ターバン野口が行く







一通のメールが来た。


こんにちわ、いつも楽しくブログ読ませて頂いてます。
今日は二番煎じさんを男と見込んで是非試して頂きたい実験があります。

【ターバン野口はレジですんなり使えるか?】

もしうらぶれた駄菓子屋なんかの人の良さそうな老夫婦だったら?
コンビニでレジ打ちしてる主婦層のおばちゃんだったら?
高校生のバイトだったら?どぅなる?と結果を知りたくなるのです

多分こう思っているのは自分だけではないなと、二番煎じさんに依頼したいと思った次第です。
あなたなら出来る、いや出来る事ならあなたにやって頂きたいと思いましてメールした次第
。。御考慮願えますでしょうか。。





ターバン野口。



夏目漱石に代わる新千円札、野口英夫をあたかも
ターバンを巻いているように折った物の事を言う。

見かけによらず折り方は簡単なので是非やってみて欲しい。

折り方の動画


さて、あなたはこのターバン野口を見てどう思っただろうか。

正直に言おう。

わたくしは最初に見て爆笑した。


あの野口英夫が良い具合にターバン巻いているので、心底滑稽だったのである。
同じく、ターバン野口を回りの皆に見せたところ、

「これは面白い」

「すっげぇぇぇ!!」

「どうやってんの!?」


という出川もビックリなリアクションをとっていた。

そうだ、周りの人達がこんなに驚くのだから、
実際に店で使ってみたらどうなるだろう。


そんなメールである。



ちなみに、当の僕は7万HITもいったのに実験らしい実験をここ最近やってなかった。
というか、思いつく事が金かかるものばっかりだからだ。

これから年末、年始で金の出入りも激しくなる。
こんな時期にのんきに実験なってやってられっかボケェ!!
などと自暴自棄になるのは至極仕方のない事だ。


しかし、せっかくこんな立派なメールも頂いている。

男と見込まれて依頼されている。

これを断っては二番煎じの名が廃る。


そんな思いで今回の実験を敢行した。

























一番最初のターゲットはセブンイレブンだ。

なんと言ってもセブンは一番大好きなコンビニだし、行きなれてるから
多少のオフザケもまぁ、アリかなぁなんて思ったりした。












なにはともあれセブンに潜入じゃ。





ターバン「あぁ・・・なんか緊張するなぁ」

僕「まぁ、一番最初だからね。良いリアクションとってくれるように祈らなきゃ」

ターバン「ホントだよ・・・まったく」






心の声で通じ合ってみると、少しターバンも固くなっているようです。
僕は適当にお菓子をつまみ、レジに向かいます。

レジの店員さんは








・・・・むっ


ターバン「どうすんだよ!!レジの人オバハンじゃねぇか!!」

僕「仕方ない。最初に強敵と出会ったか」




オバサンは一般的にお金に厳しいとされています。
多分、僕の差し出すターバンを見て怒り狂い、
「こんな事して良いと思ってンノォォォォ!!!??」

なんて憤怒の化身になってターバンを破り捨てるでしょう。
ついでに僕の買ったお菓子も少しくらい食べてしまうかもしれません。

けれど、もう後退は出来ない。運命の歯車はもう回ってしまったのです。








オバン「次の方どーぞー」

ターバン「(きた・・・・やっべ。冗談通じなさそう)」



僕は手に持っていたお菓子を差し出した。



「二ノ宮」と書かれた名札を胸につけたオバンは、
慣れた手つきでバーコードを読み込む。さすが他のバイト学生と違うな。


オバン「105円になります」

僕「はい」




毅然とした態度で財布からおもむろにターバンをオバハンに渡す。
その凛然とした姿は「え?何か問題でも?」という風である。


例のごとくオバハンは目を白黒させ、ターバンを見ていた。



ターバン「(ギャー!!そんな見るなぁぁぁ!!やめてくれぇ〜)」


オバハンは事態をつかみ、フン、と鼻で笑うと、ターバンを冷静に
広げ始めたではないか。



ターバン「(はぇぇ!!展開がはえぇぇ!!リアクション薄いなコイツ・・・うぎゃっ)」


オバハンの隙を見せない手つきは、さすが長年の経験を思わせる術だ。
ターバン野口は見事に元の1000円札に戻され、
そのシワクチャな1000円をレジに突っ込み、



オバン「895円のお釣りね」



などといきなりタメ口になってお釣りを渡してきた。

完全にキレてるじゃまいか。
ぶっきらぼうにもホドがある。悪ふざけはいかんよ。




僕はしぶしぶお釣りを受け取ると、
今度はオバハンは直接お菓子を渡してきたのだ。



いやね、ちょっと待てよ、と。

普通はさぁ、小さな袋でもいいからレジ袋にお菓子入れるじゃない。
それでなくとも、シールくらい貼るでしょ。

だいぶオバハンの反応は悪いようです。



結論 

・オバハンにターバンは通用しない。

・レジの袋さえももらえなくなる。


























さて、続いてはコチラ



ファミリーマート。



先ほどのセブンイレブンは的ハズレだったため、今度は頑張って欲しいものである。


