成城


塾対象説明会 2007年9月12日

成城中学校に向かうには、飯田橋で大江戸線に乗り換えなければなりません。慣れればどうということはないのでしょうが、目もくらむような長いエスカレーターや階段をおりなければならない大江戸線の大深度のホームに向かう時は、いつもなんとなく緊張します(^^;

今年は牛込神楽坂でまちがえて降りることもなく、無事に牛込柳町で下車しました。ありがたいことに地上に出たところで看板を持った成城の先生が立ってらっしゃいます。迷わず成城の方へ向かうことができました。

大雨が降っていましたが、駅から成城までの道のりはほんのわずかです。近づくにつれ、体育館からホイッスルの音やかけ声が聞こえてきます。正門にも案内の先生がひとり立ってらっしゃいました。2年前と同様、校内に入ってすぐの階段を降りたところにある小講堂が説明会の会場でした。

大雨のせいか、会場はかなり空席が目立ちます。10時30分のチャイムが鳴り終わった予定時刻ぴったりに、きびきびとした感じで説明会が開始されたのは、きちんとしているなあと感じて好感がもてました。

初めに、校長先生より本校の教育方針と学校生活についてのご説明がありました。本校は、生徒の100パーセントが大学進学を目指しています。そのため、進学校としての位置付けでカリキュラムが組まれています。今年の中3のみ入学者数が多く、1クラス45名ですが、基本的には1クラス40名を目指しているそうです。

現在、文部科学省による「ゆとり教育」の見直しが進められていますが、本校では「授業時間を減らしたら、ゆとりができない」という方針であるそうです。そのため、土曜日も授業を行なっています。

ここでステージ上のスクリーンに、中学校教育課程の、標準的な授業時間と成城中の授業時間の比較の表が映し出されました。主要科目を見てみると、国語については、標準が週あたり10時間(3年間)であるのに対し、成城中は16時間、数学は9時間に対し16時間、英語は9時間に対し、倍の18時間となっています。

本校は、他の多くの中高一貫の進学校と同様、高校2年までに6年間の教育内容を終える先取り授業を行なっています。ですが、公立中と比較して、2倍の進度というわけではありません。ということは、1時間あたりの授業内容としては、むしろ公立中よりもじっくり、ゆっくり進むはずです。そう考えれば、校長先生のおっしゃる「ゆとりというのは、十分な授業時間を保証した上で得られるもの」という考え方も、理解できると思いました。

さて、本校では、先生は基本的に中学から高校へ持ち上がっていく方式となっています。そのため、「中学のうちに何をすればよいか」ということを考えた上で指導が行なわれています。

中1については、昭和50年代あたりから計算力の低下が目立つようになってきたそうです。そのため、小学校での計算力不足を補うことを目標に、プリント15〜16枚の計算演習を行なう授業があるそうでした。目標がはっきりしているため、生徒には好評だそうです。

十代の中期・後期は「非常に多感で大切な時期」であるため、学校行事にも力が入れられています。土曜日は半日授業で半日クラブ活動であるため、「生徒は非常に楽しみにしている」そうでした。

いじめについては、早期に発見して早期に指導する方針です。「私学は、地域性がないので、深いいじめはない」そうですが、もしいじめがあった場合、退学・停学でなく、「何かあったら日誌を書く」という方法が取られています。

その日誌をお母さまと担任の先生が読み、くり返して面接しながら指導をしていくそうです。そのため、生徒は「ほんとうに親は自分のことを心配しているんだな」と、親の愛を実感するそうでした。この生活指導を受けた生徒は、「必ず明るくなっていく」そうでした。

続いて臨海学校とクラブ活動のご説明があったのち、校長先生はお話を終えられました。続いて教頭先生より、進学指導・卒業後の進路についてのご説明がありました。

本校の今春の卒業生は325名ですが、専門学校進学は3名のみで、残りの322名は4年制大学に進学、または浪人しています。中高6か年を2年ごとに分け、高2から文系・理系のコース分けがなされます。高3から、さらに私立型・国公立型などに細分化されます。

お父さんやお母さんは、落ちこぼれたらどうしようという心配があるかと思いますが、中1から成績不振者指名制の補習があります。中2からは、逆の「吹きこぼれ」の子を対象に、「発展的な補習」があります。「落ちこぼれも吹きこぼれも出さない」のが方針であるそうでした。なお、中学校の補習は、すべて無料です。

