より良い未来を実現するために・・・

石川光男先生の講演会<U>


《第四回》『生命を活かす意識と無意識』 

☆生命はつながりであるから、意識だけをみてもわからない。意識の外側にあ
る文化や無意識を見る必要がある。 

☆自分にとって一番大切なものは? と問われた場合、十中八九、内側(植物
身、動物身)に焦点があっているから、大半の人は、“生命”“健康”となる。果
たしてこれでいいのでしょうか? 

☆例えば、小暮さんや、宇野重吉さんの生き方に接すると、理屈抜きで胸にジ
ーンとくる。もし、健康や肉体の生命が第一だとしたら、小暮さんも宇野さんも
不幸な人生となる。 

☆明治維新の若者は、意識が外側に広がっていた。生命を自分の肉体の中に
閉じこめていなかった。今はどうか? 残念ながら、自分のことだけで、生命が
不自然な形で認識されている・・・・。 


第5回 『見えない世界のパワーシフト』  1991.03.09 

★自分でハッと気づいたもので人間は変わる。今回の気づきの為の質問は、
「今後3年以内に、やろうと思っていることを3つまで書き出す」ことです。そし
て、それを支えている価値基準は何か? それは、何の為にやろうとしている
のか? を考えて下さい。 書き出した3つのことが、自分の為か、まわりの為
か、を考え、もし3つとも自分の為だったら、自然な生き方とは言えない。 

★人間は60兆の細胞で構成されていて、個々の細胞は独立した1つの生命体
である。これらの全てを脳からの指令だけでは支配しきれない。これは感情や
理性ではなく、見えない世界(無意識)でコントロールされている。これが生命で
あり、とてもすごいことだ。 個々の細胞は、部分を活かす情報や機能と、全体を
活かす情報や機能のバランスがとれていると、リーダーがいなくても、自分達で
一致協力して生命を活かしている。 

★心の使い方、体の使い方を変えることにより人間の文化のライフスタイルは
変わる。その3つのキーワードは 
  @ 自然に学ぶ   
  A 自然を活かす 
  B 自然に従う  

★地球の歴史は45億年。生命の歴史は30億年。しかし人類は文化向上の名
のもとに自然を破壊しようとしている。果たしてこれでよいのでしょうか。今まで
の発想(閉鎖系)を引き継ぐことは決して好ましくない。閉じた系は秩序が崩れ
て、周りに破壊をもたらす。その代表的な例が、ガン細胞だ。    

★自己実現の3つのキーワードは・・・ 
  @ 自分らしく 
  A 自分から 
  B まわりの為に 

開放系は、放っておいても秩序を形成する。これが無意識の世界であり、自然
の世界だ。 

◇自然支配の文化から自然活用の文化へ 
<西洋的知識の限界> 
アルビン・トフラーの『パワーシフト』がベストセラーとして好調な売れ行きを続け
ている。政治・経済・文化の流れを「暴力・富・知識」という三つの要素のバラン
スという視点から分析し、近代社会がコンピュータによる情報処理を武器としな
がら、「知識」という力によって大きく左右される時代となったことを力説してい
る。確かに傾聴に価する意見であるが、日本人としては、この問題の背後にあ
るもう少し大きな問題を考えておかなければならない。そのひとつは、トフラー
氏の分析方法が、これまでの西洋的な学問の体質、あるいは西洋的なものの
見方を土台としているという点である。例えば、国力の評価を軍事力・経済・知
識という三つの視点から分析しているが、これはいずれもはっきりとした数字や
文字で表現できる内容を意味している。客観性を重視する西洋的な学問の特
質から見れば、このような分析の仕方はむしろ当然なのだが、これからの文明
にとって重要なのは、むしろ数字や文字で表すことの難しい「見えない世界」で
あるように思われる。 

