跡見学園中学校・高等学校


塾対象説明会 2004年5月20日

台風の影響か、きょうの塾対象説明会はあいにくの雨でした。多くの塾対象説明会はちょうど梅雨のシーズンとも重なるので、雨に降られることが多いです(^^;; ですが、跡見学園は丸ノ内線茗荷谷駅から、徒歩でほんの2〜3分のところにありますからありがたいです。

説明会開始時はやや空席が目立ったのですが、例によって遅刻してくる塾の先生がたが大勢いらっしゃり、まもなく会場のホールはほぼ満員になりました。さすがに人気校だなあ・・・と思わされます。

跡見学園というと、ことし校長先生が代わられたというお手紙をいただいていました。新校長先生となられて、学園の方針にどのような変化があるか気になるところです。

壇上に立たれた平井新校長先生は白髪でらっしゃり、がっちりとした体つきをしてらっしゃいます。就任なさって初の塾対象説明会ですので、はじめにご自身の経歴についてご説明なさいました。

校長先生は昭和17年のお生まれで、ことし62才になられるそうです。東京教育大体育学部のご出身で、本来は体育の先生でらっしゃるそうでした(@@) わたしもくわしくは知りませんが、体育科ご出身の校長先生はめずらしいのでは・・・? さすがにお声に張りがあって、とてもかくしゃくとしてらっしゃいます。

昭和39年に跡見に奉職なさって、以来40年間勤めてらっしゃいます。バスケットボール部の顧問を三十数年間勤められました。4回、東京を代表してインターハイに出場なさり、最高記録はベスト8だそうです。そのほか、昭和43年には関東大会で優勝し、現在は東京都バスケットボール協会の理事長をつとめてらっしゃるそうです。

「校長として行いたいこと」は、ひとくちに言えば「社会的に学校の評価を高くしたい」ということだそうです。社会的な評価を上げるには、もちろん大学進学実績も大事ですが、大学の進学率は「第一義としては考えていない」とのことでした。

しかしながら、決して大学進学指導をおろそかにするということではないようです。というのは、次年度からのの本校の大きな変更点として、週6日制にもどるということが挙げられたからです。

本校では平成14年に、それまでの週6日制から5日制に移行しましたが、わずか3年でもとにもどるということになります。あとで教務主任の先生よりくわしくご説明がありましたが、やはり文部科学省のアンケートなどにあらわれている、保護者のかたたちの学力低下への懸念が大きな理由のようです。

そのほか、学習面では、「英語の学力が勝負の分かれ目になる」とのことから、「少数分割制のクラスでやっていきたい」ということと、「問題は一人一人の教員の指導力」であるとの考えで、先生方の指導力をどう高めるかに取り組んでらっしゃるそうです。その方法については、各教科に命じて研究させ、その結果を夏休みまでに提出させることになっているそうでした。

次に人間教育についてのご説明がありました。大学進学実績が第一義でないとすると、第一義に何を考えるのか。それは「社会が女子校に対してどういう教育をのぞんでいるのか」と自問し、「日本女性としての全人教育を求めているんだ」との結論に達し、人間性を全面的に、共和的に発達させた、バランスのとれた人間教育を目指していかれるようです。

具体的には、「一人一人の生徒を大切に扱う。きめ細やかに対応していく」という方針で、挨拶、作法、言葉遣い、身だしなみなどの教育が行われます。そのために、中学3年間で11時間、放課後の課外授業で「作法」の時間がとられています。この時間は茶道の先生が講師をつとめてらっしゃるそうでした。

また、学校というひとつの器の中で、子どもたちが影響しあいながら成長していくことを重視し、「宿泊をともなう学校行事を大切に扱っていく」という方針も挙げられました。中1〜高2まで、修学旅行や研修旅行もふくめ、毎年必ず宿泊行事が行われています。

情操面では、本物に触れることで豊かな感性をはぐくむため、オペラ、バレエ、管弦楽団などの観賞を毎年行っているほか、能、狂言、文楽、雅楽など、日本の古典芸能を鑑賞する機会も設けられています。

校長先生のお話が終わって、全体的にどちらかというと大学進学指導よりも人間教育の方に重点が置かれているような印象を受けました。もっとも、それが本校の本来の姿であるとも言えるわけですが・・・。資料を見ますと、跡見学園女子大への進学が44名にまで減少しており、ほぼ進学校となっていると考えられるだけに、ちょっと気になるところでした。

