もくじ

ニュースと活動報告

活動方針

組織について・入会案内

歯の健康情報と外部リンク

見出し

NEWS(2012.3.20)
会員研修会の報告


NEWS(2012.1.26)
8020推進条例の報告のご紹介


NEWS(2011.11.19)
会員研修会のご案内のご案内


NEWS(2011.11.19)
第72回会員研修会の報告


NEWS(2011.10.21)
第72回会員研修会のお知らせ


NEWS(2011.2.23)
日弁連意見書について


NEWS(2011.1.31)
道民公開講座のお知らせ


会員研修会(2010.11.13)
斉藤仁先生 会員研修会(2009年11月13日)報告便り


NEWS(2010.9.10)
第34回むし歯予防全国大会ついて


NEWS(2010.3.30)
愛知県におけるフッ化物洗口実践の評価について


NEWS(2009.12.20)
平成21年6月16日の道議会本会議について


会員研修会(2009.10.25)
中村譲治先生 会員研修会(2009年10月25日)報告便り


NEWS(2009.9.8)
地方自治体オリジナルのフッ化応用マニュアルについて


NEWS(2009.8.26)
登別市と千歳市のフッ化物洗口導入までの経過について


NEWS(2009.8.13)
佐賀県掛園先生より情報提供です


NEWS(2009.8.12)
平成21年3月18日の道議会本会議について(続報)


NEWS(2009.8.6)
ヘルスプロモーションの伝道師にして予防歯科のカリスマ 中村譲冶先生の講演会のお知らせ


NEWS(2009.8.6)
滋賀県フッ化物洗口実施マニュアルについて


NEWS(2009.8.6)
「第73回 全国学校歯科保健研究大会 2009京都」について


NEWS(2009.8.5)
佐賀県の掛園先生より情報提供です


NEWS(2009.8.4)
「デンタルタイムス21」より


NEWS(2009.8.4)
伊達市フッ化物洗口導入までの経過について


NEWS(2009.7.28)
北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案の関連資料について


NEWS(2009.6.30)
北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案の修正議決!


NEWS(2009.4.2)
H20 No.5 事務局だより


NEWS(2009.3.30)
平成21年3月18日の道議会本会議について


会員研修会(2009.2.24)
斎藤亮先生 会員研修会(2009年2月28日)報告便り


NEWS(2009.1.14)
斎藤亮先生 会員研修会のお知らせ


会員研修会(2008.11.08)
「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪〜予防をスタンダードに〜」


NEWS(2008.10.22)
フロリデーションについてのシステマティックレビュー


NEWS(2008.10.21)
ヘルスプロモーションの雄、予防の達人 築山先生 岩見沢にて講演!


NEWS(2008.10.20)
「第32回むし歯予防全国大会 in 大分」のお知らせ


NEWS(2008.10.18)
2008年の集団応用フッ化物洗口実態調査確定値の公表


NEWS(2008.9.20)
ヘルスプロモーションの雄、予防の達人 築山先生 岩見沢にて講演!


NEWS(2008.8.25)
新潟県歯科保健推進条例が県議会で可決


会員研修会(2008.7.6)
「食育」のススメ〜心と体の健全な発育のために〜


NEWS(2008. 5.15)
北海道 集団フッ化物洗口施設191、10,510人に


NEWS (2008. 5.13)
京都市の180の全小学校でフッ化物洗口


道民公開講座(2008.4.26)
子供の笑顔を守ろうー8020は子供の笑顔から


NEWS (2008. 3.28)
佐賀県の掛園先生からのメールです。


会員研修会(2008.2.23)
人はなぜ虫歯や病気になるのか〜健康の社会的決定要因の視点から考える〜


NEWS(2008. 2.22)
秋田県のフッ化物洗口 134施設 7,736名まで増加


NEWS(2008. 2.16)
日本口腔衛生学会北海道地方会開催


NEWS(2008. 2.13)
日本むし歯予防フッ素推進会議からの情報では、第32回むし歯予防全国大会が決定いたしました。


NEWS(2007.12.26)
羽越線事故2年 秋田県職員しのぶCD、共に活動した歯科医ら


NEWS(2007.11.23)
第31回むし歯予防全国大会 in 沖縄


会員研修会(2007.11.3)
ここまで来た! 学校歯科保健最前線


NEWS(2007.9.15)
フッ素入りガム:キシリッシュプラスエフ:明治製菓について


NEWS(2007.8.31)
8020と医療費との関連調査<集計結果速報> 北海道歯科医師会情報
8020達成は健康の増進・維持に大きな効果があると立証!


NEWS(2007.8.25)
フッ素洗口推進研修会 8月24日秋田市


NEWS (2007.8.11)
第59回「保健文化賞」に学校におけるフッ化物洗口
新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔健康科学講座予防歯科学分野


NEWS (2007.8.3)
参議院選挙で自民党・民主党から歯科医師の議員
国民の視点で、今後の歯科保健の進展に貢献されることを期待いたします。


道民公開講座(2007.6.30)
超満員の200名が熱心に討論


NEWS (2007.6.14)
泉田新潟県知事のメールマガジン第84号(2007年6月8日)


NEWS (2007.6.8)
食品からでは、米やパンからフッ素の摂取が多い


NEWS (2007.6.7)
新潟、フッ素で虫歯最少県


NEWS (2007.6.4)の解説
むし歯予防の「無機のフッ素」と「有機のフッ素」は無関係


NEWS (2007.5.8)
WHO (2003年・世界保健機関)が砂糖とむし歯との関係で報告
フッ化物を使用で、砂糖を摂取してもむし歯になり難い


道民公開講座(2007.4.21)
効果的なむし歯と口臭の予防


定時総会(2007.4.21)
4月21日 第24回 定時総会が開催されました。


NEWS (2007.3.22)
フッ素洗口推進に関するシンポジウム3月22日秋田市


会員研修会(2007.2.24)
第59回 瀧口徹先生講演する!!


NEWS(2007.2.27)
NHK 「ほっからんど北海道」に川原副会長出演


会員研修会(2006.9.30)
2006年9月30日平成18年度 第2回会員研修会
松本千明先生「健康に関する行動変容の考え方と現場への応用」


会員研修会(2006.6.17)
2006年6月17日平成18年度 第1回会員研修会 八若保孝教授

北海道子供の歯を守る会 公式ウェブサイト

世界保健機関(WHO)、国際歯科学会(FDI)と共に歩む
北海道子供の歯を守る会公式ウェブサイトへようこそ!

このサイトでは、北海道子供の歯を守る会の
 ・ニュースと活動報告、今後の予定
 ・活動方針
 ・組織について、入会案内
 ・歯の健康情報と外部リンク
などを公開しております

ニュースと活動報告

こちらには、ニュースと活動報告、今度の予定・予告などがあります。設立(1984年)から2006年までの歩みについては組織についてをご覧ください。

NEWS(2012.3.20)
会員研修会の報告

平成23年2月25日、北海道母子福祉センターにて、北海道医療大学の斎藤正人教授をお招きし、会員研修会が開かれました。以下に研修会の内容を紹介させていただきます。

「MIに基づくう蝕予防」

FDAの提唱するMIの概念は、2000年の「いかに侵襲を減らすか?」というものから2002年の「MIによるう蝕管理」へと変化してきています。「MIによるう蝕管理」には、非う窩性病変の再石灰化を促す、という原則があります。これは言い換えるなら、フッ化物の効果が表れやすいような口腔内環境の整備が重要である、ということとなります。

口腔内環境の整備の前処置として欠かせないのが、フィッシャーシーラントです。シーラント材には、レジン系のものとグラスアイオノマー系のものがあります。

レジン系シーラント材にはティースメイト(クラレメディカル)などがありますが、処置歯がう蝕になることが多々あります。この原因として、う蝕原生菌が多い、口腔内環境が悪い、う蝕の上にシーラントを行ってしまった、シーラント材の気泡混入や練和不足などが考えられていますが、斎藤先生の臨床経験からは、リン酸エッチング処理の煩雑さ、過剰な歯質脱会のリスクなどが関係しているのではないか、ということです。

グラスアイオノマー系シーラント材には、フジV(松風)などがありますが、防湿に敏感ではない、フッ化物がリチャージされる、フッ化物イオン放出による抗菌効果、過脱灰が必要ではない、といった利点があります。グラスアイオノマー系シーラント材の欠点としては、練和作業が必要、審美性が低い、接着性が低いといった部分があります。

近年、レジン系とグラスアイオノマー系の長所を備えたシーラント材の開発が進んでいます。ビューティーシーラント(松風)は、過脱灰ではなくホスホン酸系モノマーによる脱灰の抑制とキレート結合による接着、S-PRGフィラー含有によるフッ化物イオン放出などの特徴を備えています。


研修会の最後には、斎藤教授と参加者との間で、活発な質疑応答が行われ、盛会のうちに終了いたしました。

NEWS(2012.1.26)
8020推進条例の報告のご紹介

本会顧問の佐々木健先生(北海道保健福祉部健康安全局)による「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例がもたらした施策へのインパクト」の報告が、保健医療科学に掲載されてます。

フッ化物洗口実施市町村の年次推移(条例施行後の急速な増加)など、最新の情報が掲載されております。ぜひご覧ください。

http://www.niph.go.jp/journal/data/60-5/201160050004.pdf

NEWS(2011.11.19)
会員研修会のご案内

平成23年2月25日の会員研修会のご案内です。

日時:平成24年2月25日(土曜日)15:30〜17:30
会場:北海道母子福祉センター(札幌市中央区北1条東8丁目)
講師:北海道医療大学歯学部 口腔構造昨日発育系小児歯科学分野教授 斎藤正人先生
演題:「MIに基づくう蝕予防」
会費:無料

出席者は直接会場にお越しください。

NEWS(2011.11.19)
第72回会員研修会の報告

平成23年11月12日、北海道母子福祉センターにて、財団法人新潟県歯科保健協会より山田智子事務局長をお招きして、第72回会員研修会が行われました。以下に、研修会の内容をご紹介させていただきます。

「受診者に持続的行動変容をもたらすコミュニケーション技術〜標準的な成人歯科健診プログラム・保健指導マニュアルに基づく効果的な支援方法について〜」

これまでの歯科健診における歯科医師の役割は主に、口腔内診査でしたが、新しい歯科健診では、従来の疾病発見型から、行動・環境リスク発見型・行動変容型への転換が求められるようになりました。この新しい健診の指針として、日本歯科医師会では、標準的な成人歯科健診プログラム(以下「生活歯援プログラム」)を推進しています。

この生活歯援プログラムでは、質問用紙に記入された答えを類型化し、どのような支援が必要かを決定します。そのため、歯科医師・歯科衛生士は、受診者とのコミュニケーションがこれまで以上に求められます。

生活歯援プログラムを理解するため、参加者は、アイスブレイキング(自己紹介)として、「自分について好きなところ3つとその理由」の書きだし、コミュニケーション基本スキルとして、コミュニケーションと聞き手の態度の関係のシミュレーションを行いました。また保健指導のkey pointとして、思いつく限りのほめ言葉の書き出し、アサーティブ(非攻撃的)コミュニケーションのためのDESC法(Describe:客観的描写、Empathize:相手の気持ちに共感、Specify解決策、妥協策の提案、Choose:選択)、傾聴(心で聴く)、オウム返し・復唱(キーワードを読み解く)、ペーシング(同調)、質問法(オープン/クローズドクエスチョン)の使い分け、想像力を引き出す(未来を見る、問題の解決方法を追求する)コーチングの技法、(外界・内面・解釈・決定に関する)思考の壁を打ち破る質問、マイルドな表現に言い換える方法などの実習を行い、五感を使って外部と内部を観察し、相手に寄り添う「支援」についての理解を深めました。

現在は保健センター等の機関での健診に用いられている「生活歯援プログラム」ですが、今後は、地域の歯科医院でのフォローアップが必要となります。そのためにも、歯科医師・歯科衛生士のコミュニケーション能力の向上が求められています。今度とも、継続的に研修を行い、コミュニケーションのスキルアップに努めなければいけないと、感じられました。

NEWS(2011.10.21)
第72回会員研修会のお知らせ

11月12日の第72回会員研修会の概要をお知らせします。

受信者に持続的行動をもたらすコミュニケーション技術
〜標準的な成人歯科検診プログラム(生活歯援プログラム)に基づく効果的な支援方法について〜
講師 財団法人新潟県歯科保健協会事務局長 山田智子 先生
定員 60名
受講料 無料
お問合せ先 子供の歯を守る会事務局

NEWS(2011.2.23)
日弁連意見書について

「NPO 法人日本むし歯予防フッ素推進会議は、日本弁護士連合会「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」に関して、以下の見解を表明しておりますので、ご紹介させていただきます。

オリジナルは日本むし歯予防フッ素推進会議のサイトにあります。

 平成23年2月16日

 各位

 NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議

 会長 境 脩

 春寒の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 平成23 年1 月21 日付、日本弁護士連合会「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」(以下「意見書」)を詳細に検討しましたところ、医学的見地から見て「誤謬に満ちたもの」であること、社会的影響が少なくないことを認識し、ここに本会としての見解を表明いたします。
 そもそも弁護士の方々は、医学・歯学の専門職でなく、何かを主張する人の代弁者として法律の専門職といえます。今回の「意見書」では、私たち歯科保健の専門職としての立場から拝見しますと、文末に列挙されている文書、文献、またその引用原著論文の部分的な記述のみが取り上げられ、本旨や結論が無視され、「明らかな誤り」となっているところが多々見受けられました。
 さらに、「意見書」の趣旨として、フッ化物利用の「安全性に問題がある」としていながら、個人利用やすでに普及しているフッ化物配合歯磨き剤については問題視していません。「安全性に問題ある」ならば、利用方法の如何を問わず問題とす べきであり、「意見書」そのものに矛盾が生じます。以上、フッ化物応用の「安全性や有効性に問題がある」とする根拠に乏しいことから、むしろ「意見書」趣旨の後段にある「フッ化物洗口の実施現場で強制、自己決定権が侵害されている」、と断 じていることに主張が込められているのではないかと推察されます。しかし、全国の事例から、フッ化物洗口実施施設において、90%以上が実施希望である一方、数%の未実施者がいることは、事実上自己決定権が保障されている証拠になっています。
 願わくは、今回の話題が、全国で公衆衛生活動に専心している関係者の願い「日本の将来を背負う子供たちが世界一むし歯の少ない歯並びと健康を持って欲しい」という希望が、日本中に届けられる好機となって欲しいと考えます。
 以下、添付文書「NPO 法人日本むし歯予防フッ素推進会議の見解」をご参照いただけましたら幸いに存じます。なお、フッ化物洗口・フッ化物歯面塗布に関する疑問、質問がありましたら、下記連絡先までお寄せ下さい。

[連絡先]
NPO 法人 日本むし歯予防フッ素推進会議 事務局
〒271-0061 松戸市栄町西2-870-1 日本大学松戸歯学部社会口腔保健学講座
TEL&FAX: 047-360-9356

日本弁護士連合会「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」に関する
「NPO 法人日本むし歯予防フッ素推進会議の見解」

1) 安全性
 日弁連「意見書」で、フッ化物洗口・歯面塗布は「安全性に疑問ある」としている論拠を精査したところ、長年にわたり医学・歯学の専門領域で蓄積されてきた科学的知見が公正に考慮されておらず、事実誤認や不合理な論旨が多々見受けられる。 その結果、国内外の医学・歯学専門機関の見解と相違した趣旨となっている。
 1日1回または1週1回のフッ化物洗口に際して、飲み込まれるフッ化物は少量で、WHO が推奨する水道水フッ化物濃度調整(フロリデーション)で摂取されるフッ化物量に比べて5 分の1 程度と少なく、国際的に推奨されている必要栄養素の基準に満たない量である。また、フッ化物歯面塗布は年に2〜4 回と実施頻度が少なく、専 門家の責任で実施されているもので、用量用法に従えばフッ化物の過剰摂取の心配は無く、安全性が高い。実際、国際的に見ても、長年に亘りフッ化物洗口、フッ化物歯面塗布を用量用法に従って実施している地域から、有害性の報告はない。

2) 有効性(予防効果)
 国内外の広範囲な調査結果から、フッ化物洗口、フッ化物歯面塗布のむし歯予防効果は、時代背景やフッ化物配合歯磨き剤の普及状況によって幅があるものの、30〜80%の予防率が期待でき、今日もなお有効であるとの評価が得られている。わが国において、フッ化物洗口を40 年前から実施している地域からの報告によると、小児・学童期に経験した成人のむし歯は全国平均に比べて半分以下の結果となっている。

3) 必要性
 今日、わが国でも小児のむし歯は減少、12歳児でも2本以下となった。しかし、先進国に比べ依然として高く、未だ先進諸外国の約2倍のレベルにある。また都道府県格差、地域格差、個人格差も強く残っている。小児期に発生した1本のむし歯は、生涯にわたって増大し続ける負担となる。また、口腔の健康が全身の健康や生活の質に大きく係わっていることは医学専門機関の一致する見解となっている。
 仮にここでフッ化物洗口を中止したとすれば、そのグループでのむし歯数の増大という健康被害が生ずることを認識しなければならず、さらに、当然のことながら莫大なむし歯治療費負担が増すことも容易に予測される。今後とも、フッ化物洗口をわが国で普及する意義が高い。

