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 おすすめのイタリア映画

 イタリア映画というと、『自転車泥棒』などのneorealismoの名作のファンも多いと思いますが、ここではイタリア語の学習や現代のイタリアの文化を知るのに役立つ、比較的新しいイタリアの映画の中から、「これは」と思われるものをご紹介します。それぞれの映画の内容のついては、また折を見て、メルマガの中で、またサイトの中でも詳細をお知らせするつもりでいます。

 最初の2作は誰もが知っている名作ではあるのですが、あえてここでご紹介するのは、若い人には知られていない可能性があることと、また評価が高かったために、日本でも安い値段でDVDが入手できる数少ないイタリア映画だからです。外に私がいいなと思う作品は、「日本では上映されていない、DVDが販売されていない」か、万一されていても、「値段が非常に高くて手が届きにくい」のです。

 映画に魅かれてやまない少年トトの成長の物語が、戦後のシチリアを背景に、繰り広げられます。映画上映に携わる職人アルフレードと少年の交流が温かく描かれ、主人公の恋物語やその外の時代を映し出すさまざまなエピソードが、美しい音楽を背景に語られています。音楽を担当したのは、いわゆるマカロニ・ウェスタンや『海の上のピアニスト』などの音楽を手がけて多数の賞を受賞したエンニオ・モリコーネです。このDVDでは、イタリア語・日本語の両方で視聴できる上に、字幕もどちらでも見られるようですので、気になる場面を何度も聞き、見て学習すれば、名画を見て、感動できる上に、いいイタリア語の勉強もできて、一石二鳥です。教会や映画の当時のイタリアにおける役割や位置なども分かって、イタリアの文化を知るにもおすすめです。

     

 もし小学校や中学校の学校の先生方がいらっしゃれば、ぜひ生徒に見せていただきたいなと思う一作です。イタリア語の原題はLa vita ??bella -「人生はすばらしい」。何もかもうまく言っているときに、こういうのは簡単ですが、この映画が感動的なのは、父親である主人公が悲惨極まりない究極の状況に陥ってもなおかつユーモアを忘れず、そして自分自身のつらさにとらわれずに、幼い息子に夢と希望を与えようとしつづけるところ、「人生はすばらしい」のだと語り続けるところです。幸せな結婚生活を送っていた主人公が、第二次世界大戦中、ユダヤ人として強制収容所に息子とともに送られて…と物語が、ハッピーエンドの恋物語から急に暗転します。最初の方ではトスカーナののどかなArezzoの町の様子が、また半ばでは戦時中のユダヤ人収容までの世相の移り変わりが映し出されます。主人公と医者の間のなぞなぞのやりとりなど、イタリア語を楽しく学べるユーモラスな場面もいくつかあります。

      

 まさか日本でも販売されているとは思わず、ためしに検索したら見つかったので、うれしくなりました。イタリア語の原題はFinestra di fronteです。Giovanna Mezzanotte演じる主人公は子育てや興味のない仕事に追われる毎日を送っていましたが、そんな毎日の中で唯一の慰めとしていたのが、向かい窓(Finestra di fronte)に見える若い魅力的な男性を覗き見すること。物語はやがて、彼女とその若い男性との出会い、そして謎めいた老人の登場とその老人の正体、といった具合に思いがけない展開をたどります。映画の中には、無数のおいしそうなケーキがテーブルを埋め尽くす場面もあって、私にはそんなシーンも好きでうれしくなったのですが、とにかく、話の運びが巧みで、息をつかさぬものである上に、主人公や彼女を取り囲む人々の心の動きが細やかに温かく描かれていて、いい映画だと思います。家族の間、初めて会ったとき交わす会話がどんなものであるかを学ぶことができ、また最後の場面は主人公の独白の形式をとっているため、いい聞き取りの勉強にもなります。それから、映画の最後で流れるGiorgiaの歌も、美しい上に奥が深く、映画の筋とも密接に絡んでいていて、何度聴いても飽きがきません。次は、イタリア語の新聞La Repubblicaの映画の概要を述べたページへのリンクです。

 メルマガ第28号では、この映画の一場面を取り上げ、聞き取り練習やよく使われる表現の学習ができるように説明しています。興味の??nbsp;る方は、ぜひお読みください。

http://trovacinema.repubblica.it/film/La-finestra-di-fronte/122705

(上記のページのScheda filmの下のGuarda il trailerをクリックすれば、この映画の予告編もご覧になれます。)

     

 トスカーナの美しい風景を背景に繰り広げられるラブ・コメディーです。監督で主役を演じているLeonardo Pieraccioniには、話が見えすぎ、お決まりの…というラブ・コメディも多いのですが、この作品と、それからイタリアで数年前に公開されたLa Febbreは、話の展開も興味深く、登場人物も一風変わった癖の??nbsp;る人物がでてきたりして、最後まで楽しんで見ることができました。 

 

 

息子の部屋 [DVD]

価格:¥ 1,450- ¥2,625 (定価:¥ 2,625)

 

 突然事故で息子を失った家族の悲しみと心の葛藤が細やかに描かれた名作です。監督のNanni Morettiは俳優でもあり、この映画でも主人公を演じています。ベルルスコーニ首相を風刺したといわれるCaimanoなど政治色の強い作品も手がけている人で、イタリアでは2008年に公開された作品Caos Calmoでは、突然妻を亡くした夫を演じています。2001年度カンヌ国際映画祭で、最優秀作品賞を受賞した作品です。

 

 

ベニスで恋して [DVD]

価格:¥ 17,800(定価:¥ 4,935)

 

 観光バスに乗り遅れた主婦がそれを機にかねて憧れの地であったベネチアに足を運び、そこで新しい人生の一歩を踏み出すという楽しいコメディーで、旅行や家庭内で使われる簡単な会話を学ぶにも、またベネチアの街の普通は旅行者が足を運ばないような、けれど美しい場所を知るためにもおすすめの一作です。メルマガの第4号でもこの映画に触れていますので、興味がおありでしたら、お読みください。

 

 

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