木曽岬温泉 ゴールデンランド木曽岬温泉 (三重県)

温泉名 : 木曽岬(きそさき)温泉

500人は収容できると思われるステージ付きの休憩所。当日は2人が持ち込みの昼食を取っていた。

温泉は高所から落されている。

加水可能な円形の小さな風呂。

600円取って、シャンプー類が置いて無いのも珍しい。

前方は20cm程度と浅く、枕が置かれていて寝湯として使える。黒い湯の華が舞う温泉は、僅かに黄色みがかっていて、かなりのしっとり感があった。 


三重県北中部の温泉と言えば鈴鹿山脈中の湯の山温泉が最大、その他に榊原温泉や長島温泉などが知られている。

鈴鹿山脈東側の伊勢湾臨海の四日市市周辺から長嶋温泉にかけて、掘削動力汲み上げによる湯量豊富な温泉を利用した日帰り施設が点在しており、源泉掛け流しの所も多い。
(これと似たような土地が山梨県の甲府盆地で、源泉掛け流しを含む数多くの日帰り温泉施設がある。)

ここ木曽岬温泉もその一つで、木曽川を渡って愛知県側とも言うべき海抜0m地帯の田園地帯に所在する。

近くに長島温泉スパーランドの巨大なジェットコースターが見え、遠くには残雪が白く輝く鈴鹿山脈の御在所岳をはじめとする山並みが連なっていた。

この日、同じかけ流しで近くにある長島温泉の日帰り施設とどちらにするか迷っている最中に、車の流れに乗って木曽川を渡ってしまったので、そのまま木曽岬温泉に立ち寄ることとなった。

風呂の温度は43℃くらいでやや高め(位置によって変わる)、僅かに黄色がかった単純温泉だが、pH8.4のアルカリ性のためだろうか、かなりのヌルヌル感があり、黒い湯の華が一面に漂っていた。

浴室の右側には円形の小さな浴槽があり、ここには青いホースが引かれていたので、自由に加水できるのだろう。実際に入浴したが、40℃程度で自分には適温だった。

これ以外に、伊勢二見浦の黒砂利を敷き詰めという砂利風呂が一番奥にあり、10人位は寝ながら体をじっくりと温めることが出来る。
しかし、出てきた汗がそこに溜まっているように思えて、試してみる気持にはならなかった。

入浴料金は大人600円 小人(小学生~乳児)300円で、営業時間は午前10時~午後8時まで(最終入場は午後7時)、定休日は毎週水曜日(祝日は営業)となっている。

尚、温泉はペットボトルに入れて無料で持ち帰れる。

施設名 : ゴールデンランド木曽岬温泉 (入浴日:2011.3.3) 

湯気がひどく風呂全貌の写真は撮れなかった。

今回の上京の中継地点は静岡県の焼津温泉(追って掲載)で走行距離が300kmほど、時間的余裕があるのでかねてから行きたかった三重県・愛知県の県境にあるゴールデン木曽岬温泉に立ち寄った。温泉マニアが泣いて喜ぶ昭和40年代のレトロな施設・雰囲気、そして黄色味を帯びた温泉が加水・加温無しのかけ流しで大きな内湯に注がれていた。

所在地 : 桑名郡木曽岬(きそさき)町 

桑名郡唯一の町、木曽岬町は三重県の北東端に位置し、木曽川・揖斐川・長良川の所謂木曽三川(きそさんせん)の河口部に位置する。

この地帯はかっては海だったが、洪水の度に流れ出す土砂が積み重なって平野となったデルタ地帯だ。

そのため、町域のほとんどが海抜0m以下となっており、1959年の伊勢湾台風で町民の約1割が犠牲になっている。

気候は概ね温暖で、夏は南からの風で多湿、冬は鈴鹿・伊吹山脈の季節風で寒気が増すこともある。

町の東は陸続きで愛知県弥富市に、西は木曽川を隔てて三重県桑名市に接し、南は伊勢湾に面している。
この地形上から生活圏は弥富市と一体化しており、越境合併を求める声が強いが、三重県の合意が得られず一郡一町のままになっている。