4) 施設での実施について
 学校・園等施設において行われるフッ化物洗口は、児童・教員・保護者に対して、その必要性、有効性、安全性、安全な実施方法などの説明がなされ、保護者の同意を基に実施することとなっており、学校保健管理として位置付けがなされている。
 フッ化物洗口は国際的にも広く普及しており、禁止している国は一つもない。このような方法に沿って実施されるフッ化物洗口の普及を図るため、厚生労働省は「フッ化物洗口ガイドライン」(2003年)を示している。

5) 最後に
 「フッ化物を用いたむし歯予防方法は、高い安全性が認められており、最も有効な公衆衛生的方策である」との結論は、WHO 他、世界150 を超える医学・歯学・保健専門機関により合意されている。わが国においても、日本歯科医学会(1999 年)、日本歯科医師会(2000 年)、日本口腔衛生学会(2002 年)、厚生労働省(2003 年)、日本学校歯科医会(2005 年)により、本方法の有用性と安全性が一貫して確認され、表明されている。本会はこれら見解を全面的に支持するものである。

NEWS(2011.1.31)
道民公開講座のお知らせ

平成23年4月16日、札幌エルプラザにて、本会の主催にて道民公開講座が開催されますので、以下に概要をお知らせいたします。

道民公開講座
フッ化物洗口で守ろう歯の健康
-8020は子供の笑顔から-

日時:平成23年4月16日(土)
   開場 14:00 開講 14:30〜終講 16:15

会場:札幌エルプラザ 3階 大講堂
   札幌市北区北8条西3丁目(札幌駅北口より徒歩5分)

受講料:無料
    (当日は直接会場にお越し下さい)

主催:北海道子供の歯を守る会
後援:社団法人北海道歯科医師会・社団法人北海道歯科衛生士会

プログラム
8020(80歳で20本以上の歯を残す)を、達成するには、小児期からの予防対応が大切です。一生涯健康で、よく食べ、良く噛み、笑顔で生活するための効果的な方法をご紹介します。

14:30〜14:40 開園の挨拶 北海道子供の歯を守る会 会長 堅田 進
14:40〜15:25 科学的根拠に基づいたこれからのむし歯予防
       〜北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例とフッ化物洗口
       北海道空知総合振興局保健環境部保健福祉室(岩見沢保健所)
       主任技師 秋野 憲一 先生

       平成21年6月、道議会において「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」が成立し、「学校等におけるフッ化物洗口の普及」が条文に明記されました。北海道の子どもたちは、全国平均に比べむし歯が非常に多い状況が続いており、道外で顕著な成果を上げているフッ化物洗口を北海道でも普及することを目指しています。子供たちの歯の健康を守るための「決め手」として条例にまで明記されたフッ化物洗口について解説します。

15:25〜16:10 歯並び、噛み合わせのかぎ 六歳臼歯を守ろう
       北海道医療大学歯学部小児歯科 教授 五十嵐 清治 先生
       乳歯と交換するのではなく、乳歯の歯並びの奥に生えてくる六歳臼歯(第一大臼歯)は、永久歯の歯並びや噛み合わせを決める大事な歯です。そのため六歳臼歯は「咬合の鍵」と言われます。六歳前後に生えてくる永久歯なので六歳臼歯とも呼ばれます。永久歯の中では最も噛む力が強く、自分の体重を支える程の力があります。ところが永久歯のなかで最初に虫歯になり、最初に失われる率の高い歯でもあります。そこで今回は、何故六歳臼歯(第一大臼歯)が「咬合の鍵」と言われるか、そして何故虫歯になりやすく、永久歯の中で何故最初に失われるのかを解説したいと思います。

16:15 終講 

会員研修会(2010.11.13)
斉藤仁先生 会員研修会(2009年11月13日)報告便り

今年の会員研修会は、平成22年11月13日、アスティ45にて「ゼロからはじめる予防歯科」と題して、さいとう歯科室の斉藤仁先生をお招きして開催されました。私事ですが、筆者が大学を卒業して、歯科医師1年目で最も印象に残った研修会が、斉藤先生の研修会で、それ以来「開業するときは斉藤先生の診療スタイルを目標にしたい」と思っておりましたが、9月に開業したばかりの私が、こうしてスタッフを連れて、もう一度斉藤先生のお話を聞けるというのは、(勝手ながら)なんらかの縁を感じずにはいられません。

それはさておき、簡単に研修会の内容をご紹介させていただきます。

「ゼロからはじめる予防歯科」

斉藤先生は1991年春に大学をご卒業された後、96年には札幌で分院長を経験され97年に夕張郡栗山町にご開業されました。そこで歯科医師の治療レベルの向上が患者さんの健康を守る、と考え、手を抜かず丁寧な修復治療を心がけていたとのことです。しかし、臨床の中で、「修復物の脱離や歯根破折、歯肉縁下カリエス、義歯の難症例に遭遇すると、技術が悪いのか?更なる技術の向上が必要なのか?一生懸命やっても何かすっきりしない、悶々とした日々を感じるようになってきた」、とのことでした。

そのような状況で当時「予防」というキーワードで、日本ヘルスケア歯科研究会や福岡予防歯科研究会(現ウェルビーイング)といった活動が全国的になる中で、斉藤先生は、設立趣旨にて「医療は、いつの時代にあっても、常に医療を受ける人々の利益となることを第一義とし、人々の健康で快適な生活に貢献するものでなければならない…(中略)…しかしながら、現在の医療、とくに歯科医療について語ろうとするとき、果たして私たちは、胸を張って社会に貢献していると言えるだろうか」と謳う日本ヘルスケア歯科研究会に参加されました。そして、う蝕・歯周病の発症を予防し、進行を抑制するための最大限の努力をしなければならないと考え、医療人としての自覚を強め、予防ベースの歯科診療室への決意を固めたとのことでした。

あなたにもできる予防ベースの歯科診療室の作り方
ここでは、斉藤先生による予防ベース歯科診療室を作るうえでのSTEPをまとめます。
STEP 1
歯科医師が予防の重大さに気がつき、予防ベースの診療室を作ることを決意する
従来型の臨床に予防診療をくっつける、あるいは並列させるのではなく、従来型の臨床の基礎の部分に予防を据えることが重要。そのためには、歯科医師の強い決意が欠かせない。
STEP 2
チーム医療の確立
チーム医療を確立するために、「悪くなってから修復を繰り返す従来型の歯科医療ではなく、疾病を未然に防ぎ、口腔の健康を守り育てる歯科医療を行う」という診療理念と「う蝕の発症を予防する。軽症・中等度の歯周病を確実に治す」という診療方針をスタッフと共有する。院内ミーティング、勉強会、セミナー、講習会に院長とスタッフが一緒に参加することが重要。
STEP 3
システムを構築し診療の流れを確立する
さいとう歯科室では、問診表記入、口腔内診査、主訴の解決、口腔内写真、デンタル10枚法、食生活問診表、カリエスリスク、歯周組織検査、プラークレコードなどの診療の流れをシステムとして構築。さらに治療終了後にはSOT(Supportive Oral Therapy)としてメインテナンスに移行する前にホームケアとプロフェッショナルケアの意義を理解してもらうためのサポート期間を設けている、とのことです。

最後に「予防ベースの診療室は口腔の健康を通じて患者さんの全身の健康、 QOLの向上に寄与でき、患者さんに寄り添いながらともに人生を歩み続けることが大切」として、研修会をまとめられました。

久しぶりにお聞きした斉藤先生のお話は、前にもまして予防ベースの歯科診療室の未来を確信されている様子で、とても心強く感じられました。

南出保記す

NEWS(2010.9.10)
第34回むし歯予防全国大会ついて

9月25日(土)に、第34回むし歯予防全国大会が開催されます。今年は北海道で開催!!のため、北海道子どもの歯を守る会の会員も一部、開催に協力しております。奮ってご参加いただきますよう、よろしく申し上げます。ご不明な点につきましては、第34回むし歯予防全国大会事務局まで、お問い合わせをお願いいたします。

2. 大会テーマ
「地域保健の新たな潮流 」フッ素で歯ヂカラUP!〜8020推進条例を基盤として〜!

3. 主催 NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議(略称:NPO日F会議)

4. 共催 北海道歯科医師会、北海道歯科衛生士会、北海道子供の歯を守る会

5. 後援(予定) 日本歯科医師会、8020推進財団、日本学校歯科医会、日本歯科衛生士会、日本口腔衛生学会、日本WHO協会、北海道、北海道教育委員会、札幌歯科医師会、北海道歯科技工士会、北海道医師会、 北海道薬剤師会、北海道栄養士会、北海道新聞社、旭川歯科医師会、空知歯科医師会

6. 協賛 日本歯磨工業会

7. 開催日時 平成22年9月25日(土)13:30〜

8. 会場 北海道歯科医師会館2階ホール
  札幌市中央区北1条東9丁目11番地 TEL: 011-231-0945

9. 対象 歯科医師、歯科衛生士、保健師、学校教育関係者、一般道民

10. 申込先 大会事務局:〒932-0231
  北海道石狩郡当別町金沢1757
  北海道医療大学歯学部保健衛生学分野内
  第34回むし歯予防全国大会事務局
  電話・FAX: 0133-23-1595
  メール: i-chiba@hoku-iryo-u.ac.jp

第34回むし歯予防全国大会プログラム

13:00     受付開始
13:30〜14:00 開会挨拶 第34回むし歯予防全国大会長        富野 晃
            NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議会長  境 脩
       祝辞   北海道知事                高橋はるみ
            北海道教育委員会教育長          高橋教一

シンポジュウム
第T部 14:00〜15:20 「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」に基づくフッ化物洗口の推進について
     パネラー  北海道歯科医師会              川原敏幸
           登別市教育委員会教育部長          内藤繁
           北海道空知保健福祉事務所保健福祉部     秋野憲一                        
10分間休憩

第U部 15:30〜16:30 現場で役立つ 説得力のあるフッ化物のQ & A
           進行     北海道子供の歯を守る会
10分間休憩

第V部 16:40〜17:50 日本各地におけるフッ化物洗口の現況から学ぶ              
           秋田県ではなぜ急速に実施人数が増えたのか
             秋田県健康保健部健康推進課主査     田村光平
           島根県における問題解決型のフッ化物洗口の普及
             島根県雲南保健所総務保健部課長     梶浦靖二
           洗口実施児童率全国一の佐賀県からの最新報告
             佐賀県伊万里保健福祉事務所所長     岩瀬達雄

18:00 閉会挨拶  北海道子供の歯を守る会 会長          堅田 進

18:30〜20:30 懇親会(サッポロビール園までバスで移動)

NEWS(2010.3.30)
愛知県におけるフッ化物洗口実践の評価について

愛知県の公式ウェブサイトでは、学校現場における10年間のフッ化物洗口の取組みと事業評価の事例をまとめ、「フッ化物洗口実践集〜学校現場の取組みと工夫&事業評価〜」を作成・公開しています。

「フッ化物洗口実践集〜学校現場の取組みと工夫&事業評価〜」を作成しました

NEWS(2009.12.20)
平成21年6月16日の道議会本会議について

北海道議会の公式ウェブサイトでは、「平成21年6月16日の本会議」が公開されました。「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」の修正議決に至る会議録が公開されましたので、お知らせしておきます。

平成21年6月16日の本会議(すべて文書化されています)

平成21年6月16日の本会議(音声が公開されています)

当サイトでは、フッ化物洗口につきましては、特集 集団フッ化物洗口にて扱っております。厚生労働省医政局長・健康局長連名でのフッ化物洗口ガイドラインや学校実施での洗口の法的根拠、フッ化物洗口 北海道教育委員会の議会答弁などもご紹介しておりますので、あわせてご覧くださいませ。

会員研修会(2009.10.25)
中村譲治先生 会員研修会(2009年10月25日)報告便り

2009年10月の会員研修会では、2008年11月の築山先生に引き続き、予防歯科を通じて明るい歯科医院づくりをめざしているという、NPO法人well-beingの中村譲治先生をお招きし、医療の最終目的や歯科医療の目指すものについて、お話しいただきました。特に予防歯科につきましては、スタンダードや原則、システムから実際まで、きめ細やかにお話しいただき、さっそく明るい歯科医院づくりを目指し始めている参加者も数多いのではないでしょうか。

以下に内容をかいつまんで、まとめました。

大好き予防歯科〜明るい歯科医院づくりをめざして〜
 講師:中村譲治 先生 福岡市 なかむら歯科医院 院長
 日時:平成21年10月25日(日) 9:45〜11:45
 会場:札幌市教育文化会館 3階 研修室 305

■医療の最終目的は健康な住民を増やすのが目的です
中村先生は、まず、歯科医師法第一条にある「国民の健康な生活」という表現を評価し、健康な住民を増やすことが医療の最終的な目的である、と強調しました。

■健康ってなに?
「健康な生活」を評価するため、Smith(1983)の整理した4つの健康モデルを示され、なかでも4つめにあたる健康モデル(Eudaimonistic Model, Maslo)から、健康とは、健やかに生きる(well-being)、自己実現(self-realization)ができている状態である、とのことでした。

■歯科医療がめざすものは?
これらの整理から、歯科医療が目指すのは、健康(health)を通じた生活の質(QoL)の向上であり、また人々の幸福(well-being)の追求である、と示され、人々の誕生から寿命を迎えるまで、全てのプロセスで元気で幸せに暮らせるようにすること、そのため環境(家庭、職場、学校、地域)の整備に専門家として関わることが重要である、とのことでした。

■予防歯科のスタンダードとは
ここからは、開業医の誰もができる予防歯科をめざして、というサブテーマで、予防歯科のスタンダードについてお話いただきました。

■臨床予防歯科の原則
導入部分の知見から、予防歯科の原則として、以下のようにまとめられました。1)ゴールはwell-being。2)主役は患者自身。3)長期に継続した来院。4)健康教育と環境整備を視野に入れる。5)予防のベースはフッ化物。

■予防歯科のスタンダードなシステムとは
同様に、予防歯科のスタンダードなシステムとして、1)治療終了から定期健診につなげるオリエンテーション。2)定期的なリコールを無駄なく確実に来院者に伝えるインフォメーション。3)継続的サポートを的確なものとする記録のファイリング。4)診断結果に基づく予防処置を実施する診療体制。5)スムースで無駄のない健康教育が実施できるようにするスタッフ間のコミュニケーション、が必要とのことです。

■予防歯科に必要な知識と技術
同様に、予防歯科に必要な知識と技術として、1)基礎的なう蝕と歯周病の病因論。2)健康教育の理論とその技術。3)効果的な健康教育を可能にするコミュニケーションの理論と技術。4)的確な予防計画が立案できるための診断能力。5)フッ素塗布、シーラント、プロービング、PTCを実施できる理論と技術、を挙げられました。

■システムづくりに必要な作業
まとめとして、このようなシステムづくりに必要な作業として、1)院内のコンセプトづくり。2)定期健診のオリエンテーションの内容の検討。3)定期健診の説明パンフレットやオリエンテーション時のプレゼンの媒体作成。4)定期健診予約カードのデザイン及び作成。5)治療開始から入金、リコールまでの流れ図とシステムづくり。6)定期健診開始時の問診表の作成。7)定期健診用カルテの作成。8)来院から健診、予防処置、次回予約までの流れと各スタッフの役割の決定、等を挙げられ、予防歯科のスタンダードとは院内のコンセプトづくりからはじまる、包括的な取り組みであると理解しました。
ご講演中の中村先生1

ご講演中の中村先生2

南出保 記す

NEWS(2009.9.8)
地方自治体オリジナルのフッ化応用マニュアルについて

仙台市青葉区によりますと、平成20年度、仙台市内の幼稚園・保育所(園)では51箇所がフッ化物洗口法を実施していますが、その仙台市の諸団体の参画している歯と口の健康づくりネットワーク会議は、平成16年度に、全ページカラーで編集された、色鮮やかなフッ化物応用マニュアルを公開しています。

歯と口の健康づくりネットワーク会議
仙台市、(社)仙台市医師会、(社)仙台市歯科医師会、(社)仙台市薬剤師会
仙台市教育委員会、仙台市市立幼稚園連合会
仙台市PTA協議会、仙台市保育所連合会、東北大学大学院歯学研究科
宮城県歯科衛生士会、宮城県産業保健推進センター

歯と口の健康づくりマニュアル
フッ化物応用マニュアル html版 pdf版

鳥取県西部地区では、保育園・幼稚園に「フッ化物洗口」を普及させることを目的として、「強い歯つくるフッ化物洗口事業」を実施しており、そこで、マニュアル、パンフレット、チラシを作成しています。

鳥取県西部総合事務所福祉保健局福祉企画課
フッ化物洗口実施マニュアル
フッ化物洗口実施マニュアル(1,309KB)
お口ブクブク大作戦パンフレット(1,514KB)
フッ化物洗口ちらし(1,129KB)

埼玉県では平成12年度から8020運動推進特別事業の一環として、埼玉県歯科医師会に委託し、フッ化物洗口事業を行っており、埼玉県歯科医師会ではフッ化物洗口の実務マニュアルを作成して、よりいっそう集団洗口の普及支援をはかっています。

