さて、G部長を困らせてばかりの私のように思われるかもしれないが、
そんなことは稀で、通常はその逆の出来事のオンパレードだ。
例えばのエピソード1。
毎日ハードな勤務をしていると評判の若手男性社員Sさん。
彼は社内で寝泊りをしているという噂もあるほどのハードワーカーであったが、
そんな彼が半休を取ると言い出した。
ま、そこまでは私と全然関係がないのだが
G部長のひとことで思いっきり関係させていただくことになる。
「ワシ、昼イチにSと話したいことが出来たんじゃわ。
奴、午後から半休取るとか言ってたから引止めといて」
ビクビクブルブル…。
G部長は怖くないけど、怒れる獅子Sさんは怖いよう。
泣きじゃくる私。
恐る恐るSさんにそれを告げると
「いいッスよ」
と明るいお返事。
さすがだわ、いいぜいいぜ!
と意味なく喜びを噛みしめているその時、出先のG部長からまた電話が入って来た。
「ワシ、今からご飯食べるんで戻り3時になるってSに言っておいて」
ヒャー。
それじゃあ、半休にならないぞお。
しかも、なぜそれをSさん本人に直接電話せず、私経由で伝える?