ちなみに、本校のここ3年(2002〜2004年)の応募者数の推移を見てみますと、2科4科合計で、

2/1 1回目 409名→458名→482名

2/3 2回目 662名→678名→719名

2/5 3回目 308名→451名→560名

このように、きわめて順調に増加しています。新校長先生になられて、微妙に方針が変わった感じがしますので、来年の入試でどう変化するか注目したいところです。

つづいて主事先生(教頭先生)より、本校の特色と入試結果について、スクリーンを使ってのくわしいご説明がありました。本校では、ことしの入試から1回目も2科・4科選択制になったので、合格率にどのくらいのちがいがあるか、気になるところです。

4科実受験者数 4科合格者数 2科実受験者数 2科合格者数
1回目入試 276 139 138 41
2回目入試 271 82 123 14
3回目入試 214 28 83 2

やはりと申しますか、2科受験生にとっては大変厳しい入試だったようです(^^;; 本校第一志望の方は、必ず4科で受験なさることをお勧めします。なお、4科の合格者の内容を細かく見ると、さまざまなタイプがおり、算・国が極端にできて理・社が合計で10点にも満たない生徒もいれば、理・社でかせいで合格した生徒もいるそうです。

つづいて、各教科ごとのことしの入試の出題についてくわしくご説明がありました。本校の特色としては、国語、社会、理科に記述式が多いということです。しかもかなりむずかしいものも含まれており、たとえば国語の物語分での心情理解の記述式のものでは、正解率がわずか11パーセントだそうでした。

そのほか、社会では、三権分立について「図のような政治の仕組みをとる理由を答えなさい」という記述問題が正解率15パーセント、理科の「貝柱の役割」を問う問題では正解率18パーセントだそうでした(^^;; 本校に合格するためには、そうとう記述式の問題の訓練を積む必要がありそうです。

平成17年度の入試の変更点としては、各回の募集定員の振り分けが変わります。

1回目 160名→140名

2回目 80名→90名

3回目 30名→40名

1回目の定員を20名へらし、その分2回目と3回目が10名ずつ増やされています。四谷大塚の結果偏差値を見ますと、2、3回目は倍率も高く、1回目よりもかなり偏差値が高くなっていますから、それにともなっての調整であるかも知れません。

つづいて教務主任の先生から週6日制への移行による新カリキュラムの発表があったのち、校舎見学となりました。オープンスクール形式ですので、全学年全クラスの授業を見学することができます^.^ 高1あたりの、いわゆる「中だるみ」の学年ではスカートの短い子も目に付きますが、高2や高3はだいぶ落ち着いた感じがしたのも例年通りでした。

廊下ですれ違った中1の生徒たちが、緊張した顔つきで「ごきげんよう」と挨拶してくれたのは、とても感じが良かったです^.^

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塾対象説明会 2003年6月9日

去年、わたしは塾対象、一般対象あわせてちょうど40校の学校説明会を見て回りました。そのなかで好印象ナンバーワンは・・・と問われれば、迷うことなく跡見学園の塾対象説明会をあげることでしょう。

偏差値低下に危機感をいだいてか、「全校一丸」「改革」という言葉を多用されたご説明には、熱気と力強い躍動感がありました。

たくさんの学校を見て回りますと、この学校はこれから伸びていくのではあるまいかとか、この学校は下り坂なのではあるまいかという雰囲気がなんとなくわかってくるのですが、跡見の説明会からは、「この学校はだいじょうぶ! まちがいなく人気回復する!」という確信を抱くことができました。

本当に人気は回復しているのかどうか。首都圏模試センターと四谷大塚の資料で、応募者数と偏差値を調べてみました(応募者数は2科・4科合計です)。

1回目 対前年比 偏差値 2回目 対前年比 偏差値 3回目 対前年比 偏差値
2001年 485名 87% 51 659名 84% 53 なし - -
2002年 409名 84% 51 662名 100% 53 308名 - 51
2003年 458名 112% 50 678名 102% 51 451名 146% 52

残念ながら偏差値のほうは低下傾向がおさまっていませんが、志願者数のほうは年々減り続けていたのが止まり、ぐいっと上昇に転じたようです^.^

さて、会場である小講堂のふかふかの座席に座って資料をチェックすると、昨年同様とてもくわしい内容なのに感心しました。さまざまな費用についてもきちんと明示されています。課外授業についても、たとえば茶道は「受講料6か月7,500円。菓子代2,500円は後日現金で徴収」などと細かなことまで明らかになっているのは、とても良心的ではないでしょうか^.^

