名古屋近代文学史研究会




お願い

「名古屋大正文学史」のこと

名古屋市教育委員会の発行する文化財叢書として『名古屋明治文学史』第一集が刊行されたのは一九七五(昭和五〇)年九月のことでした。そして第二集につづいて一九八二(昭和五七)年三月発行の第三集をもって完了しました。

それから三〇年近い歳月が経過した昨年二月の研究会会合において、私は既刊明治文学史三冊につづく「名古屋大正文学史」の上梓を提案しました。

当日、出席者の人々にはおおむね賛意をえましたが、どんなかたちにしましても、一冊の本を上梓するにはさまざまの問題のあるのは否定できません。

まず、何といっても先立つもの、つまり資金の問題があります。細々とやってきた研究会ですから、資金はほとんどありません。したがって目的を遂行するためには否でも応でも何とか資金の蓄積をしなければなりません。

それには最低二、三年の歳月は必要かと思われます。そして、執筆のための十分な資料の収集が必要です。

名古屋地方における大正文学史といいましても、その間、一五年の歳月があります。小説、評論、詩、短歌、俳句など、その範囲はずいぶんと広く思われます。

たとえば、小説関係に限ってみましても、ぜひ取り上げたい作家として、石黒晩村、大橋青波、早川北汀、中川雨之助、潮山長三、長馬圭之、小酒井不木、本田緒生、岡戸武平、国枝史郎、田中仙丈、江戸川乱歩、楠田民夫、佐々木味津三、井口唯志、葉山嘉樹、尾崎楓水、富沢有為男らがあります。

これだけでも、とても一冊のみでは十分に網羅しきれそうもないことは、きわめて判然としています。

しかし、一冊を刊行することによってあるいはそこに思いがけなく新しい展望が広がってこないとも限りません。ともかくもまず一冊を確実に実現化することが何よりも大切なことかもしれません。

前述のように資金不足、資料不足に加えて、私たちのメンバーが少人数であることも大きな弱点のようです。そこで、ぜひ執筆会員を増やしたく考えます。ご意志あるお方々を募りたく思います。よろしくお願いいたします。 (木下信三)


※お問い合わせは、nkbk1970@yahoo.co.jpまでお寄せください。

※本稿は、「名古屋近代文学史研究」第180号に掲載予定です。(管理人)

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次の例会は2012年7月1日(日)の予定です。
会場は中生涯学習センター1階ロビーです。
詳細は「会について」を御覧下さい。

会報『名古屋近代文学史研究』第179号を発行しました(2012年3月10日)。

2010年11月1日に40周年を迎えました!

黒沢義輝さんが『山中散生全詩集』(沖積舎、2010年8月3日)を刊行しました。


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最終更新 2012年6月7日 ページ開設 2007年8月5日 サイト開設 2007年8月5日