文華女子中学校・高等学校


中学校 塾対象説明会 2004年5月11日

2004年の初の学校訪問は、2年ぶりの文華女子になりました。日中は28度にもなるという真夏なみの陽気です。田無の駅で降りると、ちょうどタイミングよく文華女子中学校高等学校行きのバスが来ていて、スムーズに学校まで到着することができました。

説明会でもご説明があったのですが、文華女子のちょうどおとなりが西武バスの車庫になっています。ですので、10分置きぐらいにバスが出ていて、交通の便はかなりいいようです^.^

一昨年と同じく、校門から校舎までの長い道のりにはパンジーの花が美しく咲き誇っています。校舎に入ると、床の青いじゅうたんなども新品のようで、校舎にもほとんど痛みはなく、大切に使われていることがうかがえます。

文華女子は中学入試の世界では比較的マイナーな存在ですが、中学校の塾対象説明会には大勢の塾の先生方が出席なさっています。ざっと見たところ60〜80名の間ぐらいでしょうか・・・? 資料を見たところ、受験生対象のアンケートの「文華女子中学校を何で知りましたか」という設問への答えで、「塾の先生から聞いて」というのがトップの43パーセント(複数回答)であったのが納得できる感じです。

生徒や保護者のかたに文華女子をお勧めすると、「聞いたことがない」と言われることが多く、残念ながら知名度は低いようです。ですが、塾の先生からの評価が高い学校なのではないかなあ・・・と思えます。

校長先生のお話は、今春卒業した中高一貫3期生の大学進学実績のご説明から始まりました。国公立・早慶上智というわけにはいきませんが、年を追うごとに合格実績はじりじりと向上しています。今春は一貫生26名のうち、青山学院大、成蹊大、法政大、東邦大医学部看護学科などに現役で各1名が合格しています。

MARCHクラスにも手が届くようになってきたということですが、入学時の難易度を考えると、りっぱな実績ではないかと思います^.^

そのほか、教育の特色としては、「何としても基礎学力を身につけなければならない」という方針で「学研到達度テスト」が採用されているほか、「個人カルテ」というものがつくられています。これは英・数・国それぞれの領域ごとの到達度が記されたもので、どの領域が達してどの領域が達していないかを判定するものです。

また、全人教育にも力が入れられており、「知・徳・体」のバランスのとれた人間を育てることを目指しています。心の教育にも力が入れられ、専任のカウンセラーがいるほか、先生がたのみならず、保護者のかたにもカウンセラーマインドを身につけてもらおうという方針です。

続いて副校長先生より、さらにくわしく本校の教育内容のご説明がありました。本校のことしの中学1年生は20名が入学しましたが、心の教育を重視するあらわれとして、「もちろん、いじめもございません」とのことでした。在校生はあいさつ、しつけなどの基本的な習慣が身に付いています。

はげまし、勇気づける指導が徹底的に行われており、少人数で徹底的にひとりひとりを指導する方針です。教科担任の先生はずっと持ち上がりで、一貫コースの生徒については先生がたで情報の共有がおこなわれており、先生がたは生徒についてよく知っています。

よく、「いじめがない学校というのはあり得ない。先生たちが気づかないだけだ」ということをおっしゃるかたがいます。一般論としてはわたしもそう考えます。ですが、文華女子のように1学年20名台ですと、確かにいじめなどがあったとしてもすぐに把握可能なのではないでしょうか。ですから、「いじめがない」というお言葉も信じられるものなのではないかと感じました。

また、少人数教育もかなり徹底されています。よく、中学のうちは少人数だけれど、高校から大量に募集していて、一気に大人数になってしまう学校がありますが、本校は一貫生は6年間ずっと別クラスですので、その心配はありません。

また、1クラス15〜20名で、なんと20名を越えたらクラスが分割となります。あとで別の先生が「21名を超えるクラスは絶対に作りません」と断言してらっしゃいました。40名を越えたら2クラス、60名を越えたら3クラスになるということです。

ただ、少しややこしいのは、授業は2クラス合同でおこなわれるということです。つまり、ここでいう「クラス」とはホームルームであり、担任の先生がつく単位であるということです。ただし、英語・数学のみは、習熟度別でまた別の2クラスに分割されます。

驚いたのは、ことしの中1は20名ちょうどであるにもかかわらず、2クラスに分割されているということでした(@@)

そのほかの特色としては、英語教育に力が入れられているということがあります。中1〜高2まで、ネイティヴスピーカーによる授業が週1回あるほか、『プログレス』や『グローバル・イングリッシュ』も導入されており、英語の授業は1週あたり中1が6時間、中2、中3が7時間もあります。また、希望者は中3でイギリスに研修旅行、高2でオーストラリアでのホームステイ研修に参加することができます。