余談になりますが、跡見の塾対象説明会では、一般の説明会よりも配付される量が多いためか、資料は金色の文字で「2004跡見学園中学校高等学校」と印字された、かわいいピンクのファイルに入れられています^.^

また、帰りに記念品などを入れた手提げの紙袋をいただくのですが、この紙袋ひとつとってみても、白地にピンクの桜の花びらのマークと、ATOMIのロゴの入った、持って歩くのがうれしくなるようなすてきなものです^.^ こうした気配りがうれしいところです^.^

わたしの母校は残念なことに塾対象説明会はおこなっていませんが、もし将来おこなうことがあるとすれば、安っぽい学校と思われないように、跡見のように立派なものを用意してくださるといいなあ・・・と心から思います。

さて、開始20分以上前に会場に入ったのですが、山脇学園の塾対象説明会と日程がぶつかったせいか、すこし去年よりも参加者が少ないような気がしました。ですが、開始を5分遅らされたにもかかわらず、あとからあとから塾の先生方が遅刻していらっしゃいます。開始からしばらくたって、座席はだいぶ埋まりました。

はじめに校長先生より、10分間という短い時間で簡単に跡見学園の歴史や教育方針についてのご説明がありました。メモが取りにくかったので正確ではないですが、お話の内容は以下のようなことでした。

本校は明治8年に跡見花蹊先生により創立され、ことしで創立128年になります。花蹊先生は19世紀にして、女性の社会進出、自立を先取りされました。今、急速に国際化・情報化・高齢化が進み、社会は大きく変化していますが、いかに変化しようとも変わらない価値のあるものを本校は大切にしています。

本校では生徒をひとりの人間として尊重し、かけがえのない存在として接することで人間教育を行っています。心の触れ合いを大切にしながら、助け合いの精神を育て、暖かい人間関係を築くことで学習意欲を向上させています。

中学校で英語の授業は中1から中3まで週6時間あります。うち1時間はネイティブの先生による英会話に当てられています。中1の前期は1クラスを2つに分割した授業を行いますが、中1後期からはすべて少人数習熟度別授業になります。

高校においては、進学指導の強化を図ることが本校の大きな重点目標になっており、じょじょに効果が出ています。

この進学実績についてはくわしいお話はなかったのですが、あとで資料を調べてみました。過去4年間の資料がのっていたので、主な実績を調べてみますと・・・。

国公立 6→18→10→20(うち現役16名)

慶應  5→ 7 → 9 →13(全員現役)

早稲田 6→13→16→16(うち現役15名)

上智  9→ 5 →12→11(全員現役)

校長先生のお言葉どおり、合格実績は徐々に向上しているようです^.^ また、現役合格率が非常に高いのも目を引くところです。

校長先生のお話は、このあと「わが校の望ましい女性像」「本物に触れる教育」についてご説明になっておわられました。

つづいて、主事先生(教頭先生)より、入試状況についてくわしいご説明がありました。本校についていちばん気になるのは、ことし2月の2回目、3回目入試で初めて行われた2科・4科選択制についてです。

合格決定は、他校でもよく行われているように、全合格者の80パーセントを受験者全員の算・国2科目の合計点だけで決定し、残りの20パーセントは4科目の受験生の中からだけ選ぶという方式がとられました。いわゆる2段階選抜で、4科目で受験した生徒には2回チャンスがある方式です。

補欠候補者については、まだ合格にいたっていない受験生の中から、再び算・国の合計点だけで選抜されたそうです。

平成15年度の入試で初めてこの方式をとられたため、どうなるかわからない面もあったそうです。結果的には、2段階選抜の4科目受験生から選ばれる20パーセントの生徒の中で、理社だけが突出してできている生徒はいなかったそうです。

すなわち、理社ができている生徒は算国もできており、「ほとんど国算の上位者から取ってもあまり変わらないような結果だった」そうでした(^^; やはり一般に言われているように、算国の成績だけ取ってみても、4科目受験生の方が2科目受験生よりも上回っている場合が多いようです。

また、平成15年度入試のもう一つの特徴として、2回目・3回目入試の欠席者が少なかったことがあげられるそうです。即日発表の学校が増えているためでしょうが、例年は出願者の40パーセントぐらいの生徒しか2回目・3回目は来ないのに、今年の入試ではどちらも半分以上が来たそうです(@@)

