子育て支援(お金編)

(2008/06/09 Update!)
このページは、各自治体のHPに記載されている「子育て支援(助成、手当など)」の一覧と、それに対する私の個人的な感想をまとめたものです。
あくまである時期にHP上で得た情報ですので、現在では異なる場合もあります。ですから、最終的な確認は各自でお願いいたします。
また、それぞれの施策についての問い合わせ等は、各自治体にお願いいたします。

【妊婦健診公費負担について】
  厚生労働省雇用均等・児童家庭局が、平成19年1月16日付「妊婦健康診査の公費負担の望ましいあり方について」の中で
   「公費負担は14回とするのが望ましい」と各自治体に通知している。なお、里帰り出産等で使用しなかった健診受診券については、
   現金に払い戻し可。但しその上限額は自治体によって異なる。
【医療費助成について】
  東京都の制度では「義務教育就学児に対して助成、但し所得制限あり」としている。東京23区では、全ての区で「義務教育就学児
  (つまり中3)までは全年齢所得制限なしで助成」
としている。入院時の食事費については、負担するかどうかは自治体による。
  なお市部ではまだ所得制限を課しているところも多い。(→こちらを参照)
【児童手当について】
  国の制度。'04年度、児童手当法の改正により従来の就学前から小3までに、'06年度からは小6までに引き上げられた。第1子、第2
  子は3歳までは月10,000円、それ以降は月5,000円。第3子以降は月10,000円が給付される。但し、所得制限あり(千代田区、品川
  区を除く)。
【子育て支援ポータルサイトについて】
  自治体サイトから独立した形で「子育て」に関するポータルサイトを持っているものについて○とした。多くが、行政・区民との協同で開設
  ・運営している。
【合計特殊出生率について】
  合計特殊出生率は、それぞれ東京都2005年・2007年12月発表のもので、2004年度→2006年度のデータを表記している。
  (2004年度:参考、2005年度:参考、2006年度:参考)
【「その他特筆すべき手当」について】
  私立幼稚園通園世帯への補助金は省いてあります。現在、そちらの比較一覧は作成中。公開は未定(^^;)。

自治体名 妊婦健診
公費負担
回数
子ども医療費助成
(通院・入院費)
※全自治体
所得制限なし
児童手当 その他特筆すべき子育て支援 子育て
支援
ポータル
合計特殊
出生率
コメント
千代田区 5回+
一括45,000円
中3まで 高3まで
(所得制限なし)

・認証保育所保育料助成
  区立保育園より2割安い保育料に減額
・次世代育成住宅助成
  中3までの児童がおり、区の定めた条件にあう
  子育て世帯に、月10,000円助成。

× 0.82
→0.82
児童手当を18歳まで支給。以前は「妊娠5ヶ月から」というふれこみでインパクトを与えたが、胎児の間は「誕生準備手当」という扱いとなり「妊婦健診への助成」に含まれることに。妊婦健診公費負担の回数も他区に比べ5回と劣るため、ちょっとレベルダウンの印象も?
中央区 14回 中3まで 中3まで ・出産支援タクシー券助成
  タクシークーポン(30,000円)支給
・出産祝品贈呈
  区内共通買い物券(30,000円)を支給
・認可外保育料助成
  月10,000円を支給
・誕生記念植樹
  区内公園に記念樹を植樹
× 0.85
→0.97
児童手当が中3までなのをはじめ、妊娠・出産すると、それだけで60,000円相当の券プレゼント。やっぱりお金のある自治体は違いますな!
港区 14回 中3まで 小6まで ・出産費を50万(上限)助成
・認証保育所保育料助成
  最高40,000円/月を支給


(みなと
子育て
ネット)
0.78
→0.97

出産費の助成は、出産育児一時金と合わせて上限50万を助成する、という形。50万満額が助成されるわけではないので注意。
( 例:出産に100万かかったら、50万(助成限度額)−35万(国保の場合)=15万が助成額となる)
また、これまでの「妊婦健康診査費用助成金(3万円)」は、妊婦健診公費負担回数を14回にしたことにより、'08/03/31廃止。
充実した子育て支援施策、近年のマンションラッシュもあって、出生率は2年で約0.2ポイントもアップ。凄まじい伸びを見せている。

新宿区 14回 中3まで 中3まで

・誕生祝い品
  図書カード1万円分プレゼント
・認可外保育料助成
  認証保育所:20,000円/月
  保育室:12,000円/月
  保育ママ:4,500円/月

