明治学院中学校・東村山高等学校


塾対象説明会 2007年6月27日

西武新宿線の小川駅に行くのには、拝島行きに乗れば乗り換えなしでいけるのですが、拝島行きはあまりやってきません。そこで、いままでは急行か準急に乗り、小平で拝島行きに乗り換えていました。

ですが、今年は明治学院からの案内書に、「東村山で国分寺行きに乗り換えることができます」とあります。そこで、今年はそのルートをとってみると、小平乗り換えよりは若干早く着けたような気がしました^.^

小川駅の改札を抜けると、明治学院の方向を示す看板等は見当たらないので、一回うっかり反対側の出口に出てしまいました(/_;) 再び駅の階段を駆け上がり、タイムロスにあせりつつ反対側に出ます。ほんとうは素敵な並木道を通っていきたかったのですが、迷わないこと優先で、駅を出たらすぐに右折し、せまい道を通っていくルートを取りました。

途中で何人かの生徒とすれ違いましたが、最近では都心の方ではあまり見かけなくなった、極端にスカートの短い女子生徒もいます(^^; でも、以前の説明会で説明されていたように、茶髪の生徒は一人もいなくなっているようでした。

少し広い道にぶつかって左折し、しばらく歩くと、前方に森のように緑豊かな一角が見え、そこが明治学院です。入り口では、男性の先生が出迎えてらっしゃいました。いつもながら、共学校の男性の先生は、女子校の男性の先生よりもなんとなく迫力のようなものをお持ちだなあ・・・と感じます。

今日はとてもよく晴れた日なので、校舎に向かう道から見える大木や芝生の緑がとても目に鮮やかです。小鳥のさえずりが聞こえます。都心の学校とは比べ物にならないほど敷地が広く、右手の中庭の美しさはうらやましい限りです。左手には数百台の自転車が停められた駐輪場があります。自転車通学できる範囲の生徒が多いのかと思っていましたが、あとで説明会で出たお話によると、新小平の駅から通う生徒は、駐輪場を駅の近くに借りて、自転車で通ってきているそうでした。

校舎の中に入り、説明会場に入った時には、もう開始直前の時間でした。階段教室状になった講堂(中学の礼拝堂?)はかなり広いですが、出席者がまばらなのはちょっと寂しい感じがします(^^;

はじめに司会の先生よりご挨拶がありました。今日は、校長先生は急に保護者の方のご葬儀に出席なさることになったそうで、代わって副校長先生がはじめにお話をなさいました。

副校長先生は、昨日なくなった保護者の方のお通夜にご参列なさったそうです。たくさんの保護者や同級生が参列しており、「私学ですので、そういうつながりは深い」と思われたそうでした。本校のPTAは親どおしのつながりが深く、ともに学びあうといった関係だそうです。「そういった関係を大事にしていきたい」とお感じになったそうでした。

さて、副校長先生は、「本校のイメージをなかなかつかみづらい」という声をお聞きになることが多いそうです。本校に来るまでの間に「高3とすれ違ったと思いますが、生徒の様子はごらんの通りです。たいへん明るく人なつこいとお声をいただける一方、身なりはどうですか、マナーはどうですかというお声もいただく」とのことでした(^^;;

ただし、学校側は服装などについて放任しているわけではなく、「化粧など、見回りをしている」そうでした。

本校には144年という歴史があります。最初から大学が中心ではなく、ヘボン博士の奥さんが中等教育を行ない、やがて普通教育が始まり、そこから高校が生まれたそうです。

長い歴史の中で、本校では三つのことが言われてきました。一つめは、「キリスト教をとても大事にしている」こと。二つ目は、「リベラルな考え方」、三つ目は「インターナショナル(国際性)です。

高校は一つめが白金にでき、もともと中学も白金にありました。2番目に東村山高校ができましたが、その3年後に中学が東村山に移ってきました。中学は「明治学院中学校」の名前をそのまま引き継いでいるので、6年間の途中で学校の名前が変わることになります。

