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作者
こーなごさん
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第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
第8話
第9話
第10話
第11話
第12話
第13話
第14話
第15話
第16話
第17話
第18話
第19話
第20話
第21話
第22話
第23話
第24話
第25話
第26話
第27話
第28話
第29話
第30話

1051号室へ

第1話

誰もいない生徒会室で私はひとり椅子に座って副会長の山田くんが来るのを待っている。
もうメールを打ってから5分もたってるのに彼は何をしているのかしら…
返事のメールもないなんてどういう事?もう限界…
彼の教室に行こうと立ち上がり歩きだした時だった。

「え…?」
突然体が降下しはじめた。な…床が抜けた!?
違う。体が降下すると同時に私の周囲に何かが広がる。
それはよく見ると私の制服で物凄いスピードで拡大していた。
ていう事は…自分の体を見ようとした瞬間
「きゃあっ」
私はお尻から地面に落ちた。
続いて私を覆うように巨大な制服が落ちてきた。

「ど…どうしちゃったの?」
なんとか制服の中から這い出る。
辺りを見回すと制服はもちろん下着も靴下も辺り一面に広がっている。
その全てが信じられないほど巨大だった。そして私は全裸だった。
この場所が生徒会室なのは間違いない。
でも今は学校の体育館よりも遥かに広い空間になっていて
置いてある机や椅子も巨大な建物のよう…つまり…
「私…小さくなってしまったの…?」

ガララ…
その時、入口の引き戸が勢いよく開いた。 

第2話

『放課後、生徒会室まで来てください。』
やれやれ…また会長の呼び出しか。
それにしてもこのメール、女でこうも絵文字を使わない人も珍しい。
生徒会長、宮代・理子(みやしろ・りこ)
長く綺麗な髪に端正な顔立ち。そして秀才さを漂わせるメガネ…
黙っていればこの高校でも美人度は高い。
あくまでも黙っていればのはなし。
性格がきつすぎるんだな。
強権的生徒会運営に他の生徒会の連中は呆れ気味。
まあよく言えば真面目で不器用って感じか…

生徒会室に到着。
5分程遅れてしまったが
5分くらいならさすがにあの会長も怒らないよな?
入口の引き戸を開けた。
中には誰もいない。
トイレにでも行ったのか…
とりあえず椅子に座ろうとした時、とんでもないモノを発見した。
床に女子の制服が脱ぎ捨ててある。
制服だけじゃない、ブラも…パンつィ〜もあるぞ。

…気を取り直して。
誰だよこんな所で着替えたヤツは。
もしかしてこの部屋で誰かやってるとか…?
辺りを見回すがやっぱり誰もいない。
とりあえず誰の持ち物かは確認しないとな…
その場にしゃがみ制服に手を出そうとした時

「ああっ…!!」
変な声が聞こえた。辺りを見回す。
気のせいか…制服を手に取る。
「触らないでっ!!」
今度ははっきり聞こえた。会長の声だ。
もう一度辺りを見回すと、机の脚の影に小さな何かがいた。
虫?そういえば生徒会室にカマドウマが出るとか会長が言ってたが…
覗きこもうとすると
「嫌っ見ないでっ!!」
声を発したそれはこちらに背を向けて小刻みに震えている。
目の前には人形のように小さな会長がいた。しかも全裸で…。


「会長…?」
「見ないでっていってるでしょ!!」
「つか…何があったんだよ?」
「嫌っ!!近づかないで!!」
小さな会長は泣き叫んでいる。
恐らく自分でも何が起きてるのか理解できてないようだ。
まあ無理もないな…目の前の会長は10センチほどの大きさしかない。
しかも全裸。
俺はとりあえず会長から目を逸らすようにして
彼女の前にハンカチを置いた。
「とりあえず、それ体に羽織れよ。見ないから…」 

第3話

「羽織ったか…?」
「…うん」
「そっち見ていいか?」

返事はないが会長の方を見る。
「嫌っ!!見ちゃ嫌っ!!」
ハンカチを羽織った会長はすぐ机の脚の影に隠れた。
「なんでだよ…?」
「怖いのよ…だって山田くん凄く大きいんだもの」
「会長が小さいんだろ…」
彼女は怯えきっているようなので俺は仕方なく椅子に座った。

「なんで小さくなってんだよ?」
「よくわからない…けど」
「けど?」
「昨日…きゃあっ!!」
突然の悲鳴。
会長の方を見ると…あ、カマドウマ。
「嫌ぁ〜っ!!山田くん助けてぇ〜!!」
俺の方の走ってくる会長。
とりあえずカマドウマを追い払った。
プライドの高い会長が
ここまではっきり俺に助けを求めたのはこれが初めてだった。
まあ仕方ないよな、
自分と同じくらいの大きさの虫に襲われそうになったんだから。

「床にいたらまたアイツ来るから…」
俺は会長の前に手を出した。
「私がいいって言うまで動かしちゃ駄目よ…」
「はいはい…」
恐る恐る俺の手のひらにのる会長。
本当に手の中におさまってしまうサイズだ。
あらためて近くで見るととても小さく、そして軽い。
「ゆっくり動かすのよ?いい?」
小さくなっても命令口調はかわんないのな…
ちょっと悪戯のつもりで手を揺らしてやろうと思ったが
また泣き叫ばれても困るのでゆっくり慎重に机の上まで運んだ。

「あんまりジロジロ見ないでよ…」
「わかったよ。それでなんで小さくなったんだ」
「本当によくわからないの。ただ昨日…」
「どうしたんだ?」
「薬を…」
「クスリっ!?」
…そういうモノとは無縁の会長だと思ってたのに。
こんなに身近に汚染が広がっていたとは…
「違うの!!変なものじゃないわっ!!
ママの作ったダイエットサプリメントの試作品を飲んだのよっ」
そういえば会長の母親は健康食品会社の社長をしているとか…
「それを飲んでから何か調子が変で…今日もなんかイライラするし…」
それは何時もな気もするが…とりあえず
「それが原因かはわからないけど、母親は飲んだ事知ってるのか?」
「知らないわ。私がママの部屋から勝手に持ち出したんだもの。
それに昨日から海外出張に行ってしまってしばらく戻ってこない…」
て、事は…小さな会長と目が合った。
「とりあえず…どうするんだ?」
「家に帰りたい…」
そういうと会長はその場にぺたりと座りこみ俯いてしまった。
「帰ってもその大きさじゃ…家に父親はいるのか?」
「いないわ。ママと離婚してるから…」
困ったな…
「私…どうなっちゃうんだろう…」
弱々しく言う会長。しょうがないな…
「うちも親父が出張中で居ないんだ。来るか?」
「えっ!?」 