そのため、「非常に厳しい入試になった」そうで、3回目試験では、30名の定員に対し、なんと266名も実受験者がありました(@@)

つぎに、複数回受験についてです。2回目試験では繰り上げ合格が12名ありましたが、この全員が1回目試験も出願し、不合格だった人たちだそうです。また、1回目入試の繰り上げ合格18名も、ほぼ全員が1・2回同時出願者だったそうでした。

ある塾の先生から、「あんまり品がよくないからやめなさい」と言われたそうで、具体的なご説明はなかったですが、同時出願者にはボーダーで優遇などの措置がとられているのではないでしょうか。第一志望の方は、必ず同時出願なさったほうがよさそうです。

なお、2回まで受ければ第一志望と判断するとのことで、2月5日の3回目試験に関しては、同時出願はあまりお勧めしていないそうです。「5日まで決まらないのはたいへんなことだから」だそうで、このあたりも良心的だと思いました^.^

では、1・2回を同時出願した方はどれぐらいいたかというと、2回目出願678名のうち、377名に達したそうでした。1回目出願者が458名ですから、このうち実に82パーセントの方が同時出願したということになります(@@)

つぎに入試の得点の結果についてのご説明がありました。問題となったのは1回目・2回目の算・国の平均点が40点ぐらいしかなく、低すぎたことだそうでした。1回目は合格者平均点でも算数48.6点、国語49.4点しかありません(^^; つまり、合格者であっても平均して半分も解けなかったということです(^^;

これは問題がむずかしすぎたためで、「大きな反省材料でございます」とのことでした。そのため、保護者対象の説明会では、平成15年の1回目、2回目の過去問はそのことを承知で解くようにとの呼びかけをされているそうでした(^^;

なお、この1回目入試の問題がむずかしすぎたことの副産物として、あるところに受験生がぎゅっとつまるという現象が起きてしまったそうでした。通常であれば1点のところに5〜6人程度分布するのに、10人ぐらいがつまってしまったそうです(@@) 2科目での合格最低点は85点、繰り上げ合格の最低点は83点だったそうでした。

つぎに平成16年度の入試の変更点です。1回目入試も2科・4科選択制になります。面接は、「いまのところ廃止する予定はございません」とのことでした。面接で必ず質問されるのは、「受験番号・氏名」と、「どうして跡見学園を受けましたか」ということだそうです。

受験番号については、5校も6校も受ける場合もあるでしょうから、暗記しなくても、受験票を見て答えればいいとのことです。また、志望動機については小学生らしい答えでいいそうで、「プールがあるから」「土のグラウンドだから」というものでもいいそうでした(笑) このあたりは、「わかってらっしゃる」という感じで、とても好感のもてたところでした^.^

「面接で落ちることはまずない」そうですが、「初めて会った大人と、言葉によってコミュニケーションを取れるかを見たい」そうで、「絶対にないとは言えない」そうでした。どこの学校の面接でもそうでしょうが、一言もしゃべらない、一度も目を合わせないなどは禁物のようです。

また、もう一つの変更点として、「自己申告書」の廃止があります。ただし、そのかわり入学願書の下半分に、受験生本人の書く「自己アピール」というのが加わりました。

「ご自分の良いところはどんな点ですか」「跡見学園はどうして受けるんですか」などについての答えを書くようです。なお、家族欄、小学校の出席日数は書かなくてすむようになったそうです。

繰り上げ合格については、3回分まとめてでなく、1回ごとに決定されます。ただし発表はされず、連絡がつくまで電話したり、留守番電話にメッセージを入れたりするそうです。例年、2月6日の夜までにだいたい終了するそうでした。

主事先生のお話に続いて、各教科の先生方より、入試の出題傾向についてのお話がありました。

国語は、敬語・ことわざ・四字熟語など、ふだんの生活で身につけてほしいものは例年出題するそうです。こんどの入試もおおまかなところは同じだそうです。詩・短歌・俳句などの韻文を「なるべく出したい」そうです。また、「記述が多くなります」とのことでした。漢字については「きれいな字で正確に」書くことが要求され、「厳しい基準で採点している」そうでした。

算数は、基礎学力がついているかを重視されているようです。大問1の計算問題、大問2の一行問題が重要なようで、「合格者で応用問題だけで合格する子はいない」そうでした。また、応用問題では図形が多く出題されるようです。