埼玉県フッ化物洗口事業
「フッ化物洗口の実務マニュアル」について

長崎県では、平成12年度に「歯なまるスマイル21プラン」を策定し、各種う蝕対策を実施しています。

長崎県の歯科保健対策について
長崎県が実施したフッ化物応用に関する事業及び作成したマニュアルの一覧

NEWS(2009.8.26)
登別市と千歳市のフッ化物洗口導入までの経過について

先日、伊達市のフッ化物洗口導入までの経過についての資料を掲載いたしました(NEWS(2009.8.4)伊達市フッ化物洗口導入までの経過について)が、登別市と千歳市についての資料もありましたので、公開しておきます。

道の条例が北海道知事により平成21年6月26日に公布、同日より施行されておりますので、このような事例が1つでも多く報告されることが期待されます。

登別市におけるフッ素洗口の歩み
昭和53年登別小学校・当時の文部省のむし歯予防研究推進校に指定される
昭和54年6月登別小学校・学校歯科医指導のもとフッ素洗口開始(現在も週1回法で実施)
平成元年〜5年モデル事業として、市立の幼稚園・保育所にフッ素洗口が導入される
(現在も4・5歳児を対象に週5回法で実施)
平成12年2月厚生省(当時)<健康日本21>各都道府県に通知
これにより8020運動が国の政策として位置付けられた
平成13年9月市教委による教員対象の学習会実施
平成15年1月厚生省<フッ化物洗口ガイドライン>各都道府県に通知
「4歳から14歳間でフッ化物洗口を継続することが望ましい」
    9月市教委による管理職対象の学習会実施。導入に向けた具体的な話はなし。
平成16年3月登別市議会においてフッ素洗口について質疑が行われる
    6月市教研養護部会に市教委員訪問「フッ素洗口について率直な意見を聞きたい」
登別市PTA連合会と教育長懇話会の席上での教育長の発言
「フッ素洗口を全市的に実施したい。フッ素は安全である。」
    7月市教研養護部会三役がフッ素洗口について申し込み
「市の方針として小学校へのフッ素洗口導入をけんとうしている。
それに向けて保護者・学校関係者を対象にした学習会を実施し理解を得たい」
    9月チラシ配布(市内全世帯対象)
    6月むし歯予防(フッ素洗口)事業に係る合同学習会
主催:室蘭保健所、室蘭歯科医師会、登別市
    10月登別市議会において市立幼稚園・保育所のフッ素洗口について質疑が行われる
市校長会に学校歯科医2名が参加
各小学校単位で学習会実施要請
    11月市議会議員との懇談会
    12月「広報のぼりべつ」掲載:特集 みんなで進める「8020運動」
「第1回フッ素を考える市民集会」テーマ;フッ素は本当に安全で有効なの?
主催:「フッ素洗口を考える会」(事務局;北教祖登別支部)
温泉小学校PTA主催の学習会
平成17年3月若草小学校PTA会長から教育長に対し「フッ化物実施に関する要望書」
及びアンケート調査の結果が提出される
    4月幌別町学校PTA会長からアンケート調査の結果が提出される
    9月「歯の健康を考えるシンポジウム」
パネルディスカッション(健康な歯を残す秘訣)
主催:北海道歯科医師会、室蘭歯科医師会、登別市
    10月「第2回フッ素を考える市民集会」テーマ;フッ素は安全?有効?
    11月幌別小学校PTA会長から教育長に対し「PTA役員の見解」が提出される
平成18年6月フッ化物洗口実施事前説明会の開催:幌別小、幌別東小、若草小で実施
    7月フッ化物洗口実施希望申込書を保護者へ送付(各学校)
    8月学校教職員を対象とした実施手順説明会の開催
    9月幌別東、幌別小学校でフッ化物洗口スタート
    10月若草小学校でフッ化物洗口スタート
平成19年5月新たに青葉小学校PTA主催の学習会が開催される

千歳市におけるフッ素洗口の歩み
昭和49年より千歳保健所でフッ素塗布開始
平成元年「むし歯予防デー」千歳歯科医師会主催 千歳市共催 歯科担当は保健師1名
平成7年千歳市 第2種非常勤歯科衛生士 3名配置(乳幼児健診など月数回)
平成9年歯科保健推進会議を開始
(千歳歯科医師会・教育委員会・児童家庭課・子ども療育課・保健所・健康推進課)
育児相談で歯科相談実施
第2種非常勤歯科衛生士4名配置
「むし歯予防デー」千歳歯科医師会主催 千歳市共催 歯科担当は保健師1名
「健康祭り」で無料フッ素塗布開始
平成10年第1種非常勤歯科衛生士の配置
道のフッ素塗布事業移管で千歳市でフッ素塗布・歯科相談事業始まる
平成12年歯科担当職員4名(母子・成人・高齢者担当保健師各1名、第1種非常勤歯科衛生士)
口腔衛生学会(全国大会 札幌)で発表
フォーカスグループインタビューを実施。ミドリ理論を用いた乳幼児歯科保健計画開始
歯科通信1号発行(歯科医師へ市の状況やイベント結果の紹介)
平成13年歯科保健計画で保育所長と打ち合わせ(保育所歯科検診集計把握開始)
口腔衛生学会(地方会 室蘭市)で乳幼児歯科保健の取り組みを発表
フッ素と乳幼児健診の同時実施に向け平成14年1月よりアンケート実施
(1歳6ヶ月児健康診査、3歳児健康診査対象者)
市立保健所で子どもに対する歯科の健康教育開始
平成14年保育所でのフッ素塗布に向けて市立保育所4ヶ所で12月にアンケート実施
千歳幼稚園でフッ化物洗口に向けて調整するも事業は見送り
平成15年乳幼児健診、保育所、幼稚園、小中学校での歯科検診の統一
1歳6ヶ月児健康診査、3歳児健康診査でフッ素塗布同日実施
市立保育所(4ヶ所)で4歳、5歳児希望者にフッ素塗布を実施
民間保育所4ヶ所にも推奨、各自実施
第2種非常勤歯科衛生士8人配置
平成16年おやつ対策調査実施
「むし歯予防デー」のちらし配布時に、各幼稚園にむし歯予防教室のPRを実施
保育所長、保育課と調整し、フッ化物洗口事業保育所職員向け説明会実施
平成17年子どものおやつ対策アンケート、おやつ教室の実施
私立幼稚園への歯科健康教育開始
フッ化物洗口事業実施調整つかず1年延期
実施主体、実施方法など歯科医師会、保育課、保育所長とさらに調整し
平成18年度に保育所4歳5歳児対象に実施することが決定
フッ化物洗口事業 保育所職員向け説明会実施
平成18年フッ化物洗口事業 市立保育所4ヶ所・民間保育所5ヶ所で実施
保護者説明会を歯科医師会歯科医師、保健師、保健推進課歯科衛生士が担当し実施
ミラノール使用(週2回法 450ppm)

NEWS(2009.8.13)
佐賀県掛園先生より情報提供です

佐賀県にて精力的に活動なさっております、掛園先生より、佐賀新聞についての情報提供です。記事の最後では、北海道の条例についても触れております。

佐賀県の掛園です。

佐賀新聞に下記の記事の投稿がありました。
対応策は完了済みです。

フッ素、本当に安全ですか
佐賀新聞掲載日2009年08月05日 <自>
〈フッ素、本当に安全ですか〉

 佐賀市 堤純子(44)

 フッ素洗口がわが子の小学校で実施されていますが、安全性について調べると、虫歯を予防するというただ一つの利点の一方で副作用が何項目もありました。私は少しでも体に有害ならば子どもの体に入れたくなくて、やめさせました。
 フッ素は自然界にもあり、食べ物からも摂取されているから安全という人もいます。では、フッ素洗口のフッ素は自然界のものから抽出された天然のものでしょうか。化学合成された物質は天然のものと似せているけれど、体内に微量に蓄積され、いつか人間をかく乱し障害を起こします。
 体に安全という基準は人によって違います。微量といえども、子どもたちはフッ素以外にも数えきれない化学物質を生活の中で摂取していて、その積み重ねが現在、病気や異常行動、障害の一因となっているとは考えられないでしょうか?
 私たち親は、もっとフッ素についても興味を持ち、知り、賛否両論を聞き、納得の上、フッ素洗口許可の印を押すべきではないかと私は思うのです。

佐賀県の掛園です。
 下記の記事を佐賀新聞に掲載しました。

むし歯予防のフッ素、害なし

 8月5日の本欄の「フッ素、本当に安全ですか」という堤純子様の疑問にお答えします。

 むし歯予防に使うフッ素は、食品の中にも含まれています。日常生活の中でフッ素を取る量が一番多いのが主食である米やパンです。ですから、もしむし歯予防に使う程度のフッ素が危険ならば、野菜も肉も水道水もミネラルウォーターにもフッ素が含まれているので、何も飲食出来なくなります。
 フッ素洗口に使うフッ素は自然界のものから抽出された天然の物ではないかもしれないので、危ないかもとご心配されていますが、フッ素(NaF)は、2個の原子が結びついた簡単な構造ですので、食塩(NaCl)と同じで、化学的に合成しようが、天然素材から抽出しようが、製法は違っても同じものしか出来ません。
 今年6月、北海道議会は、むし歯予防にフッ素を利用していくことを議決しました。

 むし歯予防に使うフッ素は安全で何の害もありません。安心してむし歯予防にフッ素を使って下さい。

NEWS(2009.8.12)
平成21年3月18日の道議会本会議について(続報)

NEWS(2009.3.30)の「平成21年3月18日の道議会本会議について」にて、北海道議会の公式ウェブサイトでは、「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」に関する会議録が公開されましたので、お知らせしておきます。

平成21年3月18日の本会議(すべて文書化されています)

平成21年3月18日の本会議(音声が公開されています)

当サイトでは、フッ化物洗口につきましては、特集 集団フッ化物洗口にて扱っております。厚生労働省医政局長・健康局長連名でのフッ化物洗口ガイドラインや学校実施での洗口の法的根拠、フッ化物洗口 北海道教育委員会の議会答弁などもご紹介しておりますので、あわせてご覧くださいませ。

NEWS(2009.8.6)
ヘルスプロモーションの伝道師にして予防歯科のカリスマ 中村譲冶先生の講演会のお知らせ

10月25日の会員研修会の案内が公開されましたので、お知らせいたします。

主催/北海道子供の歯を守る会
ヘルスプロモーションの伝道師にして予防歯科のカリスマ 中村譲冶先生の講演会のお知らせ

大好き予防歯科
〜明るい歯科医院づくりをめざして〜
演者が所属しているNPO法人ウェルビーイングが予防歯科に取り組んで35年が経ちました。ウェルビーイングには全国至る所からメールや電話で予防歯科に関する相談があります。またスタッフの方を連れて遠方から泊まりがけでで見学にも来られます。これらの方々の悩みや相談の内容は、
 ・リコール率がだんだん下がってきます、どうしたらいいのでしょうか ?
 ・中学生になるとリコール率がさがります
 ・いろいろやることが多すぎて来院者とコミュニケーションを取る暇がないのですが、、、
 ・予防をやっているのですが効果がなかなか実感できません。
 ・なかなかいうことを聞いてくれない中年の方にはどう対処したら良いのですか ?
 ・担当を任せた歯科衛生士さんが次々に辞めていくのですが、何がいけないのでしょう?
などなどです。このような悩みを解決するために、これまでの経験と実績から培われたノウハウをみなさんにお伝えしようと思います。実際に臨床の予防歯科に取り組んでいるがあまりうまくいってないと感じられている方々、これから取り組もうと考えている方々、スタッフのみなさんとご一緒に是非、参加してください。

*講師 中村 譲治 先生 福岡市 なかむら歯科医院 院長
 経歴 昭和50年 九州歯科大学卒業
    NPO法人ウェルビーイング理事
    医療法人ウェルビーイング理事長
    九州歯科大学臨床教授
    鶴見大学歯学部非常勤講師
    熊本大学医学部非常勤講師
 著書 ・明日からできる診療室での予防歯科 編著 医歯薬出版 (1998)
    ・実践予防歯科予防歯科臨床教育協議会編 分筆 医歯薬出版 (1999)
    ・かかりつけ歯科医のための新しいコミュニケーション技法 編著 医歯薬出版 (2000)
    ・地方分権時代の健康政策実践書 編著 ライフ・ サイエンス・センター (2001)
    ・フッ化物ではじめるむし歯予防 分筆 医歯薬出版 (2002)
    ・明日からできる地域での予防歯科 編著 医歯薬出版 (2003)
    ・楽しくできる予防歯科 編著 医歯薬出版 (2009)
* 日時:平成21年10月25日(日) 9:45〜11:45
* 会場:札幌市教育文化会館 3階 研修室 305
    札幌市中央区北1条西13丁目(地下鉄東西線西11丁目駅、1番出口から徒歩5分)
* 会費:無料
* 定員:先着150名
* 締め切り:平成21年10月15日(木)
* 申し込み先及びお問い合わせ先
北海道子供の歯を守る会札幌事務局 葭内歯科医院 〒004-0802 札幌市清田区里塚2条3丁目9-1
Tel&Fax 011-883-5456 e-mail:higu@amber.plala.or.jp
郵送、Faxまたはe‐mailにてお申し込みください。
歯科医師、歯科衛生士、歯科助手他、予防歯科に興味のある方の参加、歓迎いたします。

NEWS(2009.8.6)
滋賀県フッ化物洗口実施マニュアルについて

平成19年度につきましては79施設10162人のフッ化物洗口の実績のある滋賀県は、全ページカラーで編集された、色鮮やかな滋賀県フッ化物洗口実施マニュアルを公開しています。

まんべんなく優れた内容ですが、とりわけ5章のQ&Aは、量・質ともに充実しており、読み応えがあり、おすすめです。

滋賀県フッ化物洗口実施マニュアル
http://www.pref.shiga.jp/e/kenko-t/sika/f-manual/index.html

第1章 はじめに(PDF:717KB
第2章 むし歯予防の基本的知識(PDF:903KB
第3章 フッ化物洗口の基本的知識(PDF:935KB
第4章 フッ化物洗口の実際(PDF:747KB
第5章 フッ化物応用 Q&A(PDF:632KB
参考資料(PDF:2,305KB

NEWS(2009.8.6)
「第73回 全国学校歯科保健研究大会 2009京都」について

京都にて開催される第73回全国学校歯科保健研究大会の自由集会(フロアシンポジウム)にて「食育・・・学校歯科の やくわり」をメインテーマとしてフッ化物洗口についての討論会が開かれるようです。

フッ化物洗口が、食育を支える大黒柱として認識されるきっかけになることを期待します。

第73回 全国学校歯科保健研究大会 2009京都 公式サイト

サブテーマ1
「フッ化物洗口がもたらすものとは?・・・豊かな心と体をはぐくむために」

趣旨
 フッ化物洗口は優れたむし歯予防の一手段として、今日多くの学校で行われるようになってきました。でも、学校でフッ化物洗口が行われる理由は、単にむし歯を減らすことだけにあるのでしょうか?
 子どもたちの豊かな心と体をはぐくむための、学校歯科保健におけるフッ化物洗口の持つ意味について考えてみませんか。

1ーa フッ化物洗口の基礎、意義
 なぜ学校でフッ化物洗口なのか?
 学校でフッ化物洗口を行うということは、単にむし歯の減少を目的とするだけでなく、ヘルスプロモーションの理念に基づいた「生きる力」を育むための、優れた歯科保健教育の教材として意義があり、また、フッ化物洗口を通じて、地域や家庭を含めた学校歯科保健活動全般の活性化にも繋がるものと考えます。
 ここでは、学校におけるフッ化物洗口の意義について語り合いましょう。

1ーb フッ化物洗口の普及
 京都府では昭和51年に北部の小さな小学校で始まったフッ化物洗口が、平成20年末で306施設、78,226人の子どもたちが実施するまで普及しました。当初は行政や学校の先生に協力を求め、保護者の理解を得るために色々な問題に出会いました。しかしその出会いの中で本音をぶつけ、正しい知識を持っていただくことで、よき理解者になっていただきました。
 実施して数年が経ちますと、子どもたちの口の中、そして歯そのものへの関心が、明らかに変ってきます。むし歯予防で大事なのは、「フッ素」「歯みがき」と答えてくれる子どもたちがここにはいます。
 卒業する時に、「先生、僕の歯を丈夫に大事にしてくれてありがとう」と子どもたちが言ってくれる喜びを、皆さんとともに分かち合いましょう。

NEWS(2009.8.5)
佐賀県の掛園先生より情報提供です

佐賀県の掛園です。
 フッ素洗口について佐賀新聞に掲載しました。

虫歯の予防にフッ素利用を
佐賀新聞掲載日2009年07月27日

 鹿島市 掛園浩

 07月4日付佐賀新聞で「12歳児の虫歯 初めて 全国平均下回る」との報道がありました。虫歯が減った最大の理由は、学校でフッ素洗口(フッ素を溶かした水でブクブクうがい)を取り入れたことです。フッ素は、歯の表面を強くして、ミクロの虫歯を修復する働きがあります。
 フッ素を利用した虫歯予防方法は、1969年にWHO(世界保健機関)によって紹介され、1970年、日本で最初に虫歯予防にフッ素を導入した新潟は、フッ素の恩恵を受け、現在3人に2人が虫歯が1本もない状態になりました。
 佐賀でのフッ素洗口の導入は、1989年に鹿島市の若草保育園とことじ保育園で始まりました。
 虫歯予防にもっとも効果的で安価なのが水道水へのフッ素の添加です。現在、この方法は欧米、豪州、韓国など60カ国以上で採用され、国内では米軍基地内と群馬県下仁田町のふれあいセンターで導入されています。
 虫歯予防にフッ素を利用して虫歯を防ぎましょう。(歯科医師、43歳)