住 所 三重県桑名郡木曽岬町大字源緑
電 話 0567-68-1131
交通機関 東名阪自動車道長島ICから約5km
近鉄名古屋線桑名駅から無料送迎バスで15分
施 設(日帰り) 食事処・無料休憩所・売店・駐車場(150台)
宿 泊 不可
泉 質 単純温泉(泉温48.5℃ 湧出量886リットル/分 pH8・4)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 午前10時~午後8時(午後7時までに入館)
定休日 毎週水曜日(祝日の場合は営業)
入浴料金 大人600円 小人(乳児~小学生)300円
入浴施設 男女別内風呂 貸切内風呂7 砂利風呂・サウナ
浴室備品 シャンプー類無し、ロッカー有料100円 
観光スポット 鍋田川堤桜並木長島スパーランド、なばなの里、木曽三川公園、名古屋城他市内観光スポット、名古屋アンパンマンミュージアム&パーク、鈴鹿国定公園(御在所岳)
お土産・食事 館内で食事可、国道23号線沿いに食事処多数
近くの温泉 鍋田川温泉(天然温泉なべた川)・長島温泉(湯あみの島・クアハウス長島・なばなの里 里の湯・オートレストラン長島)・桑名天然温泉元気村・湯の山温泉・片岡温泉・鈴鹿サーキット温泉・並木温泉(天然温泉ジャブ)等
木曽岬町HP

http://www.town.kisosaki.lg.jp/

雑記帳
ここの源泉温度が50℃近く、温泉法に定める25℃以上なので温泉成分の有無・多寡に拘わらず無条件で温泉となる。
ここのパンフレットでは「総成分532ミリグラムの日本最高成分のアルカリ性単純温泉」とある。
温泉に含まれる所定の物質が所定の量を超えていれば、あるいは溶存物質が1kg中に1000mgを超えていれば温泉となるが、ここは532mgと所定の半分しかない。
加えて全国の単純温泉の溶存物質の量と比較するのはとても不可能だから、この誇大宣伝文句には笑えた。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)

遠方からも分かる大きな看板のゴールデンランド木曽岬温泉。木曽川堤防内側の田園地帯にある。

「ゴールデンランド」と言う、野暮ったい、いかにも高度成長期に建設された大衆娯楽施設をイメージさせる名称は、反面、温泉マニアにはある種の期待感を抱かせる。

その期待を裏切らない50年前にイムスリップしたようなレトロな施設だったが、清潔感を要求する方とか潔癖症の方にはお薦めしない方が良いだろう。


施設は外観も館内も古ぼけているが、どこもかしこ広くて、かっては日に1000人が温泉や娯楽を求めてやって来ていたのではと想像するほどの空間がある。

今は使いきれなくなっているスペーには古びた家具や調度が雑然と置かれたり、幼稚園の運動会が出来るほどの未使用の空間があちこちにあり、寂れた雰囲気を醸し出している。


週末・休日の館内はもう少し賑わうのだろうが、
昔の夢は今何処、ある意味、滅びの美と言えるかもしれない。

町域の大部分が海抜0m以下だ。

広い、と言うよりガランとした受付付近。

いらっしゃいませ のアーチだけは真新しい。かけ流し・源泉62度(現在は50℃弱)・天然温泉の文字も。

古びた椅子やベンチが置かれた湯上がり処。

男湯入口などあちこちに、名も知らぬドサ回りのポスターがべたべたと。

左・上とも脱衣場でとにかく広い。ロッカーだけで300人分はあるだろう。

浴室もやたらと広く、ここも古びた体育館に風呂を設置した様な趣だ。

主浴槽は15mX15mくらい、そのうちの半分は深さが20cm位しかなく、寝湯や半身浴用だろうが、それ意外に幼児が遊ぶことも出来る。ここでトド状に30人ほどが寝転がったらさぞかし壮観だろう。

その先に普通の深さの浴槽が続き、50人以上が一度に浸かれる規模だ。

温泉は昭和41年3月に、掘削深度1650mで湯脈にぶつかり、湯温が62℃(最近の温度は48.5℃)の高温泉、1分間に900リトルの豊富な温泉を汲み上げることに成功した。
この温泉を石を高さ3mほど積み上げた壁に置かれた湯筒から落している。
これは高温泉を加水無しで注入するための工夫だろうか。