社会は、「中学校で社会科を学んでいく上で必要な基礎・基本が身に付いているか」を見たいそうです。今年は選択式、完答式(穴埋め)問題だけでしたが、こんどの入試は「資料の読み取り、数十字の記述も教科としては考えております」とのことでした。なお、歴史の用語などは「必ず漢字で書くこと」が必要です。

理科は、「難易度をあげる予定はなく、本年度と同様」だそうでした。植物・カエル・太陽や月・夕焼けなど、身近な題材を使用しているそうです。ただし、「論理的思考力を要求されるものも出す」そうでした。

つづいて、生徒のようすについてのご説明がありました。8時10分からホームルームがあり、8時までに登校することになっています。お昼はお弁当持参が原則ですが、忘れた場合、朝申し込めばお昼に届く、業者さんのお弁当が注文できるそうです。

クラブ活動は強制ではありませんが、中学生の90パーセント、高校生の80パーセントが何らかのクラブに所属しています。また、課外活動については、中1の280名のうち、144名が英会話を申し込んでいます。

1時間半に及ぶ説明会が終わり、つづいて校内見学となりました。見学の方式は、数名ずつに案内の先生がひとりずつ付いてくださるグループ方式と、自由に見て回っていいオープンスクール方式を選択できます。とても親切でありがたいと思いました^.^

地下の温水プール、大小のアリーナ、竹林に囲まれた和室、全校生徒参加の運動会ができる広いグラウンドなど、施設は申し分ないです^.^ 家庭科の実習室で、生徒がお掃除するというガスレンジや流し台などがぴかぴかで、汚れひとつないのには感心しました^.^

授業を行っているクラスでは、昨年までと同様、低学年がちょっとにぎやかで、高学年ほど落ち着いて授業態度がいいように感じられました^.^ 高学年では、あいかわらずかなり明るい色の茶髪の生徒もいますが、去年よりもその割合が減ったような気が・・・? また、茶髪の生徒といっても、いわゆる「ギャル」みたいな子ではもちろんなくて、授業態度のいい子が多かったです。

説明会が終わっての感想ですが、志願者が増えたためか、去年のような切迫した感じはまったく感じませんでした。そのかわり、熱気とか迫力のようなものがなくなってしまったような気もしました。

ですが、女性の先生方にとても品がおありで、この学校の本来の持ち味である品格がきわだった説明会だったのでないかと思います。ことしも、生徒たちにぜひお勧めしたいと思える学校でした^.^

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塾対象学校説明会 訪問日時:2002年5月29日

跡見学園というと、どうしても気になるのが、このところの中学入試の偏差値の低下ぶりです。四谷大塚の過去7年間の偏差値推移を見ると、毎年のように下がり続けています。7年前とくらべると、なんと8つも偏差値が下がっています(@@)

跡見の先生がたはこのことを認識してらっしゃるのでしょうか。また、してらっしゃるとすれば、原因をどう分析し、どう対処しようとしてらっしゃるのでしょうか・・・。そんなことが気になって、この説明会にはとても関心を持って出席してきました。

去年出席した保護者・受験生対象の説明会は広大な大アリーナで行われました。でも、きょうは塾対象ということで、地下に下りた小講堂が会場でした。ここはあまり利用されないのか、とてもきれいで新築の時のようすを保っているようです^.^ 階段状になっており、傾斜が急で、前の人の頭を気にせずにステージを見ることができました。

席について、受け付けでいただいた資料に目をとおすと、まずその量の多さと密度におどろきます(@@) おそらく、かなりの時間と労力をついやして作られたものではないでしょうか・・・? 各科目のカリキュラムのほか、Q&A、クラブの学年ごとの人数、そして華道、茶道などの課外授業の料金までのっています。とても親切で、力の入れようが感じられます。

小講堂にはあとからあとから塾の先生が詰めかけて、やがてほぼ満員になりました(@@) こんなに大勢の塾の先生が集まった説明会は、今までのところ経験がありません。去年の保護者・受験生対象説明会も大アリーナが満員になるほどの来客数でしたし、さすがに人気校だな〜って思わされました^.^

説明会は校長先生のお話から始まりました。わたしはどこの説明会でも、校長先生のお話だけはほとんどもらさずにすべて書き留めることにしています。書くのがおそいので、一語一句あまさずに・・・とはいきませんけど・・・(^^;; ただ、今回は10分間という短い時間のせいか、とても早口でらっしゃったので、あまり書き留めることができませんでした(/_;)