説明会が終わっての感想ですが、受験生へのアンケートで「本校を受験するのはなぜですか」という設問(複数回答)に対し、なんと100パーセントの人が「一人一人を親切によく面倒を見てもらえそうだから」と回答しているということが、本校の特徴を端的にあらわしているのではないかと思います。特に、高校になっても一貫生は別クラスで、人数が増えないというのは本校ならではの特色です。

大勢の中にいては埋もれてしまう子。自分の意見をなかなか言えない子。あるいは先生によく見てもらうこと、面倒見を期待する子などにはとてもお勧めの学校ではないかと思いました。

ただ、ちょっとだけ気になったのは、2年前までは、たとえば光塩女子学院などにもちょっぴり通じる、いかにも「女性が運営している学校」というきめ細やかさや気配り、品の良さが感じられたのに、今回はどちらかというと男性主体で物事が動いているような感じがしたこと・・・。

たぶん学校内での人事とか、退職した先生がいらっしゃるとか、そういうことが関係していることではないかと思いますが・・・。ただ、ごくわずかな雰囲気の変化ですし、どちらが良いかは、まさに好みによるところでしょう。

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中学校 塾対象説明会 訪問日時 2002年5月10日

説明会の長いオフシーズン?もおわって、本年度初めての学校説明会は、文華女子中学校に行ってきました。この前最後の説明会に行ったのが1月10日の川村中学校でしたから、4か月ぶりです。

わたしは去年、塾対象、保護者・受験生対象合わせて23校の学校説明会を回りましたけど、文華女子は、好感度ではトップクラスだったと思います^.^ それなのに、中学校創設(正確には復活)以来、まだ6年ほどと歴史が浅いためか、いまひとつ知名度がないのが残念なところです(^^;;

去年、行きも帰りもバスをまちがえて、西武新宿線と池袋線の間を2往復し、タクシーまで使うはめになったので、ことしは慎重にバスを選んで乗りました(^^;; 正しいバスに乗ると、ほんの3駅ほどですぐに着きました。バスに乗らず駅から徒歩で通う生徒がいるというのも納得できる距離でした。

校門から校舎まですこし距離があります。あいにくの雨でしたけど、歩いていくと、道のわきに植えられたコスモスやパンジーがきれいに咲き誇っていました。

先生方にていねいに出迎えていただいて校舎に入ると、2000年に新築されたときのきれいさが十分に保たれていました。床はぴかぴかですし、壁にも汚れはありません。ガラスの面積のたいへん多い明るい校舎なんですけど、そのガラスもきれいにみがかれていました。全体に女子校らしい清潔感に満ちあふれています^.^

説明会は理事長先生のごあいさつから始まりました。お話の中で印象に残ったのは、都立富士や都立青山の校長先生を歴任なさった栗原校長先生が、全教員のかたたちに個別に指導をなさってらっしゃるということ。そして、校舎のIT化を強力に推進なさっているということでした。

IT化については、今年の夏休みの工事で、全館に校内LANを導入するということ、コンピューターをすべて最新の物に買い替えるということと、LL教室をマルチメディア教室に改変するといったようなことが中心でした。時代の最先端を突き進もう・・・という気迫のようなものを感じます^.^

つづいて、スライドによる学校紹介がありました。何度か強調されていたのは、今年度からはじまった公立校の指導内容3割削減に対して、本校では削減はおこなわない・・・ということでした^.^

わたしのところでは公立小・中の生徒も教えていますけど、授業をしていて、指導内容の削減のひどさにはあぜんとするものがあります(^^;;

ちょうど削減の過渡期にあたるせいもありますけど、小学校ではえんえんと前学年で習った内容ばかり出てきますし、中学校でも、授業の進みかたは超スローペースです(^^;; もうじき中学の中間試験があるんですけど、なんと中1の中間試験をおこなわないという学校もあります(@@) また、中3の中間試験は英語と数学の2科目だけしかおこなわないという学校もあります(^^;;

小5の生徒ですら、「こんなんじゃ、バカになっちゃう」と言っているぐらいです(^^;; そのような中、文華女子のように学習内容を削減しない私立中学校に通わせる意義は、いままで以上にたかまったのではないでしょうか・・・?

