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掃除中に
RE:掃除中に・大谷
 └RE:大谷・見つかった!
  └RE:見つかった!・逃げろ!
   └RE:逃げろ!・でも……
    └RE:でも……・人形の正体
     └RE:人形の正体・手の中
      └RE:手の中・遊び
       └RE:遊び・反撃
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         └RE:うまい・奥へ
          └RE:奥へ・手前へ

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掃除中に:NEW2作

 北野亜紀(19)は、糸岡市の大学に通うため、一人暮しをしていた。
「ふにゃ〜、まだ終らない(T_T)」
 亜紀は、来客のため、散らかりまくった。自分の部屋を必死で片付けていた。
「あれ?こんな物あったっけ?」
 彼女は、ゴミの山の中から、水晶玉のような物を見つけた。だが、
それにはまったく見覚えがなかった。
「ああ、これが魔法の水晶玉で願いをかなえてくれたらなぁ。そうだ、
 何かのおとぎ話みたいに小人が現れて寝ているうちに仕事でもして
 くれたら……。」

-ぴかあっ-

 その瞬間、亜紀をまばゆいばかりの閃光が襲った。

「な……。何ナノよ……。」
 亜紀が気がつくと、見覚えのない場所にいた。と、思った、ふと上を見上げると
見慣れた物があった。それは自分の部屋の天井だった。が、なぜがやたら高く、
遠く見える。
「どうしたのかな?」
 今度は前を見ると自分の身長の何倍もある、巨大なくまのぬいぐるみが
横たわっていた。
「なんかよく似たくまさんを、持っていたような……。上に登って様子を見よう。
 どっこいしょ。」
 亜紀はそのくまのぬいぐるみの上になんとかよじ登り、回りを見渡した。
「そ、そんな……。もしかして自分が小さくなったんじゃ……。さっき小人の
 ことを考えたから……。」
 遥か向こうに、自分の部屋に有った家具が、ちょっとした高層ビルのように
そびえ立っていた。

-どん、どん、どん-

 誰かの足音だろう、それが地震のような振動となって伝わってくる。
「どうしよう。誰か部屋に来る。しかもかぎ掛けてないし。」

「亜紀〜、入るよ〜。」
 次の瞬間、亜紀とはある程度親しい間柄なのだろう、ちょっと挨拶をすると
いきなりドアが開き、何者かが入ってきた。もちろんこの部屋の主が小さく
なっている事など知るよしもなかった。 
  1. 「げっ、大谷!」亜紀の部屋に入ってきたのは同じ道場に通っている筋肉隆隆の大男、大谷明(21)だった。
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RE:掃除中に・大谷:NEW2作
    「げっ、大谷!」
     亜紀の部屋に入ってきたのは同じ道場に通っている筋肉隆隆の大男、
    大谷明(21)だった。亜紀はダイエットにもなるに護身術にもなるし
    一石二鳥で(゚д゚)ウマーと、近くの空手道場に通っていた。それにはまって
    しまった手彼女は見る見るうちに上達し、自分より大きな相手でも
    倒せるようになっていった。そのなかの一人が大谷だった。大谷は
    部屋中を見まわし、
    「まったく、ちょっと強いからっていい気になりやがって。『ボディビルの
    片手間に来るような筋肉馬鹿が来るようなとこじゃないのよ』なんて
    言うんだもんな。それにしてもこんなに散らかして何処行きやがったんだ。」

    「やバイ、怒ってる……。」
     亜紀の目前に、怒れる大巨人が立っている。もし見つかったら何をされるか
    わからない。見つからなくても気づかずに踏み潰される可能性もある。
    更に悪い事にほぼ亜紀は部屋の真中にいた。

    「まったく、しょうがねぇな……。」
     大谷は言った。
    (そうだわ。このまま帰ってくれればなんの問題も無いんだわ)
     が、亜紀の思いに反して大谷は、
    「あいつが入ってくるまで待つか。俺を呼んだのは亜紀だからな……。ま、
     ちょっと片付けといてやるか。」
     大谷は歩き始めた。亜紀の存在には気づかず彼女のほうに……。
  1. (と……とにかく逃げないと……。)亜紀は先ほど登ったくまのぬいぐるみに隠れて、大谷の様子を見ていた。
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RE:大谷・見つかった!:NEW2作
    (と……とにかく逃げないと……。)
     亜紀は先ほど登ったくまのぬいぐるみに隠れて、大谷の様子を見ていた。
    逃げたくてもそこから離れればすぐに大谷に見つかってしまうだろう。もちろん、
    すぐ近くには彼女の隠れられそうなところは無い。気づかず通りすぎたら、
    その間に他のところに隠れるしかない。