高校になると、夏期進学補習などがあります。標準・発展と分かれ、学力に合った構成です。高3の3学期には、入試が始まるため、クラスを解体してセンター試験対策などの授業が行なわれます。1月には自由登校になりますが、一番人気なのは体育だそうです。「男の子は、体育がないと悲しくなる」そうでした(笑)

大学の現役進学率は65パーセントです。「都立よりはましだけれど、私立のトップクラスには負けるかなあ」ととらえられているそうで、向上を目指されるそうです。

続いて、具体的な大学合格実績についてのご説明がありました。最近、大学合格実績を増やすため、学校側が受験料を負担し、優秀な生徒に多数の大学・学部を受験させて合格実績を稼いでいた学校があることがニュースになりました。中にはたった一人で70以上の難関校の実績を稼いでいた高校もあることは、このホームページをごらんの皆さんもご存じかと思います。

本校では、そのようなことを絶対にしていないことを証明するため、合格延べ数のほか、合格実数・進学者数も発表した資料をもとに説明が行なわれました。

浪人もふくめた国公立大学の合格者は、東大1名をふくめ28名です。現役生だけだと15名ですが、そのうち実際に国公立大に進学したのは13名です。その差の2名は、どちらも千葉大に合格したのを蹴ったそうでした(^^;; 来年、それぞれ一橋大と東京医科歯科大に再チャレンジするそうです。

私大では、早稲田38名(うち現役20名)、慶應13名(同11名)、上智10名(同9名)、東京理科大42名(同35名)などの結果を出しています。なお、これらの資料は内進生(中学からの生徒)と外進生(高校からの生徒)を分けた数字も発表されました。これによると、国公立は合格者の半数程度を外進生が占めますが、私大上位校は内進生の方が強いようです。

続いて、副教頭先生より、中学入試についてのご説明がありました。今春の入試まで、本校は2科4科選択制で行なってきました。選抜方法は一般的な二段階選抜で、まず合格者の80パーセントを算・国だけの成績で決め、残りの20パーセントは4科目受験生の中からだけ選抜するという方式です。

ところが、2科生に限ると、1回目入試が11.5倍、2回目入試が17.5倍という高倍率になり、なんとそれぞれたったの2名ずつしか合格しませんでした(@@) そのため、今度の入試からは、4科目受験のみと変更がなされました。

平成20年の入試の変更点は、このように2科入試がなくなることのほか、従来4科目とも100点満点であったものが、理社については各60点満点となります。それにともない、理社の試験時間が、各40分から各30分に短縮されるそうでした。

説明会終了後、校内見学がありました。まずは地下にある食堂からでした。カレーライス310円、やきそば250円などのメニューが並びます。とんかつ100円などの単品メニューもあり、生徒たちは2時間目の休み時間から走って来て、さっと食べて教室に帰っていくそうです(笑) このあたりは、男子校らしいなあと思いました。

校舎は歴史ある古いもので、廊下や階段などはかなり薄暗いです。ですが、共学校の壁によくある、とび蹴りの靴の跡は見かけませんでした。グラウンドはけっこう広いです。驚いたことに、雨天にもかかわらず、屋外のプールで授業が行なわれていました(笑)

普通教室の廊下にはロッカーが並び、その上に信じられないほど汚いスニーカーが並んでいるのも男子校らしいところです(笑) 高3のクラスでも茶髪は一人もおらず、ウニのような髪型の生徒も一人しか見かけませんでした。

生徒たちには、今日塾の先生たちの見学があることは伝えていないそうでしたが、私語をしている生徒はあまりいません。見学者に「ガンを飛ばす」生徒はただの一人もいませんでした。ほんとうに学校らしい学校というか、先生の権威が保たれている感じです。平たく言うと、生徒が先生をなめていない感じで、とても好感が持てました^.^

思い出されるのは、成城のこの雰囲気が合うのではないかと思い、わたしの教室から受験させた生徒のことです。その子はいじめられっ子で、学校ではかなり手酷いいじめを受けていました。わたしの教室でも、休み時間にちょっと目を離すと、ほかの男子生徒に消しゴムのカスを頭からふりかけられたり、赤ペンで顔に落書きされたりしていました(-.-;

この子は女子、特に上級生の女子が大好きでした。この子にとって男子は自分を虐める存在であり、女子はかばったり世話をしてくれたりする存在だったからです。ですので、当然男子校はいやがるだろうな・・・と思いつつも、「合うかもしれないから」と言って成城に見学に行ってみるよう勧めてみました。