・誕生記念樹プレゼント



(いい・ばんび〜に)
0.82
→0.83
中3まで児童手当を支給。所得制限はあるそうですが。誕生祝い品は、これまでカタログの中からベビーカーやチャイルドシートなど好きなものを1品選べ、ゴーカなことで有名だったが、いつのまにかオリジナル図書カード1万円分のみに。
里帰り出産の場合は、78,800円を上限として支給。
文京区 14回 中3まで 小6まで ・「子育てアシストカード」事業
  子ども1人に3枚支給
・自転車用ヘルメット購入助成
  1個につき2,000円を補助
・認可外保育料助成
  認証保育所:20,000円/月
・認可保育園第3子以降無料
× 0.81
→0.85

「子育てアシストカード」事業は、文京区の共通ポイントカード「ブンブンカード」「Jカード」のポイントをいっぱいまでためた後、一緒に出すと通常の2倍の1000円分の買い物券として使える、というもの。…えっ、1000円かーい?(笑)
認可保育園の保育料は、第3子以降なんと無料に!「同時に3人が在園」という条件もなく、これはポイント高し!ぷにた@3人の母は羨ましい!!

台東区 14回 中3まで 小6まで ・にぎやか家庭応援プラン
  第3子以降の子どもについて出生時、小・中
  入学時に祝品(それぞれ3万円相当)を支給

・弱視等治療用眼鏡助成
・自転車用ヘルメット無償配布
・認証保育所保育料差額助成
  認可と認証の差額を上限20,000円/月まで
  助成

・ファミリー世帯支援
  ファミリー世帯への家賃補助(月5,000〜
  15,000円)。また、移転給付金として10万円
  または20万円支給
× 0.95
→1.03
3人以上産んだ世帯には相当手厚い(笑)。ぷにた@3人の母は、文京区に引き続きちょっと羨ましい(笑)。
認証保育所利用世帯は、本来認可で払うべき保育料との差額を助成してもらえる。但し、その差額が5,000円未満だと助成してもらえないので注意。
墨田区 14回 中3まで 小6まで ・認可外保育料助成
  認証保育所:10,000円/月
× 1.06
→1.07
認証保育所利用者以外に、これといった子育て支援施策はなし…。ちょっとさびしい。
江東区 14回 中3まで 小6まで ・ハッピーセカンド事業
  第2子以降の子どもを出産した世帯に、2万
  円分の区内共通商品券

・認可外保育料助成
  所得に応じて月10,000〜20,000円を支給
・さざんかカード事業
  区内商店で買い物の際にカードを提示するこ
  とで割引サービスを受けられる

・第3子以降、保育料無料
  認可保育園に通う第3子以降の
   保育料無料
× 1.12
→1.16
ハッピーセカンド共通商品券は、大手スーパーなどでは使えず、商店街などで使用可。ハルリン@3号出産の際にもらいましたが、結局アユボン@1号の中学校制服購入に使わせてもらいました(爆)。
妊婦健診公費負担、里帰り出産の場合は、50,000円を上限として支給。
品川区 14回 中3まで 小6まで
(所得制限なし)
・認可外保育料助成
  所得に応じて月10,000〜40,000円を支給


(携帯
サイト)
0.88
→0.94

かつては医療費助成制度で一番遅れていた品川区(所得制限があったり、対象年齢が5歳までだったり)、'05年1月「子どもすこやか医療費助成」という名称で一気に小学生まで医療費を全て無料にして、Yahoo!のトップニュースにもなった、という経緯が。
児童手当は、国の定めた所得制限を超える世帯には区が独自に支給。支給額は、国制度と同額。
子育て支援サイトは「こども未来」という携帯サイト。「しながわの子育て環境を日本一素敵に」との記載に、気概を感じます。

大田区 14回 中3まで 小6まで ・出産こども一時金
  第3子以降の出産に対し、5万円支給
・認可外保育料助成
  認証保育所:10,000円/月
  指定保育室: 5,000円/月
× 1.03
→1.04
 
目黒区 14回 中3まで 小6まで ・認可外保育料助成
  但しひとり親家庭のみ


(目黒子ども子育てネット)
0.72
→0.74
認可外保育施設は、都認証・保育室・保育ママ。上限は4万円。但し他区と違い、ひとり親家庭のみが対象となる。
世田谷区 14回 中3まで 小6まで ・認可外保育料助成
・さんさんサポート
  産後6ヶ月、産前1ヶ月の期間内に3回のヘ
  ルパー派遣

・インフルエンザ予防接種助成
  1〜15歳を対象に、1回1,000円を助成
× 0.78
→0.81
 


自治体名 妊婦健診
公費負担
回数
子ども医療費助成
(通院・入院費)
※全自治体
所得制限なし
児童手当 その他特筆すべき子育て支援 子育て
支援
ポータル
合計特殊
出生率
コメント
渋谷区 5回 中3まで 小6まで ・ハッピーマザー助成
  妊娠時5万円支給
・保育料の減額
  中間所得層の保育料を30〜50%減額、但
  し高額所得層については増額

