ナチュラル&コンプレックス・ハーモニー
色相ごとに固有の異なる明度をもつという考え方は、自然界の原理に基づくものであり、色彩調和にとって重要な概念です。各色彩体系における色相環において、円周最上部の色相が黄色、最下部が青紫色という色相配置になっていますが、これはまさしく自然界の原理に基づく明度関係を示しています。PCCSにおいても、この自然界の原理を基本的な構成原理としてとらえており、この原理に基づく色彩調和の配色を「ナチュラル・ハーモニー」といいます。
ナチュラル・ハーモニーと反対に、黄に近い色相の色の明度を低く、青紫に近い色相の色の明度を高くする配色を「コンプレックス・ハーモニー」と呼びます。この配色は、自然の色の見え方に反しているので、あまり色相差が大きいと見慣れない配色になることが多く、違和感を感じることもあるため「不調和の調和配色」とも呼ばれます。逆にその効果を利用して斬新な配色を生み出すことも出来ます。
※コンプレックス・ハーモニーは、本来「隣接色相配色」や「類似色相配色」における配色ですが、それ以外の配色においても、暖色を暗く、寒色を明るくする配色を含むというように解釈される場合もあります。

ナチュラル・ハーモニー

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赤より黄にちかい緑に、ltgトーンより明度が高いpトーンを用いることで、ナチュラルハーモニーが成立します。

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赤より青紫にちかい赤紫に、ltgトーンより明度が低いgトーンを用いることで、ナチュラルハーモニーが成立します。



コンプレックス・ハーモニー

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赤より黄にちかい緑に、ltgトーンより明度が低いgトーンを用いることで、コンプレックスハーモニーが成立します。

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赤より青紫にちかい赤紫に、ltgトーンより明度が高いpトーンを用いることで、コンプレックスハーモニーが成立します。



その他の色彩調和の概念は、下のテキストリンクよりご覧下さい。
PCCSにおける調和配色
ナチュラル・ハーモニー
セパレーション
アクセントカラー
グラデーション

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参考文献「カラーコーディネーター入門/色彩 改訂版」日本色研事業部

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