昔は寮も作り、男子校で、低学力の子も引き取っていました。「4年間かけて卒業させる」と言っていた時期もありました。生徒の自治を大事にしつつ、体当たりの教育を行なってきました。

「生徒にやらせてみる」という方針なので、「目的意識を持った生徒、何かをやりたい生徒には、非常に適した学校ではないかと思います」

生活の面では、生徒にいろいろ失敗があっても「それに向き合っていけばいいんだね」という方針で指導しています。カウンセラーを用意し、家庭とも連携しています。

生徒の外見はなかなかなおらず、スカートが短かったり、だらしないという指摘を受けることもあるようです。ですが、髪や化粧など、自分で考えて、自ら変えていくような方向は大事にしていきたいとのことでした。

進路については、自分のやりたいこと、生き方を探させていきたいという方針です。朝の20分の礼拝の時間は、礼拝だけでなく、将来の生き方の種まきの時であるととらえられています。

今のところ先取り学習は行なっておらず、特進クラスも設けていません。与えられたものを十分に生かし、伸ばすのを応援していきたいという方針です。遅れた者には補習があります。原則的には基礎・基本を大事にしています。数学は習熟度別で行ない、英語ではネィティブの先生による授業が週2回あります。プログレス21は高1まで使います。そのため、高校入試の英語では、ヒアリングの比率が今までより高くなります。

実験・実習を大事にしており、家庭科も男女いっしょに行ないます。本校は家庭的な雰囲気がありますが、中学生のスーツの制服と赤ネクタイは、「紳士としい対当に接したい」という考えから制定されたものです。そこから自分の生き方を見つけることが望まれています。

続いて、入試担当の先生より、進路についてのお話がありました。本校から明治学院大学へは、卒業生の38.2パーセントが進学しています。明治学院大学はすべて文系の学科です。高校からの入学者は文系が多いそうですが、理系を志望する場合は、他大学へ進学することとなります。

明治学院大学への進学は、これまでは希望者は100パーセント認められていましたが、現在の高1の学年から、上位80パーセントまでと変更になるそうです。つまり、成績下位の20パーセントは推薦を受けられなくなります。これは大学側からの要望による変更だそうでした。

他大学進学については、「理科系の実績もかなりあります」とのことです。理系は、特に中学からの生徒が多いようです。東工大1名のほか、慶應の看護学科1名などの実績が紹介されました。

中学の入試制度については、2006年から2科4科選択制に移行しました。2006年の4科受験生の割合は51.6パーセントでしたが、2007年には67.3パーセントに上昇しています。「着実に4科が増える方向」であるようです。合格者については「4科での合格者が圧倒的に多い」状況で、たとえば1回目入試の男子の合格者66名のうち、2科で受験して合格した生徒は10名だけで、残りの56名は4科目受験者だったようです。

2008年の入試では、2月3日が日曜日に当たるので、2回目入試は2月4日に変更されます。1回目と2回目を同時出願した場合は、ボーダーラインの時と、繰り上げ合格の時に優遇措置が取られるそうでした。

この後、高校入試についてくわしいご説明があったのち、説明会は終了しました。続いて希望者対象の校舎見学があったので、参加しました。ちょうど授業の休み時間にあたったので、司会の先生が「いやな予感がしますが・・・」とおっしゃっていたのが印象的でした(笑)

講堂を出て、ガラス張りの広いホールに入ります。敷地が広いためか、廊下も広く、全体にゆったりして明るい雰囲気です。普通教室の机といすは一般的なものとちがい、ちょっとおしゃれなデザインで、サイズも大きいです。

窓から外を眺めると、遠くにプールが見え、水泳の授業を受けている生徒たちが、豆粒のように小さく見えます。土のグラウンドもあり、都心の学校を見なれた目には、敷地の広さに感嘆させられます。

説明会が終わって感じたことは、「まるで、少女マンガの学園ものの舞台になりそうな学校だなあ・・・」という、我ながらちょっとおかしなものでした(^^;; といっても、昔の少女マンガのものではなく、現代の少女マンガのです。