・育児支援ヘルパー派遣(にこにこママ)
  妊婦、産後1年以内の産婦宅にヘルパー派
  遣有料。
× 0.71
→0.73
ずーっと出生率23区最低を誇る渋谷区。しかしながらじわじわと上がってきており、ワースト1位を返上する日も近い?
杉並区 14回 中3まで 小6まで ・杉並子育て応援券
  有料の子育て支援サービスに利用できる「応
  援券」を配布。

・認可外保育料助成
  認証保育所:上限20,000円/月
  グループ保育室:上限10,000円/月


(すぎなみ子育てサイト)
0.75
→0.76
'07年度から配付されるようになった「杉並子育て応援券」は、親子参加プログラム(コンサート、リトミックなど)、産後フィットネス、一時保育、ベビーシッターなどに多彩なプログラムに利用可。0〜2歳は年額6万円、3〜5歳は年額3万円分の応援券が配布される。額も大きく、プログラムも多いため、他区在住ママの垂涎の的。mixiにも「子育て応援券」に関するコミュがあり、利用者による活発な意見交換がなされている模様。
中野区 14回 中3まで 小6まで ・認可外保育料助成
  認証保育所・保育室ともに20,000円/月
× 0.75
→0.77
とりあえず認可外保育園利用者への保育料助成はあり。
豊島区 5回 中3まで 小6まで - × 0.76
→0.79
何かこれといった施策もなし…
練馬区 7回 中3まで 小6まで ・子育てスタート応援券配布
・自転車用ヘルメット購入助成
  1個につき2,000円を補助
・第3子誕生祝金
  第3子以降の誕生時に20万円支給
・認証保育所の保育料助成
  園児の年齢に応じて1〜2万円/月を助成


(ねりこそ@なび)
1.06
→1.05
「子育てスタート応援券」は、新生児及び転入時に1歳未満の子どもがいる世帯に配布。育児支援ヘルパー1時間券×4枚、ファミリーサポートセンターでの一時保育1時間券×4枚がもらえる。
板橋区 14回 中3まで 小6まで ・すくすくカード事業
  無料利用券で育児支援メニューを利用でき
  る
×

(情報誌
あり)
1.04
→1.06
'06年、他区に先駆けて独自の子育て支援策を打ち出した板橋区。「すくすくカード事業」は利用券5枚を配布、@おっぱいマッサージAヒーリングコンサートB一時保育C産後フィットネス講座Dベビーマッサージ、リトミックE赤ちゃんカフェなど、全20のメニューに利用できるというもの。
子育て支援サイトはないが、区サイトの情報は充実しており、「子育て通信すくすく」という子育て中のお母さんが編集委員となって企画・編集する「子育て支援情報誌」を子育て家庭支援センターと一緒に発行しているのはなかなか興味深い。
北区 14回 中3まで 小6まで ・「子育て福袋」配布
  子育てガイドブック、ヘルパー利用券、子育て
  ほっとタイム利用券の入った福袋を配布

・ファミリー世帯住み替え家賃助成
  区内民間賃貸住宅に住んでいるファミリー世
  帯がより広い民間賃貸住宅に転居する場
  合、家賃差額を3年間助成。上限2万円。

・子育てにっこりパスポート事業
  区内商店で買い物の際にパスポートを提示
  することで割引サービスを受けられる
× 0.97
→0.99

「子育て福袋」(笑)。育児支援ヘルパー利用券、一時保育利用券×3枚が入った、まさに福袋。その他いろいろな子育て支援事業を企画。「子育てにっこりパスポート事業」は'08年度実施予定。似たような事業は他区にもありますが、とにかくいろいろやってみよう!という心意気が良いです。

荒川区 14回 中3まで 小6まで ・あらかわキッズコール24
  電話で24時間・365日、妊娠・子育て全般に
  ついて専門家の相談を無料で受けられる

・第3子以降、保育料無料
  認可、認証、保育ママに通う第3子以降(但
  し3歳未満児)の保育料無料

・在宅親子交流事業
  在宅育児世帯を対象にバスハイクを実施   
×
(サイト、
情報誌
'08年度作成予定)
1.08
→1.08
荒川区も独自の子育て施策が豊富。保育料は、3歳未満児の第3子以降ならば、同時に3人が保育園に通っていなくても無料となる。しかも認可・認証問わずなので、これはありがたい。
子育て支援に関するサイト・情報誌(年4回発行予定)は'08年度作成する予定とのことだが、とりあえずの具体的な子育て施策については、こちら(区報08/05/01号(PDF))を。
足立区 14回 中3まで 小6まで ・子育て支援パスポート事業
  区内商店で買い物の際にパスポートを提示
  することで5%割引となる