NEWS(2009.8.4)
「デンタルタイムス21」より

歯科時報新社の発行する「デンタルタイムス21」の平成21年6月25日号にて北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例についての記事がありましたので、紹介しておきます。

“北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例"可決 フッ化物洗口の普及等を明記 民主党も賛成に廻る

NEWS(2009.8.4)
伊達市フッ化物洗口導入までの経過について

伊達市のフッ化物洗口導入までの経過についての資料がありましたので、公開しておきます。

道の条例が北海道知事により平成21年6月26日に公布、同日より施行されておりますので、このような事例が1つでも多く報告されることが期待されます。

伊達市フッ素洗口導入までの経過について
昭和54年3月7日伊達市学校保健会成立総会
    9月18日歯科医と学校保健担当者との合同研修会の開催
・内容/「学校現場における歯磨き指導等について」
・フッ素洗口法について、初めて、学校関係者に「試験的に何校か実施してはどうか」と提案
昭和55年9月14日歯科部会の開催
・議題/フッ素洗口について
・実施する方向で資料収集を行うことを決定し、資料収集を開始する。
昭和56年7月17日室蘭歯科医師会第7回理事会
・伊達市学校保健会が実施を予定していたフッ素洗口について了承。
    10月15日歯科部会の開催
・議題/フッ素洗口について
・種々の意見が出されるが、中でも毒性についての意見が多数出される。
・フッ素の安全性についての質問状に対する回答(北海道衛生部長、昭和55年2月2日)
    11月20日フッ素洗口説明会の開催
・対象/学校関係者(PTA含む)
    12月16日伊達市学校保健会役員会
・来年度からのフッ素洗口の導入の是非について、会長が導入の方向を示す。
昭和57年5月20日伊達市学校保健会総会
・会長が、57年度からフッ素洗口を実施することを表明。
    6月18日歯科部会の開催
・フッ素洗口実施に向けて活動スケジュール等の決定。
・1学期〜学校現場の協力を得る。
・2学期〜父母の理解を図る。
・3学期〜問題点を集約し、解決にあたる。
    7月 学校保健会開放に「フッ素洗口について」の説明を2回掲載。
    9月登別小学校見学
    12月3日 フッ素洗口の実施について協議
・経過報告と今度の取組みについて。
・実施希望校〜4校(長和小、関内小、伊達小、黄金小)
・3学期から実施。
・全身疾患、アレルギーがある児童について〜役員会において結論を出す。
    12月14日伊達市学校保健会役員会
・全身疾患、アレルギー疾患にあっても、問題なしとの結論。個々の例については、学校医に相談。
・実施日等 伊達小 火・水・木 8:20〜8:35
      関内小   土   8:20〜8:35
      長和小   土   8:20〜8:35
      黄金小   土   8:20〜8:35
・フッ素洗口希望申込書の作成。
昭和58年1月フッ素洗口開始

NEWS(2009.7.28)
北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案の関連資料について

平成21年6月16日、北海道議会にて修正議決されました「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」の関連資料がありますので、いくつか公開しておきます。

北海道議会におけるフッ化物洗口の質疑に関する見解

以下一部引用です。

1)厚生労働省は「フッ化物洗口ガイドライン」(2003年)によって、フッ化物洗口の有効性と安全性を確認して推奨している。本学会はこれを全面的に支持するものである。

2)条例案に反対する質問者が引用したフッ化物洗口に関する有害性や副作用は、科学情報の誤認や論旨の不合理なところが多数見受けられる。

3)国内外の広範囲な調査結果から、フッ化物洗口事業のむし歯予防効果については、約30~80%の予防率が期待でき有効であるとの評価が得られている。

4)適切に行われるフッ化物洗口での1日あたりフッ化物の摂取量は、WHO(世界保健機関)が推奨する水道水フッ化物濃度調整(フロリデーション)の場合に比べても1/4~1/5であり安全性は高い。国内外の広範囲な調査結果から、心配される全身的な影響の証拠は認められていない。

5)WHO、FDI(国際歯科連盟)、PHS(米国公衆衛生局)等をはじめとする世界の歯学医学保健専門機関が合意している「フッ化物応用は安全で、むし歯予防に有効な歯科公衆衛生手段である」との結論が得られている。またわが国において、日本歯科医学会(1999年)、日本歯科医師会(2000年)、日本口腔衛生学会(2002年)、厚生労働省(2003年)、日本学校歯科医会(2005年)等により本方法に関する学術的、技術的検討が行われ、その有用性が確認されてきている。

6)今日、わが国でも小児期・学齢期のむし歯は減少傾向となってきている。しかし、むし歯経験歯数は依然として高く12歳児で比較すると先進諸外国の約2倍のレベルにあり、また都道府県格差、地域格差、個人格差も強く残っている。口腔の健康が全身の健康や生活の質に大きく係わっていることは医学専門機関の一致する見解となっている。したがって、公衆衛生特性の高いむし歯予防法であるフッ化物洗口をわが国で普及する意義は大きい。

平成21年5月10日に有限責任中間法人日本口腔衛生学会理事長米満正美名義にて、自民党・道民会議北海道議会議員会政策審議委員会委員長柿木克弘殿に報告された、フッ化物洗口の質疑に関する見解です。

20ページありますが、最初にまとめがついていたり、後ろに引用文献がまとめられていたり、とても丁寧な体裁の報告書です。

「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」に対する2009/05/12北海道議会保健福祉委員会意見陳述人成田憲一氏の「陳述の問題点」についての意見書

添付参考資料図 1 フッ化物洗口風景

添付参考資料図 2 フッ化物洗口の安全理由

参考資料 1 氾濫する健康情報を正しく選択するには?

参考資料 2 急性中毒や慢性中毒症とフッ化物の量との関係図

参考資料 4 米国はフッ化物を有益な栄養素とし、一日に摂るべき目安量を設定(意見書P32に記載)

参考資料 5 健康情報の信頼性を判断する6段階のフローチャート

参考資料 6 歯のフッ素症について解説した図

以下一部引用です。

又この度は、これからの道民の健康にフッ化物洗口が必要であることをご理解いただき、2009年6月16日道議会において、100対2という圧倒的多数の賛成により、「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」が成立するのにご尽力いただきましたことに心から感謝申しあげます。

また、保健福祉委員会において成田氏は、約30分間の陳述の間に26箇所の「誤りや不適切な問題ある陳述」、委員会での陳述と重複しない「配布文書の中での大きな誤りと問題点」5箇所、合計31箇所の「問題ある陳述」を道議会に対していたしております。

その一方でほんのわずかな反対者だけが“論争がある”と主張するにすぎません。それはフッ化物利用に対する科学的団体の見解を示しているのではありません。

平成21年6月に北海道子供の歯を守る会会長堅田進、並びに日本口腔衛生学会北海道地方会幹事長千葉逸朗名義にて、道議会議員に報告された、2009/05/12の成田憲一氏の「陳述の問題点」についての意見書です。

陳述の問題点31箇所について詳細に指摘している本意見書は36ページあり、また一部レイアウトの崩れている部分もありますが、フッ化物応用に関連した「論争」の実態を学ぶ絶好の意見書となっています。

NEWS(2009.6.30)
北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案の修正議決!

遅れましたが、平成21年6月16日、北海道議会にて「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」が修正議決されました。北海道議会の公式サイトでは、修正議決された条例案が公開されています。

会議案一覧
2.北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案

以下、骨子をまとめました。フッ化物の応用として具体的に「フッ化物洗口」という表現、5年ごとの実態調査、知事による毎年度の報告などが盛り込まれています。

(効果的な歯科保健対策の推進等)
第11条 道は、幼児、児童及び生徒に係る歯・口腔の健康づくりの推進を図るため、学校等におけるフッ化物洗口の普及その他の効果的な歯科保健対策の推進に必要な措置を講ずるものとする。
(道民歯科保健実態調査)
第14条 道は、道民の歯・口腔の健康づくりの推進を図るため、おおむね5年ごとに、道民歯科保健実態調査を行うものとする。
(財政上の措置)
第15条 道は、歯・口腔の健康づくりに関する施策を推進するため、必要な財政上の措置を講ずるよう努めるものとする。
(年次報告)
第16条 知事は、毎年度、議会に、歯・口腔の健康づくりに関する施策の推進状況に関する報告を提出しなければならない。

NEWS(2009.4.2)
H20 No.5 事務局だより

遅れましたが、平成21年3月13日付の事務局だよりです。

北海道子供の歯を守る会 事務局だより H20 No.5(平成21年3月13日)

今後の事業予定
※日本口腔衛生学会北海道地方会 平成21年3月28日(土)13:00〜
 場所:北大学術交流会館 ※本会からも発表があります。ぜひご参加ください。
※第26回定時総会 平成21年4月25日(土)17:00〜18:00
 場所:北海道医療大学サテライトキャンパス(中央区北3西4 日本生命札幌ビル5F)
 議事:1)平成20年度事業および会計決算の承認を求める件
    2)平成21年度事業計画案に関する件
    3)平成21年度会計予算案に関する件
 懇親会:『北の路』(中央区北5西5センチュリーロイヤルホテル9F)
※平成21年度道民公開講座 平成21年4月25日(土)15:00〜16:50
 場所:北海道医療大学サテライトキャンパス(中央区北3西4 日本生命札幌ビル5F)
   “子供の笑顔を守ろう!”〜8020は子供の笑顔から〜
 後援:社団法人北海道歯科医師会 社団法人札幌歯科医師会 社団法人北海道歯科衛生士会
 講師:北海道医療大学歯学部教授 五十嵐清治先生
    北海道医療大学歯学部教授 古市 保志先生
 受講料:無料

NEWS(2009.3.30)
平成21年3月18日の道議会本会議について

北海道議会の公式ウェブサイトでは、「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」に関する説明と質疑が公開されております。

平成21年3月18日の本会議
音声再生(0:30:26〜1:33:04)(Quicktime形式)

フッ化物洗口がテーマとなっている部分が63分ありますので、タイムテーブルを簡単にまとめておきます。

0:30:34 柿木議員
「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例案」の説明
0:36:40 高橋(亨)議員:
0:48:05 柿木議員:
0:58:38 高橋(亨)議員:
1:06:35 柿木議員:
1:10:29 高橋(亨)議員:民主党の新しい法案でのフッ化物応用の削除について。道民への周知不足の問題、安全性の問題を指摘。
1:15:35 真下議員:ブラッシングなどの歯科保健指導が基本ではないか?インフォームドコンセントと副作用について質問
1:19:42 柿木議員
1:28:00 真下議員

「フッ化物洗口について賛否両論があることから慎重に行うべき」という立場で質疑を行いました高橋議員のサイトでは、質疑応答が一部削除された上でpdfとして公開されています。

北海道議会議員高橋とおる公式ホームページ
保健福祉委員会協議会での質疑応答の内容(pdf形式)

当サイトでは、フッ化物洗口につきましては、特集 集団フッ化物洗口にて扱っております。厚生労働省医政局長・健康局長連名でのフッ化物洗口ガイドラインや学校実施での洗口の法的根拠、フッ化物洗口 北海道教育委員会の議会答弁などもご紹介しておりますので、あわせてご覧くださいませ。

会員研修会(2009.2.24)
斎藤亮先生 会員研修会(2009年2月28日)報告便り

このたびの会員研修会では、岩手医科大学より講師としてご活躍の齋藤亮先生をお招きし、小児の発達を考慮した機能と形態回復について、お話いただきました。特に発達につきましては、胎生期から授乳・離乳、摂食・嚥下やかみ合わせ(咬合)・構音の獲得まで、各ステージにおけるポイントを押さえつつ、歯科医療関係者の指導や介入のあり方を提起するもので、改めて小児歯科臨床の奥深さと面白さを認識した参加者も多かったのではないでしょうか。

以下に内容をかいつまんで、まとめました。

■最近の小児の課題
最近の小児におけるお口の機能の課題として、かまない、かめない、飲み込めない、口に余る、口いっぱいにつめこむ、水で流し込む、食器をうまく使えない、食べ物の好き嫌い、偏食などがあります。これらの背景には、むし歯やかみ合わせ、味付けが関係していることがありますが、もうひとつ重要な視点として機能的問題があります。今日は、小児の顎口腔について形態と機能の関係について考えてみたいと思います。

小児歯科臨床では、形態的機能的障害があると、どこが障害されているのか(形態→う蝕・不正歯列・不正咬合/機能→動き・力の制御)、いつ障害されたのか(形態→歯の萌出期・咬合完成期/機能→離乳期・乳歯列期)、どの程度障害されたのか(可逆・不可逆)、形態を治せば機能も治るのか、機能を治せば形態も治るのか?といったことの把握が重要となります。特に形態に異常がない場合で機能に異常がある場合には、どのような対応が必要となるのでしょうか?

■機能獲得の原則とは
機能獲得には、よく発達関係の教科書に記載される、以下のような原則があります。
☆相互作用:赤ちゃんによるはたらきかけと親による適切な刺激、この循環が発達をもたらす。たとえば、親は2本足で歩いている、という刺激がないと歩けるようにはならない。
☆最適期(適時性):内発的はたらきかけ。1.5-2歳が発達には重要な時期であり、この時期に言語や食器の使い方を覚えないと、成長してから獲得するのは難しい。
☆一定の発現順序(順序性):粗大運動(首据わり→お座り→つかまり立ち→つたい歩き→一人歩き)の発現には一定の順序がある。咀嚼能力の場合は「唇食べ」→「舌食べ」→「歯ぐき食べ」→「乳歯食べ」
☆予行性(レディネス):次に進む用意ができていないと、次に進まない
☆直線的ではない:停滞したり、後戻りしたり、ある日突然進んだりする。
☆個人差が大きい:人間の発達の個人差は大きい。家庭などの育児環境や、食べるための器官の成長などが関わっている。
☆機能獲得には練習が不可欠であり、機能は順序だった練習により獲得される。最初から複雑な機能を営むことはできない。

■機能獲得は胎生期から始まっている
A Child is Born (Lennart Nilsson、邦題「生まれる」) では、胎内の観察から、胎生期でも赤ちゃんは指しゃぶりをしており、指を乳首にみたてて指しゃぶりの練習を、羊水を飲み込んで嚥下の練習をしている場面が、見られます。妊娠中に臨月を待つことなく取り上げられた新生児の観察から、月経齢8週間には口唇への刺激に対する(頭部体幹の屈曲といった)反応が備わっていることがわかっており、月経年齢24-29週には口唇への刺激に対し吸啜反応を示すことがわかっています。

■授乳・哺乳から咀嚼機能の獲得へ
舌・口唇・顎の動きの発達は、この3要素の一体動作による吸啜から、分離動作による咬断・咀嚼・圧塊運動・嚥下といった複雑な動きの獲得へ進みます。ここで重要なのが、原始反射(探索反射・口唇反射・吸啜反射・咬反射)についての理解であり、原始反射が消失していなければ、月齢6ヶ月といえども、離乳の準備ができているとは判断できません。
☆離乳初期5-6ヶ月ころ(離乳食開始):上唇の形変わらず、下唇が内側に入る。口角あまり動かない。口唇閉じて飲み込む。舌の前後運動にあごの連動運動。
☆離乳中期7-8ヶ月ころ(乳歯萌出):上下唇がしっかり閉じて薄く見える。左右の口角が同時に伸縮する。数回もぐもぐして舌で押しつぶし咀嚼する。→この時期に硬いものを与えると、丸のみせざるを得ず、丸のみ習慣が形成されます。
☆離乳後期9-11ヶ月ころ(上下顎の咬合):上下唇がねじれながら協調する。咀嚼側の口角が縮む。舌の左右運動。

■小児期に見られる発音障害と獲得
発音・構音獲得には臨界期があります。舌小帯強直症や反対咬合は、機会を逃さずに適切に対応しなければ、後から構音獲得するのは、困難です。

■まとめ
以上のように、形態と機能は表裏一体ではなく、機能獲得には練習と時間が必要です。対応がおくれると機能障害は大きくなり、小児と保護者の苦労は無用に大きくなります。小児専門医は形態と機能のバランスに注意し、適切なアドバイスをしましょう。

ご講演中の斎藤先生

質疑応答中の斎藤先生


南出保 記す

NEWS(2009.1.14)
斎藤亮先生 会員研修会のお知らせ

平成20年度第3回 北海道子供の歯を守る会 会員研修会のお知らせです。

「顎口腔機能の発達から考えるお口の健康について」

小児歯科臨床の多くは歯冠修復に代表されるように形態の回復が中心の診療になっています。その根拠として、形態と機能は表裏一体で、形態の回復が機能の回復につながると信じられています。しかしながら、小児期の機能の獲得には臨界期があり、時期を逸すると獲得に苦労が伴います。今回は、形態と機能の関係について少し考えてみたいと思います。

