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 なな山の植物 

なな山では、ホームページで紹介しきれないたくさんの植物が観察されます。
そんな植物をより身近に感じ、そして見ていただくために、『なな山の植物』
シリーズを続々と発行しています。ご興味のある方は、お知らせください。
なお、どのシリーズも多摩市のグリーンライブセンターでも頒布しております。
     
『なな山の植物』リニュアルしました!4枚シリーズです
@『なな山の草花1〜5月』
A『なな山の草花6〜12月』
B『なな山の樹木1〜12月』
C『なな山の実1〜12月』
各1部¥100(植物養生・保護、印刷代として)。

3〜5月植物観察



シュンラン(春蘭)/ラン科


コブシ(辛夷)/モクレン科


タチツボスミレ(立壺菫)/スミレ科


アセビ(馬酔木)/ツツジ科
別名の「ホクロ」は唇弁の斑点をほくろに見立てたものです。花を塩漬けにしたものを蘭茶にします。(中の谷奥) 普通「辛夷」と書きますが、これは中国の別の植物の名前を間違えて使ったものとのことです。葉が出る前に咲く花は春の到来を告げます。(西の山奥) 普通、花は淡紫色をしていますが、場所により紫が濃かったり薄かったりします。花柄に毛がなく、根生葉はハート形をしています。(中の谷奥) 有毒植物で、葉を煎じて菜園の殺虫剤に用います。馬が葉を食べると苦しむと 言われています。奈良公園ではシカが食べなかったためにアセビだけが残ったそうです。(西の山中央)


カキドオシ(垣通し)/シソ科


カラスノエンドウ(烏野豌豆)/マメ科


ジシバリ(地縛り)/キク科


シラユキゲシ(白雪芥子)/ケシ科
花の後、つるが垣根を通り抜けるほど旺盛なことからの命名です。子供の癇を抑える薬にするので、別名カントリソウといいます。(中の谷奥) 豆果が黒く熟することからカラスに見立てたもので、別名はヤハズノエンドウです。小型のものはスズメノエンドウ。(西斜面) 細長い茎が地面をしばるように這うことからの命名です。少しでも土があれば岩の上にも生えるので別名は「イワニガナ/岩苦菜」です。(西斜面) 樹林の下に咲く4弁の白い清楚な花からの命名と思われます。英名はスノーポピー。原産地は中国東部です。(広場入口)


ハンショウヅル(半鐘蔓)/キンポウゲ科


サワフタギ(沢蓋木)/ハイノキ科


ウグイスカグラ(鶯神楽)/ウグイスカグラ科


ワニグチソウ(鰐口草)/ユリ科
下向きに咲く花の形が半鐘を連想させることからの命名です。紅紫色の花弁のように見えるのはがくで、花弁はありません。 (西の山の東斜面) 命名は沢を覆ってしまうよう茂ることによります。別名の「ニシゴリ」は錦織木の意味で、木灰を紫根染の媒染剤としたことによるそうです。(中の山西斜面奥) 若葉のへりは紅紫色をおびています。
実は甘酢っぱく食べられます。3月に花をつけました。「ウグイスカグラ」の「カグラ」について定説はありませんが、「狩り座」がなまったもので、ウグイスなどの小鳥を捕らえる場所ではないかとも言われています。(西の山南斜面)
2個の花を覆っているのは苞です。その形が鰐口に似ていることからの命名です。「鰐口」とは、寺社、仏堂正面の軒下に吊るされ、編んだ布で参詣者が打ち鳴らす金鼓のことです。(中の谷奥)


ヤマツツジ(山躑躅)/ツツジ科


コバノタツナミ(小葉の立浪)/シソ科


キンラン/金蘭(ラン科)