すると、その子はほんとうに見学に行きました。帰ってきてから「どうだった?」と聞くと、「はいっ! 自分と同じようなふんいきの男子が大勢いました!」とうれしそうに語り、男子校である成城を即座に第一志望校としました(@@)

残念なことにわずかに力およばず、その子は成城を不合格となってしまいました・・・(ToT) ですが、最後まで成城に入りたいという強い熱意を持ち続けていました。途中で偏差値的に苦しくなった時期、第一志望校のレベルを少し下げたほうがいいのではないかと提案した時も、頑として成城第一志望は変更しませんでした。ふだんは、あまり強く自分の意志を表明しない子であるにもかかわらず、です。

自分がいじめられるかもしれないという空気には非常に敏感な子でしたが、成城を訪問し、生徒の様子を見て、ここならやっていけそうだ・・・というものを肌で感じ取ったのでしょう。

この生徒の不合格は残念でしたが、大学の進学指導も頼りにできそうですし、これからも生徒たちにお勧めしていきたい学校だと思いました^.^

トップページへもどる^.^


塾対象説明会 2005年9月14日

成城中学校・高等学校の以前の最寄り駅は地下鉄当座緯線の早稲田駅か、新宿線の曙橋駅でした。ですが、都営大江戸線の開通により、牛込柳町から徒歩一分となりました。

早稲田駅や曙橋駅からは徒歩15分とのことであり、成城からの案内書にも「多少不便かと存じます」とありましたので、わたしも飯田橋で大江戸線に乗り換えてみることにしました。

飯田橋で乗り継ぎにかなり歩くことになりますが、炎天下の地上を歩くよりはだいぶましでしょう。首尾よく大江戸線に乗り換え、目的の駅について改札を抜けてすぐのところにある地図で、はてどちらの出口から出たらいいのだろう・・・と考え込みます。

ところが、いくら地図を見ても成城が見当たりません。あわてて成城のホームページからダウンロードして印刷してあった地図を引っぱりだして、しばらくにらめっこしますが、どうも駅にある地図と地形がちがうような・・・?

ここではっと気付きました。成城の最寄り駅は「牛込柳町」ですが、牛込は牛込でも、うっかり一つ手前の「牛込神楽坂」で下車してしまったのでした〜(/_;) あわててもう一度大江戸線に乗り込みます。

余裕を見て出かけたはずなのに、おかげで柳町についた時はけっこうぎりぎりの時間でした。ただ、今度は改札を抜けたところの案内板にはっきり「成城中学校・高等学校」とありますし、ありがたいことに地上に出ると看板を持った案内の先生が立ってらっしゃったので、まったく迷うことなく到着することができました。

校門を抜けるとすぐに中庭ですが、それを取り囲む校舎に特に目立つような特徴はなく、ごく普通の学校と行ったたたずまいです。男子校らしいな、と思ったのは、校舎の3階以上に、おそらく転落防止のためか、ネットが一面に張られていることでした。

案内の矢印に従って、体育館をわきに見ながら階段を降り、会場である小講堂に入りました。小講堂はステージが角の部分にあるという変わった配置で、座席はそれを扇形に囲む形になっています。かなり歴史のある建物のようで、ちょっと古びていて殺風景な感じもします。

やがて定刻になり、はじめに校長先生のお話がありました。塾対象説明会を開催なさるのは、今年でまだ2回目だそうです。本校は、明治18年の創立で、ことしで創立120年になります。本校の創立者は日高藤吉郎で、西南戦争に従軍なさったそうです。

西南戦争の体験から、日高先生は「優秀な指揮官が必要」であるとお考えになり、本校を設立なさったそうでした。成城という校名は、「立派な男子は城を作る」ということから付けられたそうです。この「城を作る」とは、社会や国家を作るという意味もあるのだとのことでした。

本校の教育の目標は、「人格の完成」です。これは十代で人間性や価値観を確立していく手助けをすることです。6か年を3つに分け、中1・中2では基本的生活習慣ときちんとした基礎学力を身に付けさせます。中3・高1では充実した学校生活で幅広い視野を身に付けさせ、自分の方向を見い出させます。

そして高2・高3では、ほぼ100パーセントの生徒が進学を希望することから、高2から文系・理系に分け、進路の実現に向けた教育を行ないます。

ところで、保護者対象の説明会等で、校長先生は保護者の方たちに「男子校に対する理解があまりないのではないか」と感じられることがあるそうです。すなわち「殺伐たる、硬派なイメージ」でとらえられているのではないかと。