日   時:平成21年2月28日(土) 午後4時30分〜6時30分
場   所:北海道歯科医師会館(札幌市中央区北1条東9丁目)
講   師:岩手医科大学歯学部小児歯科学講座 講師
      斎藤 亮 先生

(講師の斎藤先生ご略歴)
平成 2年 東京医科歯科大学歯学部卒業
同年    東京医科歯科大学歯学部小児歯科学教室入局
平成 8年 東京医科歯科大学大学院修了(歯学博士取得)
同年    東京医科歯科大学歯学部小児歯科学教室医員
平成13年 岩手医科大学歯学部小児歯科学教室助手
平成14年 岩手医科大学歯学部小児歯科学教室講師
現在に至る
日本小児歯科学会評議員
日本小児歯科学会認定専門医・指導医

受 講 料:無  料
お申し込み:直接会場へお越し下さい。

会員以外の方の参加 歓迎いたします。
日歯会員の方は生涯研修ICカードご持参ください。

問い合わせ
北海道子供の歯を守る会事務局
〒073-0016  北海道滝川市一の坂町東3丁目3-9 アヒコ歯科医院
          TEL 0125-24-8711  FAX 0125-22-2249

会員研修会(2008.11.08)
「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪〜予防をスタンダードに〜」

平成20年度第2回(第64回)会員研修会報告
企画研修部 角舘 直樹
「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪〜予防をスタンダードに〜」

北海道子供の歯を守る会、社)岩見沢歯科医師会主催
平成20年11月8日 ホテルサンプラザ(岩見沢市)

講師:築山雄次 先生 福岡市 つきやま歯科医院 院長
司会:樋口俊夫 先生 北海道子供の歯を守る会

平成20年度第2回会員研修会では、「予防の達人、ヘルスプロモーションの雄」としてご活躍の築山先生をお招きいたしました。築山先生はヘルスプロモーションについて、診療室と事業所に分けて様々な理論と実践例を示されながらわかりやすく講演していただきました。
講演は、以下の要素から構成されており、@〜Bの順にお話しされました。

@「健康ってなん?」
マズローという学者は、仕事、心理、愛、芸術を人の生きていく上での目的価値とし、健康とお金は手段価値と位置づけているそうです。そのようなことから、築山先生は「健康は目的ではなく、自分がなりたいこと、したいことを成就するための手段であり、主観的な健康観を重要視すべきである。」とおっしゃっていました。また、ヘルスプロモーションのゴールは健康ではなく、QOLであり、健康はそのための手段であるというお話をされていました。

B「ヘルスプロモーションってなん?」
築山先生はヘルスプロモーションのプロセスを、「住民自身がゴールであるQOLに向かって人生という長い坂道をHealth(健康)号という自転車を使って登っていく」という図を用いてご説明されていました。われわれ専門家はその支援をしていくというお話です。臨床現場においては、患者さんの主観をよく聞いてあげることが重要であるとのことでした。また、それを実践することで「こんなに聞いてもらったのは初めてです!」と患者が感激し、担当の歯科衛生士がとても信頼されたとのことでした。実は、患者さんは自分の虫歯がガンではないかと心配来院されていたようです。そして、患者さんのお話をよく聞いてあげることで自らの気付きを促すことが重要であるとのことでした。「ここで働くのは楽しい」の集大成は「帰っていく患者さんの笑顔」であり、「自分が必要とされる、役に立つ仕事って素晴らしい」と思うことであるようです。

B「ミラーを置いて外に出よう‐産業歯科の取組み‐」
ある造船所での職域におけるヘルスプロモーションについてのお話でした。築山先生らは事業所において、集団を対象にするのではなく部署単位でターゲットを決めて少人数に対して保健指導を行い、その結果、医療費の削減を達成したという報告でした。これは日本ではきわめてまれな事例であり、グループ学習が効果的であることが理解できました。そしてこのモデルは他の保健事業にもつながると思われ、とても大きな示唆をいただくことができました。

最後に築山先生は、ヘルスプロモーションにおいて一番必要なのは、高い志であるとおっしゃっていました。

悪天候の中、180人を超える参加者が集まり、熱心に耳を傾ける会場の雰囲気から、北海道における今後のクリニカルヘルスプロモーションの発展を期待させる講演会でした。

岩見沢歯科医師会鍵谷隆一会長よりご挨拶

180人を超える参加者

壇上の築山先生

NEWS(2008.10.22)
フロリデーションについてのシステマティックレビュー

NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議公式サイト(http://www.nponitif.jp/)にて、フロリデーションについてのシステマティックレビューが紹介されていますので、引用します。

オーストラリアの保健省の国立保健医療研究委員会が2007年にフロリデーションに関するシステマティックレビューを公表しています。 そのシステマティックレビューの結論として「水道水フロリデーションは、むし歯予防に最も効果的で社会的に適正な手段である」と記述されています。

また、システマティックレビューの中では、オーストラリアの水道水フロリデーション実施率が2005年で約76%と記載されています(図1)。

わが国においても、歯の寿命の延長、QOLの向上のために水道水フロリデーションや集団におけるフッ化物洗口のさらなる普及を期待します。


原文はこちらへ
http://www.nhmrc.gov.au/publications/synopses/eh41syn.htm

NEWS(2008.10.21)
ヘルスプロモーションの雄、予防の達人 築山先生 岩見沢にて講演!

社)岩見沢歯科医師会 北海道子供の歯を守る会主催 特別講演会 好評につき申し込み締め切り延期のお知らせ

「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪」
ー 予防をスタンダードに ー
歯科医療の最前線を担っている開業医が、今苦境に立たされています。私たちの仕事は「健康で幸せな住民を増やすこと」と中村譲治先生は語られています。治療だけでは世の中の求めに添えない時代になりました。予防を基礎とする診療が地域で求められていることは明らかですが、具体的に予防歯科をオフィスに定着させるには先生の力だけではできません。とすればスタッフ(歯科衛生士、歯科助手、受付、奥様)の力とマネージメントが重要になりそうです。

地域の人が「ここだったら行きたい」、働くスタッフや院長が「ここで働くのは楽しい」、というようなオフィスづくりをみんなでするには、どういうプロセス(段取り)が必要かというお話をしたいと思います。スタッフの皆様や奥様とご一緒に参加いただければより効果的な受講ができると思います。

*講師 築山 雄次 先生 福岡市 つきやま歯科医院 院長

*日時:平成20年11月8日(土)
 講演会 16:00-18:00
 懇親会 18:30-20:30
*会場:北海道グリーンランド ホテルサンプラザ
    岩見沢市4条東1丁目6-1 JR岩見沢駅から徒歩10分
*会費:講演会 無料、 懇親会 5000円
*後援:社)北海道歯科医師会、社)北海道歯科衛生士会
*定員:先着200名(先着順)
*申し込み締め切り 平成20年10月18日大好評につき延期して受け付けます
*申し込み先及びお問い合わせ先
 岩見沢歯科医師会
 〒068-0024 岩見沢市4条西2丁目フレンズビル3階   
 TEL 0126-25-1191
 FAX 0126-35-6110
 e-mail: ganshi@h6.dion.ne.jp
郵送、Faxまたはe-mailにてお申し込みください。
歯科医師、歯科衛生士他デンタルスタッフ、ヘルスプロモーションに興味のある方の参加、歓迎いたします。

NEWS(2008.10.20)
「第32回むし歯予防全国大会 in 大分」のお知らせ

NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議公式サイトにて「第32回むし歯予防全国大会 in 大分」の開催要項が公表されています。

今大会のテーマは「健康格差の是正を目指すこれからの歯科保健〜フッ化物応用による健康づくり〜」とのことです。

第32回むし歯予防全国大会の大会内容決定!!(日F会議公式サイト)
http://www.nponitif.jp/newpage68.html

第32回むし歯予防全国大会in大分
日時:平成20年11月22日(土曜日)14:00〜18:00
場所:「コンパルホール」1階文化ホール 
大分市府内町1丁目5番38号  TEL 097-538-3700
* 懇親会(トキハ会館)18:30〜 大分市府内町2-1-4 TEL 097-538-3111

関連サイト
(主催)日本むし歯予防フッ素推進会議 http://www.nponitif.jp/
(共催)大分県 http://www.pref.oita.jp/
(共催)大分県歯科医師会 http://www.oita-dental-a.or.jp/organization.html

NEWS(2008.10.18)
2008年の集団応用フッ化物洗口実態調査確定値の公表

NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議公式サイトにて、2008年の集団応用フッ化物洗口実態調査確定値が公表されました。この実態調査は日F会議とWHO口腔保健協力センター、財団法人8020推進財団の共同調査です。

2008年の集団応用フッ化物洗口実態調査確定値(日F会議公式サイト)
http://www.nponitif.jp/newpage89.html

関連サイト
日本むし歯予防フッ素推進会議 http://www.nponitif.jp/
WHO口腔保健協力センター http://www.dent.niigata-u.ac.jp/prevent/japanese/collaborating.html
財団法人8020推進財団 http://www.8020zaidan.or.jp/

NEWS(2008.9.20)
ヘルスプロモーションの雄、予防の達人 築山先生 岩見沢にて講演!

社)岩見沢歯科医師会 北海道子供の歯を守る会主催 特別講演会 のお知らせ

「ここだったら行きたい!ここで働くのは楽しい♪」
ー 予防をスタンダードに ー
歯科医療の最前線を担っている開業医が、今苦境に立たされています。私たちの仕事は「健康で幸せな住民を増やすこと」と中村譲治先生は語られています。治療だけでは世の中の求めに添えない時代になりました。予防を基礎とする診療が地域で求められていることは明らかですが、具体的に予防歯科をオフィスに定着させるには先生の力だけではできません。とすればスタッフ(歯科衛生士、歯科助手、受付、奥様)の力とマネージメントが重要になりそうです。

地域の人が「ここだったら行きたい」、働くスタッフや院長が「ここで働くのは楽しい」、というようなオフィスづくりをみんなでするには、どういうプロセス(段取り)が必要かというお話をしたいと思います。スタッフの皆様や奥様とご一緒に参加いただければより効果的な受講ができると思います。

*講師 築山 雄次 先生 福岡市 つきやま歯科医院 院長

*日時:平成20年11月8日(土)
 講演会 16:00-18:00
 懇親会 18:30-20:30
*会場:北海道グリーンランド ホテルサンプラザ
    岩見沢市4条東1丁目6-1 JR岩見沢駅から徒歩10分
*会費:講演会 無料、 懇親会 5000円
*後援:社)北海道歯科医師会、社)北海道歯科衛生士会
*定員:先着200名(先着順)
*申し込み締め切り 平成20年10月18日
*申し込み先及びお問い合わせ先
 岩見沢歯科医師会
 〒068-0024 岩見沢市4条西2丁目フレンズビル3階   
 TEL 0126-25-1191
 FAX 0126-35-6110
 e-mail: ganshi@h6.dion.ne.jp
郵送、Faxまたはe-mailにてお申し込みください。
歯科医師、歯科衛生士他デンタルスタッフ、ヘルスプロモーションに興味のある方の参加、歓迎いたします。

NEWS(2008.8.25)
新潟県歯科保健推進条例が県議会で可決

「新潟県歯科保健推進条例」が7月11日の県議会で可決されました。自民党からの議員立法でした。論点はフッ化物応用を入れるかどうかでした。活発な議論の末、自民党、公明党、共産党の賛成多数で可決されました。そして8月8日午後から記念シンポジュームが新潟市で開催されました。シンポジストは泉田知事、大久保日歯会長、葭原実行委員長をはじめ、5名でした。

圧巻は知事の30分の講演でした。パワーポイントを使って、原稿なしで、きっちり30分。これまでの県のやってきたこと、その実績、そしてそれがもたらした全身の健康。これらを自分の体験を交えながら、とても分かりやすく、説得力のある講演でした。

その後に登った大久保日本歯科医師会会長も率直に圧倒されたと言っていました。30年以上に渡る新潟県の皆さんの努力がこうした形で実を結びました。

会員研修会(2008.7.6)
「食育」のススメ〜心と体の健全な発育のために〜
中尾卓嗣先生 凄く暑い日に凄く熱い講演

場所 2008年7月6日(日)13時〜16時 北海道歯科
講師 ボランティア食と環境教育アドバイザー 中尾卓嗣先生

平成20年7月6日の北海道子供の歯を守る会会員研修会では、「食育」をテーマとしてボランティア食と環境教育アドバイザーである中尾先生をお招きいたしました。講師の中尾先生は、人間は、自然界の動物と同様に、生態系の一部であり、自然を無視して生きていくことはできない、ということを、食を通じた様々な事例・具体例を示されながら語ってくださいました。以下に要旨を示します。

・玄米一粒の重さを想像できますか?このようなことでも、子供には、答えをただ与えるだけではなく、自ら考させることが大切なのです。

・子供たちの集団遊びが減少し、遊びの中にある社会勉強の側面を学ぶ機会が失われてきています。このような食や起床時間、交友関係といった生活スタイルの急激な変化が健康にもたらす影響は、決して限定的なものではなく、現在の子供たちは親より体格は立派でも身体能力は劣ってきています。

・肉食動物や草食動物、魚食動物などの糞からわかりますように、食性と歯には深い関係があります。人間は歯種(前歯・犬歯・臼歯)のバランスから、野菜と穀物中心の生活が基本なのです。コンビニ弁当中心の食生活は、確かに便利ですが、野菜の摂取量が足りないのです。

・子供が好むおやつは、味が濃く、柔らかく、脂肪分量の多いという特徴があります。子供が脂肪分を好むのは、動物として高カロリーな栄養源に引きつけられていることの現れですが、このような脂肪摂取過多は倹約遺伝子を持つ日本人には、内蔵脂肪の堆積をもたらします。インスタントでもよいからダシの香り中心の食生活(和食)を刷り込みましょう。

・アパレルショップにあるようなマネキンは日本人の平均的体型とは差があり、マネキンの体型を目指すと、栄養失調となります。ミロのヴィーナスでさえ、身長160cmとするとウエストは73cmです。母親の栄養失調は、子供の胎内での発育不全を通じて一生の健康に影響をもたらします。マネキンを目指すダイエットは、やめましょう。

・ピーマンに入っている白い種。これは芽を吹くことはできません。なぜでしょうか?ピーマンは成熟を迎えると赤く実ります(パプリカじゃありませんよ)。でもこれが店頭に並ぶことはありません。なぜでしょうか?ピーマンは種を成熟させるまえに収穫されるからです。ピーマンは苦く子供に嫌われますが、なぜ芽を吹かないのか、収穫されずに成熟した赤いピーマンの存在と比較させながら考えさせると、子供たちはピーマンの苦みを忘れピーマンを口にするようになります。食べ物はただ大切にしなさいというのではなく、なぜ大切なのかを子供たち自身に考えさせる機会を与えることが大切なのです。

・旬の野菜は、おいしい、たくさんとれる、安い、栄養価が高いといったさまざまな利点がありますが、現在の気候変動をふまえると生産に必要なエネルギーが少ないというメリットがあります。

・法隆寺は、斑鳩の森でとれた木で建築されています。寺の南側の木には、南斜面の木を、生えていたときと同じ方向に向けて利用しているそうです。そうすることで、木を長持ちさせるのだそうです。これは建築における地産地消と呼ぶこともできるでしょう。

・食における地産地消は、土地でとれたものをその土地で食することで、新鮮で、栄養価が損失の少ない状態でいただくことができます。またそれだけではなく、環境への負荷も少ない(フード・マイレージ=食品の輸送距離が小さい)というメリットがあります。

・子供は、家族の食べるものを見てどの食べ物が安全なのかを学びます。この繰り返しが食生活・食文化として定着してきているのです。

・子供には、運動と我慢をさせて、ソクラテスが「最上のソース」と呼ぶ空腹を覚えさせた上で食事を与えることで「我慢の後には褒美がある」という躾の原点を身につけさせることができるのです。

・電気工学の基礎を作ったファラデーは「この試験管にある一滴の液体の成分は、科学的に分析すればただ少量の水分と塩分であるかもしれない。しかし、この一滴の液体は、科学では分析できない尊い深い愛情のこもった母の涙である。そのことがわからなければ、この液体のことがわかったとは言えない」というような言葉で、心で見る価値の大切さを表現しました。

・日本人全員が一粒のご飯を残すと、0.02gx1.3億=2.6t=30kgの米袋87袋分の残飯となります。現在地球では8億人が飢餓に苦しみ、5秒に1人、飢餓のため失われる子供の命があります。

中尾先生は、遠路はるばる和歌山より、7日からの洞爺湖サミットもあり交通機関の混雑するなか、高級作務衣を身にまとい来道され、前日の夜より食育にとどまらず、生活スタイルや子供の環境について、さまざまな想いを語られ、帰っていきました。折しも7月の5日6日は最高気温が30度31度と真夏日の熱気に包まれた札幌ですが、多数の参加者を前に、先生も負けじと熱い想いをぶつけられたのではないかと思います。

