日頃から意識して練習すれば、読解のための色々な知識やコツが実践的に身についていくことになります。
慣れてくるとさらに大きな固まり、つまり“段落”を1つの固まりとして捉えることが出来るようになり、
そうなると話の展開がより一層分かりやすくなるので、さらに文章の理解がしやすくなります。

最初は上手く行かないでしょうが、文章を読むときは文をある程度の固まりで把握して読む練習を普段からしましょう。
とはいえ、
ハッキリ言ってそんなに簡単なことではなかったりもするので、無理だー!という人は、(1)〜(6)のコツをまず重点的に実践してみるとよいでしょう。これらの応用がこの(7)のコツなので。
これが出来るようになってくると、読解力はかなり付いてきます。
読解力のある人というのは、文章をある程度の固まりで把握することが出来る人と言ってもよいでしょう。


(8)分からない部分に見切りを付ける

これも主に論説文でのコツ、というかテスト(試験)時での非常手段です。
「分からない部分は分かっている部分から推測しよう」と上で説明しましたが、どうしても分からない場合は、分からないまま放置する決断も時には必要です。

重要な部分は繰り返し説明されるのが論説文ですが、見方を変えると重要でない部分は繰り返されないと言えます。
文章を読んでいて、もし分からない部分があっても、それが特に繰り返し説明されていないようであるなら、そこはあまり重要ではないとみなし、分からないまま放置してしまっても何とかなります

乱暴な言い方になってしまいますが、
読解問題というのは問題を解くことが求められているのであって、文章を100%理解することは求められていません
文章の理解が90%ぐらいだったとしても、それで問題が全部解けるのならそれでOKです。
もちろん、文章の理解が100%に近いほうが確実に解答することができる(正答率が上がる)ので、出来るだけ理解した上で解いたほうが良いのは言うまでもありませんが。

特にテストでは制限時間があるので、分からない部分にいつまでも時間をかけるわけにはいきません。
思い切って見切りを付けるのもコツです。

ただし、あくまでこれは非常手段だということを忘れないようにしてください。
使いすぎる(見切りを付けすぎる)と当然文章を理解することは出来なくなります。

なお、自宅での学習など、制限時間の無い状態で読解問題を解くときは見切りを付けていると練習になりませんので、しないように。
特に自分にとって難しいなと感じる文章は、それを理解しようとすることで読解力が付きます
読解力を付ける大きなチャンスをわざわざ捨ててしまうことのないようにしてください。
分からない単語などがあれば辞書で調べるなどして、何度も何度も読んでいるうちに徐々に理解できてくるはずです。


●解答するときのコツ

(1)重要な部分に印を入れる

別ページで詳しく説明しているのでここでは省略します。


(2)主語と述語を抑える

問いの文が長い場合、何が問われているのかがイマイチよく分からなかったりすることがあります。
そういうときは主語述語をまず把握しましょう。そうすることで、何が問われているのかが分かりやすくなります。
特に述語を把握すると何が問われているのかがハッキリします

また物語文の読解問題でしばしばあることですが、次のア〜オから正しいものを選び記号で答えなさいといった選択肢問題では、各選択肢の最後の部分を見ると正解の選択肢をある程度しぼることができることがあります。これも知っておくとよいでしょう。

本文でも問いの文でも、一文が長くてよく分からない文が出てきたときは主語述語をまず把握
地味に役に立つコツなので是非知っておきましょう。


(3)指示語を抑える

「ぼう線@とあるが、これはどういうことか、20字以内で答えなさい。」というように、
本文にぼう線波線が引かれ、その問いに答えるという問題が読解問題ではよく出てきますが、こういう問題を解くときは、そのぼう線または波線を含む一文全部に目を通します。たとえ長い一文の途中に少しぼう線や波線が引かれている程度であってもその長い一文全部に目を通してください。

そしてその一文の中に「これ」や「それ」などの指示語があればその指示語何を指しているのかを必ず把握するようにしてください。
この指示語の内容が、答のヒントであったり答そのものであったりすることが実はけっこう多いからです。

波線やぼう線を含む一文全部にまず目を通し、その中に指示語があればそれが何を指しているのかを把握する、これがぼう線(波線)問題を解くときのコツです。


(4)説明問題の解き方

「〜を説明しなさい。」という問いは、本文の言葉を使って説明しなさい」という意味です。
誤解を恐れずに言えば、「抜き出し問題」とほぼ同じです。

「抜き出し問題」では本文から答えになる部分をそっくりそのまま抜き出して解答欄に書けばそれで正解になりますが、説明問題」は、抜き出してからさらに途中の言葉を省いたり言葉を入れ替えるなどして、文章としてまた答え方として正しくなるように文章に手を加えることで正解になります↓。

(説明問題の解き方)
手順1) 本文から答えになる部分を抜き出す
手順2) 抜き出せたらそれを答え方として適切なものになるよう表現を変えるなどして文章に手を加える
手順3) それを解答欄に書く