男女共学、自由な校風、おしゃれな校舎、広い敷地、短かめのスカート・・・。こういったものから受けた印象かもしれません。そういう面では、ある種の子たちにはあこがれの学校となるのではないかな、と思いました。

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塾対象説明会 2004年6月16日

昨年はだいぶ遠回りして明治学院にたどりついたので、ことしは単純で近そうな道を行ってみよう・・・と、線路ぞいのせまい道をずっと歩いていってみました。すると、1回左折しただけで、無事に明治学院に到着することができました^.^

昨年は校門がフリーパスだったので、セキュリティ面が心配になったのですが、ことしは校門に男性の先生が立って迎えてくださいました^.^ 校門から校舎までの長いアプローチにも、何人もの先生が立ってらっしゃいます。これなら安心・・・と思えました。

今日はよく晴れており、中庭にたくさん咲き誇っているアジサイの花が暑さで少ししおれています。中庭の左手にはピンク色のすてきな洋館が建っています。ライシャワー館というそうで、残念ながらかなえられませんでしたが、ぜひ中を見学させていただきたいものだと思いました。。

中庭の一角には駐輪場があり、たくさんの自転車が停められていました。自転車で通学できる範囲の生徒がかなり多そうです。

去年は雨だったので実感できなかったのですが、こうして明るい日差しの中で見ると、が多くてとてもおしゃれなキャンパスです。女子の生徒でしたら、こうして校舎までのアプローチを歩いていくだけで、すっかりこの学校が気に入ってしまうのではないでしょうか・・・?

ことしは校舎の入り口にも先生方がいらっしゃいました。スリッパにはきかえて校舎に入ると、光があふれるようでとても明るく感じます。まだ新しい校舎で、廊下もまずまず広く、よく清掃されています。共学校でよく見かける、壁のとび蹴りのあと?のような汚れもまったく見かけませんでした。

大学の階段教室のような講堂に入り、しばらく待つと説明会が開始されました。はじめに校長先生より、本校の沿革、教育目標などについてのお話がありました。本校の教育目標は、キリスト教による人間教育を基幹とした「道徳人・実力人・世界人」の育成です。

教育の重点目標は、「キリスト教を通じて豊かな人間に成長してほしい」ということと、「学力を付けて自分の生き方を見つめ、進路を決めてほしい」ということです。勉強だけにかたよるのではなく、心の豊かな人間性をそなえていなければならない。そのことを聖書から学んでほしいということです。すなわち、バランスの取れた人間の育成ということです。

昨今、「若い世代の倫理観が失われたことで、考えられない事件」が起きていますが、隣人愛を中心とする本校のキリスト教教育は「まさに今の社会で必要なものではないか」と考えてらっしゃるとのことでした。

具体的なキリスト教教育としては、毎朝20分の礼拝があるほか、週1回聖書の授業があります。そのほか、修養会、ボランティア活動、フィリピンやタイの子どもたちの里親制度への参加など、キリスト教の「ともに生きる」の精神を志しています。

進路については、38パーセントが明治学院大学、37パーセントが他大学・専門学校などの外部に進学し、残りの25パーセントが浪人その他となります。明治学院大への内部進学は「かつて20〜30パーセント台」だったそうですが、ことしの春から推薦の基準が緩和され、「無試験」で入れるようになったため、増加しているそうです。

また、ことしから少人数・習熟度別授業が始まり、補習の制度化も検討されているそうです。また、入試についても、2科・4科選択制の導入を検討しているとのことでした。また、中学から高校への内部進学の基準も厳しく見直すそうです。

最後に、本校はコミュニケーション不足・アピール不足との指摘を受けることがあるので、改善していきたいとのご説明で、校長先生のお話は終わりました。

つづいて生活委員会主任の先生より、生活指導についてのご説明がありました。生活指導の先生は国語と体育を担当してらっしゃるそうで、日に焼けてがっしりした方です。男子の生徒も素直に言うことを聞きそうな感じです^.^