第4話

会長の服を鞄につめる。
「皺がつかないようにしてよ…」
「皺がつかないように入れるなんて無理だって」
「もうっ」
俺の家に行くのを決心した会長には
何時もの強気な雰囲気が戻りつつあった。
内心は穏やかじゃないだろうがね。
鞄のファスナーを閉めようとした時会長が言った。
「ちょっと待って。私も入るわ」
「鞄の中でいいのか?」
「手のひらに乗せたまま帰る気?」
「胸ポケットとか…」
「遠慮するわ」


生徒会室を出る。
別にやましい事をしてるわけじゃないのに緊張するな。
ん?向こうから来るのは幼馴染のみゆきじゃないか。
顔は幼い頃のまま胸だけがやたら成長した
童顔巨乳ガール+天然である。
「あ、好次〜生徒会今終わったの〜?」
「ああ、まあな」
「会長さんは?」
「あ、ああ。先帰った」
「え?でも下駄箱に外履きあったよ??」
この娘…なにチェックしてんだよ…
「ああ〜会長靴二足持ってきてるっていってたぜ〜」
「そっか…」
納得したようだ。天然でよかった。
「そうだ〜今日もおじさん居ないんでしょ?
今日うちカレーなの。持っていってあげるね〜」
みゆきの家とは同じマンションの隣同士。
家族ぐるみの付き合いで飯などもよく貰うのだが…
「いや…今日はいい。いらん」
「なんでー?」
「いや、昨日つくった残り物が沢山あってな
それ食わないと腐っちゃうかなっ」
「そっか。わかったよ〜好次も料理をするようになったんだね〜」
「おっおうよ…」
家が同じマンションという事もあり
みゆきとは普段から一緒に帰ったりする。
今日も流れ的にそうなりそうだったので
なんとか言い訳をして振り切った。

それにしてもこれからどうするんだ。
それと一つ大きな疑問がある。
なんで会長は全裸なのに、メガネだけは一緒に縮んだんだ?
ま、いいか。俺メガネ嫌いじゃないしな。


ガチャ…
とりあえず家についた。
自分の部屋で鞄のファスナーを開ける。
「会長…あれ?」
小さな会長は鞄の中で眠っていた。
一瞬、気絶してしまったのかと思ったが小さな吐息が聞こえてくる。
鞄の中は相当揺れたはずなのだが…
揺れた事を物語るように
会長の羽織っていたハンカチは完全にはだけている。
俺はこの時はじめて小さな会長のしっかりと見た。
小さな体だが胸も陰毛もちゃんとある。
「ううん…」
横を向いていた体が仰向けになった。
巨乳とまではいかないがカタチのいいおっぱいがぷるるんと揺れる。
指で触ってみたい。きっと凄く柔らかいはずだ。
でも触ったら会長は目覚めてしまうだろう。
怒るだろうな…胸なんか触ったらもう許して貰えないだろう。
だが、こんなに小さい彼女が怒ってなんになる?
しかもここは俺の部屋だ。
会長が小さくなった事は今俺しか知らない。
急にこの小さな会長を自分のものにしたい欲求に駆られた。
机の上に置いてあるアニメキャラのフィギアを見る。
全身可動式のフィギア。
あのフィギアみたいにこの小さな会長で遊んでみたい… 

第5話

目が覚めた。

一瞬期待したのだけど、私が小さくなったのは夢じゃなかった。
私のすぐ近くには
映画館のスクリーンほどのモニターのノートパソコンがあった。
ここは山田くんの部屋の彼の机の上のようだった。
立ち上がる。
私の下には厚手のハンカチが敷かれていた。
そして私の体には綺麗にハンカチが羽織られている。
「…」
辺りを見回す。当たり前だけど部屋はとても広い。
彼は部屋にはいなかった。机はとても高く下に降りられそうにない。
私は山田くんが帰ってくるのを待つ事にした。
そういえば今日、
生徒会室で彼を待っている時に私は小さくなってしまったんだわ。
ここで彼を待っていたら元に戻れたりして…
そんな事を考えながら机の上を見回す。
参考書や学校の教科書が積まれている。
その一番下にはサッカーの雑誌があった。
ノートパソコンの横には
今の私の身長より少し大きい人形が飾られていた。
メイド服を着た女の子の人形。
これがいわゆるフィギアというモノらしい。
こういうの好きなんだ。意外だな…
山田くんがアニメやサッカーの話をした事なんて一度もなかった。
何時も生徒会の仕事の話ばかり。しかも私が一方的に…
私、山田くんの事何も知らなかったのね…

何時も彼は文句をいいながらも私のわがままを聞いてくれた。
学校の中で唯一甘えられる存在だった。
大事な時必ず助けてくれた。今だって…なのにいつも私は…


ガチャ…
部屋のドアが開いた。 

第6話

 小さな会長をこれ以上見つめているとある種の衝動を抑えきれなくなって
きそうだ。俺はそっと部屋を出た。が、そのまま放置というわけには
行かない。
(もしかしたら……)
 とりあえず台所へ行き、冷蔵庫を開ける。たいした物は入っていないが、
小さな体から考えればひとかけらですら食べきれない量のはずだ。
ペットボトルのお茶が目に入ったので、それを取り出して部屋に戻ることに
した。その間ですらいろいろ考えが頭をめぐる。
(もし、何かの拍子につぶしてしまったら……それとも……)
 そうしているうちに部屋のドアの前に着く、そしてドアを開けた。