でも、とても印象に残ったのは、跡見はいま大きな改革期にあり、大きな内部改革を進めてらっしゃるというお話でした。そしてその大きな目標は、高い学力をつけ、進学教育の強化をするということでした。

ああ、跡見もやっと・・・というのが正直な感想です。というのも、このホームページのあちこちに書いてきたように、いまは「昔ながらのお嬢さま学校」は大苦戦しているところが多く、大学進学実績がいいところに人気が集中しているからです。

また、このあとの主事先生(教頭先生)のお話によると、跡見の内部事情からも、他大学進学指導に力を入れないといけないようでした。というのは、300名弱の卒業生のうち、跡見学園女子大・短大に内部進学する生徒が、6年前の平成8年度には86名いたのに、毎年減り続け、ことし平成14年度には、なんとたったの16名に激減しているからです(@@)

これは人数比で考えると、たとえば進学校とだれもが認める白百合学園から白百合女子大に内部進学する生徒よりも、ずっと比率が低いということです(@@) 主事先生は、内部進学の激減、言い方をかえると、他大学進学者の増加の「スピードに追い付かない」ため「進学実績があまり出ていない」とお話になってらっしゃいました。

たしかに、これほどの急激な変化に対応するのは、なみたいていのことではないと思います。121年という長い跡見の歴史から考えると、ほんとに「いきなり」という感じで大学附属校から進学校へと変わってしまったのですから・・・。

具体的な大学進学指導のひとつとして、本年度から通常の授業のなくなった土曜日が活用なされているようでした。なんと大手の予備校の先生を招いての講座が開かれているそうです(@@) 予備校の授業を学校で受けられるということで大人気で、高1で98名、高2で73名もの生徒が受講しているそうでした(@@) そのため、中高の教室では入りきれずに、短大の教室を借りているそうです。

そのほか、お勉強が遅れ気味の生徒に対する指名補習もあります。またフランス語、中国語の講座を選択できるようになっていたりもして、土曜日はとても充実しているようです。生徒たちもふだん以上に活気があり、楽しい顔をしているそうでした。大学進学だけでなく、生徒のさまざまなニーズにこたえているからでしょうね^.^ はじめは土曜日に生徒が来るかどうか心配だったそうですけど、大成功のようです。

また、次年度の中学校のカリキュラムは発表されましたけど、高校のものはまだ検討中とのことで発表されませんでした。2学期の保護者・受験生対象の説明会では発表されると思います。おそらく他大学進学指導に重点を置いたものに変わるのではないでしょうか・・・?

去年の学校説明会でも改革ということは強調されていました。ですけど、たいへん失礼ながら、他校の説明会を見なれた目には、正直なところ針ほどのことを棒のようにお話しになっているという印象をいだかざるをえませんでした(^^;; ですけど、ことしはちがう、改革を本気で進めてらっしゃるんだなと感じました^.^

また、中学入試についてもいろいろと変更があります。一番気になるのは、こんどの入試から2回目、3回目試験が2科・4科選択制になるということではないでしょうか。

どのような判定法法になるかはまだ煮詰まっていないとのことで発表されませんでした。他校では、全受験者の中から募集定員の3分2とか80パーセントを算・国の成績だけで合格とし、のこりの3分の1とか20パーセントは4科目受験生からだけ選抜する・・・というような方法が一般的です。おそらく跡見の選抜方法も、4科目受験生がかなり有利な方法になるのではないかと思います。

ただ、出題については、初年度ということもあってか、理科・社会については基本的な問題が中心になるとのことでした。

また、本校では募集定員に対し、他校に抜ける分を考慮した「水増し合格」はほとんど出されていないようです。そのため、補欠繰り上がり合格がけっこう出るそうでした。

もうひとつの変更は、1回目試験の定員を20名へらし、その分を2回目試験の定員に振り替えたことです。理由は、1回目の応募者が減少を続けているためとのことでした(^^;; これはかなり苦渋の決断だったようです。ですけど、願いとしては2月1日に第一志望の多くの受験生に受けてほしいそうで、なるべく早くもとに戻せるように考えてらっしゃるとのことでした。

説明会がおわって、校舎見学となりました。去年の保護者・受験生対象の説明会と同じく、オープンスクール形式で、自由に見て回ってよいということでした^.^

渋谷教育学園渋谷の説明会で学んだことをもとに、まずエレベーターで最上階の6階に上がって、そこから順に下に下りて見ていくことにしました。本校では、6階が中1の教室になっています。階が下がるにつれて学年が上がり、1階が高3の教室です。