・認可外保育料助成
  認証保育所・保育室ともに10,000円/月
× 1.22
→1.22
 
葛飾区 14回 中3まで 小6まで

・第3子以降、保育料減額・免除
  認可、保育ママ…保育料無料
  認証…上限4万円まで減額
  区立幼稚園…無料
  私立幼稚園…月額補助額を上限28000円
  まで増額



かつしか
子育て
マップ
1.19
→1.17
第3子以降の保育料減額・免除は、3人以上が未就学児でないとダメ。幼稚園にも適用になるのが他区にはないところ。
江戸川区 5回 中3まで 小6まで ・乳児養育手当
  乳児(0歳児)を養育している世帯に13,000
  円支給。所得制限あり

・学校給食費の負担軽減
  小・中学校の給食費を、月1,110〜1,440円
  程度負担する
× 1.32
→1.33

江戸川区独自の手当としては0歳児のいる世帯のみに支給される「乳児養育手当」がある。以前は、所得により10,000円と13,000円の2本立てだったが、'07年度より13,000円に一本化。所得制限額も緩和。「赤ちゃんにとって、一番大切な時期を家庭で」といかにも江戸川区らしい。ちなみに、ぷにた@以前江戸川区在住は、1号出産の時申請は出しましたが、所得制限でひっかかり却下されました(´・ω・`)。

2005/03/28 第1版 作成
2008/06/09 第2版 改訂

《全体的な感想》
乳幼児医療費助成制度ですが、'03年度まではほとんどがせいぜい未就学児までの無料化だったのですが、'04年度助成範囲を小学生以上に、'06年度に中3にまで拡充する自治体が現れ、ついに今年度('08年度)、全ての自治体で中3まで無料に…。こんなに早く全区で実施されるようになるとは、ちょっとびっくりです。でもさすがにここで打ち止めなんだろうなあ(笑)。

今回新たに追加した妊婦健診公費負担回数。さすがは23区、ほとんどのところで厚生労働省の通知どおり14回を負担。14回でないところも5区ほどありますが、いずれ追随するんでしょうね。

その他の施策についてですが、自治体によってバラツキがあるようです。大きく分けると、
 (1)認可保育園と認可外保育園(認証、保育室など)との保育料格差の調整
 (2)全子育て世帯へのバウチャー制度
 (3)区内契約店で利用できる、割引パスポートの配布
 (4)多子世帯への助成
こんなところでしょうか。

(1)については、多くの自治体で実施されているようです。待機児童が多く、認可保育園になかなか入れないような自治体に有効かも。
(2)のバウチャー制度は、杉並区、北区、板橋区などで実施。特に杉並区の「杉並子育て応援券」は額も大きく、利用できるプログラムも豊富で、なかなか好評の様子。「公費でそこまでやる必要があるのか」などという東京都副知事様のご意見もあるようですが(苦笑)、個人的にはストレスのたまりやすい子育て世帯(特に専業主婦世帯)への子育て支援への一環として評価したいと思います。今後は少子化対策として有効かどうかの見極めも必要になってくるでしょうね。
(3)は、商店街の活性化と子育て支援の一石二鳥を狙った施策。文京区、江東区、北区などで実施。'08年度から実施の江東区ではまだ加盟店も多くなく、大手スーパーは対象外、また店によって特典(店主のおススメとか(笑))や割引率なども異なるのであまり普及はしていないのが現状。文京区の「子育てアシストカード」なんて「ポイントカード」をいっぱいにしてからでないと使えないし、しかもわずか1000円の戻りだし…さすがにこれは子育て支援施策としてどーなの?という感じもしますが。
「二兎を追うものは一兎も得ず」なんてことわざもありますな!
(4)は「第3子以降は○○」という施策多し。「同時に3人以上保育園に通っていたら3人目以降は無料、減額」という自治体が多数。そんな中、台東区は出生時、小学校・中学校入学時にお祝いプレゼント、練馬区は20万円をプレゼント。ぷにた@3児の母はうらやましー。

あと、今回「子育て支援ポータルサイトの有無」にも着目してみました。子育てポータルは大抵の場合、行政と住民の協同事業だったりして、そのへんにも自治体の「子育て」に対する姿勢が見て取れたりもするものです。板橋区のようにサイトではなく、情報誌という形で発行している自治体もありますね。今後各自治体の動向に注目ですね。

出生率は2004年度と2006年度の比較を掲載しました。横ばいの自治体もあれば、港区のように激増の自治体も!近年のマンションラッシュの影響もありますが、手厚い子育て支援の効果も少なからず出ているのではないかとぷにた@管理人は勝手に分析してます(^^)。今後もこまめにチェックしていきたいですね。
(2008/06/09)

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