まんぼう3


 さて…前回はどこまで話したっけ?あぁ…まんぼうが俺の家に居つき、妹の学校の人気者に

なったって話までしたよなぁ。あり得ない事なんだけど…

 俺の名前をもう一度言っておく。俺は深海悠太。高校1年。妹は聡美…小学4年生。

俺の家は片親で、母親がパートしながら国からの援助も受けて生活している。言わば母子家庭って奴。

v 親父は5年ほど前に、交通事故に巻き込まれて死んじまった…突然の親父の死…それを乗り越えるには、

実はかなりの年数が必要だった。最近やっとその生活にも慣れてきた所だ。そこにあのまんぼう…

なぜか海にいるはずの生き物が、平気の平左で俺達の世界で暮らしている。ここ陸上なんだぜ?

そしてあろうことか人の言葉を喋りやがるときた。もう普通じゃないね!妖怪かもののけの類と同じだ。

そのまんぼうだが…どうやらただの「化け物」ではないらしい…という事が最近解った。

たまに親父の部屋に入り、何か物懐かしげな顔をしている時がある。まんぼうだから表情は解らないが…

「お前…たまにここに来るけど、一体何しているんだ?」

 親父の部屋にいるまんぼうに、俺は問いただしてみた。そしたら…

「い、いえ…ここに部屋があったからつい…すみません、今出ますから…」

 …なんなんだろうな?別に親父の部屋に居るのは悪くはないんだわ。どうせ空き部屋なんだし。

まだ俺の部屋で死んだように横たわっているよりは、なんぼかマシなんだけど。

あ、それと一部の「設定」の変更があるらしい。これは俺に責任はないからな!

俺と妹の学校は一区画離れてはいるが、運動場のフェンス越しに妹の学校が丸見え…だという事。

こうでもしなきゃ、妹にストーリーテラーを頼まなきゃならないんだと!言っとくけど俺には責任ないからな!

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