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          第51号 「夏休み編3 語彙増強とイタリアの爪楊枝」  

 

                     2010年7月24日(土)


------今号の目次-------------------------------------------------------------------------

1.語構成を学んで、語彙増強 〜動詞と名詞から生まれた名詞(3)

2.イタリアの爪楊枝

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1.語構成を学んで、語彙増強 〜動詞と名詞から生まれた名詞(3)

 

 語構成から、単語の意味を推理して学習するシリーズの第3回目、最終回です。

 次の名詞の意味がお分かりですか。

8. lavapiatti (m, f)     9. lavastoviglie (f)     10. stuzzicadenti (m)

 例によって、「動詞+名詞」という構成をしていて、動詞の部分については、不定詞から語末の-reが脱落しています。たとえば8では、動詞lavareの-reが脱落し、lavaとなっています。

 では、ヒントとして、単語内に見える語彙の意味をご紹介します。

8. lavapiatti (m, f)   ⇒ piatti(piatto「皿」の複数形)をlavare「洗う」人。

9. lavastoviglie (f)   ⇒ stoviglie「食器」(複数形)をlavare「洗う」もの。

10. stuzzicadenti (m)    ⇒ denti(dente「歯」の複数形)をstuzzicare「つつく」もの。

 お分かりですか。8と9は、すぐお分かりになったのではないかと思います。

 

 では、答え合わせをしましょう。

 

8. lavapiatti (m, f) (ホテル、レストランなどで)食器洗いの仕事をする人、皿洗い

9. lavastoviglie (f)  食器洗浄機

10. stuzzicadenti (m) 爪楊枝

 

 lavapiattiは女性名詞として、「食器洗浄機」を意味することもあると、和伊辞典にも伊伊辞典にもあります。

 stuzzicadentiが「爪楊枝」だとお分かりになりましたか。

 

2.イタリアの爪楊枝

 

 ちなみに、イタリアではつまようじは両端が尖っており、どういうわけか、商標名に日本語を使ったものが、よくあります。

 レストランなどに、1本の爪楊枝が小さい紙包みに入っているのですが、その包みに印刷されている商標名の大半が日本語です。

 SAMURAI、KIMONO、Karate、BON SAI、sayonaraなどなど……

 SAMURAIという爪楊枝には、刀を2本佩いた武者の絵が印刷されていて、先端の尖った爪楊枝を刀になぞらえたと考えられないこともないのですが、「盆栽」や「着物」といった他の言葉の場合、言葉自体には「爪楊枝」との関連性がありませんので、どうもイタリアでは、「爪楊枝と言えば日本」という連想が働くのだと思います。

 ほとんどの爪楊枝は両先が尖っているので、日本のものとはつくりが違うとは言え……

 最近こんなふうに書かれた包みも見つけました。

 

 SAMURAI il Carezzadenti 「サムライ、歯を愛撫する(carezzare)道具」

 stuzzicadenti「爪楊枝」という単語のstuzzica(re)「つつく」という動詞にあたる部分を、carezza(re)「愛撫する、優しく触れる」と置き換えているところが、しゃれています。

 最近は、何も言葉が書かれていない白い包み、あるいは単に「爪楊枝」(stuzzicadenti)と書かれた包みも、たまに見かけるようになりました。

 次のブログの記事では、以上様々な爪楊枝の紙包みの写真をご紹介しています。興味があれば、ぜひご覧ください。

  「なぜか和名の爪楊枝」         http://cuoreverde.exblog.jp/14157341/  

 次の記事では、ペルージャで生クリーム(panna)のおいしい店をご紹介しています。

  「生クリームならお任せ」(7月7日) http://cuoreverde.exblog.jp/14142079/

 コーヒーやイチゴなど、とにかく生クリームの入った(con panna)メニューが目白押しの店です。メニューの一覧がありますので、初級の方は商品名を辞書で調べて、イタリア語の学習をすることもできますよ。

 花のお好きな方は、次の記事もどうぞ。

  「花とツグミおどし」(7月5日)   http://cuoreverde.exblog.jp/14127744/  

  「アジサイの花咲く湖畔」(7月8日) http://cuoreverde.exblog.jp/14150798/

 次回からは、通常通りのメルマガ発行に戻ります。夏休み編やいつものメルマガの形式について、何かご意見・ご感想があればお知らせください。  では、また。充実した夏をお過ごしくださいませ。 

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(HPでは、アポストロフィで代用せずに、イタリア語のアクセント記号つきの母音をそのまま使って表記しています。)

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発行者      石井直子

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