また、文華女子の魅力の一つとしてあげられていたのが、1クラス15〜20名ていどという少人数教育だということです^.^ さらに、見落としてならないのは、中学から入学した生徒は、6年間別クラスで、高校からの生徒と混ざることがないという点です。

高校からも募集する学校の場合、せっかく少人数できめの細かい指導をしてもらえると期待して入学させたのに、高1になったとたん外部生がどどっと入学してきて、一気に大人数になってしまうというところも多いです。そうした面からも、文華女子の完全中高一貫クラスは、もっと注目されてもいいと思います^.^

また、大学進学指導についても力を入れていくということが強調されていました。いま、女子校では白百合、光塩、晃華など、大学進学実績のいい学校は人気を保っているものの、むかしながらの「お嬢さま学校」という伝統を守っている学校は、目も当てられないほど合格者偏差値が急降下しています(^^;;

えっ、この学校が??と思うような名の知られた名門校が、びっくりするほど低い偏差値になったりしています。そんなことから、大学進学指導に力を入れるのは、正解ではないかと思います^.^

それからこんどの入試の出題傾向についての説明がありました。まだ時期が早いということもあって、それほど具体的なお話は出ませんでした。国語の説明がおわって、数学の先生が出ていらっしゃったとき、おもわず「むむっ!! この先生がにっくきかたき役か!!」とか思って、思わず一瞬にらみつけてしまいました(笑)

というのは、文華女子の入試問題は、受験生のレベルに対して、算数の問題がすこしむずかしすぎると思うからです(^^;; 配付されたことしの入試の得点分布のグラフからも、それはあきらかだと思います(^^;; 2月1日の午前入試の分布図を見ると、150点満点中、国語は130点近辺に山がもりあがっているのに、算数は50点近辺・・・つまり、100点満点に換算して33点近辺に山が盛り上がっているのですから・・・。

この学校の性質から言って、四谷大塚や日能研のテキストを使ってお勉強しなくても、小学校のお勉強を一生懸命して、基礎をしっかり身につけた子たちがいい得点をとれるような、たとえば戸板や文化女子大杉並みたいな問題のほうがいいのではないかと思うのですが・・・(^^;; 

説明会のあと、校舎見学がありました。おどろいたのは、中学校の全クラスで、教室の中に入っての授業見学があったことです(@@) いままでの経験では、中1だけとか、ほんの一部のクラスの教室にしか入らせてもらえない学校が多かったですから、ほんとにびっくりでした。

説明会のあと、お昼休みの高校生の姿も見ることができたんですけど、スカートこそやや短いものの、服装はきちんとしていると思いました。また、生徒たちがとっても明るくて、楽しそうだな〜って思いました^.^ ある先生が「斜に構えたような生徒はひとりもいない」というようなことを断言してらっしゃいましたけど、きっとほんとだろうな〜という感じでした^.^

説明会がおわって、わたしの生徒のお母さまが以前おっしゃっていた言葉が思い出されてきました。

「なんだか先生と生徒の距離がとても近い学校だと感じました。上から見下ろすような感じがしなくて・・・」

お勉強はちょっぴり苦手だけれど、すなおで礼儀正しい子に育ってほしい・・・。少人数で、わが子を大切に指導してくれる学校に進ませたい・・・。そうお考えのかたには、とってもお勧めの学校ではないかと思います^.^

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高等学校 塾対象説明会 訪問日時 2001年10月

西武新宿線、西武池袋線のどちらからもバスでないと行けない学校です。学校のおとなりは畑で、騒音などのことを考えるととても環境はいいと言えます。

とても感じのいい学校で、受け付けなどで、まるで貴賓のような扱いをされて、恐縮しまくりです。 先生がた、とくに女性のかたたちがとても品がおありになって、親切で、ものすごくこまやかな心配りをしてくださることに、感動というか、感銘を受けました。

とかく偏差値のあまり高くない学校というと、がらがわるい、というイメージを持たれがちですけど、生徒たちを見ていても、この学校はぜんぜんちがいます。あたりまえのことですけど、学校の品性というものは、偏差値とぜんぜん関係ないものなんだなあ・・・ということを痛感させられる学校です。

説明のあと校内見学があったんですけど、2000年に建てられたという校舎はどこもぴかぴかで、すばらしいものでした。

わたしは、この学校がいっぺんで好きになって、ファンになってしまいました^.^ 過去、「わたしは絶対に共学しか受験しない!!」と言い張っていた中3の受験生たちに、じっさいにこの学校を訪問させてみると、みんな「あそこなら行ってもいい」って変わっていった理由がわかったような気がします。

あまり知名度はないですけど、ぜひいちどご訪問なさることをお勧めしたくなる学校です。


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