はじめに服装規定についてのご説明があったのですが、説明会資料の小冊子に、イラスト入りでとてもくわしく服装についての注意点がしるされていました^.^ これなら入学前などにきちんと確認できそうです^.^

服装規定などを細かくした理由としては、「以前は生徒の自主性・判断」を尊重していたものの、「ここ数年、自主性をわがままなことに受け取る生徒が増えてきた」ためだそうです。服装の乱れのほか、遅刻・欠席の増加、学力の低下なども見られたようです。そこで、集団のルールを作り、「自主性は、決してわがままではない」という方向で指導していくようになったそうです。

以前は、服装について注意すると、「どこに書いてあるんですか」などと反抗する生徒もいたようで、そのため「きちんと文章化して指導していこう」ということになりました。

ですが、高校入試の面接で、「自由な学校なんじゃなかったんですか。守れない」という生徒もいるようです。そうした生徒の中には「辞退してもらった生徒も数名いる」そうです。

このように、イラストなどを使用して分かりやすく基準を示すのは、とても好感が持てるやり方だと思えました^.^

つづいて教務主任の先生からカリキュラムのご説明があったのち、進路指導の先生より明治学院大への特別推薦についてくわしくご説明がありました。昨年度入試より推薦入試の方式が大きく変わり、学科試験なしで書類審査・小論文・面接などで合否が決まるようになりました。

特別推薦の枠は135名ですが、254名の卒業生のうち94名が推薦を希望しました。そのうち不合格は1名のみで93名が合格したそうですから、希望すればほぼ全員が明治学院大に進学できそうです。ただし、学科については高校3年間の成績の上位者から順に希望学科に振り分けられます。

推薦枠の135名よりも希望者の数が少なく、推薦枠があまる形になっていますが、「明治学院大学以上の大学に行きたいという生徒が増えた」ためで、「行けない」というより「行かない」という生徒が多いようです。

その後、質疑応答や入試についてのご説明があったのち、説明会は終わりました。

明治学院について不思議だったのは、高校入試の世界では東村山高校や高輪の明治学院高校は偏差値60台後半の難関校なのに、なぜ中学は偏差値40台半ばで低迷しているのだろう・・・ということでした。もちろん高校入試と中学入試では偏差値の母体集団が異なりますので、単純に数字だけを比較するのは無意味です。ですが、偏差値一覧表の中で他校との相対的な位置を見ると、ずいぶん高校と中学ではちがっています。

理由としては、高校入試では上位校は募集していないことが多く、ライバルが少ないこと。「中学受験は夢の世界、高校受験は現実の世界」で、明治学院大学に内部進学できることについての評価が異なること。これらのことが考えられます。

そのほか、わたしの感想としては、明治学院の「自由な学校」というイメージについての評価が、中学生と小学生、およびそれぞれの保護者の方たちではかなり異なるからなのではないかなあ・・・と思いました。

公立中学校の生徒たちは、高校入試のための内申点で縛り上げられていることが多く、少なくともわたしの教室の周辺の公立中では、制服のミニスカート、ルーズソックス、茶髪、お化粧、ピアスなどの生徒はまったく見かけません。わたしの生徒で数名、茶髪にしたことのある生徒がいますが、すぐに厳しく指導を受け、翌週には黒髪に戻っています(^^;; 率直に言って、一部私立中よりもはるかに服装についてはきちんとしています(^^;;

そうした厳しい指導を受けているためか、中学生は自由な学校に憧れる比率が高いように思います。それに対し、小学生に制服のミニスカート、茶髪などについての感想を求めると、「わたしもああいう格好をしたい!」という生徒はごくまれで、たいていが「わたしは、絶対にああはならない!!」と言います。(数年後、ほんとうにその言葉を守っているかどうかはまた別ですが・・・(笑))