「あら、どこへ行っていたの?」
 会長が声をかける。体相応に小さい声だが、はっきり聞こえた。
「起きたのか。」
「寝ていてほしかった?もしかして寝ているうちに……。」
「ば、ばかなこというなよっ!だったら部屋の外に行くわけないだろ。」
「それもそうね。」
「のど渇いているかもしれないと思って、お茶持ってきてやったぞ。」
「あ、ありがと。でもどうやって飲むの? 」
(そういえばそこまで考えていなかった )
 とりあえずペットボトルのキャップにお茶を慎重に注ぎ、会長の前に
おいた。
「う、うん、かなり重いわ。」
 こんな小さなキャップさえ持つことすら困難なくらい今の会長は
非力なのだ。
「じゃ、どうしろというんだよ。」
 すると会長はペットボトルのキャップの中のお茶を両手ですくって
飲み始めた。
「おいしいわ。のどが渇いていたから。」
 会長は何度も両手でお茶をすくっては飲んでいる。
(む、よく考えたら今会長は無防備……)
 またよからぬ願望が湧き上がる。が、さっき部屋に入ったばかりなのに
出たら明らかに怪しまれ、これからも油断ならないやつと警戒され、
心を開いてくれないかもしれない。が、もう無意識のうちに手を会長の
すぐそばまで伸ばしていた。が、本人は気づいていないようだ。 

第7話

このまま会長を…
「山田くん…」
彼女の声に思わず手を引っ込めた。
「なっなんだ?」
「山田くんの部屋広いのね」
周囲の見回しながら話す会長。
いや…今の会長から見ればどんな部屋も広いだろう。
なんとも間の抜けた彼女の言葉に力が抜けた。

「アニメとか好きなんだ…意外ね」
う…フィギアに気付いたか。隠すの忘れてた。
そういえばみゆきにそのフィギアを発見された時
人間国宝が作った超高級人形だ!!
と力説したらあっさり納得していたな…
みゆきは特別天然記念物なのでそれでしのげたが
会長は無理だろう。ここはあっさり認めるしかない。
「ああ。隠れオタクって事にしておいてくれ」
「メイドが好きなの?」
「ああ…好きだ」
「ふふ…顔が赤いわ」
上品に笑う会長。その笑顔があったからこそ
俺は今までこの人についてこれたんだよな。
むっつり顔の会長が
少しでも笑顔になるように俺は彼女をサポートしてきた。
結局は何時も失敗して喧嘩ばかりしてしまったけど。
そういえば会長とこんな話をするのは始めてだった。
いつも生徒会の仕事の話ばかりで
お互いのプライベートの話なんてほとんどしたことがない。
会長が小さいというのもあるが、
2人でこの部屋にいる事がとても不思議に思える。
そりゃ、会長と恋人関係になる事を
想像した事がないわけじゃないんだが。

暫く二人無言だった。
無言になると再び欲望が体中から湧き出て来る。
落ち着け俺。
先に口を開いた会長の口調は沈んでいた。
「山田くん…」
「なんだ?」
「ごめんなさい。私いつも迷惑かけてばかり…」
俯く会長。泣いているようだった。
よく怒る彼女だが泣いているを見たのは今日が初めてだ。
大抵怒りっぽい女の子は泣き虫でもあるのだが会長は違った。
目を腫らしているのは何度も見た事がある。
たぶん陰では泣いていたんだろう。
でもけして人前で泣くような女の子ではなかった。
普段からの生徒会長職の心労もあるのにこの異常事態。
無理もない。でも俺の前で泣いてくれた事が
少し嬉しく小さな会長がとてもいとおしく思えた。

「いいんだよ。
俺は会長の事が好きだからいつもそばにいるんだ」

会長はきょとんとした顔で俺を見てる。
しばらくして我に帰ったのか顔を赤らめて目を逸らした。
「今の…告白?」
「まあそんなとこ」
今更隠してもしょうがない。
ずっと俺は会長の事が好きだったんだ。
「駄目なの…そんなのやっぱり駄目。ずるいよ」
「確かにこんな状況で告白するのはずるいかもしれないけど…」

「違うの。
ずるいのは私なの。
一人で勝手に決めてたの。
生徒会長を引退したら山田くんに告白するって。
私、山田くんに何時も甘えてばかりで
だから最後は自分で告白しようって」

驚いた。俺は会長にいつか告白するつもりだったが
会長から告白されるなんて夢にも思わなかった。

「こんなに小さくなってしまって
もう元に戻れないかもしれないから
学校も辞めなきゃいけないし
生徒会長も引退しなきゃいけないよね…」

「だから山田くん、私…」 

第8話

「好き…」
そこまで言った時、
山田くんの巨大な顔が間近まで迫ってきた。
その迫力に私はその場に尻餅をついてしまった。
「な…なに?」
視界を覆うほどの彼の顔。

「いや、ちょっと待てって。
まだ元に戻れないかなんてわからないだろ?
それに今会長がやめて
誰があの生徒会をまとめるんだよ?
会長代行なんて俺は嫌だぜ。
小さくたって会長続けてもらうからな。
体が小さくちゃ学校に
行っちゃいけないなんて法律ないだろ?
サポートなら今までどおり、
いや今まで以上にやってやるから。
だから今の台詞は会長がちゃんと引退した時に聞くよ。
さっきの俺の告白も撤回。それでいいだろ?」

山田くんが私を食べてしまうほどの
大きい口をすぐ近くで動かすから
私は彼の唾まみれになってしまった。
彼もそれに気付いたようで
「…すまん」
顔を赤らめている。
それがとても可笑しくて私は
「あははは…うん、ごめん。うん。あははは…はは」
こんなに笑ったのいつ以来だろう。
さっきまで泣いていたのに。
小さくなって少し変になっちゃったのかな…

「笑うなよ…そんなに可笑しいか?」
彼は照れ笑いを浮かべている。
こんな風に彼と過ごす事に憧れていた。
一緒に笑いたいと思っていた。
こうして一緒にいられる事がとても嬉しかった。
今まで自分なりに頑張ってきた。
人に嫌われるのを我慢して生徒会長を務めてきた。