ササバギンラン/笹葉銀蘭(ラン科)
野生のツツジです。花の色が紅紫色のものはムラサキヤマツツジ、白色のものはシロヤマツツジなど、多くの品種があります。(西の山山頂) 別名は「ビロードタツナミ」です。葉に短毛が生え、ビロードのように見えることによります。(西の谷)
4月から5月にかけて開花します。花は半開きで完全に開かない姿が可憐です。絶滅危惧種の植物です。菌類と共生しているので、採取しても育てるのは不可能です。(西の山一帯)
キンランに似ていて花が白いのを銀と見、また葉が笹に似て長いのでササバギンランの命名となりました。清楚な姿が好ましい花です。この植物も菌類と共生しているので栽培は不可能です。(西の山)
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6〜8月植物観察



イチヤクソウ(一薬草)/イチヤクソウ科


コウゾ(楮)/クワ科


ヤブレガサ(破れ傘)/キク科


ヒメヒオウギズイセン
ひとつの薬草で多くの病気に効くことから、「一薬草」と呼ばれています。生薬名は鹿蹄草(ろくていそう)。クヌギの木の根元に生える半寄生植物です。菌類 と共生して栄養をとるので、ナラタケの菌糸が多く蔓延しているブナ科のクヌギ・アベマキ等の根元で発生しやすいのです。寄生植物は持ち帰っても育ちませ ん。(西の山東斜面) コウゾの実です。コウゾはヒメコウゾとカジノキの雑種と考えられています。樹皮が非常に強いので、和紙の原料になります。雌雄同株ですが、雄花序は枝の基部に腋生し、雌花序は球形で上部の葉腋につき、長い糸状の花柱が周りに伸びています。(中和田通り沿い) 4月に芽を出した時は、名前のように破れ傘の姿をしていましたが、今月開花し、すでにその面影はありません。根茎を日干しにし、煎じて服用すると風邪に効くといわれています。
(西の山頂上)
明治時代にヨーロッパから渡来した園芸種が野生化し、日本各地に広がったものです。ヒオウギズイセンとヒメショウブの交配種です。
(中の谷入口)


ヤマユリ(山百合)/ユリ科


オオバギボウシ(大葉擬宝珠)/ユリ科


ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)/ヤマゴボウ科


トウネズミモチ(唐鼠黐)/モクセイ科
日本の固有種です。他のユリとともにシーボルトによりヨーロッパに送られ、さまざまな園芸種のもとになりました。大きな花が風に揺れる姿から「ユリ」と呼ばれるようになったとのこと。強い芳香があたりに漂います。(西の山一帯) 若葉はウルイと呼ばれ、食用になります。春、冬眠から覚めたクマの餌にもなっているそうです。雪の多い地域での冬春作物のひとつとしてハウスで促成栽培されています。(西の山南斜面) 北アメリカ原産で、明治初期に渡来したものです。実は熟すと黒紫色になり、赤紫色の汁が出るので、アメリカでは「インクベリー」と呼ばれています。(中の谷奥) 中国原産で明治初期に渡来しました。葉はネズミモチより大きく、先が尖っています。また葉を陽にかざすと葉脈が透けて見えます。(中の谷入口)


チジミザサ(縮み笹)/イネ科


シオデ(牛尾菜)/ユリ科


ネジバナ(捩花)/ラン科


シラヤマギク(白山菊)/キク科
ササに似ていて、ふちが縮れていることによる命名です。中央にあるのが花で、短毛に粘りがあり、実は衣服などに付いて運ばれます。(西の山西斜面) アイヌの方言「シュウオンテ」からきた名前といわれています。若芽は食用でアスパラガスの味に似ているようです。実は黒く熟します。(中の谷中央) 花序がねじれていることによる命名です。別名を「モジズリ」といいます。ねじれ方は一定せず、右巻き、左巻きの両方があります。(西斜面) 若苗は「ヨメナ」に対して「ムコナ」と呼ばれ、食用にすることがあります。舌状花が少ないのが特徴です。
(西の山一帯)
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9月〜11月植物観察と紅葉