そのようなことから、従来の明治学院は、小学生およびその保護者のかたがたにとっては、すこし受けが悪かったのかなあ・・・と思います。去年の説明会でご説明があったように、学校側もそうした評価を気にしてらっしゃるのではないかと思います。

ですので、今回、服装などの基準を明確にして指導に当たられるようになったことは、中学受験生にとっては歓迎すべき改革ではないかと思いました。ぜひとも人気が回復してほしい学校です。

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塾対象学校説明会 2003年6月17日

明治学院には、数年前の入試日に「校門激励」をしに行ったことがありました。その時は受験生親子がいっぱい学校に向かって歩いてらっしゃったので、迷うことなく学校にたどり着くことができました^.^ でも、ずいぶんせまい住宅街を抜けていったので、よく道を覚えていません。

説明会案内書には地図がついていたはずなのですが、紛失してしまいました(/_;) でも、ホームページでダウンロードすればいいや・・・と思って楽観していたら、なんとホームページのどこをさがしても地図が見つかりませんでした(/_;) この、わかりにくさみたいなものは、あとで校内に入ってからもふたたび感じることとなりました。

とりあえず学校案内の本にあった地図をコピーして持ち、西武新宿線の小川駅に降り立ちます。前回通った住宅街を抜ける道はちょっと自信がないので、多少大回りになることを承知で錬成会病院の前を通る道を歩いてみることにしました。

こちらの道は幅がとても広く、街路樹が植えられています。交通量は少なく、とても静かです。巨大団地がいくつもたっていますが、まるで無人のようにひっそりとしています。周囲の環境としては申し分ない感じです^.^

わたしの前を、大学生か新卒ぐらいの年齢で、着慣れていなさそうな新しいスーツに大きなショルダーバッグ、磨いていないばっちい靴という、どこからどう見ても塾の先生にしか見えない男性が歩いています(笑) さてはこの人も明治学院に行くにちがいない・・・と思ってついていったら、はたして無事に到着することができました^.^

たくさんの木の植えられた緑の多い校地をぐるっと回っていくと、校舎から男子生徒の野太い声や、男性の先生の大きな声が聞こえてきます。ああ、共学校なんだなあ・・・と思います。正門に着くと、ちょっと不安になったのは、「塾対象説明会」などの看板がいっさい立っていないことでした。

正門は開かれていますが、警備員さんはおろか、先生の姿も見当たりません。入っていいのかなあ・・・と迷いつつも、ほかの塾の先生も入っていかれたので、おそるおそる正門を抜けました。それにしても、女子校の厳しいセキュリティを見慣れた目には、暴漢が乱入したりすることはないのかなあ・・・と、すこし心もとなく感じられます(^^;

校門を入ってすぐのところが中庭になっていて、見上げるほどの大きな木が何本も植えられています。真ん中は芝生のスペースになっており、いくつかのベンチが置かれていて、とってもおしゃれな感じです^.^ きょうはあいにくの雨ですが、晴れた日にここでお弁当を食べたらきっと気持ちいいだろうなあ・・・と思います。

途中一か所だけ立てられていたちいさな看板を見て階段をのぼりました。校舎に入って下足室の前に到着すると、そこにも案内の先生はいらっしゃいません。このまま校内に入っていいのかどうか迷っていると、同じように何人もの若い塾の先生たちが、どうしていいのかわからない様子で、所在なげにたむろしてらっしゃいました。

下足室のすぐ脇は教室のようです。ふだんは正門は閉じられているのかも知れませんが、こうもノーチェックだと、たまたまきょう暴漢が突入してきたら、まちがいなくあっさりと教室まで到達できてしまうなあ・・・と、本気で心配になってきました。

そんなことを考えながら数分ぼんやりと立っていたのですが、年配の塾の先生がさっさとげた箱につるされていたビニール袋を取ってくつを入れ、スリッパに履き替えて校舎の中に入っていらっしゃったので、わたしもそれにならうことにしました(^^;