    -ずしん、ずしん、ずしん-

     彼女にとって凄い振動を発しながら見る見る大谷が近づいてくる。そして、
    通りすぎた。
    (ああ、助かったわ。さあ、今のうちに……。)
     亜紀がそう思った瞬間、くまのぬいぐるみが、彼女のほうに倒れ掛かってきた。
    「きゃあっ!」
     亜紀は思わず声を上げた。彼女はぬいぐるみの下敷きになってしまったのだった。
    「うーん、うーん。」
     力を振り絞って必死でそこから脱出しようとするが、どうにもならない。

    「なんだ?」
     小さな声のようなものが聞こえた大谷はそのほうを振り向いた。
    「ぬいぐるみか。センサーがついていてしゃべるのか。」
     彼は、再びぬいぐるみに近づいた。それはかすかに動いていた。よく見ると
    ぬいぐるみの下になにかが居るようだ。それを確かめようと、ぬいぐるみを
    持ち上げた。その下には、十センチ程度の小さな人形があった。

    「た、助かった。」
     自分の上にのしかかっていた重みが突然無くなった亜紀はふと上を見上げると、
    巨人大谷と目が合ってしまった。大谷はしゃがんで、亜紀のほうに手を伸ばしてくる。
    逃げようとした亜紀の行く手を、大谷の手が塞ぐ。そして、その手がゆっくり
    とじ始めた。
    「ちょっと、何する気なの!」
     亜紀は大谷の巨大な手に向かって必死でパンチやキックを浴びせた。
    「えい!えい!えい!」
     が、いくら彼女が空手で鍛えているといっても、今のサイズでは非力過ぎた。
    大谷の親指と人差し指が亜紀に向かってきた。
  1. 「よし、つかまえた。じたばたしやがって。」大谷は「不思議な人形」を捕まえたと思った。
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RE:見つかった!・逃げろ!:NEW2作
    「よし、つかまえた。じたばたしやがって。」
     大谷は「不思議な人形」を捕まえたと思った。
    「あれ?」
     そう思った大谷だが、自分の手の中には、何もなかった。

    (助かった……。)
     亜紀は、大谷が手を握ろうとした瞬間、すばやくその下に逃げることが
    できたのだ。亜紀はそこから全速力で部屋の端に向かって、走り出した。
    その時である。今度は亜紀の行く手を大谷の巨大な足がふさいだ。

     大谷は、自分の足元から、小さな何かが動いているのが見えた。それは先ほど
    逃がしたばかりの「不思議な人形」だった。彼は難無くその行く手を塞ぐ事が
    出来た。
  1. 必死で部屋の隅へ向かっていた亜紀は、突然踏み降ろされた巨人大谷の足をよける事が出来ず、そのままぶつかって倒れてしまった
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RE:逃げろ!・でも……:NEW2作
 必死で部屋の隅へ向かっていた亜紀は、突然踏み降ろされた巨人大谷の足をよける
事が出来ず、そのままぶつかって倒れてしまった。起き上がった彼女の目の前に再び
大谷の巨大な手が向かってきた。亜紀は逃げる間もなく丸太のような巨人大谷の指に
はさみつけられた。

「よし、今度こそ捕まえたぞ。」
 大谷は自分で動き回る「不思議な人形」を拾い上げた。
「ロボットなのか?最近のおもちゃはよく出来てるな。」
 大谷は自分の指を必死で押し広げようとしている「不思議な人形」をよく観察
しようと自分の顔に近づけた。

「きゃあっ!」
 亜紀はとっさに抵抗して自分をはさみつけている巨大な指を両腕に力をこめ、
全体重をかけるつもりで必死で押し広げようとした。だが、その巨大な指は動く事は
無かった。
「やめてえ!」
 亜紀の体はものすごいスピードで上に持ち上げられた。大谷の顔が自分の目前に
迫ってくる。視界一杯をうめ尽くした巨大な顔が自分を見つめている。
  1. 「そういえば、この人形、誰かに似てるな……。」「不思議な人形」を手に取った大谷は、それをもっとよく確認しようとした。
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RE:でも……・人形の正体:NEW2作
    「そういえば、この人形、誰かに似てるな……。」
     「不思議な人形」を手に取った大谷は、それをもっとよく確認しようとした。
    「へえ……柔らかいな。」

