雌阿寒岳・雄阿寒岳(阿寒)

MR96 雌阿寒岳・雄阿寒岳(阿寒)

date 1981/8/8-9
コース 雌阿寒温泉〜雌阿寒岳〜阿寒冨士〜フレベツ白水林道〜阿寒湖畔(泊)〜滝口登山口〜雄阿寒岳〜滝口登山口〜雄阿寒温泉入口
実働 第1日5h37m、第2日6h20m、計11h57m
メンバー すうじい、カニ、O君
概要 雌阿寒岳の火口壁、ガスの阿寒冨士、ガンコウランの雄阿寒岳。
行程 【8月8日】 晴のち曇時々雨
弟子屈8:50=10:03阿寒湖畔10:20=10:50雌阿寒温泉11:10→2P→13:20雌阿寒岳・阿寒冨士コル13:50→阿寒冨士14:07→14:20同コル14:30→3.5P→18:35阿寒湖畔バスターミナル(BP)

【8月9日】 霧雨のち曇
阿寒湖畔バスターミナル6:25→7:05滝口登山口7:30→3P→10:40デポ地点10:50→雄阿寒岳11:07→11:23デポ地点11:40→2P→13:35滝口登山口13:55→14:20雄阿寒温泉入口=ヒイチハイク=弟子屈
記録  '81北海道大遠征シリーズ第三弾は、阿寒の雌阿寒岳・雄阿寒岳登山である。カニの書いた記録が、手元にある。これを基にして、すうじいなりの山行記録を作ってみよう。

【8月8日】 晴のち曇時々雨
 雌阿寒温泉(野中温泉)から、アカエゾマツ林の根っこだらけの道を、登って行くと、今度は背の高いハイマツ林となる。四合目からは、ハイマツの背も低くなり、五・六合目あたりでは、オンネトーも見下ろせる。斜面の勾配も増して、ジグザグの急登を続ける。

 火口壁の上に出ると、突如として、深い赤沼火口や、中マチネシリ火口の展望が開ける。火山性ガスに咳き込みつつ、火口縁を進み、緑の全くない雌阿寒岳頂上に至る。頂上から阿寒湖方面を望めば、中マチネシリ火口の噴煙の先に、右手に剣ヶ峰(マチネシリ)、左手に黒木のフップシ岳が見える。

 砂礫の頂上をあとにして、阿寒冨士へ向かう。途中、阿寒湖畔コースへの分岐は、目印の岩があるものの、視界不良時には、極めて判りにくい。

 阿寒冨士とのコルまで下り、荷を置いて空身になり、阿寒冨士を駆け足で往復。阿寒冨士は雲に覆われ、全くのガスの中であった。山頂を、「踏んだか?よし、じゃしたら下るぞ」(すうじいリーダー)と、トンボ帰りで、砂地を駆け下る。「ピークハンターすうじい」の悪名は、この時から始まったのだろうか。

 再び、荷を背負い、分岐まで戻って、阿寒湖畔コースへの踏跡を捜す。ガスが沸いてきて、視界が悪く、砂礫の色を見て踏跡を判断する、すうじいであった。慎重に踏跡を辿って、剣ヶ峰(マチネシリ)への尾根に乗る。

 幾つかのコブを越え、剣ヶ峰コルからは、登山道は剣ヶ峰の南東面を巻いて下る。やがて、ハイマツ帯の、えぐられた道を下る。硫黄臭のする場所を過ぎ、針葉樹林帯に入ると、快適な道になる。

 フレベツ林道の登山口まで下ると、あとは、終わりのないかのような、林道歩きが待っていた。路傍のラワンブキまで、憎らしくなる程だった。二時間近くの林道歩きで、阿寒湖畔に辿り着く。

 キャンプ場はあるが、ポールも無いし、どうせ人が多くて騒がしいだろう。結局、バスターミナルの軒下という、最悪のビバークとなる。

【8月9日】 霧雨のち曇
 湖畔から、滝口登山口まで、恐ろしく真っ直ぐな車道を歩く。登山口には、往復5時間と書いてあったが、20kg近い荷を担ぐ我々は、そのコースタイムに負けるのだった。

 阿寒川の水量を調節する水門の上を通り、太郎湖・次郎湖の横を抜け、針葉樹林帯の中を歩く。やがて、登りが始まり、ジグザグを切るようになる。木々の間から、阿寒湖が見え隠れする。その湖面を、白い船が走る。なかなか綺麗な眺めであった。

 かなり登って、樹林帯を抜け、五合目でハイマツ帯に入る。再び灌木帯に入り、頑張って登る。台地に出てすぐが七合目で、本来ならば、眺めの良いところである。今日は残念ながら、またガスが出てきた。阿寒湖が、ガスの合間から姿を見せる。

 山頂付近の地形は、複雑である。幾つもの小ピークを縫って、雄阿寒岳山頂に至る。ガスのため、ペンケトー・パンケトーの全容を見たいという、我々の願いは叶わなかった。しかし地面を見ると、ハイマツとガンコウランしかない。実が熟す季節に来たら、どんなに楽しかろう。

 往路を下る。滝口登山口から、車道を雄阿寒温泉入口まで歩く。

 そこからはヒッチハイクで弟子屈へ出る。運良く、三人とも、ほぼ同時に、車に拾われた。列車で清里へ向かうが、先発の急行が、鹿をはねて、列車がおくれるというハプニングもあった。斜里高剣道部の諸君の騒音に閉口しつつ、清里に着いた。二度目なので、すっかり勝手が判っている駅だ。

アルバム(ブログにLINK)

MR94。 硫黄山・羅臼岳(知床)'81-08

MR98。 十勝岳・トムラウシ・旭岳・愛山渓(十勝・大雪)'81-08

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