たぶんこれは神様がくれたご褒美なんだわ。
私は決心した。
「小さなままでも明日からは生徒会長に戻るわ。
でも今日は山田くんの彼女でいさせて」 

第9話

「小さなままでも明日からは生徒会長に戻るわ。
でも今日は山田くんの彼女でいさせて…」

「こんなに小さくてもいいなら」
彼女はそう付け加えた。
机の上で俺を見上げる会長。
今夜一晩この小さな会長は俺のもの。
今まで必死に堪えてきた欲望と興奮は最高潮。
レッドゾーンに突入している。
「彼女ね…
じゃあエッチな事お願いしちゃってもいいのか?」
そんな俺の質問に会長の顔が一気に赤くなる。
「そ、それは…私、こんなに小さくて何もできないわっ」
「いや俺は全然オーケーだけど…。
ま、会長が嫌ならいいけどさ」

「何をすればいいの?」
依然として顔は赤いが真剣な表情になる会長。
腹をくくってくれたようだ。
会長の扱いに関しては熟知してるつもりだ。
「胸を…触らせてほしいんだが」
「こんな小さくていいの?」
「おう…触ってみたい」
会長は少し躊躇した後ハンカチを外した。
おお…小さな全裸の会長が目の前に。
全裸にメガネだけというのもなんかエロくていいな…
「痛くしないでね。山田くん目が輝いてるわ」
「会長が綺麗だからだよ」

そっと人差し指をのばす。
会長のおっぱい片側だけなら俺の人差し指の先より小さい。
その片側に触れた。
「ああん…」
触れた瞬間彼女が声を上げる。
「痛かったか?」
「大丈夫…ちょっと驚いただけ」
もう一度触れる。
とても柔らかい。
離すとぷるるんと揺れた。 

第10話

目の前に差し出される大きな手。
それは私のいつも寝ているベッドより大きかった。
「乗れってこと?」
見上げると山田くんの巨大な顔が無言のままうなずいた。
私は手のひらの上に仰向けに寝た。
なんとなくそうする事が正しいように思えた。
手のひらはとても暖かかった。
しかも彼の汗でじっとり湿っている。

上から巨大なもう片方の手がゆっくり迫ってくる。
もし彼が本気になれば…いや、本気にならなくても
私は簡単に潰されてしまうだろう。
思わず目を瞑る。
今度は2つの指で両方の胸を揉まれる。
目を瞑っているととても不思議な気分だった。
大きくて暖かくて柔らかい物体が私の胸を揉んでいる。
目を開けるとはるか頭上には山田くんの顔。
目から彼がとても興奮しているのがわかる。
とても強い恐怖感はあった。
でも彼の手のひらの動き、指の力加減からは
小さな私に対するいたわりを感じる事ができた。
そしてこんな小さな体でも
彼が興奮してくれる事は女として嬉しかった。

でも…私はある重大な事を言い出せずにいた。


突然景色が動く。
目の前には山田くんの巨大な顔。
私は彼の顔の高さまで持ち上げられたようだった。

「会長…舐めていいか?」

「えっ舐めるって?」
「いや駄目だ、
もう我慢できない。舐めさせてくれっ!!」
私を簡単に飲み込んでしまうほどの巨大な口が開く。
並ぶ白い歯とうごめく巨大な舌は唾液にまみれている。
その舌が私に迫ってきた。

「嫌…やめ…」
私のいるのは彼の手のひらの上。
手と舌を動かされては逃げる事はできなかった。

じゅるり…
下半身が彼の口の中に吸い込まれる。
私の胸の辺りに彼の唇がきた。
ザラザラともぬるぬるともつかぬ
異様な肌触りの舌が私の足を舐める。
次第に舌の動きが激しくなる。
それと同時に彼の上唇が私の胸に激しくあたる。
「駄目ぇ〜や…くんぅ…嫌ぁぁぁ〜」
仰向けに寝ている私の顔のすぐ前には彼の大きな鼻の穴があり
興奮する彼の鼻息が常に顔にかかり、うまく声を出す事もできない。

舌はさらにその動きの激しさを増し
足から股、そして私の恥部まで…
そこは…駄目ぇ…
最早小さな私には
興奮が最高潮に達した巨大な山田くんを止める事はできない。

「い、嫌ぁ〜…」
このままじゃ…
大変な事になっちゃうの。
うう…もう駄目。 

第11話

「い、嫌ぁ〜ううう…」
なんかもう会長は嫌がっているようだったが
自分を止める事ができない。
俺の口の中にある会長のとても細い足、
だが足の指の一本一本まで舌をとおして感じる事ができる。
上唇にあたる胸の感触がまたたまらなかった。
俺の鼻息で会長の長い髪の毛が激しく乱れるのも見える。
そして彼女の喘ぎ声。
理性を失った分、五感は異様に研ぎ澄まされていた。
こんなに楽しい事があったとはな…
あいているもう片方の手で
さっきまで会長が羽織っていたハンカチを掴み
自分のアソコに押し付けた。
舌をさらに動かす。

「う…ああぁ…だ…だめ…」

これが女の子の味…いや、俺の大好きな会長の味…
もっともっと感じたい、味わいたい。
舌で彼女の体を探る。
これは股、この先にはあった。彼女のアソコ…
「やだっその…う、そこ…だから私っ」
とても小さい。だが他の部分と違う場所
舌の先でその部分を刺激する。
「きゅ…ん、いゃ…あぁぁ…」
明らかに変わる会長の声音。
「山田く…駄目ぇ…私、我慢できないっ!!もれ…」
お…俺も我慢できねぇっ!!これでフィニッシュ…おお〜

「おしっこもれちゃう〜!!」

えっ!?おし!?
う…うえっ…げ…
「げえ〜!!」
思わず俺は会長を机の上に吐き出した。


とりあえず洗面所でうがいをして
部屋に戻ると机の上で会長はへばっていた。
「おしっこしたいなら
早めにいってくれればいいのに…」
いきなり舐めだした俺も悪いが
なにも人の口の中で放尿しなくても…
「だって恥ずかしくて…
我慢してたのにいきなり山田くんがあんな事するから…
 うう…もうお嫁にいけないわ」
「それなら大丈夫。俺がいつでもらってやる」