    -ぎゅうっ-

     亜紀を包み込むような大谷の巨大な手が強い力で彼女を締め付けた。
    「痛い!何するのよ!」

    「え、この声は亜紀……。そういえば顔もそっくりだ、まるで亜紀がそのまま
     小さくなったみたいだな……。」
     すると手の中の「不思議な人形」は自分に向かって話し掛けてきた。
    「何やっているのよ!もうちょっとで潰されるかと思ったわ!まったくあなたは
     力だけなんだから……。」
    「まったく、憎らしいところもそっくりだ……。て、まさかほんとに小さく
     なったわけじゃ……。」
    「なっているのよ、なったのよ、なんだかわからないけど、突然小さくなった
     のよ……。」
    「へぇ……。」
     どうも亜紀が小さくなったらしい手の中の「不思議な人形」を大谷は見つめて
    いた。彼は「不思議な人形」に話し掛けた。
    「まあ、本人が小さくなったかどうかはとにかく、亜紀とはいろいろ有った
     からな……。まあ、これはある意味チャンスかもしれないな……。」
    「チャンスって……。何考えてるの。元に戻ったら……。」
    「亜紀が小さくなったとしても元に戻れるかどうかわからないし。ちょっと今まで
     散々しごかれたお仕置きでもしてやろうかな……。万一元に戻っても、誰も
     信じないだろ。」
    「馬鹿馬鹿大谷の筋肉馬鹿!!頭まで筋肉でできてるんじない?」
    「ふーん、この俺にこんなこと言っていいのかなー。」

    -ぎゅうっ-

     亜紀を包み込むような大谷の巨大な手が再び強い力で彼女を締め付けた。
    (く……苦しい……)
     亜紀は自分をものすごい力で締め付ける大谷の巨大な指を必死で押し広げようと
    した。

    (すげえな……)
     大谷は手の中で必死でもがいてる「不思議な人形」を見てにやりとした。
  1. 「さて、どうしてやろうか……。」大谷は小さくなった亜紀と思われる「不思議な人形」を握っていた手を開いた。
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RE:人形の正体・手の中:NEW2作
「さて、どうしてやろうか……。」
 大谷は小さくなった亜紀と思われる「不思議な人形」を握っていた手を開いた。
もう、小さくなった亜紀でいいだろう。大谷は、手のひらの上の小さくなった
亜紀を見ていた。小さくなった亜紀は、
「ちょ、ちょっと変なことしないでよ!」
「ま、それは君の態度しだいだな……。」
「何よ、私がちょっと小さくなったからって……きゃっ!」
 大谷は自分の手のひらの上の小さくなった亜紀を、その手の親指で押さえつけた。
「このまま潰してやろうかな……。」
「ば……馬鹿なこと言わな……。」
 大谷は少しだけ小さくなった亜紀を押さえつける力を強くした。だが、小さく
なった亜紀にとっては声すら出せなくなるすごい力なのだ。
「いくら空手で鍛えても、こんなに小さくなっては、意味が無いな。」
 大谷の手のひらの上で、小さくなった亜紀は両腕を押し付けたり、何度も
殴りつけたり体をよじったりして必死になって自分を押さえつけてる親指を
動かそうとしていた。もちろん、そんな事をやっても何の効果もあるわけが
無かった。 
  1. 「な……何をする……気なの?」亜紀は大谷の巨大な手の中で、必死に訴えかけた。
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RE:手の中・遊び:NEW2作
    「な……何をする……気なの?」
     亜紀は大谷の巨大な手の中で、必死に訴えかけた。次の瞬間、彼女を押さえ
    つける力が、突然消えた。と、同時に空中に放り出された。
    「きゃぁぁぁぁぁっ!」

    「おもしれぇな。」
     大谷は、自分の手の上から小さくなった亜紀を放り出し、もう一つの手で受けた。
    また大谷はその手の上から小さくなった亜紀を放り出し、先ほど小さくなった
    亜紀を放り出した手で受けた。

    (やめてぇぇぇぇぇっ!)
     亜紀は叫びたかったが、この状況では舌をかんでしまうかもしれない。彼女は
    必死で歯を食いしばった。

    「意外につまらねぇな。」
     大谷は小さくなった亜紀が叫び声をあげなくなったので、先ほどまでの「遊び」を
    止めてしまった。
    「そうだ。」
     大谷はそう言うと、再び小さくなった亜紀を片手につかんで、歩き出した。

     大谷の巨大な手の中の亜紀は無駄とは知りつつ、自由に動かせた胸から上の力を
    最大限に利用して、両腕で必死に大谷の巨大な指を押し返そうとした。
    「今度はどうする……ううっ!」
     すぐに大谷の手の締め付ける力は強まり、声が出せなくなった。大谷は、
    「ちょっとお前の食べ物をもらうぜ。」
     大谷はそう言って小さくなった亜紀をつかんでいるほうと反対側の手で部屋の
    食器棚を空け、そこの深い容器を取り出し、その中に小さくなった亜紀を入れた。
    次に冷蔵庫を開けた大谷は、
    「これがいいな。」

