| ◆◇◆◇ 間質性肺炎 ◇◆◇◆ | ||
| 一般の肺炎は、細菌が気管支から肺胞までの空気の通り道に感染して炎症を起こします。 炎症が起きる部分が限られ、息切れはなく、発熱・咳・痰が、主な症状で、 一般には治療をすれば、完全に元の状態に戻ります。 間質性肺炎は、肺の間質(肺胞隔壁および末梢の支持組織)に炎症が起きます。 肺胞の壁に何らかの原因で変化が起こり、壁の中に白血球の仲間のリンパ球が たくさん現れます。 そのリンパ球からサイトカインという物質が放出され、炎症が起きます。 肺胞壁に繊維物質が沈着し、だんだん壁が分厚くなって酸素が通りにくくなります。 治療が遅れると、壁が壊れ、肺胞の構造が破壊されて繊維化し、 肺全体が硬く縮小して、肺の機能が失われてしまいます。 発症すると、風邪症状(咳、倦怠感、発熱など)を自覚するようになり、 から咳(乾性咳嗽)・労作時の息切れ(呼吸困難)・発熱などの症状が強く なってきます。 痰の少ない咳が特徴で、熱は微熱から39℃位まで様々です。 両方の肺で起こるので、酸素が血液中に取り入れにくくなり、 だんだんと息切れがひどくなります。 肺の広範囲で、繊維化が起きてしまうと、肺の組織が元に戻れず、 息ができずに、死に至ります。 息切れを感じた段階で、すぐに医師にかかれば、まず手遅れにはならないです。 早期発見・早期治療で死亡事故は、ほぼ100%防げます。 |
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| 間質性肺炎の種類 | ||
| ◆ 原因不明のもの ・特発性間質性肺炎・・・慢性・進行性の疾患。 ステロイドなどの治療反応性が悪く、予後が悪いです。 ・膠原病性間質性肺炎 関節や皮膚、筋等に広範囲の組織に病気を発生する膠原病の合併症で発症します。 多発性筋炎や慢性関節リウマチで多く発症。 他に非特異性あるいは未分類型間質性肺炎(NSIP)、剥離性間質性肺炎(DIP)など、 いろいろあります。 ◆ 原因の明らかなもの ・薬剤性間質性肺炎(抗生剤、漢方薬、抗癌剤など)。 薬剤性間質性肺炎は、早期発見と早期治療をすれば、ほとんど回復します。 (原因と考えられている薬剤は、百数十種類以上あると言われてます) ◎細胞毒性によるもの・・・抗ガン剤、免疫抑制剤など。 比較的長期の薬剤投与で起こることが多く、 薬剤自体あるいはその代謝産物が、細胞毒となって 肺血管、気管支、肺組織を傷害し肺炎を起こすものもあります。 ◎アレルギ−反応によるもの・・・抗生物質、抗菌剤、金製剤、抗不整脈用剤、漢方薬など。 比較的早期(薬剤投与 1週間以内)の発症が多いです。 薬剤を抗原とするアレルギ−免疫反応に基づく障害と考えられます。 薬のアレルギーが原因の間質性肺炎は、原因となっている薬を飲むのを止めるだけで、 ほとんど治ります。 安全のためにステロイド剤(副腎皮質ホルモン)を短期間使って治療すれば、 ほぼ全例が完治すると考えられています。 他に過敏性肺炎(夏型、鳥飼病など)、放射線肺炎など、いろいろあります。 |
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