ところが、よく知られているように、小学校のうちは男の子は女の子よりも成長が遅いものです。それが中1で男の子だけの環境になるのですから、「子どもっぽいですけど、明るい雰囲気になります」とのことでした。小学校のころ無口だったお子さんが明るくなることもあるそうです。

わたしなどは、ことし初めて男子校の明大明治を訪問するまでは、まさに校長先生のおっしゃる「殺伐たる、硬派なイメージ」を根強く持っていました(笑) ですが、明大明治、そして説明会のあと成城の校舎見学で生徒たちを見てみて、校長先生のおっしゃることが「なるほど・・・」とよくわかるようになった気がします^.^

さて、成城は大学のない、いわゆる「進学校」です。続いて、「大学付属にするかどうかの選択」というお話がありました。

生徒たちが卒業する6年後、かなり大学の状況が変わっていることも予想されます。本校では、50の力を持つ生徒は60、60の力を持つ生徒はさらにその上を狙わせます。ですから、「中学入学の段階で付属に入ってのんびりするより、自分の経験から学びながら目標を決めていくのがノーマルではないか」とお考えになってらっしゃるそうです。

いじめについては、「男子校ですから、ケンカがないわけではない」そうですが、マスコミなどで「報道されるようないじめは過去にない」そうでした。これは「私立学校は、地域性がない」、すなわちバラバラの地域から通ってくるので、小学校からの人間関係とか差別などが関係なくなるからではないかと考えてらっしゃるそうです。

また、男子校であるため陰湿ないじめはなく、「いじめがあった場合は、弱いものの立場に立つ」と常々生徒たちにもつたえてあるそうです。

続いて副教頭先生から卒業後の進路についてのお話がありました。本校では100パーセントの生徒が大学受験を目指しています。そのため、高校の高学年になると、クラスの雰囲気も「完全に大学進学を目指す」ものとなるそうです。早い段階から自分の希望を決めて選択授業を決めさせるために、高1の夏休みに受験の「スタイル」を考えさせるそうです。そして11月には三者面談を行ない、年明けには希望を記入したカードを提出させるとのことでした。

成績不振者には、中1から夏休みに指名補習があります。中3からは希望者対象で受験を意識した講習があります。高校からは夏休みに「夏期進学講習」となり、かなり細かいコース分けのなされた講習会が行なわれます。

合格実績は、302名の卒業生で、一橋大に現役で3名をはじめとして国公立に27名(うち現役18名)。私立大学の一覧表を見ると、早稲田大学30名(うち現役12名)、慶應大学14名(うち現役5名)、上智大学20名(うち現役11名)などの実績があります。

大学進学実績が売り物のはずの男子進学校としては、ちょっぴり物足りない気もしますが、これはことしの卒業生たちが入学した6年前、本校の偏差値が低下してボトムであったことも関係するようです。その後、大江戸線の開通により入学時の偏差値は上昇に向かっているので、今後は期待が持てるとのことでした。

つづいて教頭先生より、平成18年度入試についてのご説明がありました。本校では2科4科選択制が取られています。合格者の80パーセントを全受験者の算・国の成績で取り、残りの20パーセントは4科目受験者からだけ取るという、4科目受験者にとって有利な一般的な方式です。ただし、この方式は今度の入試と再来年の入試で終わり、平成20年度からは4科目のみにする予定とのことでした。

1回目・2回目の入試で難易度には差を付けないつもりだそうです。ただし、ことし予定よりも27名多く入学したため、来年は合格者が少し少なくなるそうです。「第2回が少しむずかしくなる」そうでした。

今年の入学者が多かった理由として、意外なことに千葉県の市川中学が共学になったことが関係しているそうでした。男子校だった市川が共学になったことで、男子の定員減となり、その分が回ってきたようです。

わたしは千葉県の入試事情がまったくわからないので成城と市川が競合しているというのはほんとに意外な気がしましたが、東西線一本で千葉から通えるため、昔から競合してきたそうです。なお、大江戸線開通後の現在では、生徒の通学区で一番多いのは練馬区になったそうですが、今でも市川市は2番目だそうです。ちなみに3位は江東区、4位は浦安市だそうでした。

