仁和医院
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私の診断、治療法
仁和医院 院長 竹川 敦
 

 現代の日本の精神医療のいいかげんな理由 

 
最近の日本の精神科医療は目覚ましい進歩があり、ここ10年でやっと欧米諸国で使用されている薬剤が日本で使用されるようになりました。

 しかしながら、まだまだ日本の精神科医(特に開業医)のレベルは低く、中には同じ作用機序の物凄い量の薬を出したり、短時間の診察や簡単なチェックリストで診断するという、本当に同じ精神科医なのかと疑問に思う先生も見かけます。(素晴らしい先生も沢山います)

 いいかげんな治療が許される日本の精神医療の一つの原因としては圧倒的に訴訟が少ないというのがいけないのだと思います。

 精神科の訴訟件数というのは小児科、外科、産科などに比べるとほとんどありませんし、訴訟になったとしても、病院側の管理体制や薬物に関係するものであり、仮にずさんな診断、治療で患者が自殺にいたっても医師の責任を追及されることはないんですね。

 そのことが「適当に診断治療しても大丈夫」「何かあっても精神科の患者さんだから」という恐ろしい安心感を招くのだと思います。人生を変えるかもしれない疾患を扱っているのにも関わらず・・・

 もう一つの原因はとにかく医師の勉強不足、経験不足です。日本では医師国家試験を通れば、誰でも何科でも選ぶことが出来ます。多くは大学病院や関連病院で研修医となり入院患者で勉強をします。その後数年も病棟医として出向し、経験を積んでから指導医となり、再び大学病院や関連病院に戻り、外来業務をすることになるんです。

 内科や外科などでは入院患者も外来患者も同じような病気を扱うので、入院患者を診ることが外来に応用出来るのですが、精神科の場合は入院しているような患者(ほとんど重度の統合失調症です)は外来には来ません。外来患者というのは病棟では、ほとんど遭遇しない別の病気なんですね。(たまに統合失調症の患者さんもいますが・・・)

 さらに大学では学生に「統合失調症」と「うつ病」のことばかりメインに教え、外来で最も多く遭遇する「人格レベルの問題」「適応障害」「神経症圏」「発達障害」「認知症の周辺症状」のことについては、ほとんど習わないんです。(医師国家試験にも滅多に出ません)
 
 ですから外来で来た患者を、数少ない知識の中に無理に当てはめようとし、「軽いうつ病」だとか「神経症」「自律神経失調症」「非定型精神病」という、非常にあいまいで意味不明な診断がついてしまうんです。



 また精神科医で開業する場合、保険点数的に必要不可欠な「精神保健指定医」という精神科の専門医資格があります。

 これは精神病院での経験重視で、あとは統合失調症とうつ病がほとんどの9症例レポート、それも診断、治療内容よりも、きちんと患者さんの人権を尊重し、法に触れていないかが重要なレポート提出だけで取得してしまうというという、

 各科の専門医の中では最も簡単に取れてしまう資格
なんです。(ちなみに内科の認定医は指定病院での20症例の臓器別指定疾患のレポート提出と国家試験より難しい認定医試験があるんです。私は内科研修期間中1ケースだけ症例が足りず取得出来ませんでしたが・・・)

 今まで病棟で診てきた患者さんの知識しかない状態でも、専門医の資格が取れ、外来をいきなり行うわけですから、診たことない患者さんに意味不明の病名をつけるのは仕方がないと思います。(患者さんの立場を無視すれば・・・ですが)

 私も病棟のみの勤務医時代はアダルトチルドレンや発達障害なんて全く知りませんでしたし、研修医に教えたこともありません。

 何で「うつ病」の診断がついているのに治らないんだろう?自傷行為をする性格障害は皆「ボーダーライン」なのかな?と非常に不思議に思いつつも前医の処方で、患者さんを適当に診ていました。

 今考えると、本当に経験不足で勉強不足・・・、当時の患者さんには申し訳ないことをしたと反省しております。

 そういう訳で今回自分が精神科の外来医として積んだ経験や知識をまとめてみようと思います。

今では昔と比べ、よく解らない患者、治らない患者というのは格段に減り、自信をもって患者さんと向き合えるようになりました。
私の経験が皆様の周りの患者さんに生かせると幸いです。
本当にうつ病?(性格なのか?病気なのか?の鑑別方法)
大人の発達障害の診断 
 
 
 注意!!
上に書いてあることは、
大学や大学病院で習うことでもないし、
精神科の教科書や難しい本に載っていることでもありません。

あくまで私の開業医としての経験に基づく私見であり、
全くアカデミックな内容ではありません。
実践的に必要な知識として具体的に書いておりますので、
是非読んでみてください。

 





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