| ◆◇◆◇ シェーグレン症候群 ◇◆◇◆ | ||
| 原因は不明で、中年女性に好発する涙腺や唾液腺を標的とする慢性炎症による外分泌腺障害をおこし、 全身性の臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患です。(男女比は男女比1:14) また、膠原病(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、混合性結合組織病)に合併する 二次性シェーグレン症候群と、これらの合併のない原発性シェーグレン症候群に分類されます。 (関節リウマチの人の約20%にシェーグレン症候群が発症) |
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| ◆原発性シェーグレン症候群の病変◆ 1.目の乾燥(ドライアイ)、口腔乾燥の症状のみで、ほとんど「健康」に暮らしていますが、 ひどい乾燥症状に悩まされている人もあります(約45%)。 2.全身性の何らかの臓器病変を伴い、諸臓器へのリンパ球浸潤、増殖による病変や自己抗体、 高γグロブリン血症などによる病変を伴います(約50%)。 3.悪性リンパ腫や原発性マクログロブリン血症を発症した状態です(約5%)。 経過を見ますと、約半数の人は10年以上経っても何の変化もありませんが、 半数の人は、10年以上経つと何らかの検査値異常や新しい病変がみられます。 | ||
| ≪症状≫ ドライアイ、ドライマウスがみられます。 ・目の乾燥=涙が出ない・目がゴロゴロする・目がかゆい・目が痛い・目が疲れる・物がよくみえない まぶしい・悲しい時でも涙が出ないなど。 ・口の乾燥=口が渇く・唾液が出ない・口が渇いて会話ができない・味がよくわからない・口内が痛む 舌の表面が割れる・夜間に飲水のために起きる・虫歯が多くなるなど。 ・鼻腔の乾燥=鼻が渇く・鼻の中にかさぶたができる・鼻出血があるなど。 さらに唾液腺の腫れと痛み、息切れ、熱が出る、毛が抜ける、膣乾燥、レイノー症状、関節痛、 夜間頻尿、紫斑、皮疹、日光過敏などがみられることもあります。 全身症状として、疲労感、記憶力低下、頭痛は特に多い症状で、めまいや集中力の低下、 気分が移りやすい、うつ傾向などもよくあります。 ≪治療法≫ 現状では、根本的に治す方法はないので対症療法になります。 したがって治療は乾燥症状を軽快させることと疾患の活動性を抑えて進展を防ぐことにあります。 規則正しい生活、休養、バランスのとれた食事、適度の運動、ストレスを取り除く等の注意が必要です。 ・目の乾燥=いろいろな目薬や人工涙液などがあります。 乾燥のひどい人に対しては、涙の排水口である涙点をシリコンプラグで塞ぐ処置や 涙点を手術でふさぐこともできます。 ・口の乾燥=人工唾液や市販の口内に塗る製品を使用します。 内服薬もあります。 |