おしっこはともかく会長の味、格別だったよ。 

第12話

山田くんの手の上に乗ってリビングまでやってきた。
もうあんな事をされてしまったので
手の上に乗って移動するくらい怖くはなかった。
もちろん彼が私をとても大切に扱ってくれているからだけど。
リビングのテーブルの上におろされる。
「くしゅん…」
全裸のままだからちょっと寒い。
「ちょっと待ってろよ〜」
山田くんは私の前に、お湯の入ったお椀を置いた。
私が入るのにちょうどいい大きさ。お風呂って事?
「唾液まみれで汚いからな。よく体洗えよ〜」
それ犯人がいう台詞?
「もう、誰のせいよ…」
「おしっこも漏ら…」
ちゃぽんっ
私は勢いよくお椀の中に飛び込んだ。
ふう…いい湯加減だわ。

山田くんは椅子に座って私を見下ろしていた。
「入浴シーンを見て楽しい?」
「楽しいね〜そのちょっと曇ったメガネがまた…いいね」
ご満悦の表情。
なんか私、山田くんの彼女ってより
おもちゃになってしまったみたい。
この大きさじゃしょうがないのかな…

お湯に浸かりながら周りを見る。
リビングは彼の部屋よりさらに広い。
私にとってはこのテーブルの上でさえ相当な広さなんだけど。
テーブルのすぐ脇には棚があり
その上には写真とお花が飾られていた。
それを見る私に気付いた山田くんが言った。
「母親。俺が小学校の時に病気でな…
 そういえば、会長も親が離婚してたんだよな」
「うん…でも私はいつでもパパと会えるもの…
 山田くん、つらい思いをしたのね…」
「まあな…でも変な話だけど、
あ、見てるなーって時があるんだよな」
「お母さんが?」
「おう。見守られてんだよ。
 ま、今の俺らを見たらさぞ驚くだろうけどなっ」
そういうと山田くんは笑った。 

第13話

「やっと綺麗になったわ。
 山田くんの唾でベタベタだったんだもの」
「ああ、会長おしっこも漏らしちゃ…」
ばちゃっ
会長におしっこ…じゃなくてお湯をかけられそうになった。
会長の位置からじゃ俺の顔にはとどかなかったが。

お椀の中にボディーソープやシャンプーを注入し
(もちろん俺が持ってきた)
会長は入念に体を洗った。
女の子ってやっぱりきれい好きなんだな。
「これで体拭けよ」
お椀の前にタオルをおく。
「ちょと大きすぎるわ…」
お椀のお風呂から上がった会長は
タオルの隅の方で体を拭いている。
「さっきのハンカチはどうしたの?」
「あ…捨てた」
「えっ?どうして?」
俺の精液がべったりなので…ともいえず。
会長はあんな状態だったし
そのあと起きたお漏らし事件で
俺のお楽しみには気付いてなかったようだ。はは…

「待ってろよ。なんか探してくる」
ハンカチなんてそんなに持ってないんだよな。
あのハンカチだって
1ヵ月くらいポケットに入ってたものだとは
会長には絶対に言えないな…
とりあえず自分の部屋に入る。
なんかいいものは…
あ…

「一応、服だしハンカチよりはマシだろ?」
俺はフィギアから脱がした服を会長の前に置いた。
濃紺のワンピースに白いエプロンのつくメイド服だ。
「…」
無言で服を見つめる会長。
「いや〜布製の服を着たフィギアって珍しいんだぜ
 値段的にも高いしな〜
こんな時に役に立つとはねっ買っといてよかったな〜」
「山田くん…」
「ん、なんだ?」
「なんか私、
山田くんのおもちゃにされているような気が…
するんだけど。気のせいかしら?」
「ああ。気のせいだ」



「なんかゴワゴワする…あとちょっと緩いわ…」
フィギアより会長は小さいので
メイド服のサイズは少し大きいようだ。
「こんなんでどう?苦しくないか?」
会長の腰の辺りをリボンで縛る。
「うん、大丈夫。どお…かな?」
ポーズをとってみせる会長。なんだノリノリじゃないか。
フィギアが着ている時はミニスカートだったのだが
会長が着るとちょうど膝下くらい。
うしろの大きめのリボンといい…
「こいつはたまらんね」



時間は夜の7時を過ぎていた。
「腹が減ってきたな…」
テーブルの上の会長の方をみる。
「私はそんなにお腹すいてないけど…」
「ああ…お腹がすいた」
「私を食べちゃ駄目よ…」

冷蔵庫の中にも台所にも食材らしきものは無い。
買い物いくのもな…
とりあえずリビングに戻り椅子に座った。
目の前のテーブルに立つ会長。
こんな小さな会長を家に残して買い物に行くのも不安だし
一緒に連れて行ってもどんな危険があるかわからない。
そんな事を考えていると
「普通の大きさなら晩御飯作ってあげられたのに」
会長がいった。
「会長と料理…なんかイメージできないな…」
その俺の言葉に会長は腰に両手をあてる。
怒ってるときのポーズだ。
普通の大きさなら怒った会長はとっても恐いのだが
「馬鹿にしないでっ
これでも中学の時は家庭科部だったのよっ」
ちっちゃいと怒ってもカワイイ。
もっと怒らせたくなってきたぜ。
「初耳だ。でも家庭科部って
大抵何処にも入る部がない女子がいくもんじゃ…」
「う…うるさいわね…
 ママはいつも帰りが遅いから基本的に私、自炊してるのよ」
「自炊ってのは自分しか食わないから
味の方は信頼できるかどうか…」
「うう〜ああ言えばこう言う〜イジワルっ」
テーブルの上でぴょんぴょん跳ねて怒る会長。
小さいとその仕草ひとつひとつが可愛いな… 

第14話

「デリバリーサービスを頼むか…」
そういうと山田くんは携帯電話を取り出した。
「ピザとか?」
「いいや、今日はカレーらしい」
携帯電話を操作し出す山田くん。
「あ、みゆき、やっぱあまりもの全部腐ってた。
 おう、悪いな。そういう事でよろしく。
おばさんによろしく言っといて」
山田くんは電話をきった。
「みゆきって川野みゆきさん?」
「ああ、そういえばみゆきって
 会長と同じクラスだったよな。
あいつの家、隣なんだ」
川野みゆきさん。
明るくて誰とでも仲良く出来る人当たりのいい女の子。
クラスで浮いている私にもよく声をかけてくれる。
でも私の中での彼女の印象は
いつも山田くんのそばにいる女の子だった。