続いて高校入試の状況、出題傾向のご説明があったのち、説明会は終了しました。男子校の進学校なのでしかたないのかもしれませんが、お話の大半が大学進学指導に関するもので、行事など生徒たちの学校生活の様子がわかるお話があまりなかったのは、ちょっと物足りない感じでした。

つづいて校舎見学がありました。「男子校なので掃除は行き届いていないかもしれませんが、どこでもごらんください」とのことでしたが、生徒たちにはきょう見学があることを伝えていないそうでした。生徒たちに自信を持ってらっしゃるんだな・・・と思え、好ましく感じました^.^

見学の列について校舎に入ると、だいぶ年期が入っていて、薄暗い感じです。はじめに2つある食堂を通過しました。定食類やカレー、麺類のほか、単品でポテトやコロッケが売られているのがとてもおいしそうで、思わず買いたくなりました(笑) 生徒が食べ盛りの男の子たちばかりであるためか、食堂はお昼休み以外でも利用できるそうです。朝食を食べて来られない子や、お昼まで空腹に耐えられない子にはありがたいことでしょう。ただし、もちろん教室に持ち込むことは禁止だそうでした。

自動販売機では500ミリリットルのペットボトルが格安の100円で売られており、これも思わず買って帰りたくなりました(笑)

見学の列はいったん校舎の外に出てグラウンドに向かいました。体育の授業で生徒たちがサッカーをしています。男子校らしくとても広い土のグラウンドでした。テニスコートは一面だけでした。次の体育館ではバスケットボールの授業が行なわれていましたが、ここだけは汗のにおいがむわっとこもっており、いかにも男子校という感じでした(笑)

ほほえましかったのは、家庭科室にずらっと貼られていた家庭科の授業の写真でした^.^ よく考えたらあたりまえなのかもしれませんが、思わず「へぇーっ、男子校にも調理実習があるんだ」と思ってしまいました(^^; イメージとしては板前さんのような白い前掛けで調理をしていそうな感じですが、意外なことに、真っ赤なエプロンとか色とりどりで、みんなとてもカラフルなかっこうをしています(笑) きっと、お母さまがたの愛情のこもったお手製なんでしょうね^.^ それにしても、写真を遠目に見ただけでは、とても男の子だけの集団とは思えませんでした。

つづいて校舎の屋上に出ました。コンクリートむき出しでなく、最近はやりの(?)人工芝の上に砂をまいたものが敷かれています。陸上競技の練習に使うのか、白線でトラックがかかれています。初めて人工芝+砂の上を歩きましたが、なるほどとても滑りにくそうで、運動しやすそうです。

屋上から見おろせるプールでは、中学校低学年と思えるクラスが水泳の授業をしていました。すごく活発で元気があふれている感じです^.^ 変声期前の男の子たちの黄色い叫び声を聞いていると、またまた男の子だけの学校にいるとは思えないような気になってきます。

つづいていよいよ普通教室の見学となりました。主に中学生のたくさんの教室を見て回ったのですが、どこも授業態度がとてもいいのに感心しました。見学者のほうを振り返る生徒もほとんどおらず、脚を組んでいる生徒はいません。私語は皆無で、もちろん見学者に「ガンを飛ばす」ような生徒は一人もいませんでした。事前に見学があることを知らされていないにもかかわらず、たいしたものだとおもいました。

茶髪、つんつんヘアー、長髪の生徒もまったく見かけませんでした。「腰パン」など、もってのほかという感じで、服装もきちんとしています。女子校ですと、どんなに厳しい学校でも茶髪にしている生徒はいるものですが、さすがに男子校は指導もビシッとなされるのでしょう。

説明会が終わって、今まで訪問した学校の大半が女子校で、男の子のいる学校はほとんど共学校しか回ったことのないわたしの頭にまっ先に浮かんだ感想は、まったくもって変な日本語ですが、「女子校の男の子バージョン」というものでした。べつに成城の生徒たちが女々しいとかそういう意味でなく、きちんとした授業態度や服装指導などに、共学校よりも女子校に似たものを感じるということです。

最近、次々と男子校や女子校が消え、共学化する学校が多いですが、別学の学校にはやはり別学の良さもあるものだと思いました。

わたしの教室の男の子の生徒は、どういうわけかつんつんヘアーで腰パンのおっかない外見の先輩がいる学校には行かせたくないと思えるタイプの子たちばかりなので、成城はぜひともお勧めしたい学校だと思いました。先生方のとても率直なお話や生徒たちの様子に、とても好感の持てる学校でした^.^


奈々穂のおへやトップページへもどる