    (そうだわ、いまのうちに逃げないと)
     亜紀はその場所から逃げようとしたが、その表面は滑らかでつかまるところも
    無く、滑って外には出られなかった。
    「きゃぁぁぁぁぁっ!」
     突然、大量の何かが雪崩のように彼女を押し流した。亜紀は何とかそこから
    脱出しようとしたが、重みと粘つきで思うように体が動かない。上から巨大な大谷の
    顔が覗き込む。大谷は、
    「ヨーグルトをかけてみたが、うまそうだ。」
  1. 「そんな!私を食べる気!?」亜紀は必死で叫んだが、
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RE:遊び・反撃:NEW2作
    「そんな!私を食べる気!?」
     亜紀は必死で叫んだが、大谷はそんな事を聞き入れる様子も無く亜紀にとって
    巨大なスプーンを近づけてくる。動けない亜紀の体の下に、巨大なスプーンが
    潜りこむ。亜紀は思わず叫び声を上げた。
    「きゃっ!!」
     亜紀の体が、上に乗ったヨーグルトと共に持ち上げられた。大谷の巨大な顔が
    見る見る近づいてくる。そしてその動きは大谷の顔のすぐ前で止まった。亜紀は
    巨大なスプーンですくい上げられたときに自分の上に乗っていたヨーグルトは
    ほとんど落ちていた。亜紀はスプーンの上で体勢を立て直し、ゆっくりと立ち
    あがった。亜紀の目の前には、自分をしげしげと見つめる巨大な大谷の目があった。
    「やーっ!!」
     亜紀は大谷に向けて思いきりパンチを繰り出した。だが、パンチは大谷の目では
    なくそのすぐ下に命中した。
    「きゃっ!!」
     亜紀を乗せていた巨大なスプーンが突然動き、大谷の顔から離れた。亜紀は
    バランスを崩しかけた。大谷は、
    「冗談のつもりだったのに、本当に食べてやろうかな。」
     再び大谷の顔が近づいてくる。今度は口を大きく開けている。
    「止めなさい!あなたは今しようとしている事がわかってるの?」
    「お前を食べる。」
     洞窟のような大谷の口が目前に迫ってきた。
    「えい!!えい!!」
     亜紀は必死で自分の目の前に近づいて来た大谷の上唇を何度も殴りつけた。だが、
    小さな亜紀が殴りつけたところでどうにもならなかった。
    「いっただきまーっす。」
     亜紀が一瞬体が浮いたと思った次の瞬間、亜紀の足に生暖かい物が触った。大谷は
    小さな亜紀をスプーンから落とし、口の中に放りこんだのだった。
  1. 亜紀はほぼ反射的に大谷の口の中から逃げようとしたが、
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RE:反撃・うまい:NEW2作
     亜紀はほぼ反射的に大谷の口の中から逃げようとしたが、さらに次の瞬間、
    大谷の唇が閉じ、亜紀をはさみつけた。その結果、亜紀の胸から上だけが
    大谷の口の外、そこから下はもちろん口の中だ。実は大谷は、ここまでは
    ちょっとしたおふざけのつもりだった。食べるつもりは無かった。この瞬間
    までは……だが、大谷は亜紀を口に含んだ瞬間、今までに無い感覚を味わった。
    (うまい、うまい、なんてうまいんだ!)
    「やめなさい!はなしなさい!」
     亜紀は再び必死で大谷の唇を殴りつけたが、効果などあるわけが無い。
    元のサイズなら、一撃でたいていの相手は倒せる威力なのだが、今のサイズでは
    大谷の唇の柔らかさに吸収されてしまうのだった。キックするつもりで大谷の
    口の中の足を必死で動かそうとしたが、口の中で舌に押さえつけられ、ほとんど
    動かない。動いたところで、柔らかい大谷の舌にダメージは吸収されてしまう
    だろう。こうしている間にも亜紀は少しずつ大谷の口の中に引きずり込まれて
    いく。
    (うまい!うますぎるぅ(T_T))
     大谷はすばらしい味に感激しながら少しずつ小さな亜紀を口の中に入れながら
    ゆっくり味わっていた。亜紀の体は今にも全部大谷の口の中に消えようと
    していた。
    「や……め……な……さい。」
     亜紀は必死で両腕の力で必死に大谷の唇を押し広げようとしていた。当然、
    小さな彼女の力では、彼女が力を入れたところの大田の唇をへこませるだけで、
    動くはずは無い。大谷の口の中では、既に引きずり込まれたからだが大谷の舌に
    なめ回されていた。そしてついに亜紀は大谷の口の中に引き込まれてしまった。
    亜紀は、
    (く……苦し……い)
     亜紀は大谷の口の中で、彼の巨大な舌でその内部に押し付けられた。亜紀は
    全身の力で、大谷の舌を押し返そうとした。が、もちろん効果などあるわけが
    無い。だが、亜紀はあることに気がついた。真っ暗であるはずの口の中が、
    昼間のように明るく見えるのだ。
    「助かった。」
     亜紀は大谷の口の中で彼の巨大な舌から開放された。ふと見回すと、自分が
    巨大なナメクジのような大谷の巨大な舌の上に乗っているのだ。その時である。
    「俺は決めた。こんなうまいものは味わったことが無い。こいつを食う。」
  1. 「な……何を言っているの!?やめ……」亜紀は大谷に言おうとしたとき、
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RE:うまい・奥へ:NEW2作
    「な……何を言っているの!?やめ……」
     亜紀は大谷に言おうとしたとき、再び彼女は大谷の口の中で、その巨大な
    舌に押し付けられた。
    (う……ぅぅ……ん)
     亜紀は再び大谷の唇を押し返そうとした。今度は全身の力を振り絞り、
    体をよじり、そこからの脱出を試みた。だが、彼女が力を加えた部分がわずか
    にへこむだけだった。次の瞬間、亜紀を押さえていた舌が大きく動き出し、
    少しずつ奥へと送り込み始めた。
    (や……め……て……)
     亜紀は両腕、両足を伸ばし、抵抗しようとしたが、ぬるぬるして滑らかな
    大谷の口の中に彼女のつかまるような場所など無かった。そうしている間にも
    彼女の体はどんどん奥へと送り込まれていく。そしてついに亜紀は口の一番奥、
    食道の入り口辺りまで来てしまった。
    (ここに落ちたら、胃の中で溶かされてしまう……)
     亜紀は大谷の口の一番奥から、飲み込まれまいと必死で這い上がろうとした。
  1. 大谷は亜紀の恐怖感を尻目に、今までにない不思議な快感に酔いしれていた。
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RE:奥へ・手前へ:NEW2作
     大谷は亜紀の恐怖感を尻目に、今までにない不思議な快感に酔いしれていた。
    今まで自分を馬鹿にしていた人物を完全に自分の支配下においている。実は彼は
    亜紀を飲み込んでしまうつもりはなかった。もし、そのまま飲みこんでしまえば
    それで終わりだ。大谷は亜紀を口の中で飴玉のようにもてあそんだのだ。

