積み上げた石の数だけ祈りあり 赤沢富士(七会)

朝刊を見て唖然とした。今日,登る予定のダブル赤沢富士(桂村,七会村)のイラスト+写真が茨城新聞の紙面いっぱいに掲載されている。毎日新聞の元旦号以来,私の企画が脚光を浴び普及することは嬉しいような,先を越されるような焦りを感じる。

この赤沢富士も地図になく城里町役場に照会したところ位置図,現地写真,解説と最も充実した回答をいただきました。厚く御礼申し上げます。お陰で直ぐ分かりました。

県道鶏足山・片庭線を笠間方面へ向かい上赤沢に位置する鶏足山を目指して走る。鶏足山の中腹のピークが富士ヶ平山(通称赤沢富士)である。沿道に茶畑が多くなる頃,T字交差点右側に1b大の「鶏足山登山道案内図」が現れる。両側を茶畑に囲まれ長屋門のある民家が点在する中ノ沢林道を上る。鶏足山登山口案内板を経て300b走ると尾根筋の最高点に出る。ここの脇道から踏み後を頼りに起伏のある鞍部を東に5分ほど歩くと,積み上げられた小石を基礎にした祠がある。1809年に建立された祠は荒れ果て,浅間神社が祀られていた昭和10年頃まで「富士講」が行われていた面影を偲ぶことは難しい。赤沢富士は鶏足山登山の単なる通過点でしかなく,ただ寂寥感が込みあげてくるばかりである。

私たちは折り返し,弘法大師が護摩たきをしていた時,鶏が鳴いたという伝説から命名された鶏足山を目指して登り始める。南峰頂上は丸いピークで三角点と標識がある。下弦の尾根を5分歩くと北峰に着く。堆積岩の一部が露出しガチガチに風化した頂上で大きな樹木もないことから眺望は素晴らしい。足下には4つのゴルフ場銀座が広がり,水戸市街地から太平洋の海原まで望め,西側は日光や那須連山が遠望できる傑出したピークである。

                                 (天海敏徳)

<コース記録> 07年24日(日)晴れ 5名(檜山,渡辺,菊地,相良)

林道最高点(14:25)赤沢富士山頂(14:30)林道最高点(14:40)鶏足山南峰(14:55

鶏足山北峰(15:05)林道最高点(15:35