「おまたせしました〜」
玄関の戸が開く音と共に
川野さんの元気な声が聞こえた。
「「はやっ」」
私と山田くんは思わず顔を見合わせた。
「私、隠れていた方がいいよね?」
「そうだな…あいつに
今の状況を説明するのは面倒だし」

リビングに入ってくる川野さん。
私はテーブルの上にあるティッシュの箱の陰に隠れた。
「お前さ…勝手に人の家入ってくるなよ。ピンポン鳴らせって」
「おじさんからせっかく合鍵預かってるんだよ〜
こういう時に使うんでしょ?」
「違うだろ…」
私のすぐ近くを通り過ぎる川野さん。
怖い、そう思ってしまった。
山田くんは私の側ではとてもゆっくり動いてくれるけど
私の存在などまったく知らない川野さんの動きはとても速い。
彼女にとっては何気ない動きなんだろうけど
私には巨大なものが動く振動、風圧が押し寄せて本当に怖い。
ズドンっ
「きゃっ」
凄い音と振動に思わず声を上げてしまった。
テーブルの上に巨大なカレー皿が置かれた。
でも私の小さな声に川野さんはまったく気付いてないみたい。
「ね〜好次、今日の金曜ロー○ショー、おののけ姫がやるよ〜」
「も○のけだろっ!!」
「今日金曜日だから明日は土曜日だよねえ?」
「当たり前だ」
「やった〜寝坊できるよ〜」
2人の漫才ののような会話が可笑しくて
私は笑いを堪えるのに必死だった。
でも…
家が隣同士って事は幼馴染みっで事だよね…
ティッシュの箱の陰から2人を見る。
「では恒例の…冷蔵庫チェックう〜」
「何が恒例だ〜!!やめろってっ!!」
台所の方に向かう2人。
とても仲がよさそう。
もちろん2人ともとても大きくて
私はまるで映画でも観てるような気分になった。
2人が映画館のスクリーンに映し出される
登場人物のように思える。
まるで映画の中の恋人同士のような…
でも、あれが普通なのね。
一緒にご飯を作ったり
2人並んでソファーに座ってテレビを観たり
キスをしたり…エッチな事も…
さっきまで世界で一番近い存在だと思っていた
山田くんとの距離が一気に開いていく気がした。
そうだわ…
私と山田くんはこんなにも大きさが違う…


「じゃあ、まったねぇ〜また来週〜」
「お前の場合また来襲だろ〜!!」
「うまいっ山田くん座布団一枚持ってて〜」
「2度と来るなっ!!」
山田くんは小さく溜め息をついたあと、私の方を見た。
「はは、台風みたいな奴だろ…」
「うん…楽しそうだったね」
私の言葉に山田くんは一瞬驚いたような顔をした。
その顔がすぐ悪戯っぽい笑みに変わる。 
「あれ?もしかして俺とみゆきに妬いてる?」
え?
「そっそそそ…そんな事ないわっ」
私に山田くんの大きな手が迫ってくる。
「あ…」
彼は指で私の頭を撫でてくれた。
「もちろんみゆきの事は好きだぜ。
すごいいい奴だし。でもあいつは兄妹みたいなもんなんだ。
本当は俺にもこんなカワイイ彼女ができたんだって
自慢してやりたかったんだけどな…」

そうだ。いくら小さくたって今、私は山田くんの彼女。
世界で一番彼と近い存在なんだ。 

第15話

結局会長はカレーをほとんど食べなかった。
今の会長の身長は10センチもないわけで
サイズを考えたらしょうがないんだけど。
しかもお米一粒が一握りくらいあるらしく
見た目的にもあまり食が進まなかったらしい。

とりあえず台所で借り物のカラー皿を洗って
リビングに戻ると会長が飾り棚の方を眺めていた。
「素敵なティーセットがあるのね」
「ああ、親父が紅茶派でね。
 高い茶葉をよく買ってくるけど、
結局入れるのが面倒くさいらしくて
大抵はティーパックで飲んでるよ。
そうだ、食後に紅茶でも飲むか?」

会長はテーブルの上のティーパックのパッケージを見ながら
自分の顎に人差し指をあてる。
このポーズをする時は会長が何かを考えている時だ。
そして何かをひらめいたようだ。
「山田くん、紅茶入れてあげるわっ」
「えっ?会長がか?」
「うんっほらメイド喫茶」
会長はスカートを広げて見せた。
なんだかんだいってメイド服、気に入ってくれたようだ。

テーブルの上にはお湯の入ったティーカップとティーパック、
砂糖の入った小瓶とティースプーン。
それにスプーンよりも小さなメイドが一人。
もちろんメイド以外は俺が用意した。
万が一会長がティーカップをひっくり返して
火傷したら大変なのでお湯はかなりぬるめだ。
メイド喫茶というよりおママゴト風なんだが
さすがにそれは口には出さなかった。

黄色い紙の袋からティーパックを出す会長。
「よいしょ…」
ティーパックを抱える。まるで米袋を抱えているようだ。
それをティーカップに投げ込む。
「はあ、はあ…もう少し待ってね…」
もう息が切れてるぞ…。
「ちょっとお湯がぬるくないかしら?」
それは会長の安全の為だから…。
「うう…うん…う〜」
カップの縁で必死にティーパックを引き上げようとする会長。
網を使ったなんかの漁をみているようだ。
さすがに無理だったようで俺が引き上げた。
彼女は不満顔だったけど。

「お砂糖は何杯入れる?」
「二杯かな…」
「わかったわ」
自分の身長より大きいスプーンを砂糖の入った小瓶に突っ込む会長。
うちにある一番小さいスプーンを用意したのだがそれでも
彼女にとって相当な重さのようで最早苦悶の表情を浮かべている。
「う…うん、うんっう〜」
変な声まで発してるし。
小瓶からカップまでは彼女の歩幅で五歩くらい。
砂糖がのったスプーンはさらに重さが増したようで
それを持つ会長の全身は震えている。
一歩一歩がとても遅い。あぶなっかしくて見てられないな。
「や…山田く…んって、い…がいに…甘党なの…ね」
いや、会話はいいから…
「わ…私は…も… きゃあっ」
会長は派手に転んだ。テーブルの上に撒き散らされる砂糖。