最上階の中1の生徒たちは、とっても明るくて、楽しそうで、かわいらしかったです^.^ すこし元気のありすぎる感じのクラスもありましたけど、全体に授業態度もよかったです。去年も感じたことですけど、2〜3のクラスをのぞいて、高学年になるほど静かに落ち着いて授業を受けている感じでした。べつにおっかなそうな先生ではないクラスでも、しーんとして黙々としているところがほとんどでした^.^

さて、生徒の様子ということになりますと、どうしても茶髪のことに触れざるをえません(^^;; 階を下って中3のあたりからぽつぽつと目立ちはじめ、高校生のクラスでは、かなりの率で茶髪の生徒がいました(^^;;

去年はほとんど気づかないほどでしたから、なんだか茶髪率に関しては別な学校に来たような感じがしました(^^;; ひょっとすると去年の高3が卒業していなくなってしまったことと関係あるのかなあ・・・などと思いました。

もっとも、跡見には「罰則をともなういわゆる校則」というものはないそうです。かわりに『跡見学園の生活』という小冊子に「服装・髪型」という項目がありました。それを読んでみると、「本校ではパーマネント・ウエーブおよびカーラーの使用は禁止しています」とあって、「染髪は禁止」とは書いてありません。ですから、校則違反をしているわけではないようです。

とはいえ、来校する保護者や受験生の中には気にする人もいそうです。そのためか、校舎見学そのものがなかったり、見学できても中1だけ、という学校も少なくないです。それなのに、あえてオープンスクールという形式をとって、包み隠さずに情報を公開する跡見学園の勇気と自信にはほんとうに頭が下がります。

入学したあとで「こんなはずではなかった」などと思われるよりは、はるかに良心的で、親切なことであると言えるのではないでしょうか。

説明会がおわって、長い歴史を持つこの学園が、本当に前向きに改革を進めようとしていることが感じ取れました。とても頼もしく感じました。また、情報公開についてはほんとうに好感が持てました^.^

これらの改革が成果をあげ、大学進学実績が向上して、早くまた以前のようなレベルの高さに戻るといいなあ・・・と心から思える学校でした^.^ 自分の大切な生徒を受験させたいと思える学校のひとつです^.^

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学校説明会 訪問日時:2001年11月

地下鉄丸の内線の茗荷谷駅でおりると、よそいきのお洋服を着た小学生の女の子を連れた人たちがおおぜい改札を抜けていきました。きっと跡見学園にいく人たちだな・・・と思ってついていったので、地図を見ることなしですぐにたどりつくことができました。

跡見学園というと、日本ではじめて「ごきげんよう」のご挨拶をはじめたところだそうです。そのためか、校門の先に立ってらした何名かの男の先生のご挨拶も、すべて「ごきげんよう」でした。うーん、でも、なんとなく男の先生ばかりで「ごきげんよう」というのは、ちょっぴり違和感あるな〜〜(笑)

講堂は体育館兼用のもので、「大アリーナ」というそうです。まずその広さにびっくり・・・(@@) 体育館兼用ですから床は階段状になっておらず、2階席もないですけど、多分2千名以上収容できるのではないでしょうか・・・? ただ、古い講堂ですので、ちょっとぽろいのと、暗いのは仕方のないところです(^^;;

その広い講堂にあとからあとから来場者が詰めかけてきます(@@) 開始が5分ぐらい遅らせられたんですけど、それでもまだ来場者が来て、ほぼ満席となりました(^^;; なんか、倍率すごそう・・・。

来場者のようすを見ていますと、とてもまだ小6とは思えないちいさい女の子がけっこういました。みなさん、跡見は小4、小5ぐらいのうちから志望校として絞ってるのかな・・・とか思えました。

また、お嬢様学校という評判ですから、きっと来場者のお洋服とかもすごいのかなとおもって、すこし服装に気をつけて出かけたんですけど、普段着の人がけっこういらっしゃいましたし、ジーパンをはいたお父さまもいらっしゃいました。もちろん、「気合いの入った」お母さまもおおぜいいらっしゃったんですけど、なんかおしゃれしてきて拍子抜けした感じでした(^^;;