トフラー氏の指摘する「知識」は、西洋的な世界観や価値観の枠組みの中での
知的情報だけに焦点を当てている傾向が強い。技術的な知識を例にとれば、
現代のテクノロジーを支えているのは、【自然を人間のために支配・操作する】
という価値観である。環境問題に象徴される現代文明の最大の課題は、科学
技術を支えるこのような根本的な価値観そのものに対する問いかけを内包して
いる。とすれば、これまでの基本的な価値観の路線上に乗っている知識に焦点
を当てて文化現象を分析するのは、少なくとも将来の文化創造の指針とするた
めには片手落ちと言わなければならない。 

現代文明の欠点を是正するためには、これまでの価値観の弱点を修正するよう
な視点が必要となる。その鍵となるのは、人間中心の視点から自然全体への
視点の移動であり、【自然の利用・操作】という技術開発から、【自然の活用】と
いう技術開発への方向転換である。「知識」を「力」とみなすトフラー氏の発想
は、自然支配を目的とした技術的知識にはよくあてはまる。  これに対して、
自然の潜在的な機能を活用しようとする技術は、「力」としての知識というより
は、自然の潜在的な力を引き出すための「知恵」といった方がよい。 

これからの文明に求められているのは、文明の方向を見定める「知恵」なので
ある。【自然を活かす】という東洋的な知恵と、力としての知識とのバランスが未
来の文明を評価する鍵となる。科学技術を支えてきた自然支配という価値観
や、日本文化の中に受け継がれてきた自然の活用という価値観は、直接には
文字や数字に置き換えることの難しい世界であるから《見えない世界》である。 

トフラー氏が指摘するように、軍事力と経済力から知識へのパワーシフトが近
代社会の特長とすれば、自然支配という価値観から自然活用という価値観へ
のパワーシフトが未来社会の特長でなければならない。トフラー氏が指摘して
いるのは、《見える世界》のパワーシフトの現実であり、私が指摘しているのは
《見えない世界》のパワーシフトの必要性なのである・・・ 


第6回『 生 命 の 相 補 性 』  1991.07.31 

☆ 科学者に“生命とは何か?”と問うと、生命は“もの”であると答えるし、宗教
家に問うと生命は“こころ”と答える。現代の科学者は、決められた枠組の中で
見えたものは“真”で、見えないものは“偽”とする。これでは、チョッと片手落ち
であると言わざるをえない。生命の相補性は心と体。この両方のバランスがと
れて、生命は丸ごと活きる。 

 ☆ 健康になる為に、スポーツを続ける人は多い。確かにスポーツをすれば、血
の巡りがよくなる。但しそれは、動脈と心臓のみで、静脈と毛細血管の血の巡
りは、決してよくならない。動脈の血の巡りをよくするだけのスポーツは片手落
ち。血の巡りをよくする相補性は動脈と静脈 

 ☆ 血循をよくする体操をご紹介します。両手をまっすぐに上げて、力を抜いて
手を振る。約1分間、これを朝晩1回3ケ月間続ける。(出来れば、自宅で、両
手・両足一緒にやるとさらに効果が出る) 

◇参加者のアンケート結果より 

◎生命の相補性について、たいへん勉強になった。特に一方的な見方は、思
考を誤らせる最大の要素であることがよく理解できた。 

◎生命が活きるお話、体によいお話をしていただき、生命が光を受けてきたよう
に思います。 

◎血のめぐりを軽視していた(血質を重点的に考えていた)。 

◎心と体の“バランスをとって生きる”ことが健康になれるということ。手と足の
運動を明日から実行したいと思います。 

◎日頃の生活で、気のついていない良くないことと、アンバランスの生活であっ
たことがよくわかった。 

◎ごきぶり体操、皮膚の刺激法、呼吸法、食事、牛乳のカルシウムなどが参考
になった。・・・ETC。 

        ┌─意識 
   ┌─心│ 
   │   └─無意識 
   │ 
生命│         ┌─食事 
   │   ┌─血質│     ┌─肺 
   │   │     └─呼吸│ 
   └─体│           └─皮膚 
        │ 
        │     ┌─動脈(運動) 
        └─血循│ 
              └─静脈(心) 



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