石 鎚 山 , 瓶 ガ 森
1.日時  平成12年10月20〜21日
2.記録
10月20日  姫路12:31========岡山=======15:10伊予西条16:13=======(バス)======石鎚ロープウェー17:08=======17:20成就駅--------17:33成就社(白石旅館)
10月21日  成就社6:05--------6:53前社森-------8:00弥山-------8:17石鎚山-------9:30東稜基部--------10:20土小屋--------11:00よさこい峠---------11:30伊吹山--------12:00シラザ峠-------12:50瓶ガ森登山口------13:28瓶ガ森13:50-------(西之川ルート)-----15:38常住-------16:30石鎚ロープウェー前17:22======(バス)=====18:16伊予西条19:25======(夜行バス)======翌22日6:20品川=======6:51東京浜松町

石鎚山をバックに瓶ガ森頂上

20日
 石鎚ロープウェーは17時までの営業だが,事前に連絡していけば、それ以後でも待っていてくれる。今回も最終バスの到着時間が17:05でロープウェーが17:00ではあまりにも効率が悪いので,電話で交渉したところ,待っていてくれるというではないか。うれしいね。
バスを降りて走ってロープウェー駅に行く。乗客は私一人だ。一人で乗るロープウェーも寂しいものだ。上がるにつれガスが出てきて一層もの悲しい。成就駅から夕闇迫るガスの中,成就社の白石旅館を目指す。夕暮れの寂しい山道を行くと数件の旅館(山小屋)の明かりが見え,目指す白石旅館に到着。
客はほとんどが明日石鎚山に登る登山者だ。夕食時,庭先に狸が出てきてらんらんと目を光らせている。毎日出てくるらしい。記念撮影などしている人もいるが,変な動きをするとすぐに逃げてしまう。慣れているといってもやはり野生だ。
酒を飲み早々と就寝。

夜明前の石鎚神社

21日
 宿の女将さんに朝飯を早くしてくれるように頼んだので,みんなが来る前に食べ終わり,早々に出発。
薄暗い中,山門をくぐって登山道をいくと間もなく最低鞍部だ。遠くに緑の綺麗な山が見える。いい山だな,また来る機会があったら登ってみたいなどと考えていた。が,実はこれが瓶ガ森だったのだ。非常に遠くに感じたので想像もつかなかった。ここから,よく整備された登山道を登ると休憩所のある全社森につく。ここから鎖場を登り前社森の岩峰に登る。正面には石鎚山が望め気持ちのいいところだ。登山道に戻り先を急ぐ。間もなく夜明峠,気持ちのいい草原だ。一ノ鎖、二ノ鎖などと登って行くと山頂白石小屋に着き,最後の登り(少し腕力も必要)を登ると弥山山頂だ。まだ早いせいか人がいない。
最高峰の天狗岳はすぐ先だ。展望を楽しんだ後,あまりルートはしっかりしていない西稜を下ることにする。ペナントを頼りに木につかまったりしながら急斜面を下る。岩と紅葉が掛け軸の絵のような素晴らしいコントラストだ。熊笹で覆われた登山道を下っていると,下から人が登ってくる。土小屋峠から登ってきたらしい。若い女性だ。よくこんなルートを一人で登ってくると感心した。その後,何人かの登山者に会った。このルートは登りには良いらしい。しばらくして登山道に合流。ここからはすごく整備された登山道を辿って土小屋峠へ。この道は石鎚山に登る最も楽なルートらしく登山者が多い。このことも土小屋峠に着けば全て納得だ。舗装道路が通っていて車で溢れているのだ。
 土小屋からは車道に沿った登山道(車道の上部数十メートル,深い樹林を通して時々車道が見える。)を通ってよさこい峠に向かう。途中の樹林が開けたところで,今から向かう瓶ガ森を遠くに望むことが出来た。だいぶ遠く感じ,これから本当に行けるのか不安になる,最後に舗装道路を少し歩くと思ったより早くよさこい峠へ着く。ここから再び山道を伊吹山へ。伊吹山の頂上は広い笹原で気持ちがいいのでしばし休息を取る。登山者はいない。
シラザ峠を越え急坂を登ると子持権現山の分岐だが,ここに中高年の登山者が大勢休んでいる。聞くと子持権現山を目的に来たとのこと。岩の尖塔で眺めが良いらしい。登ってきたらと勧められたが,時間が無いので先を急ぐことにした。舗装道路に出て少し歩くと瓶ガ森の登山口に到着。ここから頂上を往復するハイカーも多い。革靴でも登れそうだ。男山を過ぎて平坦な笹原を行くと待望の瓶ガ森の広い頂上(女山)だ。正面に午前中に登った石鎚山がどっしりと構えている。天気もよく気持ちがいいので,しばらく大の字になり昼寝を楽しむ。
 さあ、後は下るだけ。下山は昔からの西之川ルートと新しい尾根を行くルートがあるが,今は西之川ルートはほとんど使われていないらしい。そんなことも知らずに西之川ルートを下りてしまったからさあ大変。何度も道を見失い,その度に上に行ったり下に行ったりして道を探した。天気も悪くなりガスがかかってきたが,登り返すといっても今のルートを正確に戻れる自信は無い。仕方がないので時間を掛け、道を探しながら下ったのだが,こんな中でも楽しみがひとつ。人が通らないのでキノコ(ブナハリタケ)がたくさんあった。先を急いでいるので落ち着かなかったが,それでもビニール袋にいっぱいになるまで取りまくった。
常住のお堂までくれば一安心。最後は,砂防ダムの工事現場を抜けて林道に到着。後は延々と林道歩きだが,最終バスの時間もあるので,走ったりしながら先を急いだ。その甲斐もあってバスを待つ間に温泉に入り,ビールを飲むことが出来た。
バス停前の旅館の温泉は白濁した気持ちのいい湯だ。ぜひ入ってみることをお勧めする。

(おまけ)
伊予西条に戻るバスの中で,急に夜行バスで帰ることを思い立った。早速,電話してみると1つなら空いているとのこと。
しかし,夜行バスで帰る為には,伊予西条でゆっくり飯を食べている時間もない。駅でうどんを食べ,コンビニでつまみと酒を仕入れてバス停へ急ぐ羽目になった。
さて、夜行バスだが,先に述べたとおり満員である。おまけに私は背が高い(180以上)ので足がきつくてとても辛かった。しかし座席がほぼフラットになるので背の低い人ならば快適だろう。

石鎚山:天狗岳


西稜の絶景


熊笹の道、ルートが見えない。


西稜の末端から見た石鎚山。ルートは左側正面の尾根のようなところ。      


土小屋を過ぎた辺りからの瓶ガ森

感想
初めての四国の山。天気にも恵まれて最高だった。東北や関東の山と違った雰囲気も味わうことができたが,少しせわしなかった。次回はもう少しのんびりと訪れてみたい。