かっては、「鳥も通わぬ地獄谷」と呼ばれてきた沢渡(さわんど)だが、江戸時代に入ると、幕府の御用林だった上高地の木材を筏で流す拠点となった。
年間200万人の観光客が訪れる日本随一の山岳景勝地・上高地は昭和50年からマイカー規制が始まり、間もなく通年規制となった。
その上高地へ行くためのバスターミナルとして、またマイカーを置くための大きな駐車場が設けられたのが沢渡だ。
さわんど温泉は開湯して間もない新しい温泉である。
平成10年、国道158号線の安房トンネル掘削に伴い湧出した高温の温泉を7km先から引き湯して誕生した。
本来は「沢渡温泉」だが、群馬県に同名の沢渡(さわたり)温泉があるため、平仮名にしたと推測される。
上高地への観光拠点として便利なので、現在、現在5軒の旅館・ホテルと日帰り入浴施設3軒の温泉地にまで発展している。
沢渡付近の国道158号線。次々と通過する狭くて暗いトンネルは運転に十分注意が必要だ。
さわんど温泉は、平成10年、国道158号線の安房トンネル掘削に伴い湧出した高温の温泉を7km先から引き湯して誕生した新しい温泉だ。旅館5軒とともに日帰り温泉施設が3軒あり、その一つ梓湖畔の湯は梓川の渓谷に迫り出すようにした建ち、内風呂・露天風呂ともにかけ流しだ。
施設名 : 梓(あずさ)湖畔の湯 (入浴日:2010.10,1)
松本市の西方に位置する安曇は岐阜県に接し、槍ヶ岳・穂高岳・乗鞍岳などの3,000m級の山岳地帯から標高660m〜1、500mの乗鞍高原に及んでいる。
もともとは安曇村で、日本を代表する山岳観光地である上高地や乗鞍高原の他に、白骨・乗鞍高原・坂巻・中の湯等の温泉群を村域に有していたが、2005年4月、松本市に吸収された。
この一帯が含まれる中部山岳国立公園は、新潟県、富山県、長野県及び岐阜県の4県にまたがり、日本を代表する山岳公園である。
北は立山・剣岳の立山連峰、白馬岳の後立山連峰から、南は槍・穂高連峰、乗鞍岳に至り、3000m級の名峰が連なる北アルプスと呼ばれる地域である。
周辺の道路は、北アルプス山岳地帯の中腹を縫うようにして走っている。しかし、火山地帯のために地質がもろく、幹線の国道158号線も、度々土砂崩れを引き起こしている。
上高地・河童橋から穂高連峰を仰ぐ。
松本市から岐阜県高山市を繋ぐ国道168号線沿い、沢渡大橋たもとにある日帰り温泉施設である。
因みにさわんど温泉は、上高地(穂高連峰等)・乗鞍高原(乗鞍岳)と一般車両の乗り入れ禁止になっている山岳観光地を周辺に控え、これらの観光玄関口として、バスターミナルと2000台の駐車場を擁している。
梓湖畔の湯は館名が示す通り、梓川の渓谷に迫り出すように建っているので、風呂からの景観は素晴らしく、これは他の2ヶ所の日帰り施設では味わえない。
入浴料金は大人700円、営業時間は午前10時〜午後6時までで定休日は毎週火曜日だが、他の営業時間帯で無休というデータもあるので、念のため事前に電話で確認ください。
駐車場は大きな有料駐車場の一角にあり、どこまでが有料か無料か判然しない。当日は、誘導している係員に「梓湖畔の湯で入浴」と告げたら無料の駐車場所に誘導された。
5〜6人が入れる掛け流しの内湯、前方に露天風呂。泉質は無色透明な単純泉で、高温のため加水している。
露天風呂からは梓川の渓谷を見渡せて開放感抜群。
内湯からも渓谷を見下ろせる。湯温は41℃くらいで適温だった。細かな湯の華が舞っていた。
駐車場にある大きな看板には「大展望露天風呂」とあった。
建物正面、右手に無料の休憩所がある。
データ (変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。)
昼食は国道を挟んで反対側にある食事処「しもまき」で蕎麦を食べた。ここでも入浴が出来る。