校内にいくつか貼られた案内にしたがって会場まで行くと、そこにはじめて若い男性の先生が一人だけいらっしゃって、手続きをしてくださいました。会場は真新しい講堂で、木材の香りが漂っています。はね上げ式の固い木のいすですが、小さいテーブルが付けられているのが、メモを取ったり資料を広げたりしやすくて、とても助かります。

定刻になっても、広い会場の座席はあまり埋まりませんでした。明治学院中学校は併設の東村山高校で高校入試を行っています。ふつう、高校入試の説明会も兼ねる場合は、ものすごく大勢の塾の先生がいらっしゃるものなのに・・・。

定刻を過ぎても、例によって遅刻してくる先生方は大勢いらっしゃいましたけど、それでもずいぶんさびしい感じでした(^^; すこしPR不足ではないかなあ・・・と思います。

いよいよ説明会が始まり、始めに司会の副校長先生よりごあいさつがありました。本校がこうして塾説明会を開催なさったのは去年が初めてで、今年はまだ2回目だそうです。去年のアンケートの結果、本校の実際の姿と、塾の先生方の持ってらっしゃる情報にかなりちがいがあり、「とまどいがあります」とのことでした。そのため、「実際の姿を知ってほしい」と思っていらっしゃるそうです。

つづいて校長先生より、本校についてのご説明がありました。明治学院という学校は、港区白金と横浜の戸塚に二つの大学のキャンパスがあります。高校は白金とここ東村山とアメリカのテネシー州に合わせてみっつ。中学はひとつです。

創立者は、「ヘボン式ローマ字」で有名なヘボン宣教師です。中学校は37年前に、港区白金から、大学拡張のために東村山市に移転してきました。その3年後に東村山高等学校が開設され、現在40年の歴史を持っています。

本校は11年前に共学となりました。その結果、「かなりの変化が起きている」そうですが、どういう変化かは具体的なお話はありませんでした。

教育理念は、本校はキリスト教に基づく人格の育成を目指しているため、「贖罪と愛の教育」となっています。生徒自身や保護者のかたへのアンケートによると、受験生が何をのぞんで入ってくるのかは、「校風が好きだ」「自由な校風である」「中高一貫」「英語教育」「教育理念」「通学のよさ」「上に大学がある」という言葉で表されているそうでした。

こうした願いや思いにこたえるべく、全力で支援なさっているそうでした。また、社会的事件などを見ていますと、最近の若い世代は、倫理観が失われているのではないかと感じてらっしゃるそうです。ですから、キリスト教における隣人愛は、今まさに子の社会で求められている教育ではないか、と考えてらっしゃるようです。

さて、本校では高校の上に明治学院大学があります。今まではずっと人間教育を大事にし、同じ理念を持つ明治学院大に進むための学力が目標とされていました。

ところが、最近では非常に他大学を志望する生徒が増えてきました。パンフレットによると、1年前の2003年3月の卒業生では、明治学院大に進学した生徒はたったの13パーセントしかいません(@@) わたしの通っていた塾の先生に聞いてみたところ、10年ぐらい前は半分は内部進学していたそうですから、おどろくほどの激減ぶりです(@@)

女子大付属校ではよく聞くお話ですが、共学の大学の付属校でも他大学進学が主流になっているところもあるのですね。そのため、他大学受験の指導にも力を入れられているようですが、「本校は受験主義の学校ではございません」とのことで、「人間教育・受験教育がともに充実した学校」を目指してらっしゃるそうです。

なお、このことと関係あるのか、ことしの高3から、生活態度に問題がなければ、ほとんど無試験で明治学院大学に進学できるようになったそうです。このことは、あとで生活指導担当の先生からくわしくご説明がありました。

つづいて、応募状況についてのご説明がありました。ここ数年の少子化の影響で、本校の応募状況にも変化がありました。中学の方では、だいたい500名台で推移していたのに、昨年は437名に減少してしまいました。ですが、今年の入試では490名に回復しました。高校の方も、かなり応募者が増加しています。