「大丈夫か?」
自力で立ち上がった会長は俺に頭を下げた。
「ごめんなさい…」
「もういいよ、自分で入れるから」
「駄目っやらせて。今度はこぼさないからっ」
目を潤ませて訴える会長。
会長が俺に対してこんなに必死に何かをしてくれたのは
はじめてじゃないだろうか?人は変わるものだな。
まあ、紅茶に砂糖を入れているだけなんだけどね…
「でも山田くん…お砂糖一杯でいい?」
「駄目、二杯だ」
「い…イジワル…」

なんとかカップに砂糖を入れ終えた(結局一杯だったが)
会長はスプーンで紅茶をかき混ぜていた。
その様子は
「なんかあの温泉をかき混ぜてる人みたいだな」
「私もそんな気分がする…

「はい。出来ましたよ。どうぞ召し上がれ」
ティーカップの横でお澄ましのポーズをとる会長。
それがなんとも可愛くて
ぬるい紅茶より会長の方を食べちゃいたいくらいだが
とりあえず…紅茶を飲む。
その様子を会長は目を輝かせて見てる。なんか緊張するな。
「おいしい?」
「ああ。美味しい」
もうほとんど冷めてるんだけどね。
「よかったあ〜」
飛びはねて喜ぶ会長。こんな会長を見ながら飲んだら
どんな泥水だって美味いに決まってるよ。

紅茶を一気に飲み干し彼女の前にカップを置いた。
「おかわりを頼む」
「もう無理です…ご主人様」 

第16話

俺と会長はリビングにあるソファーに並んで座っている。
並んでといっても会長は小さいので
俺の太ももの横にちょこんと座っている。
楽しいお茶会も終わり
俺たちはまったりとした時間を過ごしていた。

「山田くん…私に何かして欲しい事ある?」
突然会長が言った。
して欲しい事?
「紅茶もいれてもらったし…別に…」
「そういう事じゃなくて…」
会長は顔を赤らめてこちらを見てる。
どうやらエッチな事を…?
確かに飯も食って落ち着いて
再び俺の欲望…つまり性欲のほうが湧きあがりつつある。
若いってのはこわいね。
しかしお風呂に入ってきれいになった
会長の体をカレーを食った口でまた舐めるのもな…
そうするとやっぱり直接…
「そうだな…」
「う、うん」
「ようするにここを…」
自分の股間を指さす。
「えっ…?」
驚く会長。
まあ普通驚くよな…
「会長が嫌ならいいんだ、マジで。
危ないかもしれないし。
俺はこうして会長と一緒にいられるだけで楽しいしさ」
再び性欲が湧きあがっているのは事実。
だが、この言葉も嘘じゃなかった。
でもこういう言葉を言うと会長は本気になってしまうのだ。
座っていた会長が立ち上がり俺を見上げる。
「うまく出来るかわからないけど…やってみるわ」
彼女の真剣な眼差し、本気の時の眼だ。
小さくなってもなんら変わらない。

「ありがとう会長。
じゃあちょっとシャワー浴びてきれいにしてくる」 

第17話

「じゃ、私も連れて行って。」
 会長が俺を見上げながら言う。
「え……。」
「山田くんが戻ってくるまでの時間がもったいないというか、少しでも
 一緒にいたいというか……。」
「わかった。」
 俺は会長の前に手を差し出した。すると会長は、
「私を握って連れて行って。体全体で山田くんを感じていたいの。」
「大丈夫か。握りつぶしてしまうかもしれないんだぞ。」
「平気よ。」
 俺ははじめに親指と人差し指で輪を作るようにして、会長の腰あたりを
しっかり固定しようとした。すると、
「もう少し上でもいいわよ。」
「もう少し上って……。」
 会長は自分の胸を指差した。
「さっきも言ったでしょ。体全体で山田くんを感じていたいって。」
 俺は言われたとおり親指と人差し指を会長の胸の周りに巻きつけるように
固定した。これだけ小さくてもしっかり胸の柔らかさを感じる。この動作
だけでも握りつぶしてしまいそうだ。
「はうっ!」
 会長がいきなり声を出す。
「ご、ごめん……。痛かった?」
「ぜんぜん大丈夫。ちょっとびっくりしただけ。」
 俺はその後残った中指、薬指、薬指で慎重に会長を手の中へ納めた。 

第18話

「痛かったらすぐ言ってくれよ…」
「うん、わかったわ」

私は山田くんの手の中にいた。
とても太い彼の指が私の体をやさしく包み込んでいる。
胸を押さえる親指が時折私の感触を確かめるように動く。
まるで抱きしめられているようだった。

今まで手のひらに乗せてくれた時と同じように
山田くんの手はゆっくりと動く。
下を見ると今まで私のいたソファーがどんどん離れていく。
そして上を見ると山田くんの大きな顔がすぐ近くにあった。
「じゃあ行こうか」
「うん…」
山田くんの体が動き出す。
全身が彼の指に包まれている分、
手のひらにただ乗っている時より安心感があった。



山田くんは私を洗面所の棚の上におろした
「ちょっと待っててくれ」
棚からタオルを取り出した山田くんはそれを私の前に置く。
「これは?」
「ここに座って待っててくれ。すぐ終わらせるから」
「え…?」
「さすがにシャワーは今の会長には危ないからな」


ザザザザ〜…
バスルームからシャワーの音が聞こえてくる。
私は山田くんが用意してくれたタオルの上に座って彼が来るのを待っている。
バスルームの横のこの洗面所は
リビングや山田くんの部屋に比べると狭いけれど
私にとって広すぎる空間には違いなかった。
山田くんがいないと大きさを比較するものがなくて
あまりに広いこの空間に吸い込まれてしまうような錯覚をおぼえる。
そうだわ…私が小さくなってから彼はずっと私の側にいてくれた。
小さな私をずっと守ってくれた。

だから私は…
今度は私が山田くんの望む事を…
私は自分の胸に手をあてた。鼓動が早くなっている。
もう裸も見られちゃったしエッチな事もされちゃったのに
今更緊張してる自分が可笑しく、ひとり苦笑してしまった。
でもしょうがない…
さっき山田くんが服を脱いだ時に見てしまったんだもの。
ペニスってあんなに大きかったのね。
私、うまく…やれるかしら…?