NEWS(2008. 5.15)
北海道 集団フッ化物洗口施設191、10,510人に

最近の全国調査では、北海道は2年前より54施設、2,670人増加し、 191施設、10,510人になった。

北海道もいよいよ増加傾向に転じたことと期待出来る。

NEWS (2008. 5.13)
京都市の180の全小学校でフッ化物洗口

静岡の榎田先生から以下の報告がありました。

皆様

5月11日に行われた京都市ので公開講演会「子どもの歯の健康と食育」ーフッ化物洗口・京都からの発信ーに参加しました。以下、講演会の概略をご報告します。

冒頭、主催者である京都府歯科医師会の平塚会長より、8020運動の説明があり、そのためのむし歯予防対策として世界で普及しているフッ化物応用が必要であり、その一環として京都市の全小学校(180校)でこの3月よりフッ化物洗口が開始されたとの挨拶があった。(政令都市では初めての快挙)

実施に際して、大きな力となったのは門川大作・京都市長(前京都府教育長)の力が大きかったとも話されていました。 その後、第一部としてチラシにあるように日本大学小林教授による「学校歯科保健におけるフッ化物洗口の役割」、小泉教授による「噛むことに始まる食育の大切さ」が行われた。

第二部としてシンポジウムがあり、門川京都市長もシンポジストの1人に加わり、何故京都市でフッ化物洗口を実施したのかの説明があった。京都市では、昭和43年より学童のむし歯治療の公費負担を行っているが治療費の負担が大きいので、平成5年よりフッ化物洗口を取り上げたが、一向に実施校が増えない。(むし歯予防効果は出ているのに。)そこで、平成17年から3年かけて市内全小学校での実施を計画し、今日に至ったと。

市長の話の中で、印象に残っている言葉として、「子ども達にとって良いことは可及的すみやかに実行していく事。議論ばかりしてはだめだ。」 「ボトムアップも必要ですが、ある時はトップダウンも必要。」

市長は、6年前(教育長の時だと思いますが。)学校内での全面禁煙を実行したそうです。

私の感想ですが、とにかくすばらしい市長です。すばらしい県歯会長との人間の組み合わせの結果、今回の実施に至ったと思います。小林先生、小泉先生の話もなかなか良かったと思います。

まだまだ報告したい事がありますが、長くなりますので、これくらいにします。以上報告まで。尚、KBS京都(?)「歯ッピーライフ」で6月14日(土)午後5時より、公開講演会の模様を放映するそうです。

道民公開講座(2008.4.26)
子供の笑顔を守ろうー8020は子供の笑顔から

札幌アスペンホテルで開催、8020(80歳で20本以上歯を残す)を、達成するためには、小児期からの予防が大切です。

一生涯健康で、良く食べ、良く噛み、笑顔で生活するための効果的な方法をご紹介いただきました。

講師と演題は


子供とむし歯と不正咬合の予防
 北海道子供の歯を守る会理事 丹下 貴司先生
青年期以降のむし歯と歯周病
 岡山大学教授 森田 学先生         
パネルデスカション
「子供の笑顔を守り、8020を達成するためには」
 コーデネーター 北海道歯科医師会常務理事 藤川隆義先生

 日時:4月26日(土)14:40〜16:45
 主催:北海道子供の歯を守る会
 後援:北海道・北海道歯科医師会・札幌歯科医師会・北海道歯科衛生士会

NEWS (2008. 3.28)
佐賀県の掛園先生からのメールです。

佐賀県の掛園 浩です。

佐賀県はむし歯予防に歯磨きをしなさいと指導していたので、10年連続ワーストワンを記録しました。

この誤った考えを排除するため、2008年04月01日に下記の記事を鹿島市を中心とした3万世帯に配布します。

http://www.asunet.ne.jp/~bbb/096-98m.html

佐賀県教育委員会御中

日本むし歯予防フッ素推進会議の掛園 浩です。

佐賀県の日教組がフッ素は危ないといい加減なデマを流しているのでこのような行為は、教職員の品位と質を落とす事になるので注意してもらいたい。

佐賀県からの回答

http://www.asunet.ne.jp/~bbb/097-03f.html

会員研修会(2008.2.23)
人はなぜ虫歯や病気になるのか
〜健康の社会的決定要因の視点から考える〜

平成19年度 第63回 守る会研修会
講師 北海道子どもの歯を守る会理事 南出 保先生
座長 北海道医療大学歯学部教授 千葉 逸朗先生
日時 2008年2月23日(土)16:30〜18:30
開催場所 北海道歯科医師会館4F

健康と環境の関係については、疫学の祖ヒポクラテスによる指摘以来、社会改革者や医学者により何度となく強調されてきました。

保健機関としては、1974年のカナダ保健省はラロンド・レポートで環境の重要性を認めると、1979年にはアメリカ保健教育福祉省からラロンド・レポートを追認するヘルシー・ピープルが公開され、健康と環境の関係を統合する概念の整理が待たれることとなりました。これらの期待から、1984年世界保健機関は、環境と健康との関連を認め、また公衆衛生の一大ジレンマである個人の選択と社会的義務を統合する手法として、環境の改善と、環境を介した生活様式の改善を健康づくりの基本的精神としてまとめ、1986年には、健康づくりのためのオタワ憲章が採択され、これらの指針から1998年には環境要因のなかでも社会的要因の重要性を明らかとする、健康の社会的決定要因という概念が整理されました。

健康の社会的決定要因からは、以下のような保健プログラムが導かれることが明らかとなっています。保健教育の効果は限定的であり、そこから生じる無力感と犠牲者非難を考慮すること;さまざまな病気に影響を与える要因を疾病別に管理するではなく健康づくりに一元化すること;健康を個人単位で考えるのは効果的ではないこと;健康格差へのとりくみとは、健康の社会的決定要因へのとりくみに他ならないこと;下流での救命から上流の改善へ;健康的な選択を、よりやさしい選択に!

質疑応答では、日本では専門職であっても寿命の短い職業もある、効果的な保健教育は集団の健康に寄与するという研究も出てきている、といった意見もありましたが、健康の社会的決定要因とは、錯覚やバイアスではなく、存在すると仮定した方が、合理的にさまざまな資料を読み解けることを認めるという点につきましては、ある程度の合意が獲得されたのではないかと、演者としてはそのように期待しています。

当日の資料は下記をチェックして下さい。 研修会資料

健康の社会的決定要因(Social determinants of health)
人の健康は,個人の生物医学的要因や行動だけでなく,さまざまな社会環境の影響を受けている.
(Dahlgren G, and Whitehead M in the Acheson Report, 1998)

NEWS(2008. 2.22)
秋田県のフッ化物洗口 134施設 7,736名まで増加

秋田の佐藤勤一です。

2月1日現在の秋田県のフッ素洗口実施施設、実施者数ですが、 134施設 7,736名まで増加しました。

現在市町村事業として 平成19年度から横手市、大仙市が幼稚園 保育園から中学校まで実施しています。また、平成20年度からは湯沢市でも事業化予定です。課題は地域格差で、県南部と県北部では全く好対照で「南高北低」の様 相を示しております。

また2月28日には秋田市にて新潟大学の葭原准教授を講師に招いて「フッ素洗口推進に関するシンポジウム」の開催が予定されております。

http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1189123547337/files/points.pdf

NEWS(2008. 2.16)
日本口腔衛生学会北海道地方会開催

第18回総会・学術大会が北海道学術交流会館で開かれ、一般口演8題があった。また、16時からの特別講演 佐久間汐子先生が新潟大学の取り組みと成果について約2時間詳細にお話になり、聴衆は大変感銘を受けた。

特別講演から「フッ化物応用と地域歯科保健」

フッ化物洗口(F洗口)は、37年前(1970年)新潟県弥彦小学校で開始された。有効性の評価の過程で、就学前からのF洗口の必要性が示唆され、現在では、保育園の4,5歳児から中学校卒業時まで11年間、施設単位で行うことが効果的な方法として認められている。

F洗口の有効性に関する評価は、開始当初から行われ、その確認に基づいて新潟県歯科保健計画:むし歯半減10か年運動(1981〜1990年)の主要な予防手段として位置づけられた。その後、ヘルシースマイル2000プラン(1991〜2000年)、ヘルシースマイル21(2001〜2010年)と本計画の発展に伴い、フッ化物洗口の実施施設数は着実に増加した。2005年では小学校で316校(55%)、保育園・幼稚園では376園(40.8%)が実施している。また、ヘルシースマイル21では、8020育成事業と銘打ってフッ化物洗口との複合応用として、学校歯科健診でのCOに対して予防勧告(シーラント応用など)を行うように指導されている。

新潟県は、今年度、子どもたちのむし歯半減を目標として進めてきた歯科保健計画の25年の成果についてまとめた。それによると、12歳児の一人平均DMFTは1980年の5.03本から0.99本(2006年)と驚くべき減少を示している。小・中・高校生のカリエスフリー者の割合は20.4%から63.5%へと健康度は大きく向上した。このようなめざましい改善の要因として、県は、フッ化物応用によるむし歯予防が進んだことをトップにあげている。そして、ヘルシースマイル21として3期目に入った歯科保健計画は、永久歯のむし歯対策に加えて、乳歯のむし歯予防、歯周疾患予防、さらには障害者・高齢者対策へと事業計画の範囲は拡大している。

このたびは、フッ化物応用の普及啓発に向けて行った研究報告と、新潟県の歯科保健計画の成果について紹介していただいた。

NEWS(2008. 2.13)
日本むし歯予防フッ素推進会議からの情報では、第32回むし歯予防全国大会が決定いたしました。

主催:NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議
共催:大分県歯科医師会
日程:2008年11月22日(土)
場所:大分市コンパルホール

http://www2.city.oita.oita.jp/guide/shisetsu/conpal.html

大分県は、温泉もたくさんありますし、関サバ、関アジ、豊後牛など海の幸、山の幸が豊富です。ご参加をお待ちしています!!とのことです。

NEWS(2007.12.26)
羽越線事故2年 秋田県職員しのぶCD、共に活動した歯科医ら

山形県庄内町のJR羽越線で特急「いなほ14号」が脱線・転覆した事故から25日で2年。事故で亡くなった県職員臼井和弘さん(当時34歳)をしのぶCDの制作が由利本荘市民の手で進められている。白い歯を守るため「フッ素洗口」の普及に心血を注いだ臼井さんと共に活動した歯科医が作詞し、アマチュアバンドに作曲を依頼。「私たちは忘れない あなたがいてくれたことを」と歌詞に思いを込めたCDは来春に完成する予定だ。

臼井さんは、全国最悪レベルだった県内の児童の虫歯罹患(りかん)率を改善するため、2004年度から県の「お口ブクブク大作戦」を展開。虫歯罹患率が高かった由利本荘市の鳥海地域に何度も足を運んだ。

「熱心な人だった」と振り返る同市で開業する歯科医(48)は、虫歯予防を推進する鳥海地域の「元気な歯っこ協議会」のメンバーで、臼井さんと共にフッ素洗口の普及に取り組んだ。今年5月ごろ、「臼井さんの思いを伝えたい」と詩を書いた。「みんなの夢をのせてきらめく輝く白い歯すてきだね(中略)当たり前をいつまでも当たり前にありがとう」。タイトルは、子供たちに歯を大切にしてほしいというメッセージを込め、「まもりたい…永遠に…」と名付けた。

作曲は、鳥海地域を拠点に活動するアマチュアバンド「ホットライン」のリーダーで市職員茅野輝繁さん(49)が担当。10月下旬から本格的に曲を作り始め、12月上旬に、オルゴールの音が静かに響き、サビに向かって徐々に盛り上がっていくスローバラードを完成させた。

歯科医は「自分の体は自分で守る意識を身につけてほしい。それが臼井さんの願い」、茅野さんは「子供から大人まで口ずさめるメロディー。この曲が少しでも虫歯予防につながれば」と話す。2人は市立鳥海中学校の生徒たちに歌ってもらい、CDに録音する構想を練っている。 (2007年12月26日 読売新聞から転載)                       

NEWS(2007.11.23)
第31回むし歯予防全国大会 in 沖縄
掘り返し医療で国民の口腔の健康は獲得されるのですか?

平成19年11月23日午後2時から4時間、第31回むし歯予防全国大会が、沖縄県男女参画センター「てぃるる」(那覇市)において、日本むし歯予防フッ素推進会議、沖縄県歯科医師会、沖縄県主催で開催された。

テーマは「むし歯ゼロへの近道、フッ化物応用」で、朝日大学歯学部磯崎篤教授の墓調講演及日本歯磨工業会の山本氏、沖縄県福祉部の玻名城歯科医師からの報告、高江洲東京歯科大学名誉教授、沖縄県福祉部の新里歯科医師、具志川歯科診療所の玉城院長の3名のシンポジストによる発表の後、シンポジュウムがあった。。

基調講演では「むし歯予防法は、発生要因から考えて大きく二つに分けられる。@むし歯に対して抵抗性の強い歯質をつくる、A歯の表面環境を清潔な状態に保つこと、の両者が必要である。むし歯に対する歯質の抵抗性を高めるには、フッ化物による歯質強化を行うこどが必要である。世界の他の先進諸国では、フッ化物応用の普及が進み、むし歯は劇的に減少した。しかし、わが国が依然として、フッ化物普及の遅れが原因であり、フッ化物応用の普及の推進が最擾先課題である」 またンンポジウムではフッ化物応用の普及をいかにすすめるかについて、各々の立場からの提言がなされました。

「掘り返し医療で国民の口腔の健康は獲得されるのですか?」「掘り返し医療という不幸から国民を救い出せるのは、フロリデーションしかありません」という玉城歯科医師の発表に大きな拍手が沸き起こったのは印象的でした。北海道からは、八重樫、葭内夫妻、安彦の4名が参加しました。

詳しくは、日本むし歯予防フッ素推進会議ホームページ、http://www.nponitif.jpをご覧下さい。

会員研修会(2007.11.3)
ここまで来た! 学校歯科保健最前線
〜学校におけるフッ化物洗口の未来を徹底討論

平成19年度北海道子供の歯を守る会研修会は盛会裏に終了いたしました。以下概要

北海道においても未曾有の少子社会を迎える中、子どもたちの口の中を守る学校歯科保健が果たす役割は、ますます高まってきています。学校におけるフッ化物洗口については、積極的な働きかけが難しい状況が続いてきました。

このため、今回の研修では、学校歯科保健事業の第一線でご活躍されている専門家の方々をパネリストとしてお招きし、学校におけるフッ化物洗口についてディスカッションする研修会を開催しました。 学校歯科保健に関わっている幅広いご意見をいただきました。

開催日時・平成19年11月3日(土)13:00〜14:30
開催場所 北海道歯科医師会館 札幌市中央区北1条東9丁目11番地
主催 北海道子どもの歯を守る会
後援 社)北海道歯科医師会、社)北海道歯科衛生士会

開催内容
*基調講演 北海道大学大学院歯学研究科教授 森田 学先生
「健康格差を減らすためのフッ化物洗口」
地域・家庭の社会経済的な環境の違いが、う蝕の発生を左右する。この社会経済的な環境の違いを乗り越えて、う蝕の発生を少しでも予防し健康格差を縮める方向に働くのが、学校におけるフッ化物洗口であろう。12歳児の一人平均う蝕経験歯数を都道府県別に比較すると、北海道は「多い方から数えて2番目」であることからも、フッ化物を利用したう蝕予防を学校で実行することを考えてもよいのではないだろうか。一方で、学校でのフッ化物洗口に対するネガティブな意見もあり、学校現場でも混乱しているのではないかと推察する。学校歯科医として、その混乱をどのように収拾するのかも大切な責務であろう。

*事例報告
「登別市での小学校におけるフッ化物洗口事業について」
 登別市教育委員会学校教育グループ総括主幹 内藤 繁 先生

「千歳市での保育園、保育所におけるフッ化物洗口事業について」
 元千歳市役所健康推進課健康指導係 瀧川 裕子先生

*パネルディスカッション
学校におけるフッ化物洗口を徹底討論しました。
パネリスト
・森田 学先生 (北海道大学大学院歯学研究科 教授)
・内藤 繁先生 (登別市教育委員会 学校教育グループ総括主幹)
・瀧川 裕子先生(元千歳市役所 健康推進課健康推進係 歯科衛生士)
・秋野 憲一先生(北海道保健福祉部保健医療局健康推進課 主任技師)
・大川 晋一先生(札幌歯科医師会学校歯科医会 常任理事)
コーディネーター
・藤川 隆義先生(北海道歯科医師会 常務理事)

NEWS(2007.9.15)
フッ素入りガム:キシリッシュプラスエフ:明治製菓について

佐賀県 掛園先生ホームページから

このガム1枚につきフッ素が最大0.04mg含まれています。お茶からフッ素を抽出しているためフッ素の含有量にバラつきがあります。コーヒーに含まれるカフェインの量にバラつきがあるのと同じです。

韓国や欧米、豪州等の水道水にフッ素が添加されている地区で製造された缶ジュース等には1本(500cc)につき約0.5mgのフッ素が含まれています。

緑茶には、0.1〜0.7ppmのフッ素が含まれているので、フッ素入り缶ジュースに相当する量を緑茶で得ようとすると、お茶700〜5,000ccの飲用が必要です。

従って、むし歯予防に効果(全身作用)があるフッ素の量をこのガムから得ようとすると最低でも25枚以上必要です。(他のガムを噛むより、フッ素入りガムを噛む方が歯には健康的です。)

このガムでも、ある程度むし歯予防効果は得られますが、それだけでは十分ではないので、フッ素入り歯磨剤やフッ素洗口を併用する事を勧めます。

NEWS(2007.8.31)
8020と医療費との関連調査<集計結果速報> 北海道歯科医師会情報
8020達成は健康の増進・維持に大きな効果があると立証!