まり、本文から抜き出してそれに手を加えるのが説明問題の解き方、ということです。
説明問題が苦手な人は、本文から答を探そうとしない(本文から答として使える部分を抜き出そうとしない)、いきなり正解を書こうとするなどのクセがあったりしますが、そうではなく、いったん答として使える部分を本文からまず抜き出してください。そうするだけで、かなり説明問題の解答を書くのが楽になるはずです。

説明問題で最も簡単なものは、抜き出す箇所が1箇所だけで、しかもあとは文末の表現を変えればそれで正解になるようなものです。
「どういうことか説明しなさい」という問いだった場合、答えの最後は「〜こと。」と書かねばなりませんが、本文から抜き出した文の最後にこの「こと」を付け足せばそれで正解になるようなものがこれです。
抜き出して後はそれに「こと」を付け足すだけですが、こんなものでも扱いは“説明”問題になります。
感覚としてはほぼ抜き出し問題ですが、ほんの少しでも手を加えている以上は説明問題です。
最後に「こと」などを付け足すだけだと指定の字数以内に収まらない場合は、抜き出した文の途中の言葉を省くなどして字数以内に収まるようにしますが、これも説明問題としては簡単な部類に入るでしょう。

説明問題でよくあるのが、
抜き出す箇所は1箇所だがそれが答え方として正しくなるよう言葉を入れ替えるなどして文を組み立てなければならないもの。
たとえば、「綺麗に桜の花が咲いていて〜」と本文にあるのを、「綺麗に咲いている桜の花。」と書いて答えるような説明問題がこれです。

仮に問いの文が「どんな花か説明しなさい。」だったとして、これに対し「綺麗に桜の花が咲いている。」と答えるとアウトです。
「どんなか」と問われている以上は「〜。」と答えなければなりません
答え方として、また文章としても正しくなるよう、文を組み立てる必要があります。

これより少し難しいのが、抜き出す箇所が2箇所以上の場合。
もちろん、答を書くときは一文でないといけないので、2箇所以上から抜き出したものを1つにまとめる必要があります
難易度の高いものだと抜き出すべき箇所が、たとえば1段落目と5段落目にあるなど、どーんと離れていたりします。
こうなると答えに使える部分を本文から見つけ出すこと自体の難易度が上がるので、難しく感じることが多いでしょう。
とはいえ、このようにどーんと離れているということはあまりないので安心してください。

なお、抜き出した文を解答用に組み立てるときは、結論(答えの最後の部分)から考えると良いでしょう。
「綺麗に咲いている桜の花。」が正解だとしたら、まず「桜の花」という結論を書き、そこに必要な言葉を付け足していくという感じで文を組み立てます。
こうすることで要点を抑えた解答を書くことができます。

少し長くなったのでまとめておくと、
本文から答えとなる言葉や文を抜き出し、それに手を加えて1つの意味の通じる正解の文を完成させること、その際、答を書くときは問いの指示(字数など)にちゃんと従うこと、これが説明問題の解き方です。


●その他、小ネタ

正解の選択肢を選ぶ(論説文系)

選択肢問題(特に筆者の主張を問う問題)では、その文章におけるキーワードを含む選択肢正解である可能性が高いです。
あくまで可能性の話ですが。

キーワードとは文章で繰り返し登場するフレーズや単語のことで、筆者の見解と絡んでいるもののことです。
(キーワードについては別ページで詳しく説明しているのでそちらを見てください。)


正解の選択肢を選ぶ(物語文系)

物語文の選択肢問題では、選択肢の最後の部分が他の選択肢と比べると明らかに異なる場合があります。
なのでまずは選択肢の最後に目を通し、明らかに間違いである選択肢を消去するとよいでしょう。


正解の選択肢を選ぶ(ちょっと邪道)

「必ず」「常に」「全ての〜が〜だ。」などの言葉を含む、例外を認めない選択肢は間違いである可能性がわりと高いです。わりと、ね。

また、「〜ので」「〜だから」など、妙に説得力を持たせている選択肢も間違いである可能性があります。あくまで、可能性、ね。

ちょっと邪道な小ネタについては、あくまで非常手段として使うようにしてください。確実なものではありませんので。
テストでこれを実践して×だったとしても当サイトでは責任を負いかねますのでご了承下さい。笑


授業時間

中学国文法講座
中学古典講座
現代文読解講座
文法用語集
古文重要単語

休み時間

ミニトーク
塾講師徒然草
変換ミス
合格応援
足跡帳
足跡者名簿


合格祈願



リンク集 / プロフィール / 当サイトQ&A


中学国語のツボはリンクフリー。リンク先URLはこちら↓でお願いします。
http://www.geocities.jp/nm3032nakatsu/


各ページ、無断転載を禁じています。

since 2001 春