この応募者増の理由としては、「今まで閉鎖的な学校」であったのに、去年は学校説明会を多く行ったこと、進学実績が伸びたことなどがあげられるのではないかとのことでした。

また、アンケートなどの結果から、昨年の本校の評価としては、良い面として「自由」「環境がいい」「他大学進学実績がいい」「校風がいい」。悪い面として、「服装・頭髪」「自由すぎる」「生徒の生活面」「明治学院大への進学状況が良くない」などがあげられていたようです。

この中の、服装・頭髪や生活態度の指導については今後方針が大幅に変わるようです。ここで校長先生から、生活指導主任の先生にお話が引き継がれました。

生活指導の先生は、さすが共学校で、男子も指導してらっしゃるだけあって、女子校の先生とはぜんぜんちがった、なんというか精悍な感じの先生でした。

明治学院に関しては、「生活面で悪い評判」がたってしまっていたそうです(^^; おもに、茶髪、自由すぎるという評判だったそうです。ですが、明治学院の目指す自由は、ひとりの中高生として責任と義務を果たした上での自由です。ですから、「今までは悪く思われていたのを払拭したい」とのお考えのようでした。

「学校はおおやけの場であり、プライベートとちがう」ということから、個人・集団としてのマナーを指導し、けじめをつけることで「学校としても方向を変えていこう」という方針であるようです。

そのため、2002年より、髪を染めること・茶髪は禁止として、書面で伝達がなされたそうです。実際には何名かいるようですが、以前とくらべるとかなり減っているそうでした。

また、高校入試の面接では、「髪を染めないと約束してもらえますか?」と、同意を求めるそうです。1件だけ同意をとれなく、なんとその生徒には「入学を遠慮していただいた」そうでした(@@) そのため、現高1には、茶髪の生徒は一人もいないそうでした。

そういえば、去年の青山学院の説明会でも、茶髪が禁止になったとのご説明がありました。そのほか、このホームページの掲示板でも、いろいろな学校で禁止になったというお話を読むことができます。

わたしの生徒に、「自由な学校と厳しい学校、どっちがいい?」と質問すると、ほぼ100パーセント近い子たちが「自由な学校がいい」と答えます。ですが、その自由というものが行き過ぎてしまった結果、各校でその反動があらわれているのかなあ・・・という気がします。

つづいて、明治学院大学への内部推薦についてのくわしいご説明がありました。先ほどの校長先生のお話にもあったように、ことしの高3から、内部進学についてはペーパー試験はなくなったそうです。

あとで進路主任の先生からさらにくわしくご説明がありました。内部進学(本校では移行試験と呼ぶそうです)については、成績により選考方法が異なります。成績が上位30パーセント以内の生徒は書類選考のみ。上位30〜80パーセントの生徒は書類選考+面接、またはそれに小論文が加わるなどです。

そのほか、入学後のカリキュラム、入試試験の概要などについてとてもくわしいご説明があったのち、説明会は終わりました。最後に塾対象説明会としては珍しく質疑応答の時間があり、予想に反して10項目以上の活発な質問がありました。

説明会が終わって、自由な学校の代名詞のように思っていた明治学院も、いろいろと改革の時期をむかえているんだなあ・・・というのが、とても印象に残ったことでした。説明会で何度も、だらしない、自由すぎるという評判を変えていきたいとのお話があり、かなり本腰を入れて学校のイメージを変えていきたいとの意気込みが感じられました。

ですが、生活指導の先生の、「何でもかんでも厳しくではなく、最低限の所はきちっと守っていこう」というお言葉にあらわれている姿勢は、好感の持てるものでした^.^

「自由」ということの功罪を、深く考えさせられる説明会だったと思います。ただ、とてもくわしい説明会だったのに、始めに校長先生のおっしゃった「実際の姿」というか校風が、いま一つわかりにくかったかなあ・・・という気もします。

わたしの生徒がことしの高校入試で1名、来年の中学入試で1名受験することがほぼ決まっている学校ですので、これからも動向を注視したいと思いました。


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