    (やめて……飲み込まないで!)

     いったん大谷の口の奥へと運ばれた亜紀は、再び前のほうへと押し出され、
    また奥へと運ばれる。亜紀は体を固定しようと必死で抵抗するが、大谷の巨大な
    舌は、いとも簡単に亜紀の体を動かしてしまう。口の中でもてあそばれ、自分が
    今どうなっているのかすら、把握しかねたそのとき、亜紀は突然明るいところへ
    出されたことがわかった。実は大谷が亜紀を口の中から出したのだった。

     が、亜紀は自由になったわけではない。大谷は亜紀を口から自分の手のひらの
    上に出し、逃げないようにとすばやく指で亜紀の体を押さえつけたのだ。

    「今度は、どうするつもりなの?」

     亜紀は大谷の手の中で、体をよじり、両腕の力で大谷の指を押し返そうとした。
    大谷は、

    「お前がいくらがんばっても、俺の指一本にすらかなわないんだよ。」

     大谷はそう言って、少し力を加えた。

    -ぎゅううっ-

     ものすごい力が亜紀の体にかかり、彼女は大谷の手のひらに押し付けられた。

    「さて、今度はどうしてやろうか。」

     そう言って大谷は亜紀を自分の手に持ったまま歩き始めた。

    -めりっ、ばきっ-

     大谷の足の下で何かが潰れた。その瞬間、大谷の手にものすごい力が掛かる。

    -どってーん-

     大谷の目の前に突然、元の大きさに戻った亜紀が現れた。彼女は一瞬何が起こった
    のか把握しかねていたが、亜紀は状況を理解して、

    「フーン、よくも今までいろいろやってくれたわね。」
    「おい、それより普段から部屋を片付けたほうが良いんじゃないか、危ないぞ。」

     大谷は足をどけると、粉々に成った透明の破片があった。元は水晶玉のような物らしい。

    「そうね、片付けましょう。今日は隣のファミレスでおごるだけで勘弁してあげるわ。」
    「なんでそうなるんだよー。」

    -終-
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