ガチャ
バスルームの扉が開いた。 

第19話

風呂場から出た俺はまず会長の存在を確認した。
棚の上にちょこんと座っている会長。
「早かったわね」
「会長を待たせるわけにはいかないからな」

棚からバスタオルを取り出して体を拭く。
全身を拭いたあとそのバスタオルを腰に巻いた。
そして会長の前に手をおろす。
「行こうか」
「ええ」
彼女は俺の手に体をまかせる。
その体を俺は指で包んだ。

「山田くん緊張してる?」
自分の部屋に向かって廊下を歩いている時、手の中の会長がいった。
「まあ、少しはな。何でそんな事聞くんだ?」
「山田くんの脈、さっきより速くなってるから…」
なるほど。手の中にいれば脈拍がもろに伝わってくるわけだな。
まあ俺の場合緊張というよりは興奮なんだが。
部屋に入る。
とりあえず会長をベッドの上におろした。
そして自分もベッドに横たわる。

「服…脱いだ方がいい?」
俺の顔のそばまで歩いて来た会長が聞く。
このメイド服のままでも俺的には十分興奮するんだが
この服を汚してしまえば会長の着替える服がなくなってしまう。
「まあ、俺も今度は裸だし会長も脱いだら?」
会長は一瞬、まだタオルが巻かれてる俺の下半身を見る。
その視線を戻して、
「う…うん、脱ぐわね…」
言った。顔が赤い。
なんだ、緊張してるのは会長の方じゃないか。
いい事を考えた。

「会長、ちょっと」
「え?」
俺は会長を掴んで自分の腹の上にのせた。
そして自分の頭を枕のうえにのせる。
これでお腹の上の会長がよく見える。

「ここで脱げと?」
「そうだ」
「そこまで凝視されると脱ぎにくいわ」
不満顔の会長。
「さっき風呂で俺が脱いだ時、
会長だってガン見してただろ?」
「わかったわよ…」

会長は胸に手をあてて呼吸を整えたあと
腰を縛っているリボンを外し始める。
会長にしてみれば着物の帯のように太いリボン。
それが解かれ、俺の腹の上に置かれる。
そしてワンピースのメイド服を脱ぐ。
もちろん下着はつけてないから服を脱げば全裸だ。
全裸になった会長は脱いだ服を畳み、
リボンと一緒に俺の腹の上に置く。
最後に会長は彼女の象徴ともいうべきメガネを外した。

「どうしたの山田くん?」
「いや…」
思わず言葉を失った。
メガネを外した会長の顔を見るのは初めて。
メガネをかけた会長もかなりレベルの高い美人なのだが、
メガネを外した会長はまるで…
「妖精みたいだな…」
「小さいから?」
顔を僅かに傾け微笑む会長。妖しいほどに綺麗だった。

彼女は畳んだ服の上にメガネを置いてから
それを持って俺の顔の方に歩いてきた。
彼女が歩くとその重さで俺の腹の肉が少しだけ沈む。
ちょっと歩きにくそうだ。
俺の体、太ってはいないが
スポーツをやってる奴ほど締まってはいないからな…
胸の辺りまで来た会長。
俺にしたらもう鼻が届きそうな距離だ。
「これ、邪魔にならない所に置いておいて」
「おう。わかった」
俺は服一式を受け取ってベッドの頭側にある棚に置いた。

会長は割と軽い足どりで俺のお腹の辺りまで戻っていく。
「会長、メガネしてなくても大丈夫なのか?」
俺の問いに振り返る会長。
その瞬間、長い髪と豊かなおっぱいが揺れる。
「ええ、本当は後ろの席から黒板の字が見えにくいくらいなの」
彼女が俺の顔の方を見ているうちに
俺は腰に巻いたバスタオルをあまり体を動かないように外した。
彼女がもちろんそれに気付かないわけはなく
すぐ俺の下半身側を見る。

正直会長の裸を見ただけで先ほどの記憶も蘇り俺のアソコはもう…
小さな全裸の会長とその会長よりも大きく勃起した俺のペニス…
衝撃的で刺激的なツーショットだ。
会長もさぞ衝撃をうけているだろうと思ったのだが
「この世の始まりってこんな風景だったのかもしれないわね…」
不思議なことを言う。
だけど確かに今の会長は生まれたての世界に降り立った
女神といってもいいほど綺麗だった。 

第20話

 今、私は山田君のペニスを目の前にしている。とても大きく、何か
オブジェのようでもある。しばらく見ていると山田君の視線を感じた。
「どうしたの?」
「あ、いや、なんでもない……は、はじめようか。」
 冷静を装っているようだが、声からもかなりの感情の高まりを感じる。
私自身もそうかもしれない。早く山田君とひとつに……このサイズでは
難しいかもしれないけど……。
「そうね。」
 私はそう答え、山田君のペニスに向かって歩き始めた。
「きゃぁぁーっ!!」
「どうした!」
 私の叫び声に山田君が反応する。周りの毛にが足に絡まり、転んで
しまったのだ。
「大丈夫。心配しないで。」
「起き上がれるか?」
 山田君が私に向かって大きな手を伸ばし、指を差し出した。
「一人で大丈夫よ。」
 何とか立ち上がり歩こうとしたが、毛が絡まったままうまく動けない。
あせればあせるほど余計絡まってしまうように感じる。そのときだった。
いきなりすごい衝撃を感じ、持ち上げられる。その直後、山田君の声。
「何も言わずにごめん。でも助けずにいられなかったんだ。いくら会長でも
 こんな目にあうことなんてなかったろうから。」
 山田君は私を慎重に持ち上げ、もう一方の手で絡んだ毛をほどいて
くれていた。 
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