クサギ(臭木)/クマツヅラ科


ホオノキ(朴の木)/モクレン科


ヤマコウバシ(山香し)/クスノキ科


ショウキラン(鐘馗蘭)/ヒガンバナ科
花後、がくは濃紅色になり、星状に開き、中央に藍色の実をつけます。名前の由来は、若い葉に強い臭気があることによります。(中の谷奥) 葉と花は日本の樹木の中では最も大きいそうです。袋果の中には1pほどの赤色の実が2個入っています。それが集まって15pほどの大きな実になっています。(中の谷奥) 葉をちぎると、よい香りがすることが名前の由来です。昔は若葉を乾燥させ、非常食としたようです。(中の谷入口) 開花時期と、開花期に葉がない点はヒガンバナに似ています。同じ名前の植物がラン科にあるので注意しましょう。(中の谷奥)


ゴンズイ/ミツバウツギ科
果肉は肉質で、熟すと開き、光沢のある黒い種子が1〜2個出てきます。材がもろく役に立たないことから、役に立たない魚の「ゴンズイ」の名が付けられたという説があります。
(西の山奥)
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紅葉鑑賞



ヤマコウバシ


コナラ


イロハモミジ


ネジキ


イヌシデ


オオバギボウシ


エビヅル


ヤマグワ


カマツカ


ヤマザクラ


オカトラノオ


ムクロジ


クヌギ


ガマズミ
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12〜1月植物観察



ビワ(枇杷)/バラ科


センリョウ(千両)/センリョウ科


キッコウハグマ(亀甲白熊)/キク科


トウネズミモチ(唐鼠黐)/モクセイ科
「びわ」は楽器の「琵琶」から名づけられたと記されていますが、植物名の方が先のように思われます。花の周りや花柄は淡褐色の毛で密におおわれています。
(中の谷奥)
「千両」は「万両」に対する命名です。マンリョウはヤブコウジ科です。センリョウは上向きに実を付け、マンリョウは下向きに付けます。(東の山) 写真は咲殻ですが、葉が亀甲状をしていることからの命名です。閉鎖花をつけることがあります。他の属ですが、なな山にはカシワバハグマがあります。(西の谷) 6月頃に香りのよい白い花を咲かせます。ネズミモチとの違いは、葉を光にかざすと葉脈がはっきりと見えることです。.(中の谷入口)


カラタチバナ(唐橘)/ヤブコウジ科


リンドウ(竜胆)・リンドウ科


ヤブムラサキ(藪紫)/クマツヅラ科


ヒイラギ(柊)/モクセイ科
万両」に対して「百両」と呼ばれています。マンリョウと比べると、葉は細長く、鋸歯が少なく、先がとがっています。(西の山) リンドウの名前は、薬用とする根の苦さを竜の胆(きも)に例えたもののようです。センブリなどリンドウ科の植物には健胃効果をもったものが多くみられます。
(西の山南斜面)
ムラサキシキブと比べると、全体に毛が多く、特に葉の裏やがくに密生しています。実ははムラサキシキブより数が少ないのですが、大きいのが特徴です。(西の山) ヒイラギは古くは「疼木」で、ひいらぐ(痛む)と読み、葉の刺に触れると疼痛をおこすことに由来します。モクセイ科の植物には高い香りがあるように、この花も香りがあります。(広場の脇)


ムラサキシキブ(紫式部)/クマツヅラ科
江戸時代初期には「実むらさき」 「玉むらさき」 「山むらさき」などと呼ばれていたとのことで、『源氏物語』にゆかりはないとのことです。(西の山)
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冬芽

冬は落葉樹が眠っている季節です。しかし、来るべき春に備えてエネルギーを備えているのです。そんな冬芽の表情は個性的で実に豊かです。


アカメガシワ


アオハダ


ゴンズイ


キブシ


マルバアオダモ


ウグイスカグラ


ヤマグワ


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