ぐうたらナミの韓国旅行(出発編) --2001.5.2--



ようやく韓国日記を書き始める。
普通、小松空港(石川県にある、唯一の空港)発→韓国行きの旅費なんて
3万円ちょっとである。
のだが、さすがGW価格。
倍の6万7千円であった。
しかも、滞在期間は実質1日。
あまりにも短いので、5時間は長くなる、お隣の富山空港からの出発を選ぶ。

さて。到着した金浦国際空港は、最近出来たばかりという素晴らしくピカピカの空港で、
きょろきょろしていると、現地ガイドさんが迎えにきてくれていた。
(パック旅行ではないのだが、空港からホテルまでの送迎だけ依頼しておいたのだ。)
流暢な日本語を話すガイドのキム(写真左下)は、恐ろしくよく喋る人で、空港からホテルへ向う間の1時間30分、ずううううっと喋りまくっていた。

韓国で過ごすための注意点、その歴史などを延々語り続けるキム。
「あそこに見えるのが、電力会社です。
韓国の地図には掲載されません。なぜなら、戦争などが起こり、真っ先に攻撃されると
都市の機能がすべて止まってしまうからなのです。」

ふんふん。なるへそなるへそ。

大きく頷くワシとクニちゃん。
そこでキムが「何か質問はないですか?」と聞いてきた。
と、クニちゃんが口を開く。
ここで前もって伝えておくが、なぜかクニちゃんは初対面の人と会話するとき、単語の羅列になるのだ。

「どおして、赤とか青なの、お屋根?」

一瞬、きょとんとするキム。
慣れている私は『まあた、“お”が付いてるぜ、おい。“屋根”でいいじゃん、屋根でよう。』と心の中で呟く。
難しい質問をされると思っていたキムは、軽く肩をガクンとさせ、
「なにがですか?」と聞き返してくる。

「あのへんの町の屋根の色、とってもカラフル〜。」

クールなナミは聞こえないフリをする。
気のいいキムは「いやあ、あのへんは古い町並みですからねえ〜」などと答える。

その後、またキム博士のワンポイント講座が続く。
「新しい空港が出来て、その周辺にも徐々に住宅街が出来てきた。
でも、その必然性は感じられない。
韓国は今、とても不景気なので、それを打破する策をなぜ政府は出せないのか。」
快調に語るキム博士。

「おっといけない。なにかこれから韓国で過ごすにあたり、不安材料などありますか?」

そこで、またまたクニちゃんのひとこと。
「ガイドブックとか韓国のHPで見たんですけど〜。
焼肉屋さんで梨が出てくるのはどうして〜?」

またまたキムの反応は「へっ?」

続けるクニちゃん。
「日本では、梨は秋のものなんです。どうして韓国では一年中、梨があるの〜??」

気のいいキムはひとこと
「ビニールハウスで育てているんじゃないですかね。よく知らないけど。」
側で聞いてたワシは、居たたまれなかったッス。
いま、私たちは『日本代表なんだわ…』そう思うとより一層、切なくなったっす。
(でも、後でクニちゃんが言うには「ナミさんは全然キムの話を聞いている風でもないし、
『ここで私が何か言わなくては』と焦ったらあんな質問になったのよう〜。」てなことだった。ゴメンよ、クニどん。)

そんなこんなで無事、ホテル到着。荷物を片付けて、地下鉄の駅に向うことに。
不慣れな私たちを不憫に思ったキムが、駅まで案内してくれることになった。
が。駅まで徒歩20分。ミュール履いてるワシの足は素敵にのろい。
それとは反対に快調に進むキム&クニ。
もう、既にキムはクニワールドのとりこだ。

道の途中で“日本の商品を買うな”運動をしている団体に出会う。
無言になるクニ&ナミ(黙ったって、外見で日本人ってバレるんだけど)。
でも、キムはお構いなしに日本語をペラペラ話す。

その光景を見て、なんとなく韓国という国を理解したような気がした。

ようやく駅から仁寺洞(インサドン)にある『そまうる』という焼肉屋さんへ到着。
ここは“ソウル・ナビ”というHPですごく好評なお店。
店長の奥さんが日本人なので、ナゾの付け合わせも全部日本語で説明してもらえるし、
値段も他に比べると安いのだ。

その時、時刻は午後3時。
骨付きカルビはすんごく美味しいし、本場のキムチは素晴らしく辛い。
で、相変わらずのんびり2人組は、のろのろと焼肉を食し、冷麺の中に入っていた梨を見て
ナミ助は一人笑うのであった。
くすり。

さてさて、ちょいと長くなってきたので、ここらで一旦終了。
『韓国旅行・パート2』はこちらから〜。
『ぐうたらナミの韓国旅行・パート2』→Click


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