PICマイコン |
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PICマイコンは、米国マイクロチップテクノロジ社の8bitオールインワンのマイクロコンピュータで、少ない 外付け部品で、簡単に制御回路を作ることができるIC型のマイコンです。 ![]() |
1 開発環境 |
PICのプログラムを開発するためにはMPLABというマイクロチップ社が提供している無料の統合開発環境 ソフトとWindows98以降のOSがインストールされたPC、PICマイコンにモジュールを書き込む書き込み ソフトとライターが、最低限必要です。 プログラム言語は、マイクロチップ社が提供しているMPLABには、PIC用のアセンブリ言語が含まれて いるので、これでプログラムを作ることができます。また、C言語やBASIC言語のコンパイラもいろいろ なところから販売やフリー版が、提供されています。 PIC用のC言語では、CCS社 のC言語コンパイラーが、解説された本やホームページが多くあり情報が、 豊富です。私もCCS社のミッドレンジ用C言語コンパイラーのPCMを使っています。 この他にBASIC言語などのコンパイラもありIPIのサイトから各種コンパイラを購入できます。 また、共立電子や秋月電子通商でも販売されています。 ![]() フリーのC言語コンパイラー PIC用のフリーのC言語コンパイラもあります。しかし、フリーのC言語コンパイラには、ライブラリが、 無かったりプログラム容量やサポートされているPICマイコンに制限が、あったりしますが、機能は、 製品版と同じなので、16F84Aが使えてプログラム容量が、1KBあれば十分に使えるようです。 PIC用フリーのC言語コンパイラとしては、HI-TECHの PICC Lite Compilerが、PIC 16F877や 16F84A をサポートした ANSI-C準拠の本格的なC言語コンパイラで、使いやすそうです。 |
2 PICマイコンへの書き込みツール |
PICマイコンは、プログラムを書き込まないと使えないので、PICマイコンにプログラムを書き込むツールが、 必要になります。 PICマイコンにプログラムを書き込むツールは、共立電子 や秋月電子通商からライターとライティングソフトの キットが、販売されていますし、その他からもライターやライティングソフトが、販売されています。 PICマイコンへの書き込みライターは、自作することもできて、シリアルポート接続PICライターの製作のHPが、 大変参考になります。 私は、 FENG3のホームページのPICライタ5号機を自作して使っています。 ![]() また、PICライターソフトは、IC-Prog(http://www.ic-prog.com/)というフリーソフトを使っています。 IC-Progは、サポートしているPICマイコンの種類も多く日本語化のパッチもありシリアルポート接続PICライ ターの製作 からIC-Progの日本語化パッチをダウンロードできます。 ![]() |
3 評価ボード |
PICマイコンの電子工作では、ハード(電子回路)とソフト(プログラム)が、1つになって動くので、電子回路や ソフトが、正常に動くことなどを確認しるための評価ボードが、必要になります。この評価ボードや実験ボードも PICマイコンの解説図書に作り方が、公開されていたり共立電子 や秋月電子通商から販売されていますが、 使用するPICマイコンや機能に合わせて自作することも簡単にできます。 下の写真は、私が、自作したPIC 16F84A用の評価ボードです。 ![]() ![]() |
4 参考図書 |
PICマイコンの電子工作の本は、いろいろ出ていますが、私は、C言語によるPICプログラミング入門 (技術評論社)と電子制御のためのPIC応用ガイドブック(技術評論社)の2冊を参考にしています。 どちらもCCS社のC言語コンパイラの使い方を詳しく解説されています。 ![]() |
5 参考ホームページ |
PICマイコンを使った電子工作のホームページは、沢山ありますが、参考図書に紹介した本の著者の ホームページの電子工作の実験室 が、とても詳しく参考になります。 |