第21号で「8020と医療費との関連調査」の協力医療機関数が8割を超えるご協力をいただいたニュースをお届けしましたが、このほど国保連合会より集計結果について次のとおり連絡がありましたので、お知らせします。

・平均医科点数は残存歯数が少なくなるほど高く、歯が0〜4本の人の 医科点数は20本以上ある人に比べて1.6倍であった。

・欠損補綴治療を必要とする人は、既に補綴治療が済んでいる人に比べて医科点数が10%以上高かった。

・う蝕、歯周病の予防および適切な歯科治療は道民の健康増進・維持に大きく寄与することが示唆された。

※今回の集計結果は国保連合会からのデータに基づき、概集計した結果報告であり、細かい数字などは最終報告書と若干異なることがありえることをご承知おきください。

(データ分析責任者:北海道大学病院 歯科診療センター 講師 兼平 孝)

現在、各調査項目毎の分析が行われています。結果が楽しみなことはもちろんですが、北海道の歯科医療費に係る重要なエビデンスとして今後、様々な有効活用が期待されています!最終報告の連絡があり次第、<速報版>メール配信にてお知らせいたします。

NEWS(2007.8.25)
フッ素洗口推進研修会 8月24日秋田市

秋田の佐藤勤一からのメールです。

8月24日に、秋田県横手市で東北大学の田浦先生、新潟県福祉保健部の清田先生を講師に招いて「フッ素洗口推進研修会」が開催されました。概略をご報告いたします。

秋田県では平成16年?18年の間、県行政が主体となって、5歳児を対象としたフッ化物洗口事業「お口ぶくぶく大作戦」が実施された。平成19年度からは市町村事業として引き継がれる事になり、県南部の横手市では、地元の横手・ひらか歯科医師会の熱心な働きかけが功を奏して、市の健康作り計画「健康よこて21」のなかで、歯の健康の取り組みとして、園児、児童生徒らに対するフッ素洗口の実施が明記された。フッ化物洗口事業は市議会で可決され、平成19年度から市内の幼稚園・保育所の37施設、小学校25校、 中学校12校の全てを対象に実施される運びとなった。(対象者総数2,080名)

事業化に伴ない、平鹿地域振興局(横手保健所)が主催して「フッ素洗口推進研修会」が8月21日(火) に横手市平鹿生涯学習センターを会場に開催された。当日は県行政・市行政関係者、教育委員会、教職員、歯科医師、歯科衛生士など90名を超える参加が有った。研修会は講演が二題、養護教諭のフッ素洗口実践報告、意見交換会という次第であった。

初めに、「フッ素洗口の有効性と安全性について」と題して東北大学の田浦勝彦先生の講演が行われた。その内訳はフッ素の身体に対する有用性、特にむし歯予防効果や安全性に、フロリデーションなど世界的なフッ化物応用の歴史と実績、また国内でのフッ化物洗口の状況などについて、時には反対論者の意見も交えて、特に安全性については「フッ化物洗口ガイドライン」の紹介と、健康情報の信頼性評価のステップを示しながら情報を正しく判断する事の重要性を強調された。

最後に児童憲章の「すべての児童は適当な栄養と住居と被服が与えられ、疾病と災害から守られる」の文言や、公衆衛生学的なむし歯予防の意義としての“Going upstream!”を紹介された。

次に、「新潟県におけるフッ化物応用の取り組みについて」と題して新潟県福祉保健部健康対策課主査の清田義和先生より講演が行われた。まず初めにさる7月16日に発生した新潟県中越沖地震に際しての、行政、歯科医師会での歯科医療救護体制について説明され、地震当日に歯科医師会に対策本部が設置され、3日後の7月19日には被災地の柏崎市に歯科医療救護所を設置し、僅か3日間のうちに75名の応急処置を行った事や、避難所での口腔ケアーの指導がのべ1,000名以上に対して行われた事が報告されると、会場からは驚嘆の声が上がった。

新潟県では平成18年度に12歳児の一人平均むし歯数が0.99本と、全国で始めて1本を下回った事、におけるフッ化物洗口の実施状況や、子供の歯を守る会の紹介などむし歯予防事業の考え方と実施の方策、費用対効果や成人期における予防効果の持続性などの解説がなされた。さらにフッ化物洗口の開始の地と言える弥彦小学校での永久歯むし歯予防プログラムの内容と、選択的応用シーラントとして学校健診でC0に対して50%に対して歯科医院でシーラント処置がなされている事などが功を奏して、現在学童の9割がカリエスフリーで有る事が紹介された。この中で本年3月に「フッ化物洗口マニュアル」が新潟県歯科保健協会(http://niigata-dhs.com/index.html)から発行されたことが注目された。

意見交換では、主に教職員から、フッ化物洗口実施に際して、時間的な余裕を作る事が困難なことや、学校側に任せきりで、関係組織のバックアップが得られていない現実が有る事、薬剤の管理や調剤の問題点、実施後の学校歯科医側の指導・協力を得たい事などの課題が提起された。研修会は、田浦先生から「みんなの健康をみんなで守ろうという意識が大切ではないか、やれない事を言うよりもどうやれば出来るか、それを考えて知恵を出し合う事こそが行政、教育、医療の「プロ」として必要ではないか。Both winという言葉が有ります。」という総括で締め括られた。願わくはこの研修会が、「お口ぶくぶく大作戦」終了後の秋田で、市町村事業としてのフッ化物洗口の出発点となる事を期待しします。

NEWS (2007.8.11)
第59回「保健文化賞」に 学校におけるフッ化物洗口で
新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔健康科学講座予防歯科学分野

「昭和45年に、学校においてフッ化物洗口を実施することで虫歯が抑制できることを実証し、以後、その普及に尽力してきた。子供の歯を守る会事務局、県・市町村への助言や講師派遣を行ってきた。また、保育所・学校における歯科保健データベースを構築した。」ことで受賞しました。

フッ化物洗口によるむし歯予防が認められたことは素晴らしいことです。

今回の受賞者は、10団体、個人6名です。

今回を含めた受賞者総数は、575団体、個人295名、合わせて870件にのぼります。

受賞者には、厚生労働大臣から表彰状を、そして第一生命からは感謝状とともに賞金(団体300万円、個人150万円)が贈られます。

受賞者は贈呈式の翌日、皇居に参内し天皇皇后両陛下の拝謁を賜っております。

贈呈式・拝謁(予定)
贈呈式 平成19年9月25日(火)ホテルオークラ(東京)にて

NEWS (2007.8.3)
参議院選挙で自民党・民主党から歯科医師の議員
国民の視点で、今後の歯科保健の進展に貢献されることを期待いたします。

石井みどり議員 行動力がある熱血歯科医師です。期待できます。日本歯科医師連盟参与

大久保ゆきしげ議員 長崎県選挙区から選出された未知の人、ホームページからプロフィールを紹介

1966年生・A型 /諫早小、諫早中、諫早高等学校卒。 1994年長崎大学歯学部卒業後、東京、神奈川で歯科医院勤務、97年福岡市博多区で約6年間、町医者として地域歯科医療に携わる。02年小沢一郎政治塾一期生修了、03年長崎県議会諫早選 挙区に初当選、05年衆院選に長崎2区から出馬するも惜敗、06年長崎県議(補選)当選。

「なぜ歯医者を辞めてまで政治を目指すのか」と、よく問われる。日本政治の大転換期に、2足のわらじを履いたまま力を発揮できるほど器用ではない。地域医療10年の経験は、すでに十分、政策提言に生かせるはず。第一、政治家は、子どもの頃から抱いてきた夢なのだ。

幼い頃、家は祖父を中心に町の名士が集まるサロンのようで、碁を打ちながら国会中継を見て政治の話に花が咲く、そんな環境に育った。「テレビで田中角栄総理を見て、将来こんな風になりたいと思いました」。もちろん、ロッキード以前、日本列島改造論華やかなりし頃の話だが。

以来、一途に政治家志望。両親の反対で医療の道を選んだが、胸の灯火は消えず、バブル崩壊後の“失われた10年”を悶々として過ごす。「日本改造計画」を読み、目の前の霧が晴れたと感じたとき、著者・小沢一郎氏の政治塾1期生募集広告に出会う。福岡で歯科医をしながら2年通う間に、夢は実現へ向けての行動へ進化した。

国政の場では、医療と福祉の分野で、ダイナミックにシステム改革に取り組んでいく。

道民公開講座(2007.6.30)
超満員の200名が熱心に討論

北海道においても未曾有の少子社会を迎える中、子育て支援における母子保健の重要性は年々高まってきています。子ども達が健やかに成長、発育できることは、誰もが共通した願いです。

母子歯科保健領域においても、従来からむし歯予防のための乳幼児歯科健診、歯科保健指導等が取り組まれてきたところですが、近年の母子保健領域においては、母乳育児への考え方の変化や子ども達の食生活を見直す食育の推進等、母子歯科保健指導といえども、歯科領域の考えだけでは適切な指導ができない状況となっています。

このため、今回の研修では、母子保健対策の第一線でご活躍されている小児科医、保健師、栄養士、歯科医師から、各職種の専門家の方々をパネリストとしてお招きし、関係職種で見解が若干異なる事例が報告されている母乳、指しゃぶり、清涼飲料水等をディスカッションをテーマとし、母子歯科保健に関わる幅広い関係職種を対象とした研修を下記のとおり開催しました。

母子歯科保健関係職種の歯科医師、歯科衛生士、保健師、栄養士、学生が多数参加しました。

「今だから問う!母子歯科保健指導最前線
〜指しゃぶり、母乳、スポーツドリンク等を徹底討論〜」

パネリスト
・「母乳はむし歯の原因か? 清涼飲料水はなぜむし歯の原因となるか?」
  北海道大学大学院歯学研究科 講師 兼平 孝
・「指しゃぶり、おしゃぶりが咬合に及ぼす影響」
  北海道倶知安保健所 主任技師 丹下 貴司
・「母子保健指導の実際」
  ながの小児科 院長 長野 省五
・「授乳・離乳の支援ガイド」について
  北海道岩見沢保健所 主任保健師 弓野 壽子
・「乳首から固形食まで?子ども達の食育を考える」
  北海道保健福祉部保健医療局健康推進課 主査(健康増進)千葉 昌樹

パネルディスカッション
・〜指しゃぶり、母乳、スポーツドリンク等を徹底討論〜
座長 北海道保健福祉部保健医療局健康推進課 主任技師 秋野 憲一

場所 北海道大学学術交流会館(札幌市北区北8条西5丁目 )
日時 6月30日(土)16:30〜18:50
主催 北海道子供の歯を守る会
後援 北海道 (社)北海道歯科医師会 (社)北海道歯科衛生士会

NEWS (2007.6.14)
泉田新潟県知事のメールマガジン第84号(2007年6月8日)

皆さんこんにちは!新潟県知事の泉田裕彦です。
今週のコラムは、「7年連続日本一!12歳児のむし歯数」をお届けします。

◇7年連続日本一!12歳児のむし歯数
──────────────────
毎年6月4日から10日は「歯の衛生週間」です。実は新潟県の12歳児のむし歯数が日本一少ないことを、皆さんご存じでしたか?

昨年、新潟県の12歳児の平均むし歯数は0.99本と、ついに1本を下回りました。これは、全国初の快挙です!しかも、“7年連続日本一!”という素晴らしい記録を更新し続けています。

永久歯がほぼ生えそろう12歳児のむし歯数は、子どもの永久歯のむし歯の代表的な指標として、WHO(世界保健機関)など国際的にも広く使われています。

これで、新潟が誇れる“白い”ものが「おいしい米」、「ふわふわの雪」、そして「むし歯のない美しい歯」の3つとなったんじゃないかと思っています。

県がむし歯予防に積極的に取り組み始めてから、昨年で25年が経ちました。この間、治療済みも含めた12歳児のむし歯総本数は1/5以下に減り、むし歯を1本も持っていないお子さんは3倍に増加するなど、驚くほどの成果を挙げてきました。

この快挙が成し遂げられた理由として、3つのことが考えられます。

第1に、歯科医師会と行政が一体となって、全国に先駆けてすすめてきたフッ化物(フッ素)洗口による予防です。

第2は、これも全国的にも珍しいのですが、学校と歯科医院との連携により、そもそもむし歯を作らないようにするという活動を全県下で取り組んできたということです。

そして第3に、県民の皆さんの歯科保健への関心が高まってきたことが挙げられます。

やはり、地域、行政そして医療機関がお互いにうまく連携してきたことが、全国1番のむし歯の少なさを達成し続けてきたのだと思っています。

さらに、大人でも全ての年代で、一人当たりの残っている歯の本数が増えています。特に60歳代と70歳代で大きく増加していて、80歳で20本の歯を残そうという8020(ハチマルニイマル)運動の目標達成に向けて良い方向に進んでいることは、とてもうれしいことです。

むし歯は万病の元とされ、むし歯が無い人は医療費も少なく健康であることが言われています。特に医療費全体を下げることは、社会全体が安心して暮らせる地域社会づくりにもつながるものと、重点的に取り組まなければならない課題と思っています。

これからも生涯を通じた歯科保健対策を進めて、80歳で20本の自分の歯を残すことをぜひ達成し、健康で長生きできる地域作りのため頑張っていきたいと思います。

新潟県田村卓也先生から情報をいただきました。

下図2002年の発表で新潟県は1.42本、2007年発表で0.99本に減少

NEWS (2007.6.8)
食品からでは、米やパンからフッ素の摂取が多い

むし歯は、口の中のばい菌が砂糖類を材料に酸を作り、その酸で、歯が溶けていきます。しかし、唾液の中にフッ素があると、酸によって歯が溶けるのを防いでくれます。

現在、欧米や豪州、韓国など世界約60カ国の水道水には、むし歯予防のため適量のフッ素が配合されています。水道水にフッ素が配合されると、その国で作られる加工食品にもフッ素が含まれるようになるので、それらを飲食する事によって、消化器からフッ素が吸収され、血液にのって唾液に出てきます。ゆえに、唾液のフッ素濃度が高くなり、むし歯予防に効果を発揮します。

フッ素は、一般の食品にも含まれており、一番多く摂取する食品は、主食である米やパンからです。しかし、これらから取るフッ素の量では、むし歯予防に足りないので、他から1日に1mgのフッ素を取ることが推奨されています。   

日本も、30年前はフッ素入り歯磨剤の普及率は15%前後でしたが、現在、88%まで向上しています。むし歯予防にフッ素の利用を!

佐賀県の掛園 浩先生のホームページから。

NEWS (2007.6.7)
新潟、フッ素で虫歯最少県

12歳児の虫歯が7年連続で全国一少ない新潟県で、昨年、1人あたりの平均本数が0.99本と、ついに1本を切った。「悲願達成」の背景には、県や歯科医師が続けてきた予防対策がある。そのきっかけは、山あいの小学校で37年前に始まった取り組みだった。

■平均1本以下 弥彦小、37年間 洗口指導

弥彦村立弥彦小では金曜の朝、教室の教卓に紙コップが並べられる。クラスの「フッ素係」が水溶液をつぎ、合図とともに一斉に口に含む。ブクブクブクと1分間。1970年に全国で初めてフッ素うがいを採り入れてから続く光景だ。

学校歯科医として招かれた新潟大学歯学部の境脩・助教授(当時)が、乳歯の虫歯が多いのを知って、フッ素洗口を提案したのが始まりだ。歯のエナメル質にフッ素が取り込まれることで虫歯への抵抗力が強まり、歯が丈夫になるという学説に基づく。

その後、歯肉炎予防、歯磨き指導に加え、83年には保健室内に設置した歯科診療所で治療や虫歯になりやすい歯を覆う処置も開始。70年に1人平均2.27本あった虫歯は、今年0.04本にまで減った。

6年の藤原良太君は「毎日甘いもの食べるけど、歯磨きもしてるから虫歯なんてない」。清野博校長は「健康への影響を気にする声もないではなかったが、こうして結果が出ている。今では他県も含め、年40回くらい視察が来ます」と話す。

県も75年にフッ素洗口の補助制度をつくった。その後、県歯科医師会とともに洗口の普及や検診で虫歯になりそうな子に通院を勧めたり、歯科医師や自治体職員、学校関係者による「子どもの歯を守る会」を立ち上げたりしてきた。全県では、保育園、幼稚園、小・中学校の洗口実施率は44.8%になった。

NEWS (2007.6.4)の解説
むし歯予防の「無機のフッ素」と「有機のフッ素」は無関係

先日<有機フッ素による水質汚染>について新聞に報じられ、むし歯予防に使用する「無機のフッ化物イオン」と混同する人がいるとか聞くので老婆心ながら解説します。例えば、同じ塩素でも、塩素ガス、食塩、塩酸、塩化ビニールなどあり、同一に論ずることは誤りです。

結論からいうと、水質汚染の有機フッ素化合物のフッ素(有機)とフッ化物洗口の無機のフッ化物イオンとは無関係ですので、むし歯予防のためにフッ化物洗口やフッ素塗布を行っても何ら問題はありません。

米国環境保護局EPA「有機フッ素」水質汚染に懸念

それでは、水質汚染のPFOA/PFOSとは何かというと、パーフルオロオクタン酸、又はペルフルオロオクタン酸ということです。

この有機フッ素の最近の流れは、まず、1990年代に入り、PFOAの有害性が認識され始めました。これを受けて2000年に米国環境保護局EPAでは、PFOAのリスク評価に着手。2006年にPFOAの管理プログラムを公表しています。

PFOAに関連する懸念は何か?