ターバン「今度はちゃんと成功させてやるよ」





ターバンも気合十分。さっそくお菓子をつまんでレジに向かう。

レジの店員さんは


・・・・おっ。


ターバン「ギャルだ」


多分、僕と同じくらいだろうか。名前は「なかしま」さん。
さっきと比べるとグンとハードルは軽くなった。

同じ世代の人にはきっとターバンは通用するに違いない。

そう確信し、僕はお菓子をレジに出した。



なかしま「105円になります」


僕「ハイ」


颯爽と財布からターバンを取り出し、
せっかくなので「なかしま」さんに手渡しをした。



































なかしま「・・・ぶふっ
































ターバン「(今、笑ったよな?)」




ギャルのなかしまさんは相当ターバンがキタのか、口をおさえて笑い抑えているではないか。
そりゃぁ、そうだろう。突然、見たこともないヤツに真顔でターバン野口を手渡しされたのだから。


僕だったら渡された瞬間に大爆笑必須である。


それをなかしまさんは寸での所で止めている。
なかしまさんに拍手でも贈りたくなるのも不思議ではない。


なかしま「・・・1000円・・・ククッ・・・を・・お預かり・・・ククッ・・・します。
お釣りは・・・ククッ・・・895円・・・ククッ」



























お前はリュークか




ノドまで出かかったその言葉をムリヤリ引っ込める。
だってそのくらい「なかしま」さんはターバンにツボってるのだから。
笑いすぎだってば。


とりあえず、成功。


結論

・若い人には通用する。

・リュークになる。





















お次はコチラ



泣く子もだまるBOOK OFF。





ターバン「ブックオフか・・・予想できんな」


リズムに乗ってきた所で意気揚々と店内に潜入。




とりわけ買うような本は無いため、
「宇宙戦艦ヤマト 〜最後の羽ばたき〜」

とかなんとかの本を適当にチョイス。もはや題名すらも覚えてない。


ターバン「今度の人も愛想が良いといいなァ・・・」


相変わらず心配性なターバンを尻目に、ズンズンとレジに向かう。

レジの店員さんは


・・・・ん。


ターバン「20歳半ばくらいの女の人だな。OLっぽいな」


ここまで来たのだ、相手がどうだって変わりないじゃないか。


OL「315円になります」

僕「(意外と高ッ)・・・ハイ」


例によって風を切るようにターバンを取り出し、レジに差し出す。

さぁ、どんな反応だっ!?





















OL「・・・・1000円からお預かりします」













ターバン「(それだけかよっっっ!!(三村風に))」


そのリアクションのつまらないのなんのって。
もはや言葉にも出ない。どう表現したらいいのか分からない。

むざむざと面倒くさそうにターバンを広げていく姿は、涙が出るくらいだ。
あまりにも冷静すぎるぜ おっかさん。


きっと、ターバンネタは知ってたんですね。

それじゃなきゃ眉一つ動かさずに処理なんてできないもん。




結論

・20歳そこそこの若い人にはスムーズに使える。

・冷静にターバンを広げているあたりは目も当てられない。























最後の締めは地元!!


ってコトで、我が地元にやって参りました。

ウチの土地の人は温かい人が多いので、きっと良いリアクション取れるでしょう。



さっそく潜入。




予想通り、お爺ちゃんが相手です。


ターバン「おい、ヤバイんじゃないか。相手が悪くないか?」

僕「大丈夫、きっといけるよ」


しかし、そんなコトを言っても不安な気持は拭いきれない。
一陣の風のごとくお菓子をつかみ、レジに出す。


爺「105円になりますね」

僕「ハイ」


さも当たり前のごとく財布からターバンを取り出し、
爺ちゃんに渡す。


すると、爺ちゃんは不思議そうにターバンを見つめた。


爺「・・・これは(笑) 一体どうなってんだね?」

ターバン「(ヤバイんじゃないの ヤバイんじゃないの)」


僕「あぁ、あれですよ。ターバンですよ」


爺「そうかそうか(笑) なるほどのぉ。よくやるもんじゃ(笑)」



おおっ!?


意外なほどの好感触ではないか。


一瞬怒られるかな、とか思ったけれど、案外そうでもなかった。
さすが我が地元。期待は裏切らない。



結論

・爺ちゃんは笑って通してくれる。

・ただし、僕の地元でしか通用しない。






さぁ、いかがだっただろうか。

これを見てターバンをやりたくなっただろうか。


暇な時、失恋した時、何かに失敗した時、落ち込んだ時・・・


いつどんな時でも、僕達のそばにはいつもターバンが居てくれる。
そして、一緒にターバンと笑おう。

憎たらしいほど微笑ましい ターバン野口と一緒に笑おう。
そして、ターバン野口をお店で使おう。


きっと店員さんは、僕達の心の隙間を埋めてくれるような、
素敵な応対をしてくれるはずだから。



少なくとも、僕はそう信じている。








戻る