
のんびりナミのインド旅行

ちょろっと前の話になるがインドへ行ってみた。
無職になり、あまりにもヒマだったので「カップルだらけではない」という理由だけで選んでみたのだ。
ビバ、わし。
予想どおりにカップルなんかいず、パックツアーも私を入れてたったの3人。
私以外の2人というは、大阪からの男性2人組で見た目はチンピラ&ヤクザ。
最初は遠くから見ていた私であったが、すぐにアホアホ・トリオを組むことになる。
だってワーゲンちっくな車の後部座席に毎日10時間くらい3人ギュウギュウになっているのだ。
嫌でも仲は親密になるというものだ。
助手席から延々と説明をしてくれる、現地ガイドのジェームスの話も殆ど聞かず、
わしら3人は異常に盛り上がっていた。現地の人々もわらわらと後を連いては来るが、何もされない。
そう。インドは元々イギリス領だったこともあり、白人は珍しくないが逆に日本人は新鮮に映るらしく
どこでも追いかけられるのだ。
中でもとある大学内の資料館を見ていたときなど、気づけば10人くらいの若者に囲まれる。
人気者だぞ、わし。

しかし当時、チビTシャツが流行していたので、それを着用していた私は現地の布を巻きまくった女性には思いっきり睨まれる。
『オンナが体のラインをそんなにあらわにするなんて!!このアホ娘がぁっ!!』
…ということなのだろうが、彼女たちは、んもう真横に来てじっくりと睨むのだ。
泣いちゃうぞ、わし。
「インドに行くと人生観が変わる」などとはよく言うもので、でも、変わらない人間はちっとも変わらないというか、正直言ってなんの変化もなかった。
日本人女性が現地の男性を誘いまくっていて、現地ガイドのジェームスに「わたしに声をかけなかった(誘わなかった)のはナミさんだけでえす。」
などと本当かどうかワカンナイことを言われたりもしたが、
事実、宿泊先のホテルでも日本女性が現地の男性を連れ込みまくっていて、
そのことの方が人生観を変えそうだった。
さて、パワフル大阪人は、「食べてはダメですよ」という屋台のアイスクリームやホテルの生野菜を食べまくり
とうとうヤクザは腹をこわしてしまう。
一応、移動しないといけないのでホテルに着くとバタンキュー(死語)と寝込む。そんな彼を放っておいて、
チンピラと私はフラフラ夜のお散歩へ。しかし、ヤクザったらいつの間にか夜の外出をしていて
「その辺の店で“コールガール、プリーズ!”っつうたら、コーラが出てきやがんの」と後でぼやく。
そういえばジェームスが話していたのだが、
インドは階級制度があるので「殺し屋の子供は殺し屋に。娼婦の娘も娼婦になる。それが当たり前。」
なのだそうだ。
金持ちの家に生まれればラッキーだけど、娼婦の娘はアンラッキー。
なんだか日本が恋しくなる。
各地の名所を観光し、待望のゾウに乗る。
「阿片中毒にさせ、それでも命令に従わなければコレで刺します」
ゾウ使いの見せる“コレ”は目打ち状のもので、なんだかちょっとひいてしまう。
が、結局はキャッキャッと乗り、写真まで撮ってもらうワシ。非情なオンナだわ。
非情で思い出したが、インドでは手足の溶けていく病気というのが未だ蔓延していて
どこに行ってもそれをアピールして物乞いしてくる。
大阪人は気の毒がってお金を渡すが、それを「キリが無くなるから」と制止する私。
まさに鬼娘。
ついでに自分が異常にタフなことも判明。
毎日のカレーにも飽き、気づけば1日ロールパン1個とミネラルウォーターだけで気温30度をのりきる。
タフ&クール。う〜ん、素敵〜。
とかなんとか言って、帰国後に過労で病院通い。
わははは。
ワシって軟弱〜。
そんなワケでインド旅行の続編はこちらから。『のんびりナミのインド旅行・パート2』→Click
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