PFOAは環境中で非常に残留性があり、環境中及び一般のアメリカ人の血液中に非常に低濃度で見いだされており、PFOAは動物実験の段階ですが、発達障害やその他の有害な影響を引き起こすことがある。PFOAはまた、人間の体内に長い間残留するように見える。これら要素の全てを総合して、現在見出される濃度で、又は今後PFOAが環境中に放出され続けて将来達するであろう濃度で、PFOAが人間の健康と環境にリスクを及ぼすかどうかを米国環境保護局EPA は早急に調査する必要があると判断しています。

1970年代にロチェスター大学医科歯科学部のドナルド・タブス博士は、彼自身の血液サンプルの精密検査の結果、彼の血中のフッ化物のあるものは有機であり、歯科衛生の目的で公共水道水中に加えられるフッ素化合物のタイプとは無関係であることを報告しています。要するに、有機のフッ素化合物PFOAと歯科領域のフッ化物洗口や地域水道水フロリデーションFMR、CWFとは無関係と考えられます。

米国環境保護局EPA「むし歯予防の無機フッ素」を推奨

その米国環境保護局EPAは、むし歯予防のためにフロリデーション(水道水のフッ化物濃度適正化)を推奨しており、米国ではほとんどの大都市で実施し、国民の約65%が水道水のフッ素イオン濃度が適正にコントロールされたフロリデーションの水を飲用していることから理解出来るように、水質汚染の有機フッ素化合物のフッ素(有機)とむし歯予防為の無機のフッ化物イオンとは全く無関係なのです。

(東北大学歯学部田浦勝彦先生提供資料から)

NEWS (2007.5.8)
WHO (2003年・世界保健機関)が砂糖とむし歯との関係で報告
フッ化物を使用で、砂糖を摂取してもむし歯になり難い

●旅行中に巨大なアイスクリーム食べるオーストラリア人を見ると、むし歯の原因である砂糖を使ったお菓子や飲み物を美味しいと感じる人々から砂糖を取り上げるのはなかなか難しいことを思い知らされる。美味しいお菓子を作るには多くの砂糖が必要であり、人にとって砂糖は大切なエネルギー源の一つである。

WHOは、砂糖をむし歯の大きな原因だと報告「歯は酸度5.4以下で酸に溶ける」

●悪いことに、人の体の中で一番硬い組織である歯の表面のエナメル質は酸に弱く、酸度5.4以下になると唾液の中にエナメル質の結晶成分であるカルシウムやリン酸が溶け出す。これを脱灰という。だが酸性になった唾液が元のほぼ酸度7の中性に戻ると、再石灰化作用が働き、溶出したカルシウムとリン酸を元に戻す。フッ化物はそれを促進させる。

●むし歯予防における「砂糖とフッ化物との関係」について、WHOは次のような報告をしている。「むし歯予防にフッ化物を定期的に適切に利用」し、かつ「砂糖の摂取を制限した時」はむし歯を強力に予防出来る。しかし、「砂糖の摂取を制限した時でもフッ化物を定期的に適切に利用していない場合には、むし歯になる危険性が残る」というものだ。

オーストラリア、砂糖消費量日本の3倍、むし歯3分の1

●この報告が真実である事例は、「オーストラリアでは一人当たりの砂糖の年間消費量が53kgと、日本の3倍であるのに12歳児の一人当たりのむし歯の本数が0.8本と3分の1である。」ことである。

この国では、1953年以降、大都市でむし歯予防の為に水道水1トンに約1gという濃度でフッ化物を供給するフロリデーションという水道事業を普及させ、酸に強い歯を作り、再石灰化作用を促進することでむし歯予防を成功させてきたのだ。

ここでもフッ化物の再石灰化作用は砂糖の脱灰作用を強力に上まわっていることを証明している。

道民公開講座(2007.4.21)
効果的なむし歯と口臭の予防

テーマ 効果的なむし歯と口臭の予防
    北海道大学大学院歯学研究科講師 兼平 孝 先生(60分)
    北海道子供の歯を守る会副会長  葭内 顕史先生(40分)

雨模様の中、多くの市民が聴講しました。まず、兼平先生が大変詳しくかつユーモアを交えて市民に関心が高い「口臭につい」て講演し、葭内先生が「WHO=世界保健機関の奨めるむし歯予防法について」スライドと秋田テレビと日本テレビが製作した映像を交えて講演しました。終了後会場からの「なぜ日本でフロリデーションがすすまないのか」という質問に対して「未だ正しい情報が伝えられていないためではないか」と講師から回答がありました。

また、希望者は口臭測定、フッ化物がアメリカのフロリデーション実施濃度とほぼ近い1.3ppm(1.3ピーピーエムとは1トンの水に1.3g)が入った「比田の湯」という市販ペットボトルの飲料水を飲む体験をすることが出来ました。

日時 平成19年4月21日(土)午後2時30分〜4時30分
場所 札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ3F
   札幌市男女共同参画センター 大ホール
   札幌駅北口真正面 徒歩2分で便利でした。

定時総会(2007.4.21)
4月21日 第24回 定時総会が開催されました。

堅田進会長の挨拶、藤川北海道歯科医師会常務理事、鈴木北海道歯科衛生士会会長の来賓祝辞の後、今村議長のもと、総会が開かれ、平成18年度事業報告・決算報告・監査報告、平成19年度事業案・予算案が満場一致で可決されました。

日時 平成19年4月21日(土)午後4時30分〜5時
場所 札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ3F
   札幌市男女共同参画センター 大ホール

NEWS (2007.3.22)
フッ素洗口推進に関するシンポジウム3月22日秋田市

秋田県におけるフッ化物洗口事業「お口ぶくぶく大作戦」の3年間の事業を総括するシンポジウムが、秋田県と秋田県歯科医師会の主 催で平成19年3月22日(木)13:00-17:00 に秋田市 ルポールみずほ3階「ふようの間」にて開催されました。

当日は、平日の日中の開催にも関わらず、県行政、市町村関係者、学校などの教育関係者、歯科医師会、衛生士会など80名程が参加しました。

プログラムは2部構成で、始めに、これまで秋田県歯科保健大会や、フッ素洗口是か非かの公開討論会などでご提言をいただいた東京歯科大学衛生学 真木吉信教授による講演が行われました。

その後真木教授と、これまで事業を推進してきた秋田県と秋田県歯科医師会、県内でフッ素洗口を先進的に実施している幼稚園、小学校の施設の5名が登壇してシンポジウムでそれぞれの見解を提示されました。

真木教授の講演
フッ化物洗口の安全性と有効性
日本と海外におけるう蝕の方法の相違

@フッ化物の利用について、エビデンスの有無など
A咬むことの効用「あいなのだ」の解説
Bフッ化物洗口における医学的反対論と法律的反対論について
Cフッ化物洗口を反対する論拠の誤りについての解説(WHOの記述、斑状歯とは)
Dフッ化物洗口の医療経済効果(人口6,000人の町で年間500万円の医療費減少の実例など)

市内の全小学校でのフッ化物洗口の事業化を目指して活動している平鹿歯科医師会からの取り組みが報告されました。

秋田県行政の平成19年度以降の対応として

1.現在「お口ぶくぶく大作戦」を実施している施設の95%が継続実施することとなり、引き続き県で採用している衛生士が巡回指導にあたる。

2.市町村事業としてフッ素洗口を実施する自治体には県から補助金を交付する。

3.フッ素洗口の研修会は継続して実施したい

平成19年1月現在の秋田県内のフッ素洗口実施数
 種別      施設数   人数
-----------------------------------------------       
 幼稚園、保育園 94    1901
 小学校     10    1960
 中学校     2     280
---------------------------------------------
 合計      106    4101

フッ素洗口事業は故臼井和弘さんの発案で実施され県内に浸透してきま したが、平成17年12月のJR 羽越線の特急いなほ脱 線事故で犠牲となってしまい、今もって大変痛ましい限りです。改めて ご冥福を祈るとともに、彼の遺志を引き継いで、県内の歯科保健の推進、向上に努めていきたいと思います。

秋田の佐藤勤一先生から日Fへの報から

会員研修会(2007.2.24)
第59回 瀧口徹先生講演する!!

瀧口徹先生に遠路スリランカから来ていただき、以下の項目について、ご講演いただきました。難しい問題を大変懇切丁寧に作製されたスライドで面白い話の展開をされ、豊富な経験と科学的なデーターに基くご説明をいただきました。

会員はもとより、新鮮な論理展開と内容に大変感銘を受けました。受講して得した!!

瀧口先生ご略歴: JICA専門家 兼 スリランカ保健省政策顧問、元厚生労働省歯科保健課長、元厚生労働省歯科医療管理官、元東京医科歯科大学教授

演題 日本の歯科保健の未来を決めるもの
   1)健康増進法による健康日本21運動の展開
   2)8020運動関連予算の効果
日時 平成19年2月24日(土)午後4時40分〜6時50分
場所 北海道歯科医師会館 2階(札幌市中央区北1条東9丁目)
講師 元厚生労働省歯科保健課長、元東京医科歯科大学教授 
   JICA専門家、スリランカ保健省政策顧問 瀧口 徹 先生

講演概要
1.日本の歯科保健の未来を決める7つの要因
 1)健康増進法による健康日本21運動の展開
 2)8020運動関連予算の効果
 3)8020推進財団の機能
 4)介護保険に対応した歯科保健・医療の確立
 5)自治体におけるフッ化物利用に関する動向
   水道水フッ化物添加(Fluoridation)、
   フッ化物洗口法(FMR)等
 6)厚生労働科学研究等の進展
   歯・口腔の機能と全身健康状態との関連、
   う蝕、歯周疾患等の新たな診断技術の開発等
 7)歯科保険の研究・研修に関する厚生労働省研究機関
   (国立保健医療科学院口腔保健部など)の機能等
2.フッ化物利用の動向と課題
 1)フッ化物洗口法
  (1)厚生労働省局長通知に至るまで
  (2)フッ化物洗口普及の課題
 2)フルオリデーション
  (1)厚生労働省の期待できる役割は何か
  (2)フルオリデーション普及の課題
3.国際貢献

NEWS(2007.2.27)
NHK 「ほっからんど北海道」に川原副会長出演

去る2月27日(火) 11時36〜56分にNHK「ほっからんど北海道」で放映された北海道歯科医師会の川原副会長と村上アナウンサーとの対談「フッ素でむし歯予防」の概要を皆様にご紹介します。

:NHK「ほっからんど北海道」・「フッ素でむし歯予防」で北海道歯科医師会と当会副会長の川原敏幸先生が村上アナと対談

アナ「多くの方が歯磨きをしているにもかかわらずむし歯にかかる人は減りません。むし歯にならない為のフッ素の利用について川原先生お聞きかせ下さい。」

川原「学童の8割が持っているむし歯を予防しょうとすると小さい時から予防をしつづけなければなりません。しかし、歯磨きや砂糖の摂取制限だけではむし歯が減らないということが分かってきています。利用の仕方によって効果に違いがありますが、むし歯を減らすにはフッ素を利用することが世界的に標準的な考え方なのです。」

アナ「ところでフッ素ってどのようなものなのですか。」

川原「何も特別なものではありません。水や海、土の中にも食べ物にもいっぱい含まれていまして、私たちの体の中にもあります。しかし、むし歯予防には足りません。」

アナ「そのフッ素が何故むし歯予防に効果的なのですか。」

川原「3つの作用がありまして、一つは、再石灰化を促進する(酸によって溶かされた歯の表面を修復する)、歯の質を強化し酸に溶かされにくくする、もう一つは、むし歯菌が酸を作るときに必要な酵素の作用を抑制することです。」

アナ「それではフッ素をどのように使っていけば良いのでしょうか。」

川原「フッ素入り歯磨剤など家庭で利用する方法。保育園、幼稚園や学校で実施するフッ化物洗口法など地域で利用する方法。フッ素塗布などの歯科医院や保健所などの専門機関で利用する方法の3つの方法があります。」

アナ「学童の8割がむし歯ということは小さい頃からのむし歯予防が必要なのですね。」

川原「永久歯対策として4歳から13歳までするフッ化物洗口法(うがい)は、毎日やる方法と週1回の方法があり、1分間のブクブクうがいで、50?60%むし歯が予防出来ます。家庭では継続が難しいので、登別市とか伊達市のように学校での集団実施が望ましいのです。」

アナ「確かに集団の施設でやってくれると忘れなくていいですね。」

川原「学校集団を利用することによって、むし歯を予防する意識が違う子供たち全員が恩恵を受け全員が救われる素晴らしい方法だと思います。」

アナ「フッ素塗布を歯科医院や保健所で塗ってもらえるのですか。」

川原「フッ素塗布は年間3から4回くらい塗ってもらえます。また、フッ素入り歯磨剤を使用した後は効果を洗い流さないためにすすぎうがいを2回位にしていただきたい。」

アナ「フッ素は、大人にも有効であるということですから、子供と一緒に私もフッ素でむし歯予防をしてみたいと思います。ありがとうございました。」

会員研修会(2006.9.30)
2006年9月30日平成18年度 第2回会員研修会
松本千明先生「健康に関する行動変容の考え方と現場への応用」

平成18年度第2回会員研修会が平成18年9月30日(土)北海道歯科医師会館にて、講師に松本千明先生をお迎えして「健康に関する行動変容の考え方と現場への応用」と題して行われました。

松本先生は札幌医大卒業後10年間内科医として臨床を経験したあと、生活習慣病、特に高血圧や糖尿病の患者さんがなかなか日常生活を改善することが出来ず、症状が悪化する症例を多く経験され心を痛めていたそうです。

どうやったら人は健康になろうとする行動をとりやすくなるのかを勉強すべく一念発起しアメリカ ミシガン大学で健康行動理論を学ばれてきました。

たくさんの理論の中から主に7つの理論を説明していただきました。
 1.健康信念モデル(ヘルス・ビリーフ・モデル)
 2.自己効力感(セルフ・エフィカシー)
 3.変化のステージモデル
 4.計画的行動理論
 5.ストレスとコーピング
 6.ソーシャルサポート(社会的支援)
 7.コントロール所在

7つの理論をまとめると人が「健康によい行動を行う」ためには
 1.そうすることが本当によいと思っていて 
 2.それをうまくやれる自信があって
 3.健康面ではこのままではまずいと思っていて 
 4.それをする上での妨げが少なく
 5.ストレスとうまく付き合っていて
 6.家族や友人からのサポートがあり 
 7.健康は自分の努力で決まると思う 

そんな時に人は健康になろうとする可能性が高くなるということです。

先生がこの理論を無理なく覚えて現場に応用するために考えられた

「よい自信、まずい妨げ、ストレスに、
             サポート受けて、努力のステージ」

このフレーズを基に具体的に中学生でむし歯の多い子を例にどのような働きかけが有効か詳細に解説して頂きました。会場からはたくさんの質問が寄せられ、活発な議論がなされました。

松本先生からはこの理論だけで簡単に人が変われるわけではないというお話がありましたが、健康行動に関して筋道を立てて考えられるようになった気がします。  (企画研修部 樋口俊夫)

講師略歴:
 平成元年   札幌医科大学医学部卒業
 平成元〜3年 札幌徳洲会病院勤務
 平成3〜8年 自治医科大学内分泌代謝科勤務
 平成8〜11年 徳田病院内科外来非常勤勤務
 平成11年  大阪府立看護大学医療技術短期大学臨床栄養学科卒業
 平成13年  ミシガン大学公衆衛生大学院健康行動健康教育科修士課程終了

現在はフリーにて、医療と保健の現場に健康行動理論とソーシャル・マーケッテングを紹介する講演を中心に活動中

著 書
● 保健スタッフのためのソーシャル・マーケッテングの基礎
● 医療・保健スタッフのための 健康行動理論の基礎
● 医療・保健スタッフのための 健康行動理論の実践編
● 当直医のための救急マニュアルー救急処置編
● GO-WENT-GONE?ミシガン見聞録

会員研修会(2006.6.17)
2006年6月17日平成18年度 第1回会員研修会 八若保孝教授

本年度第1回会員研修会が札幌市男女共同参画センター(札幌エルプラザ)にて北海道大学大学院歯学研究科口腔機能学講座小児・障害者歯科学教室の八若保孝教授を講師に迎え 「私の考える小児・障害者歯科臨床におけるう蝕予防」と題して開催されました。

この中で、八若先生は北海道大学病院歯科診療センターにおける小児歯科、障害者歯科外来における主訴・処置内容分析から、近年はう蝕予防処置や定期管理を希望される割合が増加していることに触れ、小児のみならず障害者においてもう蝕予防が重要であり、そのためにはフッ化物応用が必須であることを強調されました。

また、北海道大学で積極的に研究されているグラスアイオノマーセメントについても解説され、フッ素徐放性やフッ素リチャージ効果の利点からグラスアイオノイマーセメントがシーラント材や充填材として非常に有用であることを解説され、明日からの臨床からすぐに役立つ情報にとても勉強になりました。

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