説明会は校長先生のお話からはじまりました。跡見学園では内部改革をちゃくちゃくと進め、「あたらしい跡見」にかわっていくとのことでした。ところが、次にお話になった主事先生(教頭先生)のお話と総合しても、大きくかわる点というのは、

1.完全週5日制にする。

2.英語の授業時間を1時間増やして週6時間にする。

3.中1の英語の授業を2クラスに分割し、小人数授業を行う(従来は中2以上)。

この3点以外、あまり具体的な発表はなかったように思います。あと、平成14年度の入試から第3回試験を設けること、平成15年度、つまりいまの小5が受験する年から、第2回、第3回の入試ははやりの2科4科選択制を導入するとのことでした。

また、説明時間の大半が英語教育とオーストラリアでの海外研修に当てられ、ほかの科目の説明はなかったですから、かなり英語教育が売り物の学校なんだな〜〜とか思いました。

説明会がおわっての感想は、事前のイメージとちがって、気取ったところのない学校なんだな、ということでした。また、男の先生のお話が多く、わかわかしく力強い感じの口調のお話が多かったですから、なんとなく「女子校の説明会ではないみたい」という感想を抱きました。

白百合の説明会もそうでしたけど、世間一般で「お嬢様学校」というイメージをもたれているところは、意外と硬派な感じの説明会をするものなんだなと思いました。

先生方のお話が長く、いすも折り畳み式の金属パイプのものだったのでおしりが痛くなって閉口しましたけど、会場に大勢いた小学生の児童たちが、低学年の子もふくめて、長時間とてもお行儀よく我慢していたのには感心しました^.^ 志望者はしつけのいいご家庭の子が多いんでしょうね^.^

それから校舎見学があったんですけど、いわゆる「オープンキャンパス」形式で、どの教室も自由に見学していいという形式でした。これはかなり生徒と授業に自信がないとできないことだと思います。

先生の引率による案内もあるとのことでしたけど、大半の人が自由見学を選んでらしたので、わたしも自由に見て回ることにしました。講堂から出ると、6階までの円形の吹き抜けがあるのに圧倒されます。まずは下足室をチェック。上履きと外ばきが整然と2段に重ねられています。合格点です(笑)

古い校舎ですから、床や壁には多少汚れが目につきました(^^;; 特に階段の床が黒いですから、ほこりがたまっているのが目立ちます。でも、許容範囲かな〜〜という気もします。

階段からは校庭が見えました。都内の女子校としては珍しく土のグラウンドで、テニスコート4面分以上の広さがありましたから、広い方だと思います。

授業を順番に見ていくと、女子校なのに男の先生の割合がとても高いと思いました。また、少人数に分割されたクラスは20名ぐらいしかいなかったですけど、高1の化学で、つくえが後ろの壁いっぱいまでつめこまれて、ぎゅうぎゅうのクラスがありました(^^;; どう見ても50人を超えています。人気のある選択授業なのでしょうか・・・?

授業では、みんな授業態度がいいのに感心しました。足を組んでいる生徒はおらず、ひじをついている子も1クラスに1人いるかいないかです。服装に乱れはなく、スカートが短い子も発見できません。どんなにきびしい学校でも、髪を染めてるな・・・と思える子は多少いましたけど、この学校ではそれらしい子は1人か2人しか発見できませんでした。このあたりはさすがだな〜〜と思いました。

おもしろいなと思ったのは、すこし落ち着きのないクラスは中1と中2で見られて、高学年はとてもちゃんとして授業を受けていたことです。いままで見た限りの学校では逆のことが多くて、素直な中1が校舎見学があるということで緊張してお行儀よくしており、高学年の子ほどふてぶてしく授業態度が悪いことが多かったですから・・・(笑)

これは、長く跡見にいる子ほど誇りと自覚を持っており、しつけの効果があらわれているということですから、好ましいことだと思います。

そんな感じで授業中なのに校舎全体がとても静かでした。ただ、空き教室から生徒たちのにぎやかな笑い声が・・・(^^; なんだろう、という感じで何人かの見学者がその教室に近づいていきます。すると、なぜか授業時間中なのに着替えをしている何人かの生徒たちがいました(@@)

その生徒たちは着替えおわって出てくると、さすがにはずかしそうでしたけど、来客者たちにちゃんと「ごきげんよう・・・」と挨拶していた点にしつけのよさをを感じました^.^

校舎は少し古いですけど、全体として、生徒のしつけが行き届いて、あたりまえのことがあたりまえにできている、とてもいい学校だと思いました。


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